今日も天気がいい。こういう日はのんびりと過ごすのが一番だよね!
なーんて思いつつ、うとうとしているとカイトがやってきた。
「マスター」
珍しく真剣な顔。どうしたんだろう?なんか私悪いことしたっけな・・・。
「昨日、どこ行ってたんですか」
ああ、そうのこと。そういえば、昨日は・・・。
「結婚」
「ふぇええ!?」
「ちがった、結婚式だよ、式」
「あ、なんだ。びっくりしたぁ」
カイトは、リアクションがなかなかおもしろいですな。
「で、誰のですか?」
「年上の従兄弟だっけか・・・とりあえずそんな感じの人の嫁を見に行ったよ」
「嫁、ですか」
「そうだよ。綺麗だったし、すんごい可愛いの。思わずみとれっちゃったけど」
「へえ、僕はマスターの方がいいですけど」
「かーいーとー?」
「だって・・・」
「でね、その2人の馴れ初めがさ、びっくりしっちゃったんだけど・・・」
「え、何ですかいきなり閉じ込めらr「ちがーう!そんな夢のない話だめーー!」
実際そんなのだったら事件で結婚式どころじゃないじゃん。
「じゃあ、なんですか」
「それが・・・コンビニとそっくりで「なるほど、そのお嫁さんはコンビニだったんですね分かりますよ」
「・・・・惜しい」
「えええ!??惜しいんですか!?」
「まーね。でも、そのお嫁さんはコンビニの店員をしていたのだ!」
「店員ですか」
「で、その時出会って、それから毎日通うようになって・・・」
「なんだかあの曲思い出しますね」
「でしょ?私も思った。でも、50円玉は関係ないんだけどね」
「でも、それ以外は合っているわけですからすごいですね」
「そうだよね」
そうして会話が一段落したあと、
「ねえ、カイト。」
「なんですか、マスター」
「三日月には薔薇と霞草を紅いリボンで纏めた花束なんだよ」
「・・・?」
「別に意味はないけど昨日はそんなんだったからねぇ」
「・・・僕も見てましたよ」
「ほんとに?起きてた?」
「はい。だって、いつまでたってもマスターが帰ってこないから寂しくて」
「・・・・・・・・。」
うわ、可愛いよ可愛すぎるよこの子。
「でさ、恒例のぶーけを投げるっていうか昨日のはばとんたっちという感じであったんだけど」
「へえ、マスターも?」
「うん。気が乗らなかったっていうかなんていうか。でも、あと一人足りなかったから、参加したんだけど」
「で、結果は?」
「やっぱだめだったよ(笑)でも、お嫁さん近くで見れたからいいやって思ったな」
「何ですかその理屈は。・・・でも、正直、ほっとしました。これでマスターは当分僕のものですね♪」
「んん、そうかな?あー、でも告白はこっちからしてもいいけど、ぷろぽーずはむこうからしてほしいなっていうのは、あるよ」
「・・・・へえ、恋愛理論ですね」
「でね、ひろうえんが終わったあと、今度はにじかいっていうのがまだあってすっごい盛り上がりそうでこっちまでうれしくなったけど、私たちはもうひろうえん終わったら帰ったよ」
「そうなんあるんですか」
「うん。今の結婚式って、すごいよね。なんか想像してたのよりずっとおもしろかった」
「へえ。・・・ところでマスターは、誰かいないんですか?」
「どういう意味かな?????」
「いや、だから、なんていうか・・・相手ですよ、相手」
「・・・・あー、なんだろ・・・うーーん・・・・・・・・」
聞かれてもまだ関係がね・・・。
「わかんないね」
一言返事に、
「そうですか」
と返される。・・・うん、なんか悪くない。ような気がする。
「あー、でもね、カイト」
私はこれだけは言っておくことにした。
「ん?なんですか」
「・・・私、多分そういうのには縁はないと思うから・・・ね?」
「・・・・・そうですか?」
何故か疑問系。
「だって、今はむりだしさ。・・・物理的にも時間的にも・・・ね?」
「・・・多分納得したような気はします」
・・・絶対納得してないような声音でカイトは呟く。
「にゃはは、まだ先は長いんだし、もしかしたらあり得る・・・かもだし、ね?」
「そうですね」と呟くカイトの表情は全然変わってない。

にゃはは・・・どうしよう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

拝啓 結婚式とぶーけとねあとは綺麗なお嫁さんと三日月には薔薇と霞草を束ねた花束を君にだよ!

こんにちは、勉強とかしなきゃいけない法則にただいま逆走中のもごもご犬です。ちなみに、この話は珍しくほんとの話ですよ皆さん。
結婚式・・・多分私には縁ない(笑)

閲覧数:85

投稿日:2010/02/21 14:56:59

文字数:1,721文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • 久我 愁

    久我 愁

    その他

    花嫁さんは美人さんだったんだね*^^*
    勉強頑張ろーぜ^^お互いな

    2010/02/21 15:00:12

    • もごもご犬

      もごもご犬

      >愁くん
      そうだよ、すっごい美人だったんだよ♪
      お互い・・・その言葉は嫌いじゃないべ←
      こっちこそ勉強がんばろー

      2010/02/21 19:41:31

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