こーんすーぷの投稿作品一覧
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終わりゆく時を想う
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影絵のように
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青と橙の境界は
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なにげない一瞬に
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その先で光る何かを
掴もうと伸ばす手には
ほんの少しの希望と
飲み込まれそうな恐怖で
君が語る夢でさえも
馬鹿にして笑う誰かを
気にしなくていいから
前だけを見て さぁ
サビ)
いつか描いた未来はもう無くても...未来
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夢を見てすがるその先は 手を伸ばしたって消える
所詮、記憶は創造
見えぬ世界を想像
気づかない内に溶け出した 曖昧な言葉消える
所詮、記憶は想像?
果てぬ世界を創造する
吐き出して増える雑踏に
僕の輪郭さえ 紛れ居なくなるだろう
それで泣き出してしまわないように
手を握ったんだよ 何も変わらないけど...君と、サイレン
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朝起きた瞬間に部屋の暑さにうなだれる
デジタル時計の温度計が30℃を表示した
かけていた薄い布団 いつの間にか飛んでいて
気だるい暑さがまとわりついてきた
窓をあけて空気を入れ換えたって
外も暑くちゃ意味がないね
呆れるくらい元気な太陽に
背中を押されるように飛び起きた
サビ)
エアコンが壊れた部屋...ヒートデビル
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青空
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未完成な世界 心には穴
揺れる僕の手はヒラリ、ユラリ
……掴めないや
不安定は常識 言葉埋めて、また
繰り返し羅列 ひとつ、ふたつ
消える
サビ)
何かを無くした気がして
振り返れば もう戯言のよう
見えなくなるの 夢の中だろう?...After
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桜
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君の声が聞こえた気がして 目を開けてみた
何も無くてさ
朝焼けに溶けるこの世界から
砂になって僕は崩れ落ちた
「聞こえますか」 自分自身の声が 紛れこんだ
雑踏の中
「見えてますか」 自分自身の姿が
影と影とが折り重なった
頭の隅で繰り返し響く
忘れたくはないんだ この歌を...Noise
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泡立つような白い雲の
その向こうの 青い空のまた向こう
そこにあるのは天空の城
子供だった頃のおとぎ話さ
財布の中の120円は
買い慣れてきた炭酸ジュース
いつもよりも少し気が強いような
刺激が喉を流れていった
僕の中の夢と幻を
海の底に持っていってよ...哲学アンソロジーと天空城と何か
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何もないのに 僕はここから
届けたいのさ 誰かにこの歌
忘れないように 無くさないように
演奏に使うような楽器も無い
それどころか、
僕の声じゃ歌にはならないんだ
そんな時に君が見つけてくれた……
サビ)
「一緒に歌ってあげましょう」
二人で歌うよ さぁsinging...Andante
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朝焼け
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淡い日の光で夢からさめたら
窓の向こうには違う世界さ
何かが弾けて僕を惑わせる
君への誘惑 溶けこんでいく
サビ)
ハロー、ハロ、ハロー あと何回だ?
君の手を握って 知らない町まで
本当の熱だけ伝わっているよ
真昼のステップで 世界が踊りだす
視界がぼやけて グルグル廻る...Hello,world
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まだ、モノクロなのかな? 僕のまぶたの裏
目を閉じたら
ほら 消えてく
そうだ、おやつにしようか?
何も無くってさ 君も呆れてる
音が響く
明日が過去とすり変わる
チープに見せる愛の形は……
サビ)
僕らが生きてる一秒ずつ 言葉に出来ないから...good-by,monochrome
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窓の外 見えるその世界が
「眩しいんだね」 ひとり呟いた
僕を満たしていくこのメロディーを
君に届けるよ また歌うから
視界が滲むそんな夜は
「ワタシがいるからね」 君は言うんだ
見えないけれど僕を包んだ
暖かいその音にただ沈んでいく
君からもらった宝物
誰もわからない そんな旋律(オト)を...Re:サウンド
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小さな窓から見えたもの
目の前ヒラリ 飛んでった
誰も見えない 見えないんだ
幻のようなものだから
ヒラリ ユラリ 逃げてゆく
指の間をすり抜けて
キミも ボクも あの日の嘘も
手がとどかない、ただ……
サビ)
笑っていたいんだ いつまでも、そう...夢追い人のウタ
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「たいしたことじゃないよ」だなんて言って また内側に潜り込んだ
誰も知らない表の裏に響く 「なぁ、僕は独りでいたいのかい?」
何一つ愛せやしないようじゃ いつまでたっても変わらない
頼ろうとしない代わりに誰も必要としない
サビ)
いつだって
傷つかないように目を合わせない
誰かを愛する権利を放棄して...エゴイスト
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ありふれた世界で閉塞感 胸に跡をつけて
ゼンマイ仕掛けの玩具のようで ただ時が流れて
居場所がない? 何処にもない
その声も 涙もいつかは枯れるんだ
サビ)
「その涙の訳を語っておくれよ、僕だけにさ」
それで君が楽になるのなら
僕にとってはそれがいい
鮮やかな色に染め上げ 記憶は塗り替わる
嫌いなも...A clockwork toy
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夢から醒めた 薄明かりの部屋で
窓の外から差し込む光で目が眩む
淡く残った土の匂いは 夕立の跡だろうさ
わかってたんだ 僕はこのまま
消えちゃって 海に溶けてしまうこと
サビ)
色付いて、消え去った我が侭な僕ら
奪い合って滲んだ 君のその涙さえ
煌めいて、零れ落ちたそれを受け止めるから
君の手の中で...夕闇のファンタジア
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嗚呼、灰色を敷き詰め いつもよりも低い空見上げたら
朝のニュースが言ってたっけな?「西日本は梅雨入り」と
ふと思い出した
気だるくなる気温上がって 心は下がって
「なんかもう、嫌になっちゃうな……」
サビ)
灰色と白のコントラスト
高いビルの合間に落ちて
その向こうには青のラスト
僕の心はセンチメタ...雨雲センチメタリック
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サビ)
僕らはただ空見上げてるだけの
小さな羽はとても頼りなくて
こんなんじゃ いつまで夢を見てても
「行かなくちゃ駄目だよ。」ってまた声がする
飛ばなくちゃ……
まだ知らないことの方が多いけど
なんだかんだ言って もう満足してるみたいで、
けどそれって「僕は臆病者だ。」って
結局はそういうことなん...チキン
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ありきたりな答えを並べてみたって 何も見えやしない
僕には僕なりの答えがあるんだ まだ分からないけど
台本みたいなシナリオは ただ堅苦しいだけ
「何で?」とか「どうしたいか?」なんて
後からだって間に合うでしょう?
サビ)
代わりだらけの今のままじゃ
確かなものは何もわからないだろうけど
それでもき...answer
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ベットに放り投げた携帯電話
痛いと言うように着信音が
画面に写った知らないアドレス
どうせ勧誘かチェーンメールだって
ほんの少しの疎外感を抱えて ひとり部屋の中
窓の向こうは雨模様
ユラユラ霞んで見える
サビ)
例えば、昔読んだ本のような世界に居れたら
ずっと消えることのない幸せを掴めたのかな?...Alice
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小さい僕には広すぎる ひとりだけの部屋で
「つまんないや。」 ため息がひとつ 天井にぶつかって消える
散らばったままの机に放り投げた教科書
めくってみても 大切な物は何ひとつ見つけられる気がしないや
窓を開いて 風を呼び込んで そんなことばかりで何も変わらないな
サビ)
「愛されたい」だとか「愛した...Inside Myroom
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引き出しの中に隠れていた ホコリを被った写真に
まだ子供だった頃の僕らが写ってた
曖昧な記憶のムコウに 似たような風景が見える
あれからもう何年も過ぎた気がした
大人になったつもりで 笑う写真の中の僕
取り戻せない過ぎていった時間も季節も
サビ)
当たり前だと感じていた バカみたいにふざけあった日々...Piece
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今も何処かで感じているだろう?
何かがひとつズレた感覚を
ひとり迷って足を止めたんだ
シグナルが青から赤へと変わる
時間が過ぎたって 痛みは消えないのに
また平気な顔をして 僕らは自分を隠すんだ
サビ)
何をしたいかってワカラナイから足掻く(あがく)んだ
どうしようも無いくらいの喧騒に包まれて
座り...a signal
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冷たさを感じる部屋の中でふと目が醒める
自分の世界を壊すようなファズの音が聞こえてくるんだ
モノクロな世界はどうせなんの楽しみも無いんだろう
そんなことを思う僕は何処かの悲劇のヒーローか?
結局、幸せなんて物は自分の手で掴むものでしょう?
サビ)
単純な日常の中で単調な時間を過ごしても
何も見えない...Fuzz
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部屋の中に閉じこもっても
退屈だから外に出た
「寒いな、マフラーでもしていこうか。」
なんてさ
でもそんなものしたって
結局は寒いんだろうし
「面倒だし、このまま行っちゃおうか。」
ま、いいっか
手袋をはめて自転車を引っ張り出してきたけれど
空気を入れるの忘れていたから急がなくちゃ...弾丸ジェットコースター
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