タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(125)
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振り向いてまるで茜色
暮れなずむ頃に
一片と少し微睡んだ
知らぬ随にと
散る花の幸せを説いた
あの人を愛でて
はなむけと簪を落とす
人知れず彼方
蝶よ花よさめざめ
はらり、飛ぶなら今と...手毬と蝶々
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落照、夜を乗せて
仄かな距離を見つめた
ゆめゆめ目覚めないで
何度もきみを呼んだの
名前もない景色に
しがみついたままの消灯
足の形は既に
忘れてしまったの
点と点を繋いで
グラフに募りゆく感傷...点kの距離
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ラブソングを舐めて
小さくささめいた
恋を知らない純情がゆらり
こころは万華鏡
啄ばまれた花の行方も
知らないで誰かの夢を見続けた
この声が嗄れてしまうまで
教えて
覚えたてのラブコールが曖昧に
手向けた鼓動を手繰り寄せた...カンパニュラの告白
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叶うのなら
きみのそばで眠りたい
夜を並べて
駒鳥のように
逃げ出してしまうの
ささめく胸元には
赤い鱗粉
綺麗なケロイド
頬を寄せてみた
お願い、笑うきみが...ユーレカの片鱗
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透明をにごして
ゆるやかに落ちたなら
きっと重力のせい
目を閉じた
余所見をするのは
透過するアスファルト
眩暈のあとで呼んで
さよなら
絡みつく距離感
白昼に吐き出した...ガムシロップの距離感
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はらりはらり永久の月
さめざめ五月雨咲き乱れ
一片と落ちる椿を
重ねては少し微睡んだ
黄昏に手を惹かれては
萎びた簪を尋ねましょう
白い首筋を彩る言葉を
知らぬ随に舞い散れば華
ふいに躓いた小石の隙間から
覗いたのは朧月...狐火と宵の境界
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一雫、綴る文さえ
人知れず燃えてゆくのね
爪先で辿るあの日の
黒髪の貴方へと
水面には艶の微笑み
一片と舞い散る如く
腕にはその首を擡げて
数多の契りを交わしましょうか
此処で
百にも満たない戀でも...鬼灯と宵の焦燥
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継いで接いで着飾った笑顔
また虎の威を借りて歩いた
振り向いては嘆く感傷
どうか視線だけ匿ってほしい
ふいに突き刺した長い黒髪の奥
覚えた距離も捨てて
恋に落ちてくきみの隣で
愛して愛してそうして焦がれたのに
瞼の裏に焼きついたのは
砂糖菓子みたいな優しい言葉さえ...シアンの痕跡
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ナイショにしたら
溺れてしまうけど
こぼれた吐息に
たまに凍えてみたいわ
盲目になれない
ふたりきりの部屋
浮かぶまえに涙なんて
消えていくのに
サヨナラしてね
赦してあげるから...twister
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曇り空に浮かぶ星を
片手でまた切り取ったの
味気なくて何もなくて
セイレーンは微睡んでる
ひとつだけ、ひとつだけ
重ねては揺れる鼓動を
眠るたび数えたら
瞬きもしなくていいの
溺れては零れては
退屈と涙を呑んだ...ハリネズミの憂鬱
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真夜中の暗がりに
逃げ出した恋を連れ出して
惹かれた指につたう
少しはやい心臓は泣いていたの
ねえどうしてあの日のまま
またわたしを呼んだの?
隠したこの想いが
ああ零れてしまう
薄暮の微光のなか、きみは微笑む
届かないことは知っていたの...ジェリーフィッシュの魅る夢
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ファーストキスはストロベリーがいいと
わがままを言うからどうか覚えていて
ミルクティーには砂糖をひとつ、ふたつ
指切りをした日もどうか覚えていて
チープなセリフなら聞き飽きてしまった
たまには何も言わず抱きしめてほしくて
あどけない気持ちも育ててゆけるように
あと7年くらい好きでいられたなら
いつま...Acalypha
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我儘を聞いて
ひとつだけでいいの
甘いミルクも
我慢するから、おねがい
こどもみたいなんて
言わないで欲しいの
そうやってひらく距離が
切なくて困るから
おとなのよゆう
すこしだけ崩れたら...ハニーブロンドのひみつ
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たとえば、ぼくが灰になったら
その手で掬ってはくれますか
いつしか朝がきみを攫ったなら
褪せていこう、ふたりで
余所見をして愛想を尽かしてみた
知らないこと知りたい
いつの日にか繋いだ手も離れるのに
息衝くのはささやかなゆめ
臆病なままで落ちていくの
きらめくピアスホ-ルの宇宙...ピアスホ-ルの宇宙
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季節外れの中で
孕んだあまい毒は
凍えるだけの記憶
指さきがすくう白雪
目深に揺らいだ景色に
眼を塞いでいたくて
呼吸を止めた、会いたいよ
移り変わる体温
沁みるような口づけ
泣いた花は願って...氷のダリア
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茹だるような暑さに
ふたりきりの放課後
何気ないふりで君の手を引いた
青い空に溶かした
風に消える沈黙
何食わぬ顔の向日葵がなびくだけ
ああ、瞬きするたび会いたくなるけど
瞼を閉じて誤魔化してみる
お願い、届かないで
金魚鉢に揺れる...金魚鉢のためらい
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窓際の視線に
捕らわれたみたいに動けない
くらり、くらむ世界に
どきどきしたままで俯いた
気まぐれなふり臆病なコトバ隠して
滲んでく想いまで繋いだ手に甘えてた
見惚れたまま笑うけど
きみが、あふれた瞼のうらは
忘れないように綴じてしまいたくて
いつまでも溜息繰り返してた...溜息ループ
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空に揺れるたび数えた想いは
きっとありふれた言葉だけど
鼓動だけ響く
数センチが遠くて
君に届けたくて
小指に込めた
淡い恋してるのナイショばなし
微か触れただけそれでも疼いて
ずっと隠してた視線なのに
着飾ったふりで...純情スカイメーカー
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ブルーインクの溜息を呑む
微か霞んだ夢は
まだ瞼の裏消えてくの
星の海に溺れてた
極彩色 掬いあげて
微睡む夜が、頬に零れだすだけね
息を病めて透過
メテオライト塗り広げたなら
ビロードを映した
最果て孤独の法則だ...惑溺。
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きらり、光る。
ふいに爆ぜた流星
鮮やか揺らいだ目が閉塞感
最果て遠くてほら
きれい、ね
色づく藍 彼方の儘
溢れてから消し去るように
きらり、光る。
此処から逢いにゆこう
きみの元へ...恋するメテオライト
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気付いた不透明 色盲噛みしめて
とびきり鮮やかだ
くらり、くらり眩暈がするの
両手の純粋を 手向けて大人になった
苦いのお似合いね
触れて揺れて騙されたの
我が儘な呼吸抑え込んで
トクベツだってくだらない
ひとつふたつ落ちる
ろくでもないノスタルヂア、さ...マラスキーノ・チェリーの口づけ
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白いリンゴと青いくも
ときめきはきっと灰いろ
視線は君を貫いて
絡まるだけでしあわせだ
偶然で誤魔化した
すこし回り道の言葉
昨日より近づけたこと
繰り返して、ときどき
ウソだよって着飾った
臆病な恋してる...エイプリルガール
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窒息まで突き落とされるたび
受け入れるだけの純情
這わせた温度から 聞こえる心音
真夜中貫いて
その疵に絆されてるわ!
キミが飽いた口吻けを
誰かの嘘で感じたの
それなら飼い馴らされて
白い首に咬みつこうか
爪先で踏み潰されたまま...vain
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どうか忘れないように
内緒話で伝えた
ボクとキミの愛してる
呑みこんだのにウソツキ
冷たい窓辺のゆめ
この手を取ったままで
キミの言葉と愛のうたが
耳から離れてしまう、そのまえに
目蓋に閉じ込めていたの
寂しくないように...アルメリアに溺れて
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○玉響揺らぐ誰かの想いは
満ちれど欠けれど蕾をつけて
命短し恋せよ乙女と
らったったったった まるで乱れ咲き
●恋い焦がれては止まれども
消えゆく影すら知らぬまま
駆け抜ける疾風 届くまで
◎はら、はらひらり はらり
●泡沫消える夜風に吹かれて
啄ばむ花びら両手に抱いて...桜色吐息
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閉め忘れた窓から 覗く小さな恋でした。
カーテンが邪魔をして 見失ってしまいたいな
やわらかな言葉で着飾って
あまやかなレースで飲み込んで
それでも指先が奪う体温
今日は素直になれたのにな
ごめんねなんて言わないで
痛くない、痛くないよ
歪んでくセカイの真ん中で
わらう、キミが好きで やだな...petit
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くらり眩んだ暗がり
通り過ぎた片割れ星
ふわり不安になるまで
行方知れずに会いたいな
小さく疼いた心を
冷たいミルクに浸して
目蓋に浮んだ景色は
どこかの知らない誰かだ
思い詰めたゴンドラの
窓の向こうを見てた...Ferris wheel.
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飾り立てた愛で首を絞めつけたって
僕なんか眼中にない君だ
後ろ向いて笑うんだろ
花が咲いたみたいに可愛く
いっそ感情論で責めちゃおうか
愛なんてそんなもんだって
振り向きもしない恋じゃ
誰かに余所見もしたくもなるから
ねえ、
どうしたって君を傷つけたいんだ...ProvocAtioN
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真夜中に使い捨て
星のないイルミネーション
うそつきが出しゃばって
瞼に浮かんだ涙が、消えた。
声と心となにより
嫌いなあたしが欲しいの?
お化粧をしたドールは
お気に召したかしら
好きも言えない装飾のあたし
引き連れてるあなただけがキレイ...装飾系ガール
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絡めても解ける温度に
立ち留まって耳を塞いだ
逃げ場のない鼓動のなかで
ただ甘いなみだを流すの
雨降りなのはあたしのせい
土砂降りなのは君のせいね
届かないよ、
君の気持ちなんて届かない 諦めてよ、もう
継ぎ接ぎだらけ溜息隠して
君を待つあたしはただの、弱虫...レイニーガール