タグ「作曲者募集」のついた投稿作品一覧(30)
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それは椿か 牡丹の花か
紅く浮かぶは 宵の闇
それとも彼岸の 徒花か
いずれ劣らぬ 艶の色
籠の小鳥と 咽び泣き
翼も持たぬと 声を詰め
踊る扇で 羽ばたけば
飛べぬ尾長の 断末魔
天女の衣も見せましょう
所詮泡沫 夢の淵...忘却追憶御呪イ
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目の前から 色が消えた
何時からだろう 何も聴こえない
流行に乗るなら「君が消えてから」
胸を刺して 刃残したまま
君の音は 繊細で
触れれば 君ごと壊れそう
君の色は 複雑で
なぞれば 僕ごと埋もれそう
知らないのは 僕のほうで
それを聴くたび 泣きたくなった...弱虫
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奇跡を 宿して
開いた 青い花
枯れゆくこともない
作り上げられた理想
うつろう天空の蒼
流れる深海の碧
吹き渡る風の藍
それを封じた氷の青
全てで染め上げた
まさに奇跡の花...いふのはな
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「貴方の言葉に酔わせてよ」
悲しいことが ありました
三年越しの 片思い
告げる前に 儚くも散り
僕は今奈落に いるのです
さあ 妄想をはじめよう
あの子は可愛いお姫様
思う年月は100倍にして
なんとも切ない悲劇でしょう
「貴方の言葉に酔わせてよ...ユメクイ女王へ捧ぐ箱(曲募集中)
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黒く赤く 朽ち行き
終の日を 待ちわびて
鈍色の 太陽が
沈むのを 見送った
こびりつく 褪めた紅
耳元には 叫ぶ風
失くしたものの代わりに
得たものはどれほどだった?
灰色の 指先を
瑠璃の海に 浸して...アオノハテ、ツイノアト
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ずれた歯車 噛み合わせ
瞼開き 見た世界
取り戻した 私の手足
触れて温かい 貴方の指
揺らいだ瞳 震える声
貴方の呼ぶ 私の名前
いない誰かに 呟く
ただ、ただ深い 罪悪感?
呼び戻して 微かに 混じる安堵
なぞる指は 僅かに 怯えた...私のかけら(曲募集中)
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歩く道行 宙なぞりつつ
降る星紡ぎ 跡を残して
綴る視界は 遠く広く
響く声は 蒼から碧へ
それは幻 夢継ぐ青
現の挟間を語る言の葉
淡い光 放つのは月
硝子色の 蝶の翅に映る
空を見上げ 夢見た花は
不死の実揺らして歌う...モノカタリ(曲募集中)
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花弁ひらり 舞い落ちて
萌ゆる若葉へと 変わるころ
淡い紅映す 朧月夜
遠く散り逝く 貴方想う…
この手に奇跡が 降りることはなく
ただ、ただ 流れる時は速く
巡る星くるり 今夜も同じ
幾億も前の 遠い光
藍色深く 帳落とし
あの日と違うのは 貴方だけ...薄紅、薄墨、朧月(曲募集中)
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左胸に咲くは 青き焔
脈打つ内に 太刀に込め振るう
その先の赤に 開いた花は
幻でも 構いはしない
暮れない陽ゆれる 朱の空へ
焦がれる前に 咲かせましょうと
藍を緋染めて 燃やした花は
色も音も無く 消えゆく運命
意図し隠して 潜めた息は
故意に落として とどめを刺した...カゲロウアイカ(曲募集中)
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円い空が 白むよ
群れ咲く雲 引き連れて
東雲色 褪めた蒼に
緋の色を 注ぐ様に
目覚める紺碧 泳ぐとりどりの魚
さざめく葉揺らし 笑う子等
そよぐ 柔らかな 濡れ羽色
光跳ね踊る 空の道
めぐりめぐるくるくるり 日輪
蒼に跳ね 逢いに羽 広げて...まるい、まるい。(曲募集中)
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嗚呼 それはまるで
そう 真冬の花
降りしきる記憶に埋もれ
それでもなお 凛と朱
触れられずに ただひとり
立ち尽くす 白い原野
ただ一つで ありたいと
選んだ 己の舞台
芽吹いた花は ただ赤く
折れそうな茎 白片が積る...朱-アカ-(曲募集中)
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彩を亡くして 揺らめくは
燃え落ちる刹那の 蜃気楼
水底にたゆたう 花びらに
心を瞳ごと 浚われて
触れようと伸ばした 指先は
じん、とした痛み 刻みつけ
薄く氷を張る 水面は
爪先を紅く 染め上げて
朱く沈んだ 風景に
夢幻の歪みを 映し出す...華炎-カエン-(曲募集中)
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知っていますか? 僕の指は
貴方に触れることは無く
知っていますか? 僕の腕は
貴方を抱きしめることは無い
この喉は 壊れることも
声が嗄れることも無いけれど
青く見えるこの瞳は
貴方越しの 世界しか視えない
泣き腫らして 重い瞼
声も掠れて 焼ける喉...貴方の指、僕の瞳(曲募集中)
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届かない 届かない
今はない 青い空
青い空 青い空
本当に 青かった?
声持たぬ カナリアが
なくした声を 探して
この場所で 一番に
高い場所 探し出し
爛れ落ち 嗄れ果てた
喉震わせ 叫んだ...青い空?(曲募集中)
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白く白く深く染めて
空も海も飲み込んで
濁すように覆い隠す
この声が途切れるまで
視界を奪い取る
真白な孤独感
すべて飲み込んだ後に
ただ一人立ち尽くす
穢れを知らないフリ
純白の 聖人の様に...白の魔(曲募集中)
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拳に握るは 硝子の欠片
耳に届くのは 空色の声
響き渡れよ 地の果て遠く
煌く音に 光が踊る
冷たい欠片は 熱を吸い燃える
握り締めた掌 その内で爆ぜる様に
君の奏でる 武曲を胸に
いざ立ち向かわん 道無き未知へ
未だ見ぬ空を 仰ぎ焦れ
両の腕には 希望の輝石...キボウノキセキ(曲募集中)
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ひたり、濡らした 袖口温く
ゆらゆら揺れる 今宵の君は
溶ける水辺に 息も吐けずに
こぼれる声は 熱と消えた
はく、はくと 口開き揺れて
こぽこぽ昇る 水泡の果てに
ぽつり、花弁 水面に落つる
黒い水盆 円く歪ませ
そよぐ青草 さかしま玉兎
赤く閃く 乾いた金魚...睡夢-スイム-(曲募集中)
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暮れ行く空に 誰とも知らぬ
「君」を想い 三日月なぞる
響く声は 仄かに掠れ
「るるり」と歌う 緑が跳ねる
ゆらり、ゆらり 空色深く
蜃気楼 幻の花
藍色纏う 星の姫神
きらめく裾を 鳴らして歩く
さあお休み 誰とも知らぬ
遠い空の 下に居る君へ...そらいろ(曲募集中)
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ひいふうみいよ、と 偽って
さあ咲かせましょ 艶やかに
貴方が植えた 小さな芽
狂い咲き香る 虚ろの華
水をあげましょ ひたひたと
甘い甘ぁい、 毒入りの。
絢爛豪華に 着飾って
くるり、くるりと 歌います
ひ弱で純粋な 夢の種
現の果てに 置き去って...徒花(アダバナ)
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「望まれている」 それが理由なら
「利用されている」 それでもよかった
意味に意味は無く 何か出来るなら
それだけでいい 声は届き 君はそこに居た
伝う水音 手繰る爪先
薄い膜の向こう 破けない 刃も持たずに
僕の声はまだ 届きますか?
破くことも 触れることも
出来ない 透明な膜の向こう
僕の声で...透明な。(曲募集中)
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指きりげんまん 約束ね
伝えたい言葉 音にしよう
大切な 君だから
何一つ 嘘はつかないよ
イワナイセリフハ キミノタメ
ハサキヲキミニ ムケヌヨウ
小指を絡めて ふりふりと
微笑み交わして 言霊に
大切な 君だから
おまじない 嘘はつかないで...ゆびきりげんまん(曲募集中)
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薄紅 朧月
あなたの 眠る夜
息衝く 奇跡を胸に
その窓を 開けた
ゆるりゆるり 揺れる夜
瞳にうつした海
ひゅるりひゅるり 歌う風
唇からこぼれた吐息
この先 見上げる
空の星の光が...薄墨桜の咲く夜空(曲募集中)
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呟く声に 瞼開けば
真っ暗な 闇に一人
欲しい言葉も 触れる空気も
生温く 纏わりつく
「優しい」と笑う 深い黒の淵
何も思わず ただ眠るよに
煌びやかな 文章から
掬い上げた コトノハ一つ
音を立てて 崩れ落ちる
ああ、何も 意味など...コトノフチ(曲募集中)
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貴方が綴る 甘い言葉に
どうしようもなく 胸が詰まる
唇 声色 指先 全て…
「優しさ」を込めて 微笑む
空を見上げる 泣きそうな眼
触れること出来ず 握り締める手
早鐘を打つような 想いじゃないけれど
貴方の想いに 触れるたびに
哀しみをつれて この胸が痛むから
これを「愛しい」...名前(曲募集中)
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言葉を辿り この身を焦がす
鳴けぬ螢に 成り果て祈る
泣き叫ぶ蝉 声を亡くして
その想いすら 空が呑み込む…
主の為と 狭い箱庭
その片隅で 拙くウタう
あのかんばせが ほころぶ様を
見たいと願い 声を張り上げ
ひらり舞うよな その指先で
奏で紡がれ 今艶やかに...虫螻(ムシケラ)のウタ(曲募集中)
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鈍色のはさき ちりちりと
「朽ちたものよ」と 突き立てる
鏡の水面を 沸き立たせ
揺らめく 姿は 闇の淵
貫き通した その後に
はらり、はらりと 残るあと
一片、二片 流るるは
どんな色した 雫だろう?
首落とされた 夢の灯は
もう二度と 点りゃせぬ…...ことはさき(曲募集中)
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たとえば これから
何も無い 額に
朱に 色付いた
角が 生えて来たなら
理性を 喰い破り
爪を立てる 狂気
牙を剥いて 哂う
鈍く暗い …本能
「もし、赦されるなら。」
この胸を貫いて...キョウキ(曲募集中)
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さかしまの夜が来る
現は幻
月は微笑んで
太陽が涙を流す
千夜に狂い咲いた
満ちては欠けるシロの華
一夜の後に
夢をつれて泡に溶けゆく
さああなたの望む
世界の破滅はこの向こう...さかしまのそら(曲募集中)
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闇翻し 刃躍らせ
躊躇い傷が また刻まれる
その切っ先の 惑い揺れるは
貴様の胸の 映し鏡か
『愛しい人』と 触れた指先
偽る姿 初めての嘘
この唇で 罵ってやろう
「貴様はなんと 弱きものか」と
一目見るなり 心奪われた
幼く無垢な その澄んだ色...鈍-ナマクラ-(曲募集中)
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澱み腐され 暗く歪んで
天の光も 届かぬ奈落
甘い歌声 貴方のその身
腕の中へと おさめるために
さあ舞い上げよう 闇は整った
彼奴なんぞに 渡しはしない
天弓弾き 胸を捕らえる
浴びた朱色は 陽炎の色
極彩色に 紅を潜ませ
揺れる景色は 極楽の空...極楽闘魚-ゴクラクトウギョ-(曲募集中)