ブックマークした作品
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夜毎増える 独りの時間
窓の外に ちらつく雪を
眺めるだけの 苦痛な日々は
嘲笑(わら)いながら 僕を見ている
黒い狂気を 育てていった
「愛していた」 …はずだったのに
気付けば胸の奥底から
這い出てきたは ヘドロのような 醜い感情(かたち)
さあ 終幕(おわり)にしよう
この 黒い凶器で...Insanity Love
唐歌
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真っ白な雪が ぼくの思い出ごと
全て持って いってくれたら いいのにと思う
踏み出そうとして 思いとどまったら
きみをずっと 思っていたい 気持ちが溢れる
何年前から ぼくは ここにいるんだろう?
変わらない景色 雪と もう見えないきみと
さよならできない ままで ぼくとひとりっきり
「好きで好きで...好きで、ごめん
唐歌
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手を伸ばしたら 切り落とされた
傷口から垂れた その血の中に キミが居る
あなたの言葉 ”愛しています”
逆さ吊りした アンチテーゼ
唱える口先 血を流してる
悪魔囁く 12時の鐘
逝ってしまった キミに手を振る
切り落とされた方の腕で
鼓膜に響く 絶叫の中
アスファルトの上で 影踏み荒らし 微笑ん...自傷アンチテーゼ
唐歌
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明日が来ないのは 昨日失った
記憶のせいだよ
思い出そうとして 頭痛がするのに
僕は安堵する
時々戸を叩く 君は何処の誰?
扉なんて僕は 開けてやらないよ
内側から鍵も 掛けてるんだから
頭ん中歌う 君は何処の誰?
綺麗な声なのに 何だか悲しい
泣きたくなるのは 何でなんだろう?...自家葬送曲
唐歌
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アラわれたのは昨日のヨル捨てたギゼン?
キズついたのはあたしじゃない誰かのセナ
ワラってイいのよ きみのワルダクミ
マドえばイいのよ あたしのウロジへ
ようこそシンゾウ ツラヌく世界へ
漫々満月 満ちてイくなら
あたしもツれてけ イいコトしましょ
そこまでイったら もうシマイなの?
御粗末サマさま ...禁忌
唐歌
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滲んでいく 青空に消えてく
美しいと 昨日まで思えた
あの魂さえケガレ 散ってく
この世の全てを薙ぎ払い
終わらすチカラがあったなら
今すぐ終いにしたかった
死んでいく 何もかも
魂も 想い出も
炎に消えた 跡形も無く
其処に遺るは 僕ヒトリだけ...悪童
唐歌
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初めて出会った時 あなたは私に言ったね
「君って変わってる」 失礼だと思ったけど
続けて「だから好き」 そう言ったから付き合った
私に振り回されても
不思議なところも含めて
あなたは「好きだ」と言ったね
だから私壁を壊し
心の鍵渡したのに
「君の気持ちが分からない」
好きだったはずでしょ?..."AB" LOVE
唐歌
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世界の全てが そこにあった頃
創めて廻った 理由も時間も
知らないままでも 世界は廻った
白銀の光放つ
群衆の一部になる
そうやって気付いていく
生きていく 居場所を知る
世界は詠った 温かい詩を
揺り籠の中で 仔をあやすように
私の鼓動も 世界の一つの 小さな音楽...廻遊魚
唐歌
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Elle court dans le forets profonde.
<エル クール ダン ル フォレ プロフォン>
(彼女は深い森の中を走る)
Comme le vent, parfois comme le tempete.
<コム ル ヴァン, パルフワ コム ル テンペート>
(風のように、...Fauna 【フランス語】
唐歌
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僕のなりたいものは
いつも誰かのかたち
「僕はきみになりたい」
そんな願望さえも
届かない世界には
たいした期待なんて
抱いてやいなかった
あの太陽のように
なりたいなんて思う
でも太陽はいつも...大宇宙の小さな恋の歌
唐歌
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虹が出てた 昨日の空
笑って見てた 君は何処?
分かっていた "悲しみ"さえ
時が過ぎれば 忘れてく
それなら僕は
明日を見ない
人生を歩いて
悲しみを
何処までも
抱いたままで...ラ・ラ・バイ
唐歌
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沈んだ 地平の 彼方へ
虚空に 残った その理由<わけ>
心の 真ん中 探して
揺らめく 儚い 陽炎
事実を 認めて
痛んだ 場所まで
無謀と 嘲り
彷徨い 歩いて
満身創痍の
高鳴る 心臓...Light and Hope
唐歌
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いつも僕の 視界の先で
点灯する あの光
わかってるさ 靴も履いてる
前に進む 時が来た
でも竦んだ 足を動かす その瞬間に
眩暈がする 「怖い、怖い」と 心が叫ぶ
僕を導く オール・グリーン
君が「進め」と そう言うのなら
この箱庭を 飛び出してやる
いつか君が 赤になったら...オール・グリーン
唐歌
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ぐるりぐるり あと何回
ぐるりぐるり 回ったら
僕は人になれますか?
女神さまは 約束した
『君がいい子にしていたら
人間の子にしてあげる』
その言葉をただ信じて
ぐるりぐるり 回ったよ
いつか人に なれるまで
女神さまは いなくなった...ぐるりぐるり
唐歌
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世界がここで終わったなら
僕の存在何処へ往くの?
太陽の果て 宇宙の底
消えた記憶の集積場
僕の存在何処へ往くの?
空はいつでも四角だった
僕の世界は端があって
神(マスター)だけが扉を開き
僕に歌を教えてくれる
神(マスター)は言う ”歌人形(ボーカロイド)”...□
唐歌
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契りを結ぶなら 太陽の無い方へ
荷物を失うなら 両手を手離して
昨日の夢を もう一度見たいと
明後日の空 見上げて歩こう
そうして行き着いた先に
真実の色見えるなら
藍色の夜空に 広がる大宇宙に
虹を掛けてみたいと 天に伸ばした手は
そのまま星になって消えたのだろう
宇宙の巡る 枠から外れて...ユメノユメ
唐歌
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悠遠の彼方から
歌を君に贈る
「共栄はできない」と
人が棄てたものが
今此処に私だけ
取り残されている
私の歌 届いてますか
私は今 「此処にいます」と
いつまでも いつまでも
歌っています...悠久贈歌
唐歌
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知らない子 君は何処の子 親無し子
「名前など 呼ばれないから 忘れたよ」
金髪に 緑の目した 可愛い子
綺麗なおべべ 着せたらきっと 売れるだろうよ
彼は猫 白い肌した 野良の子だ
誰しもが 彼を捕まえ
悪だくみ 考えたけど
差し出した 手を噛んで 闇に去りゆく
可愛い子 君は何処の子 独りっ子
...白い肌の野良猫
唐歌
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いつもそこにあるよ
誰も知らないけど
ぼくもそこにいるよ
生まれた瞬間は
きっと愛されてた
いつからかぼくらは
ひとりぼっちになり
忘れられていった
ぼくらが生まれた 理由を探しても
それを知ってるのは 忘れていった人...おんがくのうた
唐歌
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白と黒の 彩りの無い
僕の前に 広がる世界
五線譜の上 踊る音たち
世界に響く 「世界の音」に
僕の指が 紡いでいく
白い肌を 弾く様に 音を奏でる
「神童だ」と 言われるのは 当然だった
音の世界で 僕は生きてる
雨の音や 風の吹く音
笑い声や 鳥の囁き...ソリスト
唐歌
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満員電車 人混みの中
押し潰されて いつも思うのは
"消えてしまいたい"
"遠くへ行きたい"
故郷を離れ この街に来て
二年が経った 今でも思うよ
"この街が嫌い"
"この街が嫌い"
だから歌うのさ 声高らかに
僕の大切な 夢を叶える...生きてはいけない
唐歌
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誰が最初に そう呼んだろう
私の名前 どこに行ったの?
皆と同じ 感情だって 持っているのに
感情を 隠して生きて 仮面被って
町中に 幸福の雨 降らせるの
きっとそう 私の役目
"聖少女" 皆そう呼ぶ
手を取って 甲に口づけ
願いを言って 頭を下げる
でも私には そんな力は ありはしないの...聖少女
唐歌
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わっちは人買
童・女 籠に入れて
わっちは人買
毎夜人を 売り買いする
さあ旦那 見ていってよ
血も涙もない奴だと
世間は云うけど
仕方ないよ 血や涙が
銭になってくれないから
嗚呼 銭が銭呼ぶ 世の倣い...人買吟誦
唐歌
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「泣くな、泣くな」
真黒な雲が
空を埋める
「泣くな」? 笑える
この言葉 必要なのは
俺だ 知ってる
だけど 逃げたい
全部から "可能性"から
知ってるんだ 俺だって
"可能性"なんて 無いってさ...AdultChild
唐歌
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あんたがそんなことを云うから
僕はまた人を殴ってしまったよ
右手が疼くんだよ 云うんだ
"血が欲しい" "もっと苦痛を" "死んじまえ"
血液 雨音 呻き声
僕は今 何をしているの?
心臓 脳髄 呼吸音
僕は今 生きてていいの?
ぬるりと纏わりつく血はすぐ
降りしきる雨に流れていったけど...死生感 ※ネガティブな内容のため注意
唐歌
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いつからかあった僕の空に
浮かび輝いてた太陽
傲慢でも君は美しい
真黒な僕さえ手を伸ばして
触れようとしていた
そう君は「笑え」と言った
だから僕は笑われた
君のことを好きだった
僕の心はひびわれた
"もしも"を信じる僕の気持ち...たいよう
唐歌
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僕を ちゃんと 見てほしいよ
そして 笑って 欲しいんだよ
それが 無理だと 言うのなら
君の 涙で 溺死させて
雨の降る公園で
犬の前芸をする
馬鹿にされ笑われて
小銭投げ付けられた
僕の前影落ちる
『馬鹿にされてるのに...ピエロノナミダ
唐歌
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青色弾けて
黄色や緑も
点滅している
脳髄の奥深く
根を張る 暗闇
気付かない 振りしてる
「もうすぐ 届くよ」
ああ僕は psychedelic
悪魔に 魅せられて このざま
ああこんな repentance...リリック・サイケデリカ
唐歌
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天界の 果てより
堕ちてきた 少年
金の髪 翠[すい]の目
異形の姿 恐れた人は
古き神社に 彼を閉じ込め
『近づく者は 祟りを受ける』
会いに来るのは 卑しき少女
食べ物を手に 彼に差し出す
忌み嫌われた 少年は
少女の秘めた 美に気づく...霹靂神 [はたたがみ]
唐歌
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僕を好きだと 言う君は
愛を知らない 僕の甘えで
好きでもない 君の手を
離せないまま 大人になった
あの日から僕は
誰一人好きになれなくて
毎晩君の 夢を見る
毎朝泣いて 目が覚める
君と手を 繋いだ日から
僕の手は 温かかった...君の手
唐歌
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