きくはの投稿作品一覧
-
満月が サンダル響く空を 渡れば
そよ風にご挨拶
髪に飾る 赤いスミレ しゃらら 鳴らして
帰りに花を咲かせるの
昨日までの憂鬱さえも
今日笑うアタシのお約束
星にさげるシャンデリアだわ
なんか綺麗ね ほら
繋ぐ影に しゃらららら
照れ隠す声 ステップ した...無題
-
兆層 現れ
狂王 浮かべば
宣教 その名は 苦痛のインフィニティ
本能 慄(おのの)く
警鐘(けいしょう) 巡れば
逃走 急げよ ダイナモ 音鳴らせ
漆黒 纏(まと)う 戦慄 兵器
鋼鉄 溶かす テクノロジー
瞬(またた)く一閃 振り向く塵煙(じんえん)
遥かなポリスに 悪を見た...苦痛のインフィニティ
-
左:ziuさん 右:雪さん
-
遠くを眺めました 渦巻いた水音
鬱々クレイジング なんだか寂しい
予報の通りに急天候
意外と重く ザーザー
赤い傘 揺らして つま先を濡らした
泣き虫なアタシは 信号で止まったまま
近くで聞こえました 透き通る声色
びっくりクレイジング ココロに煌き
予想を超えてく急展開
とっても軽く ふわふわ...虹色クレイジング
-
sky ミルク足して 冷えた息呑めば
night 煙(けむ)る街は 今日も眠れない never
light 響くオフィス 満ちる 沈黙に
heart 恋の波は そっと 引いてゆく
もう 過去なら 階下に覗く ジオラマね
けど 見上げた 摩天の窓まで届かない
ノイズだけ パノラマで 分けても
孤独な...Beyond the night sky
-
些細な気まぐれで増えて 請求100万円
冗談? 所持金100円!
もう絶望よ
ハチャメチャしくじって
来たの 涙目フルコース
ほら あんちゃん ヤクザね
ある夏の日
無い!無い!無い!
金無い!返せない!超(ちょ)やばい!
無い!無い!どうにも眠れnight!...かないろがーる
-
雨滴(あまだれ)藍を歌う
窓辺に続く海
声なく想う君は
いつも遠く見つめてた
雫を呑み込む
浮沈にうねる波間に
数多(あまた)を落として 君は夢に融けた
荒れ立つ広い海で 泳ぐ君の殻は
求める一つだけが 足りずに 虚(うろ)に沈んだ
渦巻く奈落で 淀んだ魚と混じり...雨滴は歌う
-
週末のメールを 晴れ間に流せば
@(アット)届ける文字は きっと君の圏内
昼下がり 駆け出す 群青色
マルシェで待ち受けて ヒールを鳴らせば
リップ 背伸びの色で やっぱ馴染みのリボン
恋する サーキュレーション
蕩(とろ)けて 浮かぶドラマ
同じセリフ でも 弾むリズム
齧(かじ)る味は ふわふわ...巡りiメール
-
眠る少女は識(し)る
ドリームタイマー
望む奇跡の影は
逆さまに象(かたど)る十字架
60兆の逃避行
氷漬けに刻んでは進む
流星落ちて願う 孕んだ矛盾の意味
不条理を乗り換えて渡す 運命(さだめ)の歯車
2つ宇宙(ソラ)を重ねれば 一つの呼吸(バブル)は浮かぶ
時に想うの 君の事 ...ドリームタイマー
-
雨上がりの街で バス待ち 続いて
ぱっとひろがる空は chat(チャット)している春ね
水溜り 覗けば 純情行き
話がしたいから おちゃめに悪戯(いたずら)
ぼーっとしている君の ハートのノブを ずっと
廻して みたいけど 微妙な距離感なの
今はいいのよと 思うけれど
イチゴ色に ドキドキ
手を伸ば...南風レーン
-
ぬるい日陰で ゆらゆら揺れて
そんな 僕らは なにか
セイシュン映画のようだ
ぶらぶら歩く 君が
眩しすぎるから
夏の陽射しの 向こう
青空を見てた
明日の 天気は たぶん
雲ひとつないハズさ
だから 海へ行こう...summer season
-
雨音の おしゃべりに
傘ゆれて ときめきランデブー
降り注ぐ 眼差しに
頬茹でて 溢れるラプソティー
響きだして 瞬(またた)く胸は
化粧しては 色めき昇る
漬(ひた)した 眺め 恋にまぶせば
ハナミズキの甘い薫り
雨のシンバル ショータイム
ロマンティクに 漂流中...雨色ラプソティー
-
羽ばたけないの 遠いウイング
続く高架を 求めているの
声を落とした 響きに浮かぶ
問いかけの 君の欠片ね
東に望む 光の帯も
いつかはきっと やってくるから
君の住む街 思いを寄せて
鍵盤を 奏でてるの
流れる そよ風が 音を運んで
はじめて 出会った 場所に着くなら 多分...無題
-
背伸びをしていたら 芽吹く森が見えたの
月に濡れた めしべと ネジ巻く金剛の蝶
四花(しけ)は甘露に咲き
融けた季節 まぶせば
ほら 億万に枝(え)を散らして
やわらかい光を 星の台座から捉えて
そして クリスタルの泉が歌う中 出会うの
僕は夜明け前の卵
光になる前の光で
名前を探して 旅する欠片...夜明け前の卵
-
銀のオルゴールに 瑪瑙(メノウ)のラッパ
手向けに渡された 二人の宝もの
刻んだゼンマイに 夢を巻いて
果てしない郭(くるわ)の 悲しいファンファーレ 溢れては 泣いてるの
高台から見えた青い空は からっぽの花かごに ゆらりゆら
歌えもせずに 忘れ去られた カナリヤは 飛べないよ
細指で撫でる 手向...銀のオルゴール
-
瞳 閉じたら 光 溢れ
まぶたに漏れた 素直 な味は
しょっぱいけど
あたたかくて
あなたを 感じていたの
うれしいの とても
それは ココロ井戸を
汲み上げて 作るバラ
蕾のままに 眠る刻(とき)へ贈
青い 春の 手紙...a rose letter
-
遠い 船よ
君の 海へ 届け
感情線 織り成し 辿(たど)ってみても
so far
想列 入れ替え 誤魔化しても
面(オモテ)の日々 積み上げても
不可視の 意味 溢れるdestruction(ディストラクション)
僕の船は 《君の海へは決して》
未来(とき)の川は 《乾いて途絶えてるよ》...over structure
-
ゆりかご揺らす春の歌
素肌に感じて
■
絹風の夢に 口付け
草や木の 芽生えに恋を
健やかに眠る 子供達は
頬寄せてる
オレンジ色 透き渡る...ゆりかご揺らす春の歌
-
あの時にみていた夢は
僕らはいつも話し合い笑った
だけど時の流れはとても速すぎるよ
いつも忘れてしまうんだ
四季のように
そうさ
あの時にみていた夢が
今でも励まし支えていたんだね
だから僕は走り続けられるのさ
たまに思い出したいんだ...春のように
-
マシュマロみたいな口から
ハート飛び出して
甘い甘いハプニング
唇に 鍵をした
ちいさな胸に 手を当てて
マーブル模様ね
いちご色の背景も
今は ショートしてるの
優柔不断
やばい展開なのよ...恋のワンダースィーツ
-
ロトくじの ナンバー
駄洒落でね つけたら
当選 歓喜して
二人 で笑う 夢を見たよ
不眠の 回顧録
船漕ぐ 桃源郷は
無菌の ホスピスで
妄想 をしては 漂流記さ
どんぶら どんぶら どんぶら 恋慕して
あの娘だけ を 想ってる...嘘つきペイシェント
-
走査線上で抱いた君は 《フィリアの果実》
軌道下(した)へ謎を落とした 《群青(ぐんじょう)の問い》
月面の中継基地(ベース)は 《社畜のドグマ》
追われ続ける構造だけ 《無限ストレス》
永久に廻る衛星のよに
僕は働きヅメで過労さ
果てしなく渦巻く疑問に
君だけ求めていた
億万人の 星が 呼んでいる...ドグマ・ディフェクション
-
へのへのもへじを 書いて
直ぐに 破り捨てた ノートの端
教室の片隅から 顔をだして 僕を責め立てる
ホントに伝えたい気持ちも
僕は弱虫で言えなくて
君は ヒーロー
夏の暑い日に 手を差し伸べてくれた君
僕の ヒーロー
冬の寒い日に 笑顔で励ました君
いつでも...僕のヒーロー
-
水玉 隠して
チラリズムね
ゆらめく 腰つき 誘ってるの
雨降り 裸足で 水浴びして
無邪気に トキメキ 探してるの
白肌に 恋ね
微熱だけ 染めて
感じてよ 甘い 誘惑を あげる
もしも誰かと
恋を咲かすのなら...水色少女
-
《いろは》
夏の空に たそがれ
僕は君を 見つけた
それはサハラに咲く オアシスの花
涼めく 紫苑(しおん)のようさ
《GUMI》
孤独の海に 漂う
私は 君と 出会った
訪れた瞳の やさしい色は
胸打つ 甘さなの...永遠のメモリー
-
カラコロ トトトン カラコロ トトトン と
乙女走る 響く空に
鼻歌混じりの 帰り道
誰かのことを 思うの
■
それは ロンリーなバースデー 独り 記念日
セツナイ って 言いたくなる お年頃なの
とても ルーティーンな君に 話かけても
ちっとも 反応無さすぎて がっかりしてる
問題 山済み もう結...乙女走る 響く空
-
《いろは》
君は 星を 見つめて
遠い 夢を 話した
それは 終わりのない
砂漠に響く 物語のようだね
《GUMI》
地平の先を 越えても
私は進み続ける
だって 君との別れは
終わりではなくて...永遠
-
夜明けまで 遠いね
虫の音が 響いた
星空が 綺麗ね
もう少し 起きていたいの
君のこと 好きなの
なんて事 言わないわ
静々(しずしず)と 語るの
意味なんて なくていい
ほら 銀河鉄道 走りゆくよ
願い事した...夜明けまで
-
このごろ ハートメーターくよくよ 雨ばかりで
ココロの 栄養足りてないのかな 変なのよ
いくら 歌っても どうしても弾まない
アタシの中の子猫ちゃん もう いじけてる
隣の にぶい 誰かに 話しかける きっかけ
どこにでもある春 探しているの
■
謎めく しっぽのサインを送った 夢をみたの
子猫の ...子猫のハートメーター
-
くもりガラスに 映し出した 雪降る駅
過ぎた ホームだけ 言葉を 繋いだ
電車の音は 告げる声を 白く消して
恋 隠したまま さよなら を したの
置き忘れた 気持ちから
残した空白の 問いは
ルージュに 浸(ひた)す 唇だけ
まるで無人駅だよ
笑顔に 逡巡(しゅんじゅん)して
留めた 指先の 訳も...雪解けの季節