きくはの投稿作品一覧
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向こう側に 求めた
信号待ちの ときめきは
点滅して始まる フィクションの劇
振り絞って 放した
すれ違いの 微笑みも
日常に 色を つけるだけ
さりげない アプローチで 繰り出した セリフも
取り澄ました 君に 届きはしない
百歩 下がって 測り直す 毎日は
ため息で 回転してる ルーレット...after signal
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ひとりぼっちなの 「願いをしたの」
寂しかったから 「うれしかったよ」
ナイショ話ね 「秘密の秘密よ」
あなたに会う為 「ネジを巻いてたの」
機械の躯 ゼンマイ仕掛けなの
涙は出ない だけど 微笑むよ
一緒に 踊りましょ 楽しいわ 賑やかだから
一緒に 歌いましょ 幸せな 音楽なの
だけど魔...それは 幸せな お話だから
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憂鬱な紙ヒコーキは
無理しながら 飛んだ
最初の気持ち どこに行くの?
誰かの淀む声を 洗い落としたくて
メールをしては 傷をつけて
やるせなさと 切なさから
嬉しいだけ 繋がらないよ
くすむ雲 今日も 覆われたまま 紙ヒコーキは
澄み渡る 青の向こうまで 届いて 欲しいだけ
■...melancholy flight
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星落ちる場所 想いの果てに
流れ着いた 君の卵は
夢幻の海 蓮のゴンドラで 深い眠りに漂う
「愛してる」の 言葉だけじゃ
凍える夜 寒すぎるから
だから君を 暖める花 「失(な)くした刻(とき)」 探してる
君の呼吸の鼓動 昇るシャボンの夢は
欠けた月まで 舞い上がり 往くべき希望の道 見せた
北...スターエッグ ワンダードリーム
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風のない世界の果てから
ココロ 揺らす はばたきの音
古い 言葉 囲む木箱に 流れた
包む 霧に 浮かぶ 躯(からだ)は 静かで
暗い 森に 並ぶ瞳は 濡れてた
眠る 意味を 取り戻せ ずに 只 漂う
ツタの 渦が 夢を塞ぐの ほ ら 変ね
知らぬ 花の 香り 咲かす 混じりあった 季節から
映す ...バタフライ・エフェクト
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遥かな 空と 水の パンタナール
常夏の 風が 巡る 煌きの世界
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エメラルドから 続く夜の色に 誘われた恋は
漂う 匂いに 甘い トキメキを 落として
僕らは 身を寄せ合ったね
君は 愛情に一つづつ 名前をつけて喜んでた
たぶん いつか寄せる別れを
あの瞬間 感じ 愛に 重ねてたんだ
僕らは 僕...パンタナールの夜明け
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一人で お茶を 飲んでる 時には
あなたの声を 思い浮かべてる
鼻歌しては スイングしてるの
ごきげんなのよ
お約束なのよ
窓の外が 晴れやかな 青なら
愛の味は 爽やかな ミントね
秘密を分け合う 子供時代のよに 草原の家 思い出してるの
一口含んだ 香りに つられて
リズムをとってる 気持ちの ...一人でお茶を
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あなたに届けたい 眺めは 船の上
潮風吹いて マストには カモメが 飛んでいた
渡り鳥の声が 優しく 響いては
白跡(しろあと)残す 波の間に 煌(きらめ)いて
遥か 浮かぶ 雲に
淡い 明日(あした) 重ね
アタシを包む
雲の間に射した 光の十字に
もう遠く見えない ふるさとを見たの
■...The Migrant Song
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ゆっくりとした しずかな午後の 吐息は
冷たい色を マニュキュアの先 残して
オフィスの音 覗いた窓から 高低差 爪弾いて 計るの
多くを 求めて
映し出す 向き合う眺め 昔のアタシ 「今でも覚えてますか?」
わかってる 大丈夫だよ 私は今も 「変わらず明日を信じている」
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3年越しに 帰った部屋...君のいる景色
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どうしても君の瞳が 思い出せず 椅子を揺らした
大切な気持ちだから 苦しさだけ 胸つぶす
去年の昨日
寒空の下
二人は出会った
長い水道橋から 真昼の夢の様(よ)な
触れた指先に 伝(つた)う香りは
それは ふわふわしていて
甘い蜃気楼の 様な色をしてた 初恋の味
■...青春アクアダクト
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合言葉は ゴーイング マイウェー
楽しい気持ち ハイウェー
合言葉は ゴーイング マイウェー
人見知りな みんなに贈るよ
レッスン するよ!
声を出しただけ ココロ響く
向かい風 だけど気持ちだけ リラックスだよ
そんな 君は ヒーローよ
憂鬱 叩き飛ばして
足音 高く鳴らせば...合言葉は ゴーイング マイウェイ
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一人で歩く 君の背中は どんな重荷があったのだろう?
それでも スキップをする姿に いつも感激していたわ
人は強くなれるんだって証明がここにあるから
君は私の道しるべ
もう会えないけど 最後の姿を目に焼き付けてる
生きる事の辛さと切なさの中 孤独と切実さの中
君はやり遂げて教えてくれたのよ
君を尊敬...もう会えない君へ
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呼び声に そよいで 訪れた 静寂(しじま)に
パノラマは 流れて 戦場の 色映してる
生きていた
鋼(はがね)の雨 砕ける塔
築いた 全てを 焼き尽くした
仰いだ空 渦巻く雲
アタシを見つめる 塒(とぐろ)を巻く薔薇
花咲くベルリンは 燃えていた
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劇的な 一夜は 夕闇を 薄めて...ベルリン1945
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みんなに 届けるプレゼント 暖かい気持ちは花柄
お空に 浮かべるクリームからは 夢見る 虹色歌うよ
ちょっぴり不安ね でも 大丈夫ですの
ふわふわな飾りで 彩(いろど)りますの
素敵なパーティにするの
どう? 手作りよ 段取りよいの 料理をするの
クルクルがんばるの ひゃ!
あわてないで ドレスア...特別な日
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遠景の山の波は、絶えず紅葉の色を映し、
空の青だけではわからぬ遠近を、
白雲のパースペクティブが物語っている。
目の前の道筋は、曲がりくねりながら遠くへ遠くへと続いていて、
私は歩きながら、嘆息を重ねていた。
あったはずの家や小屋も、植えた柿の木も、全てなくなり、
見渡す限りの荒野がそこに広がってい...被災地にて
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ベルリンの空は燃えて
教会の傾塔 未だ角度を深める
鐘の音は既に遠く
花摘みの娘、見上げた先
天の雲、渦巻く模様 まるで薔薇の一輪
泣くな娘よ
世界はまた巡るだろう
豪華絢爛(ごうかけんらん)、いつかの恋も
時、刻み落ちる一粒の砂さ
空っぽの気持ちをひっくり返してごらん...ローゼンガルデン
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真夜中に 目覚めれば お腹が 騒ぐ グルメレース
カロリーは お預けで ヘルシーな 味で ごまかしてる
くすぐった 誘う甘味(かんみ) 無視をして フレバー 足りないけど
本音を 隠しても きまぐれな ストマックは 歌声 鳴らしてるわ
冷蔵庫に あふれた 健康運だけ 上昇
あたしの 恋愛運は もう ...Midnight Diet
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ため息ついて 落ち込むだけじゃ
変わらないままで
立ち止まっても 感じる世界
空回りしてる
もし君だけの 心に残る
何かの疼(うず)きを
見えない奥に 隠してるなら
それが 一番星
僕の星に いつか誘うよ
ありきたりな 僕の タイミング...愛 U エール
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メガネ越しに はにかむ 恋の響きに
茹でた素顔は 視線泳ぐの calling
照れ隠しに ずらした 赤いフレーム
好きの焦点 ピント乱すの Panic
ドキドキが どうしても止まらなすぎて
少しだけ見えない目を
君との距離 縮める...ときめき Falling in love
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瞳よ 泣かないで
鼓動に 深呼吸
繋げて 遠い夢
束ねてよ 君の色
閉じた風向き 気持ちの 雨雲 取り払って
ほら 聞こえてる?
君への気持ち 充電中
わかって欲しいから 大好きのエール
ほら 気づいてる?
続けた夢は 上昇中 信じて欲しいから...二人のマーチ
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夢見る君 ほお杖をして 唄は 夕暮れ 溶けて響く
二人を見る 遠い眺めは 過去と 未来を 繋げてるよ
もっと好きになりたい 近く
ゆっくりと歩こう 遠く
それは まるで優しく 揺らしたゆりかごだね
君の 気持ちの音 アタシを ドキドキ させるの
あぁ まるで気持ちを留(とど)める 日溜りみたいね
二...過去、未来、今、二人
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音色の 美しさを 辿っても
繋がる先は アタシじゃなくて
描いた メッセージは 届かない
すれ違いすら 期待値もない
響かない想いを 誰かの唄で 満たそうとして
いつだって 自己矛盾の 狭間にいるんだ
他者肯定させて欲しいだけ
あの音色を 手にする 願望を 洗いたいのよ
他者肯定させて欲しいだけ
情...他者肯定
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空の光 手を翳して見たのは
君の色を 探したから
浮かぶ雲に 名前をつけるのは
言葉よりも ずっと好きな君のせい
渡る気持ちを どこに繋げたら?
残す足跡 辿(たど)って気づく
それはレインボー 雨上がりに浮かぶ色
光の理想は 晴れの日だけじゃ 隠されてるんだね
瀬戸際に拾った気持ちだけだって いい...Rainbow Arch
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(a)
流れた眺めに 恋を告げてたのは
漂泊の時間を リセットしたせいね
(b)
声がそよぎ 見つけた瞬間のときめきさえ
包むように 溶けて 自然な事に思えるの
(a)
二人乗りの背中に そっと触れたら
不確実ばかりなこんな世界でも
(b)...Season of lovers
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もういいの わかってるから
「さよなら、またね」
もう会えないけど 「またね」
積もる雪道 酷く 疲れるね でも 大丈夫だよ なんて
そよいだ スカート 短い様(よ)な気がして
失くした気持ちは長く纏いつくのね
もういいの わかってるから
「さよなら、またね」
もう会えないけど 「またね」
...parting
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見つけた問いに ひらり かわされて沈没
なにげに恋してた
ジャージ姿で キラキラ 馬鹿ね 駄目でした
なにげに恋してた
悶絶するぐらいの 衝撃 自転をして
教室を越えてく
白紙の気持ちだって 打ち上げて 試せば
前向きになるかな
後悔先に立たずなの
溢れた気持ち キラキラね...Answers of love
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乾き果てた 街角から
四角い空を眺めてるよ
交差点で 立ち止まった
人ごみに揉まれていた
満たされない アタシの奥
感じる心が足りなくて
迷い込んだ 都会の夢
孤独な砂漠の日々は
追われた 時計の針はいつの間にか
繰り返す日々 に 止まっていたよ...星の落ちる夜
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なんだか 食べたい
マカロニ 食べたい
好きなの マカロニ
お腹が空いているだけ
主食はマカロニ おかずもマカロニ おやつもマカロニ
マカロニが 食べたいだけよ
お風呂もマカロニ ベットもマカロニだよ 玄関開けたら
マカロニ踊ってた
マカロニが空を飛ぶよ もう禁断症状かもね
だれかマカロニをください...マカロニの唄
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one dry 渇くわ
two chat 暇だね
three dance 踊れば
お手上げの 気持ちの先
吐き出した言葉 戻せず炎上
日和見の風見 許して献上してる
偽善の匂いに くだらない感傷ね 感じる全てに
薄情な風よ
この名も持たない戦場 一人で疾走(はし)ってるの
馬鹿馬鹿しい程に単純ね...逆風ジェネレーション
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漣(さざなみ)の 寄せる静けさから
聞こえてくる 恋人達の夢
どうしてなの どうしてなのと問いかけたら
愛してる 愛してると打ち寄せて
光る星も 見守る月も 静かな海も綺麗だね
繋ぐ指も 抱いた肌も 遠い約束も輝きを刻んで瞬いた
そよぐ声 残す 足跡が 物語ってる 色褪(あ)せぬ夢に
波うちの 泡沫...漣(さざなみ)の祈り