ねこかんの投稿作品一覧
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――――――――――始まりは どこまでも続く地平線でした
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「それは見渡す限りの」
荒野であり、空であり、そして、からっぽの、虚無でした。
「今思えばそれは、私に与えられた世界そのものでした」
果て...【カイメイ】その赤は、世界を内包する【MEIKO生誕祭】
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「じゃーねー!勝ったらチューしてあげるー!」
突如耳に飛び込んできたゴキゲンなその声に、カイトはぎょっとして顔を上げた。
知らない男の膝に手を置き、その顔を覗き込んで、不埒な笑みを浮かべているメイコの姿。
その光景に息を呑み、次の瞬間カイトは乱暴に立ち上がった。
...【カイメイ】 ぜんぶ君のせいだ。 【MEIKO生誕祭】
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6月29日名古屋国際会議場にて開催されます「ボーマス番外編3」のMEIKO PARADISEにサークル参加いたします。
orlvoさんとの合同サークル「極光スピ缶【B-26】」に、震える缶詰が座っていると思います。
よろしければお気軽にお声掛けください><
巡音ルカ(ウィッチ)×MEIKO(ラプンツ...【サンプル】 ウィラプ小説本 【ルカメイ】
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6月29日名古屋国際会議場にて開催されます「ボーマス番外編3」のMEIKO PARADISEにサークル参加いたします。
orlvoさんとの合同サークル「極光スピ缶【B-26】」に、震える缶詰が座っていると思います。
よろしければお気軽にお声掛けください><
KAITO(ジーニアス)×MEIKO(ホイ...【サンプル】 ジニホイ小説本 【カイメイ】
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「ただいまー」
「お帰り。姉ちゃん、コンデンスミルクってあったっけ」
「へ?」
「なかったら練乳でもいいけど」
「レン、何やってんだ?」
買い物帰りの荷物をキッチンの床に置き、バタバタと忙しなく動き回る弟に、カイトは呆れたように声をかけた。
メイコと2人で買い物に出かけ、留守番はレンとリンの2人だけ...【カイメイ】 咲く花、春の音
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言葉を編み繋げるような美しい旋律がふたつ、折り重なって虹のように空間に放たれていく。
メイコとカイトはスタジオのソファに並んで座り、時折視線を合わせては微笑みながら、伸びやかな歌声を響かせていた。
初代として生まれたMEIKOと、次世代として生み出されたKAITOである。
エンジンは違う。だがお互い...【カイメイ】 逆光の海
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今日の主役は貴女だから。
今日しか言えないワガママを、存分に。
「お腹が空きました」
「弁当を用意させよう」
「冷や飯なんかいやです」
「ならば外に」
「動きたくありません」
「…おぶっても良いか」
「いいわけないでしょう!」
「抱き上げるのは」...【ぽルカ】 恋成
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ひらひらひら。ひらひらひら。
空から舞い落ちる雪のような花弁。白、桃色に、薄紫が入り混じり、その中心で可憐に身を翻し笑顔を振りまく花嫁を、たえまなく彩ってはそっと地面に積もりゆく。
くるくるくる。くるくるくる。
背景には小さな教会。雲一つない青空は花嫁の瞳の色をそのままに映し出して、なお澄み渡り。...【ぽルカ】シスター・ウェディング・コンプレックス【カイメイ】
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すり、とコートの胸元に手と頬を寄せ、メイコはまるでオレを誘うかのようなうっとりとした様子で言った。
「はぁ…カイトの胸ってかたくて好きぃ…」
対するオレは完璧なまでの真顔。しなだれかかる身体をされるがままに受け止め遠い目で答える。
「…そうだね。めーちゃんのよりはね」
「叩いていーい」
「なんで。嫌...【カイメイ】 酔っぱらいと正気の沙汰
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お姫さまおめでとう愛してるおめでとう
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カイトの部屋に入り扉を閉めた途端、抱き上げられたままでかぶりつくようにキスされた。何事かと慌てて押し返せば、あっさりと離れていく口唇。
「ちょっとスッキリした」
ニヤリ笑う顔はいかにもしてやったりと言った風で、メイコは心底呆れて眉を寄せる。
「…もう!なんなのいきなり!無理やり連れてきて!」
「もう...【カイメイ】 騎士は姫の名を呼ぶ 【MEIKO聖誕祭】
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「というわけで我々は、『おねえちゃん甘やかし隊!!』を結成しましたー!!」
\パンパカパーン/
ご丁寧にも効果音つき。
言葉の通り『おねえちゃん甘やかし隊!!』と堂々書かれた横断幕を左右両端から広げ、ミクとリンはメイコに向かってドヤしてやったり、と得意満面して見せた。ちなみにはじめの「というわけで」...【カイメイ】 Amazing Grace 【MEIKO聖誕祭】
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再会
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カラコロ、と小気味のいい下駄の音。遠くからさざめく祭り囃子。首筋を伝う汗を拭い、ハタとはためく団扇に描かれた涼しげな朝顔。
非日常な気分の高鳴り。
玄関を出た途端、キャー!わー!と大はしゃぎしながら一直線に駆けていった黄色い2人に、カイトはあっコラ、と間に合わないツッッコミを入れつつ声を張り上げた。...【カイメイ】 夏の星座にぶらさがって
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サラサラサラサラと、シャープペンシルの芯が淀みなく紙の上を滑る音がしている。
目の前には、癖のないボブカットの黒髪をたらし、一番上までキチンとボタンをしめた、薄ピンクのシャツに控えめなリボン。ふちの赤い眼鏡をかけて長いまつげを伏せ、綺麗な姿勢で黙々と書き物をしている少女がいる。
カイトはその手前の...【カイメイ】 きみとぼくの答え合わせ 【パカグラ】
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駅前で待ち合わせ
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俺シャツ
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あぁ、またやってしまった
私ってホントにダメ教師
最低だ
あの時もただ逃げただけで
だけど私に何ができたっていうの
ごめんなさいもういいわ
私がいなくなるから
あなたに迷惑はかけない
「…んせ。…せんせ」
頬を何度か軽く叩かれて、ふっと意識が上昇した。...せいしょくしゃ・2
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うーんうーん、と、カイトの唸る声が聞こえる。
足の爪先も両腕も指先も精一杯伸ばしているけれど、目的のものにあと一歩手が届かない。
「どう?」
「う…あ、あといっせんち…いやごみり…」
「無理しないで。腕つっちゃう」
メイコは眉を下げて笑った。
洗面所に備え付けの収納棚、頭上一番高いところにあるその最...【カイメイ】赤と青の透明~abstract~【メイカイ】
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ただいまーとリビングの扉を開く。だけど耳に馴染んだあの声が返ってこなくて、軽く首を傾げた。
スタジオから出る時、早めに仕事終わったから先に帰って夕飯の下ごしらえしとくね、という気の利いたメールをカイトから受け取っていた。
この家での暮らしがまだ私と彼だけだった頃、私たちは一生懸命練習して料理を覚えた...【カイメイ】寝言は寝て言え
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咲音ちゃんありがとうおめでとう
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【カイト→メイコ←レン】お姉ちゃんが好きすぎる弟2人
カイトが腕を組み、フンスと鼻を鳴らしてレンを見下ろす。オレは明日から泊まり込みの仕事だ、と偉そうに告げて。
「ものすごく不本意だが、オレの留守中めーちゃんの周辺警護を頼んだぞ」
「不本意なら頼むな」
にべもないレンの冷たい一言にカイトはガアッと雄...【カイメイ】 おねえちゃん独占禁止法 【レンメイ】
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ジリリリリリ、とレトロな目覚ましの音に、半分浮上しかけていた意識が一気に覚醒する。
音はレトロだが発しているのは携帯端末だ。頭の上に手を伸ばしてそれを止め、なぜか仰向けの身体が動かせないことに気付いた。
「……」
顔だけを左に向ける。茶色の丸い物体。オレの身体はこの物体に手足ごと絡みつかれ、ガッチリ...【カイメイ】 ゆたんぽーかろいど
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ミーミー、ミーミー、と。
か細い声で泣いているのが、てっきりリンかと思ったら。
「めー姉、おねがいッ!」
メイコは目を丸くして、リンの腕に抱かれた小さな毛玉を見つめた。
腕に、というよりむしろリンの両の手の平に納まるというくらいの、小さな小さな白い毛玉。ふわふわとした羽毛がもそもそと動き、プルプルと...【カイメイ】 ミルクをあげよう 【KAITO生誕祭】
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ルカは自室の真ん中にペタンと座り込み、携帯をじっと見つめていた。
時刻は深夜。壁にかかった時計の長針と短針がまもなく重なろうとしている。明日が今日になるその瞬間を待ちながら、ルカはただ無言で携帯を見つめていた。
そのうち、カチ、と味気ない音を立てて、二つの針が重なる。
ルカは...【ぽルカ】 ウソついてばっか 猫かぶり 【ルカ生誕祭】
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あぁクソ、なんで身体能力まで同じなんだよそこは初代のオレを立てるべきだろ、いや別に新型だからコイツのが勝ってても自然というか別に変な話じゃないしそれはそれで諦めもついたろうに、なんだってオレと全く同じスピードなんだよどうでもいいけどてめぇもう少し、
「―――自重しろ!!」
「しない!!」
即答か、よ...【カイメイ】いつかその時が来たらぼくたちはもっと幸せになれる
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オレが脱がせたパジャマを、彼女が再び身に付けている。その背中を、じっと見ていた。
月明かりだけの薄暗い部屋の中、衣擦れの音だけが響いている。オレは裸のままでうつ伏せに彼女を待つ。
サラサラとした茶色の髪に見え隠れするうなじ。その感触も、匂いも、触れた時の反応も、全部知ってる。
『記憶の通りに』知って...【カイメイ】 青の血脈
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覚えていて 君のココロで
そして君の前に現れる「彼」は「ぼく」なのだと 君が証明してみせて
彼が旅立つ前に懇願したその約束を 私は果たさなければいけない
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「たっだいまぁ!!」
勢いよく開かれたリビングの扉に、今か今かと待っていたミクとリンが目を輝かせて振り向く。...【カイメイ】 水の器
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甘い香りが漂っていた。
レンはテーブルの上にドンと置かれた大きな円いパウンドケーキをじっと眺めてから、次にそれを置いた人物を見上げた。
「…どうしたの、メイコ姉」
「バナナケーキ焼いたの。レン好きでしょ」
「…うん」
「たくさん食べてね」
時刻は午後3時半。世間でいうおやつタイム。ここにリンがいれば...【レンメイ】 兄の恋人 【カイメイ】
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「……っ、……ッッ!」
「落ち着いてー」
「……ぅあっ」
「ちゃんと画面見て、集中して、…あ」
「あぁっ!!」
メイコの悲痛な声が響いた。
「ああああもうッッ!!」
ゲーム機兼コントローラを投げ出し床に突っ伏す赤いカタマリを横で眺めながら、オレは苦笑う。
「…残念」
テレビ画面には大きな『MISS×...【カイメイ】 落ちつけ、カフェオレ飲もう
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