狛街都心の投稿作品一覧
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忘れられない人がいる
忘れたくないことがある
思い出の数は
思い出せなくなってから
数えることになった
そこにある全てを
ぶちまけたまま
悲しめたなら
僕達は何一つ
拾えなかったろう...溢れ返る
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まだ月が出てるさ
渇いた眼の縁
見上げた世界が遠過ぎたのかな
もう夢のことを
絵日記にして
あの娘の家に放り投げるのは
止めにしよう
震えないよ 喉も渇かない
手首は綺麗な肌の色
終わらないよ 夏に死んだのでは...high
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あの緑は
疲れ切った
僕らの神経を
刺し壊した
君の子宮に溺れてしまうことに
僕が感じたのは何処までも無機質な性欲
Syrup.
And honey fruits rotted....無機質な果物
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I can’t imagine.
It’s too late.
Still we have a friction between you.
Words can’t tell.
Sick’s endless riot.
And loud and noisy music frequent in my h...Silent city
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言葉を使って疑いあうくらいなら
心臓を少しだけ近くに寄せあった
時々思い出して月を見つけたんだ
指先の感覚を作詞家が伝えたがる
貴方へ
貴方へと届かないのかい
画面上の惑星は日々の暑さに沿った
語りを止めない病人のうるう眼に
明日別れ際彼は言おうとする
さよならっていうのはまた会いたいだけさ...LDC
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僕らがまだ
夢の叶え方を
知らなかった頃
神様達が
水辺に集まって
アメンボを食べた
マンホール開けて覗く最後は
飴玉が溶けた遠い遠い夏は
誰かが撃たれた中東の今日は
君のせいでまた眠れない夜は...虹色の水溜り
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看護婦が描いている
入れそうにない迷路
あとがきに載っていた
この小説は遺書
金属製のシフォン
階段を踏み外したい
怖がってくれたんだ...フィルム
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新しい世界の真ン中で
孤独を見守って日々引き摺る
欠片もなくなった声をいっそ
御多分に漏れずに枯らしていろ
床だけを濡らした萎えた希望
快速を止めても継がれなそう
只管に込めるは仮定法の今日...midnighter
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慰めを得た
それにそうした
誰らしくないって 君に問われた
霞み始めた
寝ぼけすぎだった
あの日の詞は もう無くなった
...無い
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夕焼けを暗がりの手が
指で潰して闇が広がった
水辺には泳ぎ方すら
満足に知らない兎の雄
群がった恐怖が笑えど...夜を蹴る
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既に飽きた天井を
日付が変わっても眺めて
諦め達と仲良くなった
数え始めた羊は
天文学的数字を
ゆうに超えてもまだ逃げた
僕には
焼け付いた朝日なんて
素晴らしくも
なんともないんだよ...焼け付く
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