にしにゃん@えこくろの投稿作品一覧
-
紡がれてくストーリーの中
いつの間にか僕はそこにいたんだ
嬉しいこと、涙を流すこと
全部僕には大切だったんだ
とめどなく流れ込んで来る
心を動かす声
知らない街 知らない場所
初めて見た景色が
僕らを待ってるから一緒に行こう
キラキラに光る 街はこんなにも輝いていて...Clue Finder
-
似たような言葉をいつも探していた
でもそれが私の心を写す音だなんて思えない
使い慣れた言葉と
誰かの足跡に乗る
もう大抵のことなら
有名な誰かが叫んでる
だけど
相変わらず私たちは
この声が届くように
君の心に届くように...わたしたちのうた
-
舞い上がる思い出の欠片
記憶の隅に追いやられても永遠に瞬き続け
この身を震わせる
もうどれだけ前になるのか覚えなくて
いつのまにか手は離されていてここにいなかった
足掻いてみたでもあなたには届かなかったみたい
覚えてない何を言われて何を見てたのかも
空が白むまで指折り数えた二人の長い時間に
あなたは...firefly*
-
大体の人間がもう勝手に舞われと
己の舵と責任を放棄した
方や世界を回している等と
勘違いをする人間が何か戯言
期待や願いを重ねた
紙屑にその責任を科して
信心や邂逅に意味を生し
過ぎた時間と無力を糊塗していくの
あと少し手を伸ばせば
届く救おうとするこの手や...sink
-
最初から見失うこと見据えて
目印ばかりを置いてさ
そのことすら忘れていて
拘ることも無く 胸に届けず
ぶら下げ落として来たこと
今になって気付いたんだ
誰にも拾われない
誰も気付かない
ふわふわと同じ方向を歩いてく
他人を勝手に憂いては...finder
-
夢 現 帰路 楓
頬撫でる星が廻る
膝つく 傘はささず
躰を討つ 青い空に
縛らない丸まる背中
形を委ねて
浮かぶ意識から所有権消えて
争うことをやめて何もしなくなる体
撓るおもいかたちはいつの間にか嵩んでる
散らかる瞳の行く先...【初音ミク】はばたかない【と247のオリジナル】
-
君の人生は僕の糧で
差し出されたその身を喰らう
動けなくなるまで笑い
泣きながら僕を喰らう
声なく縋り首に絡みつく
睨み付ける眼光が刺し抜く程
散々わめき散らして掻き回す
甘言が掻痒感に酷似する
耐え切れなくなって突き放す
切羽詰まった君だって同じだろう...Life Biter
-
緩く呼吸を止めて吐き出すことを繰り返し続けてる
揺れる頭の中を埋め尽くし空回り出す君の声
整える様に頷き 忘れるように呟く
深く吸い込んで止めて 思い出した様に喚き散らす夜
醜穢を嫌う人間に汚泥を投げ笑え
懐柔に見合う安楽が天秤を揺らす
今生の最優を探し続け果てる
従順の価格 真相を晒す臓物
気が狂...深呼吸、喚く、深呼吸
-
もう飽きるまで聞いた君の声 頭ん中の声
寝転がって見上げる 回りだす 天井と瞼
睨みつける左手の指 絡む影を引き剥がす様に
まだそんなに温かくない布団の中で強く握り潰す
いつからか
ずれてった想いの始まりを思い返して
要らない事ばかりを思い出しすぎちゃって疲れた
考えすぎだってね 堅くとじてみても
...ぐるぐるしんやがーる
-
歩き疲れて転ぶ
耐えられないと詰る
空腹を満たす味
求めまた歩き出す
老い先を手繰る指
選り好みを罵る
歌舞伎者に噛み付き
築いた大井戸で
超えらんない壁だって見上げて指くわえて泣いてただろう
変えらんないって嘆いてたあの頃と変わった事は何...ブレーメン
-
朝日が昇りまた落ちてゆく
隣で睨む瞼が震えている
「ここで待つ」誰にも言わないまま
青い魔物は静かに聴いている
動かない君の時間と棄てられない僕の瓦礫の山
失った時計の針と見つからない思い出の鍵
追い縋る日常が何か覆い尽す様に暗黙を撒き散らす
泣き喚けばいいのに
僕たちはこの場所で また君が生きた証...ARGT,SYNR
-
座り込んで壁に凭れて沈む
乾いた喉と詰まった鼻で
泣きじゃくって棄てる記憶が果てなく
沈黙が映す丸い背と嗚咽
ねぇ 空を切った爪に残った糸は君と僕を繋いでいたもの
音無く朽ちるその糸を手繰る
ちぎられたあの約束が舞う
変えれない 変われない
君が壊してった想い出が巣食う僕の胸の最深部
君のね 色に塗...Rapid Decline
-
こんな僕らが起こせる奇跡なんて
小さすぎる手を合わせるくらいで
だけど繋いだ二人の手の中に
溢れだすほどの欠片がいた
たたんだ傘で揺らす 歩道の隅の葉
もたれかかった きしむアーケード通り
まばらな人の影を追いかけて 消える
月に君だけ照らされて見つける
焦るように繋いだ手 過ぎる街並みと共に
話さ...僕らの奇跡
-
黄色いバス
揺られて未来を背負う小さな手と肩
ハンドルにぎったままながめる顔
笑いかけることはない
まだ持てる希望に
ただ重ねる影を
すぐ零そうとする
もう溢れぬ思い出を手繰らせて
青白いその手握りしめ
素直さのかけらを忘れたこと...ミライボウル
-
下を見て上と左右見て
ゴミ生産 死んだ目がウミダシ
脅迫感煽り 働く慣習に
守られる外面を
相変わらずゴミの時間は
ゲーセンと学校と塾で潰す
良い点で作った道で
人を蔑むことを悟る
食い散らかして地に捨てやがる
ゴミがゴミ食いまき散らしてく...WASTE