暖かい日差しの中を、軽やかな風が駆けていく。そんな∞通りの中をカイトと2人で歩いていた。
「そういえば、マスター」
隣を歩くカイトが口を開く。
「何?」
私はカイトを見る。
「あの・・・フルーツスーパーが始めたっていう、オーダーサービスっていうのは何ですか?」
「それはね、色々なことをしてくれるんだよ」
「たとえば?」
「まぁ、人の要望によって変わるけど・・・何かフルーツスーパーの中の商品を無料で手に入れられるとか。あ、でも、1個までなんだけどね」
「へー。他には?」
「あとは、割引券だとか、こんな商品が欲しいとか。果物とかそういうものだったら絶対に商品化してくれるし、割引券だったら最大半額にできるけど、どれも1人1回限りなんだよなー」
「ということは、商品化に使うんですね」
「そうだよ」
私は頷く。そうしたら、カイトはふとした表情になって、
「その券って、確かもらったんですよね。・・・誰にもらったんですか?」
「えっ、そ、それは・・・」
まさか本当のことを言うわけにもいかない。カイトに隠れて秘密で会ってたなんて、言えない。言えるわけない。
「誰ですか?」
・・・今日のカイトはなんだか話を逸らしにくそう。私は本当のことを言うことにした。
「VCL放送局の社長さん」
「えっ!? な、なんで・・・」
「まぁ、詳しいことは、これまでの番組とか見返したらいいよ」
「いえ、そうじゃなくて。・・・どんな人なんですか? その人」
「私、ぶっちゃけ顔見たことないなー。でも、本当に雰囲気はすごく重いっていうか・・・。私をも超えている、そんな人格の人だよ」
「マスターをもですか?」
カイトは目を丸くさせて言う。
「でもね、私とかには優しいよ。それに、楽しそうにしゃべってくれるし」
「・・・何を、しゃべるんですか?」
「まぁ、色々報告だとか・・・あとは、こういう券くれたりとかね」
私は券を取り出して見せる。
「ほんとはマスターさんが望むだけあげたいんだが、1人1回と決まっているから申し訳ない・・・って、言われながらくれたんだよ」
低い声でゆっくりとした口調で真似する私。・・・あいにく、声質までは真似できないのが難点だけどね。
「良い人なんですね、良かったです」
隣の、∞通り中一番すごい社長さんでも勝てない、カイトはそう言ってにっこり笑った。
あともう少しで、目的地に着く。
求めてアイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
おはようございます、もごもご犬ですこんにちは!
多分、これを読んでいる人(たち?)は、絶対にVCL放送局の社長さんが気になっていると思います!
一言で言うと、完全なるフィクションです!
だって、せっかく∞通りとか色々作ったのなら、それを強化したくて・・・。
少しずつしか書けないけど、でもだからこそ楽しみがあると思います!
・・・まぁ、亜種コラボ小説では去年よりも楽しくそして派手にいくんですけどねwww
次回も、続きます!^^
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