タグ:郷愁
14件
モノクロの世界に憧れて
町中で見つめたショーウィンドウ
誰もが夢中になって
みんなで集まっては眺めた
趣味のきっかけも あの子への告白も
そこから始まったんだ
ただがむしゃらに学んで未知を拓く
新しいこと知る楽しさ覚えて
好奇心の赴くままに導かれ
気が付けば夜も更けてた...セピアに抱かれて
ハッピーボブ
見えない音を奏でる手が
魔法使いみたいで
降り注いでくる痛みを
静かに溶かしてくみたいだった
誰もが逃げ出したあとなのに
まだそこに君は居続けてる
忘れられていくのが怖くないの?
荷物はもう持てなくなった
積み上げてきた物が崩れて
生まれてきたことも閉じ込め...御伽噺のリクエスト
ろろあ製菓堂
何もかもやり尽くしたような気でいて
何もかもやり残したように感じている
閉じた世界の全てはすぐに埋まるのに
外の世界は何もかもが永遠になる
知らない人に会いたくなる日はいつ?
見たことのないものを探したくなって
でも結局見たことのないものだから
見つけてもそれかどうかわからなくて
通り過ぎていくはめ...夏の終わり、ひとつだけ残ったピース
ろろあ製菓堂
ヒトリ 歩いてゆくのです
見覚えあるよな 識らぬよな
そんな道を ゆくのです
陽はそろそろと 暮れかけて
黄昏刻を ゆくのです
誰そ彼刻を ゆくのです
帰るトコロは ありますか
還るトコロは 何処ですか
往くべき道も 識らぬよに
ヒトリ 歩いてゆくのです...カエリミチ
橘 莉緒
ここは道幅が広くて
ひとが多くなくて
舗装が行き届いている。
豊洲市場以外、何もない。
似たような人も歩いてない。
わたしは「新品の東京」と呼んでいる。
海風が心地よくて
晴れた空がとても似合うところ。
早咲きの桜は4月の2週目で緑の葉をつける。
そういえばふるさとの友達は...私が暮らすところ
miumiu__
『追想夏』
ん・・・
夕暮れの風が変わる頃
ん・・・
幼い冒険に出る
ん・・・
ひぐらしの問いにこたえて
ん・・・
小さな冒険に出る
石畳を淡く揺らす灯火を渡りながら...【オリジナル歌詞】追想夏【巡音ルカ】
まじゅせんせ
『夏休みの宿題』
1-A
むせ返る8月の 草いきれの中で
立ち上る陽炎を 追いかけていた
1-A'
電車の吊革を 初めて掴めた日は
誇らしくて何でも できる気がした
1-B
僕はあの頃に描いた 未来に立って
大きくなった掌に 何を掴む?...夏休みの宿題
不居見綾乃
僕が見てきた花達は みんなどこかしおれてる
空を浮かぶ雲のよう 風にふわりと消えるんだ
夏に田舎へ帰ろうか ひまわり達と会いたいよ
青い夜空を見上げたい 暗いわだちを歩こうよ
白い船に揺られて 僕は光を仰ぐんだ
人の波から 消えたいよ
...冷たい船
sw4_4an
照りつける日差しと蝉の声
猫の涼む日陰少し眠い
氷の旗が誘う束の間の涼を
駄菓子屋の店先 風が通る
いつかは忘れてしまう
こんな溶けるような暑い日も
飛ばされて消えた 麦わら帽子も
雲の波葦の原
風色深く染めて
山の端に腰掛けた...アイスキャンディ
Akasuki
A
今日も人波掻き分けて
何の目的もなく
冷たい街を歩いている
B
灰色の風を受けながら
色の無い夜空を見上げ
ゆっくり眼を閉じてみると
時間が戻る様な気がした
S...蛍 -hotaru-
しやく
【わだかまりはきだまりへどろだまり】
[A]
水面が光る真昼間に そいつはそこに佇んでた
柔らかな外見ちらつかせ そいつはそこに佇んだ
ゆらりゆらり遊んでいる 雨で少し押し流され
僕らが駆け出したその後も
そいつはずっと吐き出された
[B]
君も僕も 明日も明後日も
流してゆく流してゆく 夢のかけら...わだかまりはきだまりへどろだまり
KTM
久しぶりですね 母さん
元気でやっていますか?
母さんがいなくなって七年です
今年も牧場(まきば)は春色
七年前と変わらない
掃除や洗濯、料理 上手になった けれど
甘い緑のアンゼリカ三つ乗せたクッキー
むかし母さんがさ作ってくれたよね
アンゼリカ乗せたショコラクッキー
むかし母さんがさ教えてくれた...≪応募用≫ノスタルジック・アンゼリカ<不採用>
杏鈴
あー つまらないなぁ
太陽かがやくお昼時
まぶしさ届かぬ私の目玉
あー つまらないなぁ
今日も一日部屋の中
人口光源私の太陽
くちぐせとなえた
鏡の「私」 焼き魚
リュック持って散歩道 家出ゴッコした小2の春
そんな思い出 古すぎて忘れた...つまらないうた
ギギ
約束など要らなかった 明日を疑わずに
影を踏んだ帰り道 振り返れば遠くに
明けゆく空、眺めては 握り締めた掌
数え切れぬ後悔と ひと欠片の永遠
繋ぎ合わせ「現在(イマ)」を紡いでゆくんだ
何も出来なかったあの日を
二度と繰り返したくないから
強くなれるように
目まぐるしく浮き沈む日々に埋もれた
“大...today 【改変版】
サカノウエ