タグ「MEIKO」のついた投稿作品一覧(64)
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「ごめんなさい……」
青い髪の男が私の足元で土下座をしている。
私はそれを見下ろしながら仁王立ち。
さながら、愚かな咎人と、傲慢不遜の女王様だ。
「な・に・を、申し訳ないと思ってる訳?」
「それは……その……」
男が顔を上げる。
眉がこれでもかというほど下がり、瞳には涙を溜めている。
それでも威厳あ...【めー誕】 赤 イズミ草
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悪食娘コンチータ
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誕生日からいったい何日たっただろうか。
一週間? それ以上? もう数えることをやめた。
僕には酒好きの彼女がいる。
彼女の去年の誕生日には花束とケーキを夜中に届けに行ったのだが。
彼女からのお祝いの言葉や贈り物が届けられることも気配も一向になく、彼女がいる身にしてはとてつもなくさびしい誕生日だったこ...マフラー 【イズミ草】
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「お誕生日おめでとう!!!」
なーんて言葉と綺麗な花吹雪が、私の部屋に舞うことはなく、とうとう一人で誕生日を迎えてしまった。
本当は一番に祝ってほしい人がいたのだけれど、忙しそうだったから一緒に私の誕生日を迎えてほしいなんて言えなかった。
なんとなく一人で食べるケーキはむなしい感じがしたので何も自...【めー誕】誕生日の夜 【イズミ草】
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昔々、あるところに。
ネズミの被害にあっている小さな町がありました。
人々は困り果てていました。
食糧がなくなる。
家を蝕まれる。
農作物を荒らされる。
そんなある日、なにやらおかしな服を身にまとった、青年がやってきてこう言いました。
「報酬をくれるのなら、この僕がネズミを一匹残らず退...ボカロと愉快なボカロたち。
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光速でお城を抜け出した人魚姫が向かったのは、国のはずれにある魔女の家。
そこには人々に嫌われた魔女がいるというのだ。
魔力が強すぎ、魔女として有能過ぎたその魔女の名は皆もう忘れかけているが『メイコ』といった。
人魚姫は魔女の家に辿り着いたとたんに、ドアを壊さん勢いで思い切りノックなしで開いた。
...ボカロと愉快なボカロたち。
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第六十九話 還
もう一度眼をあけると、そこには懐かしい面々がそろっていた。
最初に目に入ったのは、親友、メイコだった。
そして、グミ、カイト、レン。
みんな心配そうに私を見ていた。
「よかった、目を覚ましたのね」
メイコが涙ながらにこう言った。
「無茶しすぎだぜまったく、もう若くねぇんだか...ノンブラッディ
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第六十六話 さよなら
「……さようならは、言わないで……」
ありふれた言葉を、おりんさんが呟いた。
わかってる。
私だって、『さよなら』なんて言いたくないんだよ。
でも君は知らない。
これは、『さよなら』なのだと。
「おりんさん……」
私が呼びかけると、涙をためた瞳で私を見つめてくれた。...ノンブラッディ
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第六十一話 謎
「全ては―――レン―――あなたの為よ。……わかるわね……?」
「はい」
私は全てを飲み込んで、そう答えた。
あとは全て私に託されたんだ。
私がこれからする選択で、全てが決まる。
「すみません、ちょっといいですか?」
ずっと大人しく聞いていたぐみが話に割って入った。...ノンブラッディ
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第五十八話 謎
「ルカを助ける方法なら、あるわよ。魔界へ還せばいいの。そうすれば魔力が回復して元通り元気にな」
「ちょっちょっと待ってください!!」
いきなりそんな話を始めた咲屋さんを、私は思わずとめた。
「まだ何も解決していません。おかみさんが何をしようとしていたのか……さっきの物は、かい...ノンブラッディ
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第五十七話 満月の夜に
「……なるほどな。そういうことかよ、まったく」
かいとが溜息をついた。
皆話を聞いた後の何とも言えないこの気持を溜息にしたかったが我慢していたのに。
「すみません。でも、もうれんやみなさんを殺したいとは思っちゃいません。ミクの気持ちが、わかった気がしますから……」
お...ノンブラッディ
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第三十七話 悪魔の人
「君には学園をあげて期待しているからね……ああ、そうだ、実に物分かりがいい」
私の前に立った学園長は、私の発言についてそう言った。
私の「私が学園長室に呼ばれた理由は要するに、すぐれた成績をこの研修で修め、他の生徒たちの手本となるように、ということですか」という質問にだ。
...ノンブラッディ
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悪食娘コンチータ
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かかってこいよ。
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1月
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12月
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第十三話 雪の噂話
「おりんさん、品物は並べ終えましたよ」
私がそう笑いかけると、おりんさんは優しく、にこりと笑った。
「もうじき昼餉よ」
季節は、冬になった。
ここへきて二度目の冬だ。
やっぱり、何回経験してもこの寒さには慣れない。
あの後、私が何者であるか、おかみさんは何者である...ノンブラッディ
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第十話 彼の真意
レンのもとへ行こうか行かまいか、迷っていた。
何かお土産でも買っていこうか。
そんな呑気に考えていて、今、レンに何が起こっているなどと、考えても見なかった。
―――どんっ、と誰かがあたしにぶつかった。
「すみません……」
と、下向きに謝るその少年は、どう見てもレンだった。...ノンブラッディ
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かかってこいよ。
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第九話 吸血鬼の少年
とうとう前が見えなくなってきた。
出来るだけ人気の少ない場所を通っているが、見えない以上、ここがどこかは分からない。
「……うっ、ぐぅ…………っ…あぁ…………」
もう足も動かなくなってきた。
―――どん
と、誰かにぶつかった。
顔をみられては、元も子もないと思い、顔を...ノンブラッディ
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「鏡よ鏡、鏡さん…?この世で一番美しいのは…だぁれ…?」
鏡の前で桃色の髪をなびかせながら一人の女が呟く。
『……いつまでその質問続けるつもりなんだよ。もういいじゃん。ルカ様が一番美しいですよ、多分』
かったるそうに、鏡が言う。
「なんですって??今まではちゃんと確実に私が綺麗って言ってた...ボカロと愉快なボカロたち。
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昔々、あるところに。
それはそれは美しい、姫様がおりました。
雪のように白い肌が、その美しさをより引き立てていました。
名前を、「白雪姫」。
その美しさに囚われる男たちもいれば、憧れを抱く女たちもいました。
白雪姫は、人々に愛されていました。
しかしそれを面白くないと、見ていた一人の女王が...ボカロと愉快なボカロたち。
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【第二十三話】TRUTH
平和な、「日常」が戻ってきた。
あの後、「政府秘密組織VSディフェクト遂に闘争終結!!」と数々の新聞のデカデカと1面を飾った。
TVでも、一週間くらいはそのことの特集ばかり。
政府が闘争終結の要因は明らかにしていないというのに。
専門家があれこれ、推測を述べているだけ...CrossOVER NoIsE.
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はっぴばーすでー!!ミク!!
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【第二十二話】ENDING
気が付いたら、眠っていたらしい。
体を起こす。
目には涙が、頬には涙の伝った跡が、ある。
グミさんの過去、レンの過去。
知らなかった。
前に説明してくれたのが、すべてではなかった。
「くそっくそ、ぉおっ!!」
グミさんが座り込んで、地面を殴っている。
泣きなが...CrossOVER NoIsE.
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【第十九話】DESPAIR
ルカさんの胸に堂々と突き刺さる、長剣。
噴き出す、鮮血。
言葉にできない痛みに、歪む彼女の顔。
「……く…は……っ」
桃色の髪を靡かせながら、前のめりに倒れる。
「ルカさん!!!!」
「ルカ!!!!!」
グミさん、メイコさん、レン、そして私。
みんなが、敵...CrossOVER NoIsE.
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【第十八話】STRUGGLE
「リンッッッ!!!!やめろッ!!!」
グミさんの声が響く。
ごめん、からだが勝手に動くの。
止められないの。
「るぁぁぁぁああああああああああッ!!!!!!!!!!」
私はルカさんに向けて、全速力で剣を振りかざした。
ルカさんは避けようともしない。
逃げよう...CrossOVER NoIsE.
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【第十二話】JEALOUS
「それは……、たぶん…、敵の攻撃を取り込んで、自分の攻撃と一緒に放出したんだろ」
リンが帰ってくるや否や、あたしに必死な顔で『なんかへんなの出来ちゃったんだけど、あれって何ですか!!!??』と訊いてきた。
話を聞くと、どう考えても、あたしが冒頭に言ったことしか当ては...CrossOVER NoIsE.
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【第八話】ABILITY
「上出来だよ、リン」
「すごいなあ、リンちゃん。羨ましいよ」
「私の予想通り…、いや、予想以上だわ。ふふ」
みんなが笑ってる。
私に、向かって。
グミさんも、カイトさんも、メイコさんも、レンも。
「あ…、ありがと…ございます……」
そういうと、またみんなが笑っ...CrossOVER NoIsE.
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【第七話】STRAIGHTEN
こぉぉぁああああ!!!!
そんな音とともに、私が放った光は、瞬く間に家を包んだ。
すべてを包んだ。
目を開けていられないくらい、強烈な光線と、浮いているような変な感覚が、気持ち悪い。
「ルカ!!引き上げなさい!!!」
「でも…、ミク、あの子は……」
そんな...CrossOVER NoIsE.