タグ「歌詞」のついた投稿作品一覧(89)
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瞳閉じる度 夢に見る全て
此処にないままで月日は過ぎた
月に照らされた小指を絡めて
契り交わしても夜は明けてく
これが定めだと云った唇が
泣きそうに震えていた
儚く散るは ふたりきりの秘めた月光
温もり霞んで 消えていっても
涙に滲む 遠ざかった後ろ姿が
腕を伸ばしたら全て裏切るのに...月華(/不採用)
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手にした想いを束ねて
僕はこの手紙を何度も読んだ
遠くまで来てしまったと
空を見てようやく気付く
願った未来が叶う日など来なくても いつも
描いてた夢のかたち
背中を押してくれたことも
離れない揺れた声も総てが
結んだ小指は離れて
僕ら別の道を歩き始める...机の中のリモニウム(/採用)
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西から壊れる天 誰かに望まれた未来
繰り返す定めと知り 少女は眠る
醒め褪め泣き出す声 記憶の片隅の終末
何度でも絶望して 少女は眠る
ひとりきりの断頭台 そこに在る世界の果て
僅かな距離に目が眩む 聞こえているなら どうか
きつく絡んだ結び目を 優しい笑みで解いて...bouquet of the prayer for xxx(曲有り)
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夕々、病弱だ。
すぐに微熱に浮かされて。
陸を泳ぐのは、苦手だと。
笑う僕の、寂しさだ。
次々、廻っては。
これが最後だ。呟いた。
何度も言葉を裏切った。
君のこと、こんなにも。
好きだったはず。
なのに、おかしいな。...迷々、君のなか。
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迷ってばかり 歩き疲れて
帰り道は 見失ったの
右足を出して やっぱ戻して
首を振って 強がった
もう君ばかり願いながら
凍えそうな夜に眠る
此処にひとり覚めない夢を見て
薄汚れた言葉を撫でる
目印なんか 何もないから
二度と君に 会えないのかも...目眩5時、滲む灯り。
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要らないものなど、ないと。
何度目かの嘘を吐く。
僕がなくしたあの日の世界には、
背中を、向けたまま。
ずっとさ、守ってたもの。
壊れそうな白い殻。
傷付かない強い僕になりたくて。
今やテクノロジーの洪水で、
さよならさえ手渡しできずに。
逃げて。逃げて。逃げて。...こゆびのゆうぐれ
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ノイズ 半月の夜
口遊む音が揺れる
おやすみから さよならまでを
何度も 思いだして
アルカディアを待って
指を離したまま
消えそうな温度だけを
遠ざかる足音 ゆるい呼吸で
あの日に 呟く
いなくなる背中越し...それだけ
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やっぱまだ見つからないや
握ったその手を離す嘘を
何回夜を潜り抜けて
憂鬱に弱った午前五時
きっとそうだ運命じゃないんだ
だってこんな胸が痛む
陳腐な言葉も交わせない程度の
ふたりの距離が遠ざかる
正当化した臆病で
解りたくない限界を隠した僕と...終末ドリーマー
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綺麗なものになりたくて
愛される僕になりたくて
ふと掴んだ夜の風
どんな色を滲ませたの
君のためなんて気取っては
見え透いた嘘で強がった
いま背中に口づけて
こんな恋を終わらせたよ
止まった音 軋んだ歌
脆弱な未来は崩れたまま...嘘吐きピーター
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まだ思い出せるのは いちばん大事なものだから
褪せても輝くストーリー さよならは言わなかったね
きっとぜんぶが運命で ならいっそ夢で良かった
ちょっと短すぎた恋と 一人分の愛
真夜中の逢瀬は最初で最後
夜更かしだいすきシンデレラは
崩れた時計塔の日を待ってる
何から伝えれば良いか分からないぐらいに
...a day
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明けない夜はないよ 何度も願うなら
此処から動かないよ 約束してるから
透かした終わり方 望んでないのにな
いつまでも忘れないと 目を閉じて笑った
ゆら、ゆら 聞こえない
ぽろ、ぽろ 止まらない
会いたい 君がいる
会えない 君がいる
まるでポーラーナイト ぼくが沈んだ
淡い静寂とモノクロの世界...ポーラーナイトとさよならのユメ
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駈け出した街に取り残された
しがみついたら振り払われた
少し伸びた爪が痛くなって
追い掛ける気にならなくて
結局僕は、僕ばかりだ
「異常」な僕にはココロがあって
そこだけは多分正常だ
「異常」だと言った君を想って
その通りでいようとした
詰まらない声に取り囲まれた...ルーラ
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抱えた想いは捨てられなくて
燻ったままで此処にいた
君のため描いた未来の果てなんて
残される前に隠してきたよ
いつまでも 見つめては 繰り返した
晴れのちいつかは君だけ思い出す
遠ざかる日々の名前を知っている僕は
掠れた声を吐き出すことさえも
上手くいかなくてこのまま さよなら
些...晴れのちいつか(/不採用)
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忘れた振りをして 裸足で駆け出した
沈んだあの空も 霞んだあの声も
結んだ左手で 象る約束が
滲んでゆくのなら お別れ言わなきゃな
いつかいつの日か こんな想い出も
いつかいつの日か 笑う夜が来る?
傾いた重心で 追えるはずないけれど
揺らされた眸には 愛しさが零れてる
些細な口付け...ハロー、(/不採用)
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街に汚された 空が泣いている
君は目を閉じて そっと旅に出た
やがて見えた場所 ひとり立ちすくむ
僕と目が合って 尾びれ振ったんだ
あの日の夢はいまも
そう理想のままに 生きれないけど
もがくぐらいだって 別に良いの
窓から外を見る 顔は寂しげで
僕は目を閉じて そっと唄い出す
変わらぬもの探して...窓際のクジラ(/採用)
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「さよなら」を言って キスをしたけど
なくなる温度に 涙が出た
屋上の片隅 もう一度だけ、と
そっと願ったとき 指が触れた
困ったように 微笑む君が
幸せそうに見えたの
「笑って」なんて 君が言うから
霞む視界が直らなくて
「さよなら」の先は 誰もいなくて
本当の意味に 心が泣く...指先の温度(曲有り)
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目蓋の裏を駆け抜け
恋に溺れぬ、と
逃げ出した薄明の背
焦がれるほど散らす
遠回りの帰りで
すべて忘れてしまおう
懐かしい声の音ならもう
遠く消えていった
朝靄を掻き分けて
いつか眠りと...朝靄のなかで(/不採用)
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明日晴れて寒くなかったら
思い出の海に行ってみようか
ずぶ濡れになって子どもみたいに
日が暮れるまで遊ぼうか
夜の海はきっと綺麗で
くらげも月のように白く光ってさ
そうしてできた煌めく道を
君の手を取って歩こうか
夜明けの空は変わらなくて
光が目に沁みて涙が出て...be in my side.
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甘やかな記憶だけで
私は生きていけるの
始発電車を眺める窓辺
ひとりごちたその横顔
忘れ去られた街角
緩やかな弧を描き消えてく
群青の空の群れはいつも
誰かの合図で逃げていく
そのままで良いよ
ね、もう 終わりで良いんだよ...揺り籠
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そのまま指を切るのさ
泡沫数えて
総てをなくすまでには
僕らを辿るよ
揺らいだ声を束ねた
足場を作れば
ふとした夜に浮かんだ
記憶に沈めて
曖昧なら何処までも行ける
眩んだままの未來の隅で...テンダールーム (/不採用)
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強い陽射しを避けるように
君は此処で海月になった
少し前を歩く僕は
そんな君と此処で別れた
変わらない想いで傍にいること
こんなに明快で困難なままで
偽りだらけの脆い空間に
愛を残すことさえ出来ずに
不器用に紡いだその言葉は
すべての言葉のほんの一部で...only you know.
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いまも解れた糸が 僕の手に絡まっている
あえてそのままにして 泣きそうな空を見てた
此処でさよなら、なんて どんな顔してもきっと
褪せた視界を飾る 幕切れで君をなくす
穏やかな声を 髪留めで纏めて
眠った振りでも 近く遠い夜の夢に沈む
すべて愛せた日々は 限りない音に触れて
いつも隣で響く 指先に熱...ラストロール(/不採用)
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僕の死にたい気持ちで
君が笑えたら なんて
あくまでも冗談みたいな風で
これを言うのはやめよう
最後の手段まで取っておこう
仮初めの愛より奥の手です
おひとついかが?
ねぇ 眠るよりも早く抱き寄せて
離れたら消えちゃいそうだから
嘘なんか吐かない なんて嘘...1010
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消えた花の名を 探していた誰かを
音もなく揺れた夢で
どこかで待つから 小指を色付けて
誰かに触れる為の 目印に
振り向く先には 嘘もない ただの影
ひとつのその姿 悲しい
何もないことすら 気付かない振りして
小さく蔑んだ 心の隅でまだ
消えた花の名を 探していた誰かを
揺れる波...フェザンレーヴ(/採用)
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傷付けた日々に 終わりをつけたくても
忘れられなくて
焦げた花の痕 飴色滲んでいく
目を伏せるだけ
無くしたものを壊れた腕で
千切れる程に抱いてよ
眩む視界 暗く狭い部屋で 強く揺れる声を影が吐いた
暮れる世界 遠く霞む光 聞きもしない嘘を吐いてさ
塞がれた夢を 抜け殻の君がいま
連れて離れてく...Re:beat(/採用)
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手放した その温もり 曖昧な笑みで
罅割れた 心の隙 漏れ出した鼓動
帰らない日々を 帰らない君を
「せめて幸せに」だなんて
口癖にしたよ
泣き声は 夜の蒼に 隠されて消えた
いつの間に 君のことを 世界になぞらえて
棄てられた夢は 箱庭で朽ちて
もう二度と会えないとか
口遊んでみる...ラクリマ(/不採用)
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A)遠くで広がる海 いつも傍で笑ってた
それは泡の日々で こんなにも優しく
もう隣で生きると 強く握り締めた指
それは泡の日々で こんなにも脆いの
S)横顔に差したオレンジ 君を連れ去るのを見ていた
強がりが出した「またね」は 夜の始まりに溺れていく
A)花の音聴いてた日々 頼りのないくちづ...dusk box
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夢を見てる間だけ
会えるなんて泣きたいね
拙い言葉重ねたら
いつかは届くはずだから
「私はここにいるよ」
青空に浮かんでるあの街へ
飛び立てる羽はまだないけど
飾らないこの唄が響くまで
それまではここで笑っている
どうか、君は...ヘヴンズブルー(/採用)
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ラジオから吹き出す 歪なノイズ
震えてる ぬるい吐息を 嘲笑うように
聞こえない振りでは 過ごしきれない
窮屈で 小さな世界 鳴り響く声
音もなく 泣いて 泣いて
この部屋には 夜明けの陽は来ないよ
雨が降る 街に 僕に
穴の開いた 傘は なんの意味もなくて
嗚呼 鳴り止まぬ叫びに 膝を抱えて
塞が...ラジオルーム(/不採用)
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A)囁き声に埋もれるぐらいの
そんな弱々しい涙なんて
重力の右腕に引かれては
また 花を濡らしていく
日溜まりの方へ駆けていくのなら
それを引き留める術はなくて
水底で浮力を突き放して
もう ここで褪せていたい
B)ひとりよがりな願いを 「恋」と呼んだ
S)君に...水底のカラス