#5-2「みんなから注目を」



時間稼ぎ班:ミク、リン、レン

彼らは、新しい入居者が間もなく着くという駅にやってきた


「あのさ、ミク姉…俺、重要なことに気がついたんだけどさ…」

「なに?レン君?」

「新しい子って…どんな子?」

「あ…」


そう、彼らは新しい子がどんな子か…男か女かさえも知らなかった


「これじゃ、探しようがないよ…」




ミクとレンが困っているのをじっと見ていたリンは突然…


「あたらしいひとぉぉぉーーーー!!」


と、大声をあげて叫んだ

その瞬間、周囲の視線が一斉に3人に集まった


「わぁ!ばか!はずかしいからやめろ!」


レンはあわてて、リンの口をふさぐ


「ぷはっ!だって、わからないんだから、直接聞かないと!」


リンはレンの手をどけてそういうと、再び大きく息を吸い込んだ


「わぁ!だからやめろって!」


レンがあわてて、リンの口をふさごうとする


「やぁだ。ちょっと、邪魔しないで!」

「新しい人ーーって、大声出しても、その人には何のことだかわからないって」

「そんなのやってみなきゃ分からないでしょ!」

「分かるよ!!」


2人は喧嘩を始めた


「ちょっと…2人ともやめなよ…」


ミクも止めようとするが、火がついた2人はそう簡単に静まらない

ミクはやむを得ないと判断し、懐のネギに手をかけた




その時


「ちょっと!きみたち!」


突然、背後から話しかけられた

3人がそちらを向くと、そこにはミクと同じくらい長い髪を一本に束ね、レンと同じ黄色い髪をした少女が立っていた


「きみたちだね、ボクを迎えに来てくれたっていうのは?」

「え?」


黄色い髪の少女にそう言われて、ミクたちは驚いた


「さっき、メイコっていう人から電話があって、緑の髪の子と黄色の双子が迎えに行くからって」

「え?あ、そうなんですか!」


ミクはあのメイコが手際のいいことをしたことが信じられなかった


「ボクの名前は亞北ネル。よろしく」

「私、鏡音リン!黄色い髪、おそろいだね~♪よろしくね、ネルさん」


リンは早くも適応している。彼女のいいところは人見知りしないことだ


「私は初音ミクです。よろしくね」

「初音…ミク!?」

「え?うん。どうかした?」

「い…いや…なんでも」


ネルはミクの名前を聞いた途端に不自然になった

そして、心なしかミクを見る目が鋭くなった




「じゃぁ、最後は俺かな。俺は鏡音レン。よろしく」

「あ………///」

「ん?」


今度はレンを見た途端に、ぼーっとし始めた


「ネルさんって…なんか面白い人だね~♪」


リンが無邪気に笑って言った


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

みんなでボーカロイド観察(仮)#5-2

新しい入居者とは彼女のことだった!!w

彼女だからねw女の子だよww
一人称をボクにしているのは、個性のためwww
自分的にもイメージが違うけど、これでいくことにするww

しかし、彼女が本気を出すのは、たぶん次回からww

閲覧数:646

投稿日:2011/12/17 01:55:32

文字数:1,152文字

カテゴリ:小説

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    ま…まさかのネルがボクっ娘だとっ!?

    ネルの声のイメージが一気にイケメンになった!!
    これは読者の発想の斜め上をいく衝撃の発想だっ!!


    猫「いやいや、読者の斜め上ならお主も負けてはおらんぞ。だって吾輩は猫まt」
    わ――――――――っ黙ってええええええ(汗)

    2011/12/18 14:50:20

    • しるる

      しるる

      たしかにネルのイメージと「ボク」が不釣り合いなんだよねww

      でも、ネルはこれでいくことにww


      正直いうと、一人称が「私」のキャラが多すぎたからwww←


      猫くん、あまり騒ぐとぬーべー先生よんでくるぞww←なんでww

      2011/12/18 20:44:20

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