タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(30)
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コラボ曲1
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SNOW NOTE ユキノオト
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ピアノの精霊 SNOW NOTE (雪の音符)
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クミは今、同人誌参加コミュニティー、略してDO・SAN・COの会場にいる。
正確に言えば、会場のさらに奥にある控え室。特別控室に連れ出されたのだ。
この控え室は運営関係者と、特別な女性ゲストしか利用できない。
特別ゲストとは何か? それは女性コスプレイヤーの着替え、又はメイク室なのである。このDO・...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー7
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2009年の8月の中頃。栗布頓高校美術部の面々は、バスで40分揺られ、旭川市バスターミナルに着き、そこから市街中央を縦断する歩行者天国を徒歩で25分。70年代の匂いを残す、レトロな4階立ての建物が彼らの目指す”旭川ふれんず会館”である。
しかし、何となく気がついてはいたのだが、彼等が歩くのと歩を同じ...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー6
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授業が終わり、クミはいそいそとカバンに教科書やノートを詰め込んでいた。
放課後は美術部で部活動がある。夏休みに行われる同人誌即売会DO・SAN・COに配布する為の作品作りが佳境に入り、部員達、特にイラストを受け持つクミは大忙しだった。実際には日数にまだ余裕があるのだが、期末試験などが控えている為、ス...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー5
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1週間前、俺氏―――リンの祖父は突然倒れ、緊急入院した。
意識不明の重態だったが、昨日、わずかな時間であるが意識を取り戻し、かけつけた家族と、長年の友人である書生とヤンスを一時、喜ばせた。
そして俺氏はたどたどしい言葉でこう言ったのだ。
「ふふっ・・・クミ、お前の初音ミクが・・・もう一度見たい」
側...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー4
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その後も幾度も再生し、更に書生とヤンスが互いに競いあって自分の知っている曲の動画を再生しあい、気がつけばカーテンが必要ない程に外は暗くなっていた。
「あ・・・もうこんな時間! ごめんなさい。門限があるんです」
女子生徒は携帯電話で時間を知ると、教室から出よううとした去り際。
「あ・・・あのう」
3人...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー3
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50年前、2009年。
北海道の中核都市である旭川市。そこをやや南下した所に栗布頓町(くりふとん)という小さな町がある。炭鉱で栄えた時期もあったのだが、近代化に伴い石炭の需要は激減し廃坑となった。基幹産業が失われ、人口は十分の一程にまで減る。
それでも3000人の人口を残し、更に近隣に高校が無い為に...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー2
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リンはその光景をじっと後ろから見守っていた。そして、ぽつりとつぶやく。
「ま、マジかよ・・・」
化粧台の前には、見事なアーモンドグリーンをツインテールに結わえた美少女の後姿あった。グリーンの髪はもちろんカツラだ。
顔にはファンデーションを重ねて塗り陰影をつけ、アイラインを太く強調するペンシル裁きはな...ミラクルペイント キセキのバーチャンアイドルー1
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VM-1 緊急ミーティングの巻その③
登場人物紹介
初音ミク: 言わずと知れたボカロクィーン。漫才コンビ『ねぎめしMサイズ』ではツッコミ担当。お胸のサイズを相方によくいじられる。
米山マイ: まだマイナーだけど頑張るUTAU。『ねぎめしMサイズ』ではボケを担当。しかしあまりに無邪気で粘質なボケ...VM-1 緊急ミーティング③
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ネギとご飯と僕たちと
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前回の続きです。
VM-1に参加するミクと米山マイ、そして関係者3人の会話コントです。
しょーもない内容ですのであしからず。
登場人物
・ミク 言わずとしれたボカロクィーン。ツッコミ担当
・マイ がんばるマイナーなUTAU。ボケ担当。現在ノーパンらしい。
・アッツ シナリオ担当。鉄ネタが好き。キ...VM-1 緊急ミーティングの巻②
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ミク 「ミクでーす」
マイ 「マイでーす」
二人 「二人合わせて―――」
かんぴ「かんぴょうおじさんとネギメシMサイズだよ☆」
ミク 「……え」
かんぴ「ふむ……何だ?冷めてゆくこの空気感は」
マイ 「かんぴょうおじさん、私達のコント邪魔しないで!」
かんぴ「ふむ……正直、傷つくね、女の子にマジで怒...VM-1 緊急ミーティングの巻①
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窓の外に浮かぶ月は満月になる数段階手前。
その形に名前があるのだろうか?
ほんの少し足りない月を何で満たせば気持ちの良い真円になるのだろうか? リンが一生懸命話してる最中なのは分かっていたが、ミクはそんな事をぼんやり考えていた。
「―――原稿も用意できましたし、選挙活動の段取りも打ち合わせ済みですし...青い草 第10話C
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校舎の屋上。
空の雲は高く、気持ちの良い抜けるような青空なのだけれど
肌寒い空気は既にカーディガンが必要な季節。
風が何処からか運んできた落ち葉をコンクリートの床の上で
クルクルと躍らせているのをミクは黙って眺めていた。
濃紺のレタードカーディガンはミクには大きめで
袖からは指だけが伸びて両の手の平...青い草 10話A
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【前編からの続き】
「ほら、IA。帰るよ」
「え~~、まだ居たいです~~」
「帰る前に、そのポケットに隠してる私のパンツを返せ!」
ミクがIAのポケットからはみ出してるシマシマ模様の生地を
目ざとく見つけ引っ張り出す。
「う~~!、代わりに私のパンツ置いてきます……。だから下さい☆」
「いらん&やら...DTM! ―EP 6―【後編】
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ぶすり。
「ぎゃっ!」
カイトは制服を突き抜けて素肌の背中一点に激痛を感じて
自分でも驚く程に叫んでしまった。
休み時間にカイトの叫びで一瞬止んだ喧騒は
再びざわめきを取り戻す。
カイトは椅子に座ったまま何事かと後を振り向くと
シャープペンシルを持ち無愛想に立つルカがそこにいた。
「お、お前……、何...DTM!-EP 6-【前編】
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なんでやねん★
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【DTM!シリーズ】 ウィキペディア
現在絶賛連載中で『小説☆書こう!読もう!』コラボ内での
リレー式連載小説。
正式名は【Desk Top Mymaster! 机の上のお姫さま!】であり
あらゆる文章形態で
発表される多人数参加型小説である。
基本フォーマットは出来てるものの、担当作家による
独自...【DTM!シリーズ】 ウィキペディア
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いつもと変わらない朝。
アクビをしながらカイトは机の上に
たっぷりと淹れたばかりのコーヒーの入った
大き目のマグカップを置き、PCの電源を入れた。
液晶画面にはミクのキメ顔でポーズを撮った壁紙。
「……あいつ、また勝手に壁紙変えやがった……」
この画像はミクがカイトを散々つき合わせて撮ったものである...DTM!-EP1-
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ナツ★ミク
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夏ミク
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【卓上のお姫さま】
"SAUND ONLY"
黒い画面にはその文字が浮かび
よく耳を凝らすとPCのスピーカーからは
ゴソゴソと物音。
「―――ちょっと!あんた何モタモタしてんのよ!」
若い女の子の声が急に聞こえてきた。
「い、いや、大丈夫……アレ?おかしいな……」
次に頼りなさげな男性の声。...DTM! -EP 0-
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グスン、グスンと電話先で泣いてるのは
年下の友達であるミクであった。
僕は布団に潜り込み、まさにこれからノンレム睡眠に陥る瞬間に
電話のコールに叩き起され、かれこれ1時間程
ミクの泣き声交じりの愚痴に、つき合わされている。
毎度の事だが、ミクは彼氏とケンカをしてしまい
「ねえ、カイト君……。もうダメ...君の味方
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【青い草】 第6話 「シンデレラの決断」後編
放課後の鐘が鳴り響く中、ミクはきょろきょろしながら
新聞部の前の入り口の前で、中を覗いていた。
メイコには立候補を取り下げる事を言ったものの
やはり何か気がかりになり、一人こっそりと偵察に来たのだ。
(一体、どんな堅物が立候補したか気になるじゃない?)
...青い草 第6話【後編】
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【青い草】 第六話 「シンデレラの決断」前編
もともとは裏表も無い活発な女の子だったミク。
膝にはいつも絆創膏。
男の子に混ざって野球をしたり近所の水路を冒険したり。
日が暮れるまで泥んこになって遊んでた元気な小学生。
学校で毎年恒例の演劇発表会で、ミクのクラスはシンデレラを
やる事になり、ボロ服を...青い草 第6話【前編】
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ごめんね!ありがとう 出逢ってくれた
さよなら!ありがとう って言えたらね…
桜の花びらに溺れそうだって
あなたが言ってたね 覚えてる?今でもね 忘れてないから
薄手の コートの 袖から はみ出てた
白い指に触れたらね 私の手 冷たくて 脅かせた(おどかせた)
ホントはね 知っていたんだよ
君の気持...ありがとう
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『街のハミング』
【A1】
窓を開けそよ風を 招いて
瞬きもせずに 雲を眺める
退屈が忙しいのも
毎日 少しずつ 慣れてきた
【B1】
高いビルが意地悪する 太陽 背伸びして
かすかな温もり 両手に受け止めて 君に送るよ
【サビ1】...街のハミング
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― 雪あかり ―
雪の草原 僕の足音 ああ月明かり滲み無言(しじま)の夜空
君の輪郭 なぞる粉雪 あの砂糖を降らせた ショコラケーキのような
マフラーに埋まる君が 儚く華奢で
とどまる言い訳 釘打つ心音 夜が包む
つぶやいた言葉は罪深くて 誠実な過去さえ許されず
僕を咎めてる 白い息
うつむいた視...雪灯り