ブックマークした作品

肌寒い風が吹いてた
もうすぐ消える夕日
街灯の明かりが足元を
小さく照らしてた
夕闇がビルの輪郭を
朧げにしていくのが
なぜか恐ろしくて
少しだけ肩を寄せた
眉を下げた顔が笑う
赤信号は...

一歩だけ踏み出すために妄と虚を手にぶら下げて
一個穴が空いた帳その下で起こったことはもう忘
（手を伸ばしたんだ）
人の心はもう不思議　とうとう世界震わせて
きっとそれはボクの頭と心が震えてるだけ
心が裂かれたならこの身もそうなれば良い
溶けて消えろこの夜に　この帰り道も無意味
あそこにある電柱　誰か...

A1
白い花
寂しさ乗せて
水底に
沈みゆく
涙のように
気怠げな
午後三時の鐘
祈りだけ
促して...

月の下で傍観をする
空に浮かび上がる星も月も　
四角く切り取って私だけのもの
ゆらゆら揺れるカーテン
赤くなった頬をくすぐってる
私は今日もゴキゲンで
雲もある星空を眺めてる
月に走っていたあの人も
こんな気分なのかもしれない
月の下で傍観をする...

【多分、君が好きだったのは】
a
多分、君が好きだったのは
あたしのことなんかじゃなくて
誰かを心から想える 君自身のことだよね
a
多分、ふたり始まりのとき
スタートラインなんかなくて
ちぐはぐに歩き出しただけ 足跡が離れてく
b...

A
まちのほとりで
ただ　こきゅうをなみだに　にせている
ぼくのこえを　けんそうにとかして
こころだけが　まちなかにころがる
B
からだを　なげうつ
ことばを　ちらす
しずむためのおんがく
そらまで　とどく...

月よ 照らしてほしいのは
私の心じゃありません
遠く離れたあのひとの
しあわせ探しの行方です
浮世 生まれて死ぬまでの
灯りも消えゆく道すがら
月下美人のまぼろしは
かなしいかなしいものでした
芽生えたゆめにも 出逢えたわけにも
季節の陰が忍び寄るほど...

A
眠らない街を　僕らは宛てなく彷徨う
この夜も言葉ばかりうるさく色づき 嘯いている
少しだけ眠たくて　忘れた夢見かけて
慌てて　流し込んだフラワー
ただ微睡んでいくだけ
B
宝箱は嘘だらけで
為すことみな十把絡げ
ギターに身を凭れさせて　目を閉じていた...

1
喉を潤す ブラッディマリー
甘い媚薬は お好み通り
熱く昂り 高鳴る胸に
Would you like another glass?
Would you like little more?
祭りの夜に 妖しく紅く
あざとく啼いた 黒い猫
trick or treat
きみはwill-o'-th...

時計の針が止まってる　そこは不思議の世界への入り口
夢想してた物語の世界　どんなワクワクが待ってるんだろうって
絵本児童書読み漁って　羽ばたかせるのは想像の翼
ウサギにトランプ　女王様　いたずら好きな妖精が
こっちにおいでよと夢の中で誘う
いつだって頭の中は自由で　迷子になっても楽しいね
時計の針が...

A淡い灯りと満ち欠け
水彩カラーの貴女は
大体フラット生きてる
そんなばかりで1音
上げて霞んだ未知とか
知らないフリでね？
B明るいはずが何故か暗くて
見えないはずの貴女が近くて
切ない色の日々が続いて
そんなところで夢が褪めたんだ...

A
「月からやってきました」　そう言って住み着いた
蛞蝓がむしゃむしゃ　キャベツを食べます
月には水も空気も　無いのじゃないのか
「はあ　そんなもんでしょうか」　むしゃむしゃとぼけます
B
ポロポロ　ポロポロ　雨が降ってる
0点の答案みたいに紫陽花が咲いてる
S
信じたわけじゃない 嘘でも別にいいや...

sail away 潮風が呼んだら
漕ぎだそう　瑠璃色のパノラマ
far away 　遠く碧く光る
水平線（ホライズン）　ときめきを針路にはしれ　　
眩しくて　目を逸らした
灼けた肌を　滑る　水飛沫の光
高鳴りは　夏のせいだ　
弾むココロ　隠しきれないから　高くダイブ　
夢中になれることに全部　足跡...

キーをひねってひと走り湿った空気が舞い込んでくる
いつ降るか分からない淀んだ空でもお構いなしで
何も考えないまま２号線をタイヤが蹴り続けていく
雨粒が当たっては消えてすぐに乾く生ぬるい空気
いつもの曲がり道をそのまま進んで行けば海に出る
案内標識に書いてある場所に行きたいわけじゃないけど
呼ばれたわ...

奔放な噂話　蔓延った lazy
抜け出せないカテゴリ　横行の crazy
ポイント外れたレッテルで　見抜いた気になって
俯瞰　傍観？　惰性　情勢　爪研ぎ板
Good boy 勇気のある子にだけはご褒美をあげるわ
首元光ったソレが　お似合いだねって
嘲笑うその隣　目配せの合図
Bad girl サング...

目を瞑って　深く潜って
じいと待てば海の底に行けるよ
雨の篠突く冷えた夜
同じ毛布に包まって
君が、教えてくれたこと
嫌なことは忘れて　好きなことも忘れて
君のことだって全部忘れて
海の底は静かで　暗くてあったかくて
君の匂いがしていたんだ
目を瞑って　深く潜って...

連れてって
明日の朝まで歩いて
飛んでって
明後日までそばにいて
鞄の中は空っぽで
ポケットは膨らんでる
生きるのが不器用だ
スニーカーの紐解けても
気付かないふりして歩くよ
止まるのが怖いから...

大概無気力スタンス　これで十年やってる
人生楽して暮らしたい　それしか頭にない
朝起きるのは嫌だし　夜は寝るのが嫌だし
絶対君を離しはしない　布団と結婚希望です
あー毎日がしんどい　呼吸してるただの霊長類
そうです言うなれば僕が　た・いだ・にん・げんです
たったったいだたいだたいだいたい...

ロンリー・シャドウ
わたしの帰る夜の道
足音響くひとりきり
月を見上げて立ち止まる
足音止まずどこへともなく
ルルルールルルー
わたしの歩む星の道
孤独な影が後を追う
夜空仰いで立ち止まる
影なお止まずどこへともなく...

月に向かって走る
周りは闇夜澄んだ空気　空には丸い月
滴る光煌々と　脳を刺激する
纏わりつく手振り切って
決まってないＢＧＭ　自由を叩け
今日僕が見た月は僕の物
昨日の月は昨日の僕の物
思い出せ
月に向かって走る
すれ違うライトは怪訝に照らすけど...

夢を追い続けた　命ある限り
ボクの壊れた　腕で何が掴めるの
遠きこの世界で　死神が舞う
ボクの壊れた　瞳で何が見えるの
この城でただ一つの命
壊れた　ボクが　動いてる
この城で唯一の機械人形
呪われた　ボクが　見つめてる
愛すべき人を亡くし
哀しき呪いを受けた...

【Void:Mind】
a
何にも考えられなくて
指折り絡めて遊ぶ
a
特別なことなんてなくて
ただ時間だけが流れてく
b
どう映るんだろう、どう見えるんだろう
君はどう思うだろう、何も出来ない僕を。...

A
したいことと　出来ることが　違い過ぎて　眩暈がする
才能の有るやつは俺より努力してないわかってる
さて本日も　妬ましさと　生きづらさで　辟易する
選り好みしなければ生きる場所があるって言われても
B
羨ましい　羨ましい　羨ましい　羨ましい
C
褒められたい　認められたい
本質的に何もない　生まれ...

寒い寒い真夜中に
誰かが歌を歌っている
そこに理由なんてない
ただ美しい　美しい何か
整形されて　直線的で　四角くて　規則正しく　順番通りで　しあわせな　愛を愛して　感謝を尊び　やさしさ溢れる　未来があって　死を悼んで　あたたかい
そんな歪んだ世界に咲いている
理由のない美しい何か
寒い寒い真夜中に...

A1
真夏の夜(よ)の　海辺にひとり
揺れる波は　心のようで
人魚姫の　皮を被って
あなたの瞳(め)を　輝かせたい
B1
想い出が熱出して　可能性に夢見て
ヒマワリと蝉の声　握りしめるワンピース
隣のあの子の影
燃やし尽くし泡に　できたらなあ…...

A
ジャーン　皆さん　見ててください　
世紀の美少女　ここに爆誕でーす
アピール　アピール　負けたら終わり　
これそ地獄の競争社会
B
右にも　左にも　あっちにも　こっちにも
同じようなのが溢れているけど
わたしの敵じゃないのです
S...

Where are you（あなたはどこにいるの？）
凍える夜
また名前を呼ぶ
キミはもういない　触れることもない
指切りをした　あの日の約束は
破られはしない　叶うこともない
伸ばした指先届け　この闇を切り裂いてよ
Where are you ねぇ　いつだってそう
大切なものを失って
開いた穴は埋...

月光がさらす
白い素足は
風に合わせて
逆らって回る
乱れた髪も
鼻歌に溶かす
彼女は天使だった
無知なヒールは震え
それでも上手に
踊るためなら爪も...

Ａ教えてbaby
お前の音色を
酒漬けの脳に刻んで
今日から書く詞は何味だ？
Ｓ堕落と飲酒のロックスタ
Ａ押し入れbaby
お外の音色を
色付けし脳に刻んだ
共感覚死は何色だ？
Ｂくそったれな世界を這いあがれ...

『成層圏を落ちる』
作詞・くさびん
成層圏を落ちた
どこからともなく落ちた
目的地も無く、僕は落ちた
けど何でだろう
ボクは不思議と怖くはなかったんだ
成層圏を落ちた
流れ星横切り落ちた
自由落下の中、僕は落ちた...