タグ「コラボ」のついた投稿作品一覧（24）

晴れているのに　マイナス３℃　　
光と温度は　比例しないね　　　　
真白に積もった　反射がまぶしい　
君の笑顔じゃ　ないけれど　　　　
君と出会った　時も雪道　　　　　
足取りはまさに　調子っぱずれ　　　
よれて埋もれて　滑った拍子に　　
君を道連れに　しちゃってた　　　
君と一緒...

万年の朔　億年の望　
有情の月が　巡る
万年の風　億年の雨
晒されてきた　大地
怒りも嘆きも　剥ぎ落ちて
時の記憶　だけが残る
海が凪ぐのは　嵐の反動
永遠に息づく　地球の波動
この身も　砕けと
幾度でも　打ち付けた...

見たことのない
明るさの夜
あの街が
輝いた
灯りが消えて
俯く人の
悲しみを
和らげる
月の光
月の光...

Ａ
歌いたくなる星空
光り輝く
二人見詰める星達
未来射し続けてる
Ｂ
冷え込んだ胸を抱き
凍てついた手を握り
悴んだ頬寄せて
思い合った日々の...

【１Ａ】
観ているお嬢さん聴いて
チャンネル変えないで聴いて
本日商品はこちら！
お腹お肌綺麗長ネギ！
【１Ｂ】
健康食品は数あれど
当社の絶対の自信作
長ネギ使って綺麗になろうよ！
【１Ｓ】...

ご飯は天下のコシヒカリ
茨城県産コシヒカリ
日の丸かたどる紀州梅
飲み込みそうだぜチビ小梅
メインディッシュはメンチカツ
昨日と同じメンチカツ
メインディッシュのメンチカツ
衣が分厚いメンチカツ
日替わりって何だ
何が変わったんだ...

山彦が　谷川に融けてく　朝まだき
燕の子　待ち続けてた風　吹き始めたよ
夏が往く　ヒグラシの声だけ　木霊して
秋が来る　もうすぐ山は　ほら　彩なすの
翼広げて　疾風捉えて
真南の　光求めて去る　時が来た
親鳥が　望み託した子が　旅立つよ
見送りしよう　レールスターで
競争するよ　レールスターと
並ん...

出会いから　お互いの　世界は
見たことも　ない宇宙　素敵な
広さと
高さと
深さの
愛情
触れ合って　求め合い　二人の
満たされる　内宇宙　素敵に
いつまでも　お互いの　世界は
見たことも　ない宇宙　素敵な...

８月２７日
　暑い。
　とにかく、テントが作る影の中から出たくないと、レンは思っていた。昨日の大会の優勝慰労会だかなんだか知らないが、できるだけ放っておいて欲しい。そっとしておいて欲しい。それなのに、何で自分はこんな所で女どものビーチバレーなんか見ているんだ？泳ぎたいわけでもないし、眠ろうとしても暑...

着信。
カイトからだ。
「なあに？　…　うん、空いてるよ　…　えー？ゲントウ？どこいくつもり？　…　あ、そう…　うん、取り敢えず期待しとく(笑)　…　うん、じゃ６時にね」
厳冬モードって、ついこないだ冬物仕舞ったばかりなのに。一番あったかなのは…ロングダウンか。はぁ。どこへ連れて行くつもりなんだろな...

８月２６日
号砲が鳴った。
スタートブロックはまずまずの感触。
緊張せず自然に重心を移動できたようだ。
手足のリズムも良い感じ。いける。
上体の起こしもうまくいった。
空が見えてきた。
ゴール方向が太陽か。少し眩しいな。
第三コーナーのカーブが気持ちいい。
もうアウトコーナーの連中も抜き去った。...

ウタください　ウタください　小さなウタを
ウタください　ウタください　微笑むウタを
ららら
あなたのもとに来てから　カラオケなんかして
それはそれで楽しいけれど
私やっぱり私の歌歌いたい
だから
ウタください　素敵なウタ　あなたのウタを
大好きです　あなたのウタ　
一生懸命　歌います...

３月１７日
翌日はクリプトン学園中等部・初等部の卒業式で、朝のうちからその準備に全職員が慌ただしく奔走していたが、それもやがて静かになった。
日没。
職員たちは銘々、ライトアップされているキャンパス中央の桜に集まってきた。
「いよいよ明日ですね」
「あの子たちとも明日限りなんですね」
膨らんだ桜の蕾...

４月１５日
　程よい風で学園内外のソメイヨシノの花びらが舞っている。そろそろ桜花の季節も終わりのようだ。
　女子だけの特別授業が終わって、ハク先生が数名の生徒に囲まれお喋りをしている。ネルはといえば、終わるや否や窓を開けてケータイのカメラを起動していた。男子がグラウンドでサッカーをしていたのだ。
　...

平安の地の　桜として生まれ
動けぬ身を揺すりて　君に想い寄せる
千の年月　億兆の逡巡
希み只君ひとり　絆の糸手繰る
人に姿詠ませ　鳥に種含ませて
風に花びら乗せて　想い託して
まだ見ぬ君　愛しき桜よ
空高いか　風薫るか
人に姿詠ませ　鳥に種含ませて
風に花びら乗せて　想い託して...

４月５日
　
　清明な朝。
　クリプトン学園の校門へとつづく坂道の桜並木は、そこを通る者の目をしばし留めさせるに充分なくらいに咲き誇っているが、その桜に目もくれず必死に坂道を駆け上がる、中学生用の鞄を背負った少年と少女がいた。
　走りながら、遅刻しそうになっている原因をお互いなすり合っている。
「…...

５月１０日
　昼休み、校舎の屋上。
屋上では、特に友達との約束事がなければ、レンはたいがいキャンパス中央の桜を眺めている。桜から最も近い場所を定位置として。
レンは腕組みをした状態で120cmほどの高さのコンクリートフェンスの上に腕を預け、顎を交差した腕の上に乗せて桜を眺めているのが好きだ。もうすっ...

７月４日
　クリプトン学園中等部では期末考査真っ最中で、生徒は皆頭を抱えているが、下旬に始まる中体連の準備に追われている生徒たちは、もっと頭を抱えている。勉強しなければ高等部への進学は難しくなるし、練習しなければ大会は後悔の大海だ。記録か、成績か。なかなか二兎を追うのは難しいものだ。
　そんな中、レ...

学校法人　山羽　聖クリプトン学園は日本の温暖な気候の田園都市にある。
高等部・中等部・初等部・幼稚部を持つ一貫教育の総合学園。学舎はすべて市北部の丘に立地、広大なキャンパスを形成している。
キャンパス中央には桜（エドヒガン）の巨木があり、学園職員や生徒たちの憩いの場になっている。最初からそこにあった...

忘れ得ぬ日々　重ねた物語　
今まさにその幕を　降ろそうとしている
一人一人の　千日物語　
今旅立つ前に　詩（うた）　歌い語ろう
青雲の想いもて　錬成も　早三年（はやみとせ）　
色褪せない望みは　決（け）して変わらず
北へ帰行する　白鳥飛び立つ　
風に乗せて　紅（べに）を差そう
南より来る　燕の降り立...

この坂をふたりで競走したよね
花吹雪　勝ったら掛けてもらうって
いつだってゴールは一緒だったよね
どうしてって手と手を繋いでいたから
突然君は去った
無情の煙を追った
散り去った私の心
花びら　もう戻らない
泣けない　悲しすぎて　　　　　　さくら　さくら　わたしのこころ
ごめんね　素直じゃないね　　...

君を巡る愛のorbit
立ち止まれば堕ちてく
惹き付けられて　もう逃れられない
強く高く速く走り続ける
眼差しが仕草が　自由を奪う
僕を捉えて放さない重力

心破れて歩いてく
夕焼け色の坂道で
無邪気に風と遊んでる
たんぽぽの花たちを見た
花びらのひとつひとつが
精一杯陽（ひ）を受け止めて
黄色い光の笑顔で
風の囁きに歌ってた
微笑みあげる
勇気をあげる...