タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(22)
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「熱いな…」
なんだかレンがぐったりしていた。
大好物のバナナを見ても気がのらない。
これはおかしい、
そう踏んだ俺はレンの額に手を当ててみた。
案の定、熱かった。
「今どんな感じだ?」
レンをソファに腰掛けさせながら症状を尋ねる。
「身体…っ熱くて、頭痛い……」...オーバーヒートの話
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「あら、今年もすごいわねぇ」
楽譜に目を通していたメイコが大きな爆発音のするほうへ視線をずらす。
黒い空に光り輝く火の花。
赤、青、ピンクと緑に黄色…。
まるで自分たちの色みたいだねって隣に居る黄色い少年、レンが笑いかけた。
そうね、と微笑して再び楽譜に目を落とす。
今日は街の花火大会。
一週間前か...花火と
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『ずっとミク姉が大好きでした』
こんなに短い文を打つのに10分かかった。
おかしいな、ただ素直な気持ちをぶつけているだけの事なのに。
打ち終わり送信するまでの時間…皆さんは察しられるであろう。
実は俺が想いを寄せているミク姉とは、隣の家なのだ。
そんなら直接言えばいいじゃない。
そんなことを双子の姉...始まる
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今日給食で星の形のゼリーとハンバーグが出た。
なんだかとても可愛いと思って、食べるのが勿体無かった。
「星の形とか珍しいよね」
なんで?と聞いてきた私の片割れ、レン。
鈍すぎる相方にため息をつきながらもカレンダーを指差した。
するとあぁ、と思い出したかのように手を叩く。
「で、どんな話だっけ?」
ま...七夕
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「始めっ」
そんな試験管の先生の合図がかかってから、みんな一斉に答案用紙をひっくり返す。
カリカリと揃って響く音は、わずか5分ほどで息が合わなくなり、バラバラになった。
「ふぁーあ…わ」
30分後になった今、終わって見直しもした。
まだ終了まで20分もある。
(次の為に寝ようかな…)
...10分間
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■リン■
「ますたぁっ!」
ドン、と背中へ突進してくる黄色い少女。
金髪に青い瞳、白いリボンが特徴的な彼女の名前はリンと言った。
「何?リン」
「歌練習したのっ!」
常に明るく元気なリンは、いつも通りの笑顔でハキハキと話す。
難しかった部分、なかなか言えないフレーズ。
上手く唄えたところ、大好きな歌...鏡音とマスター。
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「ねっ、リン!リンってばぁ…」
午後2時
眠くなる時間帯なのは分かるが…分かるのだが
2人並んでテレビを見ていたらいきなりリンが眠り始めた。
電車の中で、見ず知らずの人に寄っかかって寝るような状態だ。
「うー…どいてー」
引き離そうとするも、なかなか離れない。
顔を真っ赤にして力を入れてもびくともし...だっこ
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「女子ってめんどくさい」
そう吐き捨てるように言ったのは、幼なじみのリンだった。
ぷくっと膨れた顔をして大好きなクマのぬいぐるみを抱えている。
「あー…」
何か喧嘩でもしたのだろうか、そんなことを思いながらバナナを一口、口の中へ入れる。
「レンはいいよね、男の子で」
ジッ、と睨みつける感じで見つめら...レディーファースト
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嬉しい
そんな気持ちを抑えきれない今、目の前にはレンくんが居る。
正座で、尚且つ俯いている状態だ。
ぱっと見私が叱ってるみたいだけど、逆の逆
『ぉ…俺、グミの歌声すきっ!!』
歌を聴いたのか、
そう言うとぺたんと座り込んでしまい、今に至るわけだ。
「…?何やってんのグミ」
偶然近くを通りかかったメイ...嬉しい…けど
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陸上部で使い込んだ、ボロボロで真っ黒のスニーカーを履いて、屋外なのに女子並みに白い肌。
白い肌に眩しいくらい良く合う金髪。
暑い日々は冷たい、涼しげな蒼い瞳に吸い込まれそうになる。
そんな鏡音くんをトランペット片手に眺めている私
「グミ」
親友のミクに肩を叩かれて気が付いた。
「わわっ」
ビックリし...頑張れ
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「…雨だね」
レンの部屋に暇だから、という理由で隣にちょこんと座り、かれこれ30秒。
レンの片割れであるリンは、窓の外を指差すなりそう言った。
寝そべり本を読んでいるレンは、横目でちらっと確認しただけだった。
「なんか雨の日…って言うか6月っていいよねっ!」
窓を指していた指をサッと自分のへその前辺...6月の花嫁
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「へ…くしゅんっ」
このくしゃみから始まった。
温かい日々が続く中、
急に暑くなったものだから。
くしゃみは寒い時と、誰かが
噂してるときだけだよって
昔メイコ姉に教えてもらったっけ。
でも寒くもないし、誰かが
噂してるようにも思えない。...cold
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この子たちが何かと聞かれたら
「カイト兄、おやつー」
「あ、やべ赤だ…充電器貸して」
ペットと答えるだろう。
珍しい一卵性の双子、リンちゃんとレンくん。
金髪で青い瞳、気の強そうな顔立ち。頭の白いリボンが特徴的な双子の姉のリン。
「お腹すいたあああ」
…髪と瞳はの色は同じ。さすが双子だと思える。
弟...日常茶飯事
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「…何やってんのカイト兄」
温かい季節から暑い季節に変わろうとしていた時。
まぁ今はその中間の梅雨でジメジメしている時期だった。
ミクは、そのジメジメ感に負けないくらいジメジメしているカイトを見つけた。
リビングの片隅で体育座り.
青い髪に青いマフラー。
これらがさらにどんよりした雰囲気を漂わせてい...散々な梅雨の日
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何かこう、春というものは無性に眠くなるものだ。
その日はレン自身もそうだった。
「ぁー…」
春の温暖な気候
辺り一面に咲く花の香り
丁度良いくらいの日当たり
適度な風
過ごしやすい快適な状態であると同時に、睡魔もハンパなく襲ってくる。
(このまま寝ようかな…)
そんなベストバランスな、リビングのソフ...至福のひととき
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「め、めーこ姉ぇ…」
「なぁにレン?」
酒に酔ったせいで
ベロンベロンになっているメイコ。
レンは皆寝静まった夜
トイレに行った帰りにひょいと捕まったのだ。
夜遅くに帰宅したメイコ
疲れて酒に走り、終いには酔っ払い
今は後ろから抱きつかれている
…いや、ハグされている状態のレン。...酔い潰れて。
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「ありえないっ!」
リンが横に座ってきたと思ったいなや、いきなり発した言葉。
キョトンとして理由を訪ねるカイト。
「何がありえないの?」
おそるおそる聞くと、リンはキッと顔を向け強い口調で言った。
「ありえないからありえないのっ!!!」
うん。答えになってない(´ω`)
よく理由は分からなかった。
...昼寝事件
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俺の可愛い可愛い姉
世界で一番大切な存在
「レン可愛いぃい…」
ふにゃっと甘い声
でもちょっと気の強そうな
キンキンするような、ハリのある声
「―っ…///」
お揃いの髪色、瞳
綺麗な爪、白い肌...my sweet sister 【レンside】
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私の可愛い可愛い弟
世界で一番大切な存在
「あ…あのー、リン?」
ちょっと鼻声気味な君
まだ声変わりしていない
高い声、ショタボイスとでも言おうか。
「なにー?レンッ」
お揃いの髪色、瞳
長いまつげ、白い肌
まるでお人形さんみたい...my sweet brother 【リンside】
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「ミク姉ぇ…」
不意に名前を呼んでみる
青緑の長いツインテールがふわりと舞う。
「なぁに?レンくん」
にこっと微笑むミク姉の顔は、2歳違いだが少しあどけない。
可愛らしい笑顔だ。
「んーん、何でもない」
「あは^^変なレンくんっ」
その笑顔を、ただいつまでも眺めていたい。
独り占めしてみたい。...曖昧ハート
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ゆらゆら、ゆらゆら。
頭がぼーっとする
顔から脚まで、身体中が
熱い。
「…レンくん」
さっきから何度も名前を
呼ばれているのに気がついた。
「ん……」
重い瞼を無理矢理開けると一瞬視界がぼやけた。
そこに居たのは見覚えのある青年。...特等席【カイレン、腐向け…なのか!?←】
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ガチャンッ
「きゃあああああっ!!」
ある日曜の昼下がり
リビングから何かが割れる音とリンの悲鳴に、レンは昼寝から飛び起きた。
どうせお皿でも割ったのだろうと自己解釈し、再び眠りに就こうとした……
が。
「どしたの、リン?」
足は無意識の内ににリンの元へと進んでいた。
「ふぇ?」
しかしそこにはポテ...鏡音双子のとある日曜日