あやちゃんの投稿作品一覧
-
(A)
ピースの足りてないパズルを
そっと昨日にぶちまけた
もう誰の目にも入らないくらい
遠い場所で眠りたい
もっと我武者羅だった頃に
まっすぐに描いた夢も
現実の光に溶かされちゃって
ここにはもう残ってない
(B)...Melt down
-
(A)
淀み冴えない日没を南へ下り
ここじゃないどこかを探している
手探りでもちろん先もないけれど
埋もれていくよりはいいだろ
(B)
感化される度の自己嫌悪は
「どうせ僕は」
って呪いを成していく
何も無いも何も出来ないも...未定
-
(A)
狂ってもそれは運命
知らなくていいことさえも
狭い四隅で生きてる
且つ 解らないが増えてく
一方通行抜けて
右手にやっと見えた君
笑顔が可愛かった
もうそれすら責めてくるの
(B)...罪
-
雑草踏みにじればローファー
今日も夕日が挿したかケ
取り留めないでしょごめんなんて
茹だり茹だったマングースのお通りよ
それでもいいなってバカみたい
端くれじゃない言は
この喉掻っ切っても足りやしない
明日を望んだって臆病なら
1つも抱けない笑えない
限りあるのは白昼夢だから...メメント・モリ
-
空はただ遠いだけのこと
掴めない夢諦めた
ふわふわしてても可愛くない
泥団子喰って生きててくれ
浅い眠りを語る羊
目障りなんだよ消えてくれ
私だってもう今は
大人なんだよ分かってる
まだ訊かないでそっとして
着信拒否って踊り姫...真夜中の踊り姫
-
その首に抱きついた
なぞった輪郭に赤い華
ドロドロに溶けた脳みそ
呂律の悪さで言葉をにごした
身体の中に巡ってる
血がたぎるようなむず痒さ
あなたは私のなにですか?
私はあなたのなにですな?
巣を創り
繭を吐き...愛悼歌
-
弱音を吐いた夜
ほしかったのは
同情よりも背中押す言葉
もうつらくていやだ
そう言ったのは
心が壊れそうだから
積み上がった教科書も
フォルダに増えた
笑った写真も
あるだけなんだ...scream
-
心の奥で湧いた温度は
上手く熱にできず忘れられた
喉の奥で詰まった言葉は
上手く声にできず忘れられた
ちょっと可哀想な子ね、と
馬鹿にされるのも慣れてしまった
振り上げた拳の行方は
誰も知らないけれど
きっと愛のない私の全て
何かを手に入れることだけが...きっと明日は笑える歌
-
自分で望んだはずの道(レール)を
放り出してしまいたい
目につくできないこと分からないことが
私の首を強く締める
どうにもこうにもああもうだめだと
感じてしまった限界を
定まらないゆらゆらな足元
のせいで
頭が痛くて割れそうだ
心のうんと奥底に...想
-
左肩越し
カッターシャツが夕日で染まる
午後4時半
グラウンドでサッカーボールが
ゴールの上を飛んでいく
青や蒼を知らぬ藍を
抱いた春の苦しいこと
優しい言葉と優しい嘘
痛いくらいに心地よくて
溺れて溺れて何かを忘れて...シーラカンス
-
ブランコが揺れた
都心 小さな公園で
じきにここは潰れるけど
遠い話だよ
私は青いセーラー
今日もどこかで生まれた
小さな火種 くだらないけど
私の真紅のゼラニウム
この両手からこぼれるものが
綺麗なものじゃないほどに...ゼラニウム
-
どうにでもなってしまえと
胸の底が煮えたぎった
もうなにもわかんないよと
プリーツスカート翻して
一歩一歩また一歩って歩いても
人生に答えなんてないだろう
なら笑って笑ってまた笑ってって
ばかにしてんじゃないよ
雨空を愛せよ17の日々
鬱々するけどそこでさえ踊って...蒼い雨空
-
積み上げられた言葉に
意味なんてないのに
周りで浮かぶ笑い声に
私なんて関係ないのに
軽やかに誘って
夏の空はまだまだ遠い
続かないのよね努力って
ああどこまでを入口にすればいい
曖昧な果実の優しい香りに
溺れて踊ってパープルガール...パープルガール