タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(200)
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空回ったトップバッター 三振に終わった
続いた 恙無い二番煎じは
目隠しスウィングを見誤った
ビビデバビデブーで御覧
解けない魔法を描いている 「は?」
お巡りさん 9と4分の3線まで案内して
にゃ〜お
箱に小分けに出来ない魂があるのさ
頭の固い奴は触れないポルターガイストだ
それは彼奴なんかには打...カシオペア終局戦線
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止まった時計の動く音
朝を告げる鳥の囀りよ
雨に唄えば エンドロールへ
転がる石のフォークソング
斜めに落ちるグラデーション
偶然を装って架かる虹霓
割り切れない今を手繰り寄せて
それでも 回る傘と踊る
拙いフォームで殴り描いた
よれた格好の悪い僕の夢想...神保町ビリー・ワイルダー
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暮れなずむ夕陽 赤ん坊の鳴き声
煙たい匂い 燃えさしに近いシガレット
読み飽きて 積み上げてしまった本の
忘れてしまった あらすじの内容だとか
斜めに降る雨 傘を探す
失くしてしまった そんな事ばっかりで
もう散々だって嘆いて 描き途中のまんまの地図の
続きに挫いている ギャグにしてしまいたい
いじ...黄金色サンゲリア
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自転車を転がす 河川敷の草が揺れる
十月の半ばに頬を撫でた風の冷たさ
雨の降る予感 揺れた前髪の長さ
見過ごしたものの数だけ、また影が伸びた
そうさ 僕はもう老け込んでいって 猫背が曲がっていく
残響 耳鳴り、忘れた声 まっさらなシルエット
真っ直ぐ投げたボールが描く
線が重なっていく
今が幸せだと...十月、遺書を認め直す
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息はまだ続くだろう 脈拍、確かめながら
ぎゅっと拳を強く握れ
何もかも失くしたなら その分、自由になれた
ぎゅっと拳を強く握れ
スワロウ
世界中を飛び回ろうぜ
呆れるぐらい 人間讃歌が伝う
それが何よりも救ってくれる様に
尻尾は醜く怪我して 羽根は広げる度に痛むけど
こんな未来もいつかは過去になると...スワロウ
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いつかは誰かを救えるような そんな言葉を探している
何度も辱められても飛び続ける 異端の鳥を気取っている
有り触れた終わりも惜別も 飲み込んで喉を傷付けた
この拳銃の引き金を弾くまで 忘れた名前を思い出すまで
いつかは誰かを救えるような そんな言葉を探している
何度も辱められても飛び続ける 異端の鳥...散文歌
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心拍数は依然正常で 相変わらず退屈な夜に
脈拍とリンクした扉を叩く音
連れ出してはくれないか 此処じゃない何処か
調子の良い曖昧な語彙を捨て
プレゼントボックスの紐を解いてさ
死んでしまいたいな それでも、生きたいんだ
眩しい闇のメロディー 僕を包んだ
宇宙が何かは知らないが間違いなく地面は並行だ
...Cry Baby
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今、転がる日々の中で
ありふれている カフェラテの匂い
溶ける砂糖の気持ちなんて
誰が気に留めるものでしょうか
回るスプーンの音 聞きながら
アラームの鳴る時間を越して
生温くなったから放って置いて
誰が気に留めるものでしょうか
何処に行っても付いてまわる思想の煙り
胡散臭くて鼻を摘んで生きたいので...リボン
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首を括る勇気も無かった 僕は弱い人間だけど
ぼろの縄でお腹を縛って 唇に歌を囀ります
あやまちと正しさはまたいつか傷になるが
でも書き出してみよう 続ける意味はないけど
降り出した雨の向こうに虹はあるかい
平易な言葉しか紡げずに後味には自己満足を
不完全なシーラカンス 深く潜って見付からない
平衡な...きれいだろうな
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子犬がフリスビー追って
野原を駆ける
雨降り予報を以て
曇り空に変わる
青みに茜が差して
グラデーション描く
橙のパレットの下
傘と踊って回る
絶対に絶命の
僕らは気楽に鼻歌を...ぜったいぜつめい!
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永遠に書き切れない小説の完成形
承認の欲求で継ぎ足すインクの跡
主観じゃ描写できない群像の傾向は
僕への否定で埋まるんだ そんなもんなんだ
紙束はただ溜まる 日々は降り積もる
この物語の答えを探しているだけだ
何処へ向こうが構わない 僕が誰だって構わない
同じ事を繰り返して 今、何ページ目なんだろう...小説
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屋上に吹く風を浴びて 眺めた ここから跳べるかなって
小さい頃に見た映画の様に ニューヨークの谷間を泳ぎ回るんだ
第六感が冴え渡って告げるメッセージ 呪いを楯にして
燥いで踊って散々疲れて 雨の降る夜も背負い込んで
いつか墓標に刻む 名前を
おとぎ話は都合良くなかった 女神の怒りを買ってしまった
怪...スパイダーセンス
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引き続き 転がるストーリー
降って湧いた役割に甘んじないで
架空生物のブルースが鳴る
壊れたガラスの瓶 警報と群衆
掻い摘まれた あらすじ通り
嵐の夜に約束はもうしない
雨みたいだった インクの海
これから先はどうやって 描くんだっけな
全力を賭して 負けたのなら最高のヒール
着包みの中で喚いている...ネクスト
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たった葡萄二粒の 原罪さえ背負い込んで
迷宮を彷徨ってら 生まれついての不幸かも
継ぎ接ぎして作ったイカロスの翼広げ
太陽の光に眼が眩んじゃった
記憶喪失の間抜けなアリストテレス
喉を枯らして叫んだ
自我を手繰り寄せた お似合いのエンドロール
春の終わりの匂いに
幻想的な何が見えそう?
胸に飾りのス...白亜紀のブルース
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磔刑のあなたへ 宛てる
血潮を拭えぬ言葉
僕らは夜の岸辺に立ってた
愛情なんて嫌いだ
針鼠みたいに生きたい
子供じみた感性を捨てられない
月桂樹に巻かれて
冷たい雪に降られ
傷だらけの両手で瞼塞いだ
この世界の隅で...Easter
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昇順 朝焼け メッセージ
下限 風速 グラデーション
鮮烈な飽食 そうして、吐き出しそうな
感触を抑えた
雑踏、暗がり 立ち尽くして
才能 孤独 喉から手
移付 正解 グラデーション
鮮烈な飽食 そうして、吐き出しそうな
感触を抑えた 吐瀉物
扉の前 立ち尽くす...In Color
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もうくたばっちまいそう いつも何かの所為で
ぼろぼろの靴を履き古して 現実を凝視してる
もう観念しちまえよ 頭の奥でもう一人が言う
確固たる僕の自我を 誰かに譲る事は出来ない
出囃子が鳴ったら もう演じるしか無いんだ
雷鳴が轟く雨の中 消えそうに揺らめく炎
死神よ 僕を殺してみろ もういつでも構わな...鋼鉄の日々
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さんざっぱら伏線を撒いている
どうでもいい様な事もそうして
超展開を夢に見たい
願うだけならタダだって話もあるし
未完成の漫画の ペン入れはまだサボって
眠ろうか 遊ぼうか まあ、どうにでも
知りたがりのハムスターが駆ける 水車を回して
暴れん坊のロブスターを避けて さあ、行こうか
まあ、こんなの全...ハッピーエンドレスちゃん
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鼠色に褪せる街 群がる青が降り注ぐ騙し絵に
ピアノ泥棒の道化
鍵盤を弾く音が 窓越しの雫とリンクして たった一晩のコンサートを彩った
それはきっと愚かな花束の代わり 恋の病に罹っていた
無題の曲に歌詞はないけど 付けるとしたら こんなふうさ
僅かに星団から外れた僕らは淡い光を纏って息を吸う
目的もな...ピアノ泥棒
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色付く天鵞絨 切れ間から
差す明かりに付けた名前
確か希望
今じゃすっかり呪いの様に僕を縛り付けている
忘却の財宝 壁画のアール・ブリュット
降り注ぐ雨を掌で受け止めて
祈るように罪も罰も受け容れた囚人
ほつれた糸を縫い直して
軽薄に移る 風花雪月の夢を
飛び回る蝶は嵐を呼び込もうとした...ダーウィン理論