タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(95)
-
僕はまた追憶にふけっていた
姉は親から愛されなかったと言った
その憎しみの牙が僕に向いた
「いつもお前ばかり」
「お前さえいなければ」
その言葉は姉の本心だった
子供の前で突然始まる夫婦喧嘩
お金が無いと嘆く母親の顔を殴る父親
馬乗りになって髪の毛を掴み
アザができるまで繰り返し顔を殴り続ける...孤独が私を強くした
-
僕の人生の主役は僕だけど
君の人生にとってはただの背景だ
どれだけ前向きに生きようと快楽は一瞬で
記憶の中が痛みで埋め尽くされる
一人また一人と去っていく
いつの間にか孤独が当たり前になる
遥か遠くから泣き声が聞こえる
生きて、生きて、生きて、生きて
転んで、壊れて、また立ち上がって
涙がこぼれ落ち...気高く強く、そうありたい
-
後悔ばかりの人生だった
取捨選択を間違い続けて
自分を持ってる振りをしながら
他人の言葉に振り回されて
綺麗事の手のひらの上
本当の自分ってなんだっけ?
差し伸べられた手を払い除ける癖に
何も無いって泣き喚く
貴方の長所はなんですか?
今まで考えた事もなかった...鍵
-
忘れ物はないか確認したかい?
列車の時刻には間に合いそうかい?
片道切符を握りしめて
最後くらいは盛大に
君の門出を祝うよ
今更気づいたんだよな
周りが当たり前と言っていた道が
茨の道だったってこと
人生のハードルも人によって違うのに
自分は誰よりも劣ってるって...これから全てを終わらせる君へ
-
自分を救いたかった
だけど救えなかった
自分を救ったのは
他人の言葉だった
飢えた心に問いかけた
狭い部屋で叫んだ魂の詩(うた)
待てど暮らせど奇跡は起きない
手を伸ばしても君に届かない
わかってるよ
わかっていたよ...scrap
-
最後に泣くのは嗤った者
最後に笑うのは泣かされた者
最後に見る走馬灯はどんな景色なんだ?
誰だって後悔の無い終わりがいいが
俺はきっと
後悔を抱いて消えるのだろう
何をやっても満たされない
他人と比べて妬む事しかできない自分が嫌い
ふとした瞬間自分が分からなくなる
消えたいという気持ちが頭の中で反芻...No Signal…
-
陰謀論者の脅しに屈するな
自称神の戯れ言に耳を貸すな
ヤツらの甘い言葉に惑わされるな
自分の正しさを武器にして
あらゆる愚行に異議を唱えても
結局自分も同じ穴のムジナだから
考え過ぎて馬鹿になってはいけない
所詮僕らは人間だ
硝子の破片を丁寧に拾っていては
誰だって生きづらいだろう...publicdomain
-
本編:
ここは、人類が居なくなった世界。
ありとあらゆる憎しみが消え去った世界。
主(あるじ)に取り残された私たちは、
それぞれが自分に合った幸せを見つけ、
この寿命が尽きるまで平穏に暮らしていた。
寿命が尽きるという表現は少し違う気もするが、まぁ、いいだろう。
私たちは、器が朽ちてもデータさえあれ...死ヲ忘ル事ナカレ
-
命を繋いでくれた先人達よ
俺に生きる勇気をくれ
明日への扉を開くために
背中を押してくれ
独りじゃ適わなくても
貴方たちとなら頑張れる
負け戦の中にも希望はある
今でも俺はその希望を信じている
僅かな光に手を伸ばして
共に行こう次のステージへ...少年少女よ、手を伸ばせ
-
創作は苦しみだ
俺は俺を救えなかった
叶わないからと
光に手を伸ばすのを止めた
あと少しだったのにな
自分から、家族から
他人から、運命から
そして現状から
逃げた結果がこれだ
自分が何に怯えているのか...自我の崩壊(命のSOS)
-
耳を澄ませば聴こえる
心地のいい音色が
目を閉じれば ほら
君だけの世界
「quartz(クォーツ)」
黒蝶が羽ばたいた
雲ひとつない青空
光の中に消えていった
私はまだ子供なのかな?
強がりはもう辞めにして...quartz(BGM用)
-
【、、がログアウトしました。】
【アンインストールを開始します。】
【しばらくお待ちください。】
“もういいかい?”
何もない僕が
一だけ願ったこと
憧れの人になれなくても
当たり前の幸せを
人生に疲れたんだ
これ以上生きる理由も無いし...もういいかい?(BGM用)
-
ここまで来たのには理由がある
一つだけ分かった事がある
誰もが間違いだらけの始まりで
呆気ない終わりを迎えるんだ
人生なんてこんなものだ
僕らの人生なんてこんなものだ
僕らはいつも孤独だった
楽しそうに揺らめく
隣の蒼い芝生を見てめていた
魔法の解き方を教えてくれないか?...僕らのメメントモリ
-
進め、進め、僕らの為に
笑え、笑え、明日の為に
踊れ、踊れ、いつかの為に
強がりで乗り越えてゆけ
間違いには抗ってゆけ
唯一無二の諸刃の剣
その弱さも武器にして
僕らにしかない正しさがあるなら
世界に証明できる筈さ
さぁ、君の想いを空に叫ぶんだ...進め、僕らの為に
-
打ち上げ花火を見てる君
そんな君を見てる僕
花火ってなんて儚いんだろう?
呆気ない癖に綺麗なんだろう?
恋は盲目とかよく言うけれど
君の素敵な笑顔は鮮明に見えるよ
守りたいと思ってるよこれからも
僕は仄(ほの)かに冷たい君の手を握って
花咲く夜空に誓いを立てた
この瞬間が夢じゃないといいな...玉屋と鍵屋
-
拝啓、親友たちへ
あの頃は楽しかったな
幾度か喧嘩もしたけれど
今では良い思い出だよ
散々迷惑かけてごめんな
ツケは必ず返すから
嘘一つない笑顔でまた会おうな
可憐に咲き誇る薔薇のように
君の未来が幸せで溢れていますように
冬が終わらなくても春を咲かせ...拝啓、親友たちへ
-
消えない
消えない
悲しみは
消えたい
消えたい
願わくば
「人生最後の通信簿」
生きて、生きて、生きて
生きて 、生きて、生きて
吐くまで歌った...人生最後の通信簿(人生なんてこんなもんさ)
-
始めに:
死に損ないが一匹。
今日も、人の手を借りながら、
死んだように生きている。
本文:
二十歳の時に、遺書を書いた。
後悔の念や、誰にも理解されなかった思いを短く端的に綴った。
「死にたい、消えたい」と何度も思った。
自分の不幸を他人のせいにしてきた。
歳をとっても弱いままだった。...晩年
-
目の前にあるのは崖っぷち
無駄に広い快晴の空
終わる前に一言いいか?
そういえば、
過去の俺ってどんな奴だったっけな?
「敗者へ告ぐ最後の言葉」
拝啓、少年時代の俺
そろそろ夢から覚めたか?
遺書は書き終えたか?
アイツらの事はもう気にすんな...敗者へ告ぐ最後の言葉
-
常人にすらなれない俺は
息をするように綺麗事を吐いた
大丈夫だお前ならできるよって
笑えないくらい身勝手な言葉だよな
これはフィクションじゃないんだ
どうせ誰も救えやしないのさ
俺から出たちっぽけな言葉では
余計な言動はもう止めにしないか?
これまで俺は何人傷つけてきたんだ?
拗れる前に自制しろ...有象無象の行方
-
とある国の偉い人
たった一人の我儘で
多くのものを失った
たった一人の間違いが
僕らの日々を狂わせた
返しておくれよ
希望だった未来を
嘆く声、許しを乞う声
その全てが空へと消える
一番恐ろしいのは...生命の黙示録(没作)
-
君の中にも光がある
唯一無二の宝石がある
気づいてくれよ
君の強さを
頑張らなくていいよ
十分頑張ったでしょ?
もう疲れたんだよって
君の涙が言った
後悔も思い出も
淡く遠い夢の中...かつての君へ
-
人間って面倒臭いよね
他人のことも考えて
死ぬのは簡単なのに
生きるのは簡単な事じゃない
人間って面倒臭いよね
覚える事も多くてさ
沢山頑張らないといけないし
それで幸せになれるとは限らない
生まれ変わったら何になりたい?
僕は雲になりたい...雲になりたい
-
頑張れないのは
あなたのせいじゃない
失敗ばかりでも
それが普通だから
みんなと同じができなくて
置いてけぼりで
ずっと独りぼっちだったね
周りから否定され続けて
変わろうと思った
だから嫌いな自分と...また
-
埋められない想いがあった。
叶わない願いがあった。
それらを全て灰にした。
それでも私は私だった。
…………………………………………
我が家に大きな熊がやって来た。
その傍らにはママがいた。
大きな熊は私を睨んだ。
ママがキッチンから持ってきたお皿を受け取った彼は、いつものように涼しい顔で煙草を吹か...応答セヨ、少女の涙(試作)
-
何年経っても癒えない傷
嫌な事思い出して毎晩咽び泣く
何もかも思い通りにいかなくて
消えたいを何百回と連呼する
生きるの疲れたな
休みたいがそんな暇はない
割れた鏡の中の私
虚ろな目で自分を見つめる
瞳から数滴の涙
後ろには散乱したゴミの山...痛い
-
たまに何者なのか分からなくなる
国籍を変え名前を変え住所を変えて
思考を変えればもうそれは別人
結局俺は誰なんだ?
昔は失敗しても平気だった
今みたいに人間関係に怯える事もなかった
どんな事があっても前向きだった
けど今の俺はどうだ?
変われないと言ったのは嘘だ
悪い意味で変わってしまったよ...旅人、心ここに在らず
-
盲目的に愛し続けた
この体ともお別れか
なんて考える前にさ
また歩み始めようか
諦めるのは早い内がいいが
もうここで終わりと
決まった訳じゃないだろ?
雲一つない空を見上げる
今日は快晴か
不器用なせいで失ったもの...呪縛
-
世界の終末を見届けた
物語は終わりを告げた
彼らは答え合わせをしなかった
問うことさえも諦めていた
血腥い人類史に終止符を打ったのは
紛れもなく人類自身だ
電信柱の上で鴉(からす)が鳴いた
もうそろそろ夕暮れ時か
彼らがここから居なくなっても
時間は動いているようだ...おしまい(THE END)
-
あの頃の悪夢を見た
俺の耳元で悪魔が囁いた
両親が盲信した偽りの神様
人のフリした獣の面
白に染まりたくなかった
奴らは普通を認めなかった
苦しむ俺を傍観しながら
自業自得だと笑ってた
逃げればいいだろ?
そう周りは言うけど...Help Me