眠る季節のなかには
おとぎ話のような
藍色に染まる月が
密かに隠れていった
風が通りすぎる街並み
古びた煉瓦の家たち
錆びたような柵の境界線を越えたら
眠るには心地いい夜でした
情に浸れるほど綺麗じゃないの
眠る頃に貴方はそっと歩み寄って
こめかみに優しくキスをした
褪せる記憶の片隅には
静かな朝の訪れ
橙色に照らす太陽
二人を遠く眺めていた
雨が降り注ぐ教会に
廃れた店の窓に映る
落ちてしまいそうな橋を渡り終えたら
眠るには少し哀しい夜でした
透かした現実は嘘じゃないの
眼を覚ます頃に貴方はいない
それが約束 私の対価
もう繋ぐことのない手のひら
抱き締めあった温もり一度だけ
命を捧げてもいいと思った
眠りにつくには幸せな生でした
涙を流すほど哀しいことじゃない
眠った暁には貴方がキスをして
起こしてくれればいいのに
いつの日にか 夜に融けて
月へと代わる
それが願い 私の祈り
コメント2
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ご意見・ご感想
RaMu。
ご意見・ご感想
タイトルですが、
「sleepにkiss」
とかどうでしょう？
考えてみました
2019/01/06 05:27:32
490
詞の雰囲気にとても合っていて、ありがたいです…
素敵なタイトルをありがとうございます！
2019/01/06 18:32:51
mou
ご意見・ご感想
突然コメント失礼します。
投稿作品で素敵だなと思い、タイトル候補だけさせてください・・！
（もう募集されてなかったら、無視してもらって構いません！）
「imu」・・・スラングです（I miss youの略です）
切なさが伝わってきたことと、言い回ししているような部分がこの歌詞にある気がしました！
異夢って意味も含まれそうかな・・・
「残月」
これは月という言葉が何度か出ていたので、月からひっぱってきました。
「明け方まで空に残っている月。」などの意味があるので、主人公と相手の距離感などを感じれる言葉かなと勝手に想像しました。
長文失礼しました！
素敵な作品に出会えて嬉しかったです！
2019/01/05 22:30:03
490
ありがとうございます〜!!!
とても有難いです…
「imu」かなり惹かれました…
忌夢、異夢、としても使えるだなんて…
「月」というワードも使いたいんですよね…
素敵な意味まで教えて下さりありがとうございます…！
たくさんの素敵なタイトルをありがとうございます！
ひとさんに巡り会えたことを感謝します…
本当に本当にありがとうございます!!
2019/01/06 18:31:22