せいえいの投稿作品一覧

-1A'-
ふわり朝の匂い　静かな夜明け
淡く儚く舞う　ささやかな夢
白い雲に身を任せ風に乗り
高く高く飛ぼう　世界を繋ぐ空
-1A-
泡のように弾け消えゆく日々を
想いながらそっと瞳を閉じた
明日の行方闇雲に求めても
暗い未来くらいしか見えないの...

-1A-
土曜日の昼下がり
母子(おやこ)は和やかに
寝息を抱きしめて
すやすや夢の中
春めく放課後に
絡まる知恵の輪を
解いて詰め込んだ
あなたと二人きり
-1B-...

-1A-
誰かが流した涙が胸に
残した悲しみ今でもほら
-1B-
無駄に締め付けるだけで
意味など無いから
-1サビ-
崩れかけた夢のカケラをただ今はひたすら探し
誰もいない町をただただ駆け抜け
何か変えたいならそこに飛び込め...

-1A-
晴れた昼休み　なのになぜかな？
止めどなく溢れる涙が流れて　メランコリー
誰もいなくなる　朱色の教室
心映すように日が沈む
-1B-
下がる気温
凍える手で掛け違えた現在(いま)
すれ違うの　そんな毎日
-1サビ-...

-1A-
昼の二時を指す針
穏やかに現在(いま)を刻み
空の虹を指す晴れ
鮮やかに青を飾る
常に眠らぬ街を
華やかに染めるネオン
闇に溶ける黒猫
すやすやと夜に眠る
-1サビ-...

-1A-
今から始まる筋書きの焦点　ピンボケして
儚くここから消えそうなの
-1B-
クライマックス
形式言語で管理されてる
そのアルゴリズムを
-1サビ-
(辿る)
この世界の中で...

-1A-
ユラユラと視界が揺らめいて
瞬きをする度に雲間を抜ける光
-1B-
クルクルリとパラソルだって
七色に浜を染める
波も貝も胸を弾ませ
その日を待つ夏蝉
-1サビ-
あなたの声が聞こえた時...

-1A-
週末に伸びる影
空を閉じる雲
藍色に染まる街
気の抜けた空気
-1B-
何も無く過ぎる日々
何も無いこの心
あの日無くしたものは何処へ
向かえば見つかるだろう？...

※括弧内の数字は文字数です
※リンパートは頭に空白を入れてます
-1A-
気付かぬうちに僕達は(12)　お互いを比べてた(10)
始まりは(5)　どこにある？(5)
　　隣り合わせに語り合う(12)　歪なコントラスト(10)
　　起伏の激しい(8)　白と黒(5)
-1B-
君が鳴らす(6)　不埒な音...

-1A-
そっと　夜に雨が降りだす予報
きっと　世界さえも霞んでしまう
-1B-
濡れる私　まるで撫子(よ)
-1サビ-
誰もが酔い見惚れる　魅惑の色
そんな衣着飾り　幕は開いた
-2A-
もっと　熱くさせて　太陽よりも...

-1A-
「あの頃は知らなかった」って
そんなありふれた言葉を
素直に聞けなくたって
今はいい
緋色の夕暮れを以て
影を路地裏に隠せば
違いに気付くのきっと
そよぐ風
-1B-...

-1A-
「あの頃は知らなかった」って
そんなありふれた言葉を
素直に言えなくたって
今はいい
目の前のリアルを切って
それを窓辺から投げれば
空に消え行くのきっと
揺れる雲
-1B-...

-1A-
静かな夜を照らす星明かりの中で
空に手を伸ばす
ひとつの星に手が届きそうな気がして
思わず駆け出す
-1B-
丘の上から見える街の灯りはまぶしい
けどね　負けないくらいに夜空の星も輝くの
-1サビ-
無限に広がる空は果てしなく遠いけど...

-1A-
あの頃夢に見てた
景色にあなたがいた
広がるこの世界は
どこまでも続いてた
-1B-
輝く未来　お日様みたい
あなたが望んだ光
それなのに振り返る
姿がそこにある...

-1Aメロ-
季節は巡り　過ぎ去りし日々
共に歩いたこの並木道
-1Bメロ-
春には出会いが舞い
夏には星が光る
今でも憶えてるから
そっと奏でよう
此処で
-1サビ-...

-1Aメロ-
全てを伝える術を探しても
僕には拙い形振りだけ
全てが曖昧　御託並べても
両手に残した　その温もり
-1Bメロ-
繋ぐ何か
限りは無かったって
不意に知るよ　今
-1サビ-...

生み出したこの地面から
這い出したあの日の生命
週末のその切れ端に
付け足した僕ら（私）の未来
「繰り返すのは　あの日の言葉だけ」
それを語るは　とある学者の論
怠惰に塗れ　黒く塗り潰す日
繰り返しては独り夜にすがるの
錆び付いた　昨日から
射し込んだ　夕陽の陰り...

―1Aメロ―
古びた時計
告げる零時に
誘う　彼方
本の間を
吹き抜ける風
十六夜　ヒラヒラ
―1Bメロ―
いくつも重なり合った
景色にわずかな追憶...

「暮れる、紅」
暮れる紅
僕は消したくない
だんだんと変わり行く風景を
忘れたくない
色彩も何も無いスケッチ
そこに舞う一様な僕の心情を
描き留めたいと
芸術の秋が集う
消えかけた君の微笑みを...

さぁ今始まる　こんな夜明けに
とある天使のライブのプレリュードが
ほら　聞こえる
雨のリズムに乗せて揺らめく
天使の歌声
流れる言葉の意味を熟々思えば
激しさ増す雨音に心もユラユラ
濡れた頬から雫零れた
ひとつ生まれた
旋律の調べが...

―最初―
今ここにあるだけの
月日の欠片を並べたら
失われた君の笑顔に　また会えるかな？
舞い散る春に煌(きらめ)く夏
染まる秋に積もる冬にもないの
―1Aメロ―
路地裏の街灯
今にも消えそう　でも
小さな白猫を照らすの...

「十六夜アンソロジー」
平日の昼下がり
毎日の教室の窓側の一番後ろ
窓から吹き込む風
揺らめいてるカーテン
それとなく生まれる眠気
君は呑気に寝てるよ
夜になっても朝になっても
変わらぬ故に止まった
進まない時計に...