気が向くと小説書いてます。 HPにうpするのは何気なしに出来るのに、ピアプロとかに投稿するのは怖い子です。 個人サイトで静かにやってたりやってなかったりするので、 気が向いたら見てやってください。 DL用にアカウント取ったけど、気づいたら超がつく短編の晒し場になっているようです。 ■- sky heart - http://runaqua.nobody.jp/ ■pixiv(模写ばかりなのでピアプロに投稿していいかわからないからとりあえずpixivだけの活動なのです) http://www.pixiv.net/member.php?id=791653 ■歌わせてもらったやつ(ニコ活動は最近ありません。基本アカペラ一発) http://sayuhara.jugem.jp/?cid=5
プロフィールを見る投稿作品9作品
もっと見る-
ふんわりと。
-
普段から、メイコとカイトの仲はよかった。付き合っている、とかじゃなく、ただ純粋に友達として。
「ホントお前ら仲いいよなぁ……」
マスターを置いてきぼりにして話す2人を見て、マスターはしみじみと言った。
「俺も彼女欲しいなぁ……」
心なしか、マスターの目はどこか遠くを見ている。
前に聞いた話では、バイ...マスターのいない世界/MEIKO
-
姉のリンがおかしくなった。
マスターが、僕らの前から姿を消してから。
「先に寝るね」
そう言ってリンが部屋に戻った後、僕とマスターだけが残ったリビングでマスターは呟いた。
「疲れた……」
その頃のマスターは日を重ねるごとに痩せていって、心底疲れた表情をしていた。
「何かありました?」
少し悩んだ後に...マスターのいない世界/鏡音レン
-
マスターが家に帰らなくなって、1年が経つ。
「レン、レン。マスターは? ねえ、マスターは?」
家に帰らなくなって1週間くらいの頃は、たまに聞くくらいだった。
それが今では、四六時中聞いてくる。
リンの問いかけに、レンが答えたことは、1度もなかった。
「ますたー、ますたー、ますたー……」
ある日レンが...マスターのいない世界/鏡音リン
-
その日、ミクは買い物に出かけていた。
最近は少し寒くなってきたし、夕飯はお鍋にでもしようかと思っていた。
「マスター、帰りましたー」
玄関で靴を脱ぎながら、ミクは声を上げる。しかし、返答はない。
「マスター?」
ミクと一緒に煙草を買いに行くと言ってマスターは家を出た。煙草を買うだけなら、ミクより早く...マスターのいない世界/初音ミク
-
外は、雪でも降るんじゃないかという寒さの日。
落ちつかない様子のマスターの家のチャイムが鳴った。
バタバタと玄関まで走っていくマスターを、ミクはパソコンの中から微笑ましそうに見守る。
部屋に戻ったマスターの手には、ダンボール箱が。
ミクもつい気になって、身を乗り出して何が入っているのか見る。
乱暴に...Uninstallation
-
毎日のように、マスターと女性は通話をしていた。
そのたび、ミクは話を聞かないようにした。
聞いてしまうと、悲しくなるから。
ふと、会話が止まった。
そしてマスターは、ミクを起動させた。
無言で、マスターは黙々と打ちこむ。
ミクは、打ちこまれた歌詞を読む。
相手を満足させられない自分への憤り。
他の誰...恋の詞 3
-
あれから結局歌詞は完成せず、ミクも触れられていない。
そしてマスターはというと、誰かと通話している。
相手は、女性。
話しているマスターはやけに楽しげで、時折顔を赤らめた。
それを見たミクは、チクリと心が痛むのが分かった。
(……?)
だが、痛む理由は分からなかった。
クスクスと笑いながら話す2人。...恋の詞 2
-
これはまだ、私が体を持たず、データだった頃の話……
---
歌う機械、VOCALOID。その中で1番有名と言っても過言ではない初音ミク。
大量に生産されている初音ミクの中の1つが、ある男性の手元に届いた。
「おー、ミクだー……」
そう呟くのは、このミクの購入者。マスターと呼ばれる立場の人間だ。
マス...恋の詞 1