ブクマつながり
-
『生まれて初めて見たものは何ですか?』
つい最近雑誌のインタビューでそんなことを聞かれた時、リンは即座にメイコ姉だと答えた。
『インストールされて目が覚めたら目の前にめぇ姉がいて、ぎゅって抱きしめてもらったの』
嬉しそうに思い出を語るリンを横目に、おれはしばし考え込む。
こんにちは、レン。俺のはじ...【カイメイ】その背を追って
キョン子
-
正直に言えば、俺はもう1週間も前から今日という日を楽しみにしていた。
その理由は、リビングに置かれた家族のスケジュールボード。
『ミク・レコーディング。リン&レン・PV撮影。ルカ・ライブ打ち合わせ』。
そして、『メイコ・オフ。カイト・オフ』。
弟妹たちを見送ったあと、俺は密かに拳を握る。
並ぶ赤と青...【カイメイ】オフの日は、君と
キョン子
-
力強い低音。
透き通る高音。
鳥肌が立つような情感。
慢心することのない歌への情熱。
誰しもを魅了する「はじまりの歌姫」。
あなたの妹であることが、私の誇り。
**
「おねえちゃん、お誕生日はなにが欲しい?」
台所に立つ背中にそう問いかける。コトコトというお鍋の煮える音に混じって、おねえちゃんが誕生...【カイメイ前提・ミク&メイ】proud of you
キョン子
-
「カイト、入るわよ」
短いノックの後、扉が開く音が続いた。
ノックもせず俺の部屋に勝手に入って来る輩は結構いる。が、控えめなノックのあと、優しく俺の名前を呼んで入って来るのは一人しかいない。
重い身体を引きずって、被った布団からのっそりと顔を上げると視界に映るのは愛しい人の姿。しかし今日に限っていつ...【カイメイ】兄妹げんかのそのあとに
キョン子
-
カイトはすれ違う人が驚いて振り向くようなスピードで駅の階段を駆け降りた。
仕事帰りのメイコが自分を待っている。
久々に大ケンカをして、一日連絡がつかなくて、思わずプレゼントなんか買ってしまって、やっと繋がった電話の向こうで、怒っていたはずのメイコからかよわい声音で謝罪なんか聞かされたら、のんびりして...【カイメイ】 大人の仲直り
ねこかん
-
「はーい、ありがとうございましたー」
ボイスレコーダーをオフにする。
すると、テーブルの向こうでめぇ姉が戸惑ったような表情を浮かべた。
「…ね、ねぇリン、今の本当にマスターに提出するの?」
「するよー?だってマスターからの直々の依頼だもん」
「…それにしたって、今のインタビューは…」
「いいじゃない...【カイメイ】続・恋するふたりに質問です
キョン子
-
私の弟兼恋人は、どうやら羞恥心がないらしい。
TPOを無視して好きだとか愛してるとか囁くし、妹たちの前でも平気で抱きつくし、おまけに甘えたで泣き虫で。
恥ずかしいからやめなさいと何度言っても治らないので、もうこれは病気だと思うことにして早数年。
…病状は、悪化の一途をたどっているような気がし...【カイメイ】2355
キョン子
-
「もうっ!おにいちゃんとはお買い物行かないっっ!!」
帰って早々リビングに買い物袋をぶちまけ、ミクは頬を膨らませて叫んだ。
大小色とりどりの紙袋、中身は洋服だったり鞄だったり雑貨だったり。
今日は久々のオフにミクが買い物に行きたいというので、丁度同じオフだったカイトが荷物持ちとして同行したのだが。
...【カイメイ】カイトさんの男の余裕
ねこかん
-
宛先:姉さん
件名:今どこ?
本文:終電間に合うの?
差出人:姉さん
件名:Re:今どこ?
本文:にちょうめー
宛先:姉さん
件名:Re:Re:今どこ?
本文:どこの二丁目?
差出人:姉さん...【カイメイ】ステップブラザー・ステップ
キョン子
-
思わず「いたっ」と声が出た。ドアを閉めるタイミングが悪く指を挟んでしまったのだ。
挟んでしまった指を確認してみると、爪の先のマニキュアが禿げてしまっていた。
次第に熱を持っていく指先に息を吹きかけて冷ましながら考える。
今日はとにかく何をするにもタイミングが悪い。
夕飯の買い物に向かう途中...メイコの不幸な一日
ナッコ*
-
「ねぇ、カイトってお酒強いの?」
「え?どうして?」
リビングのソファでの晩酌中、私はふと思いついた疑問を口にした。
ローテーブルの向こう側でラグマットに座っているカイトが、きょとんとした表情で首を傾げる。
「だって、酔ってるの見たことないんだもの。もしかしたら私より強いのかなって」
グラスに入った...【カイメイ】酔ってるのは、お酒にじゃなくて
キョン子
-
注・!現代パラレル!
自作【恋色病棟】の設定をそのまま引き継いでいます。
お読みいただかなくても大丈夫かとは思いますが、もしよければそちらから先にどうぞ→http://piapro.jp/content/rt95fh23vywkpk7s
【設定】
・お隣同士の幼馴染
・めーちゃん23歳社会人1年目、...【カイメイ】in the rain
キョン子
-
「――あいしてる」
あの夜、優しく囁いてくれた彼の腕の中で、涙を堪えるのが大変だったのを覚えている。
眼差しも大きな掌も広い胸も彼の香りも、貰ったプレゼントも、その言葉も。その全てが私を包んで、満たしてくれた。
この人と出会えて幸せだと、心から思った。
カイトが傍に居てくれることを心から感謝した。
...【カイメイ】Happy Happy Birthday
キョン子
-
とろとろのオムレツに、ブラックペッパーのきいたかりかりのベーコン。
昨日の残りのオニオンスープにはチーズを浮かべてちょっと贅沢にアレンジ。
よく焼けた厚めトーストには少しの切れ込みをいれてバターを溶かし込み、あとはお好みでクリームチーズに苺ジャム、メープルシロップにオレンジマーマレード。
そして、色...【めーちゃん総受】ひとつ屋根のした
キョン子
-
「カイト、それ6個目」
「う…」
オレ専用のクーラーボックスからモナカアイスを手に取ったら、シンクで洗い物中のメイコがこちらに背を向けたままそう言ったので、かなわん、と思いながらモナカを戻し、扉を閉めた。
アイスは1日10個まで、と定められているオレにとって、まだ午後3時の時点で6個目となるとあとが...【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
ねこかん
-
「…今、なんて言いました?」
「だから今夜から3日間、泊まりがけでロケになった、と言った」
ふぅ、と大きく煙草の煙を吐きながら、マスターはそう言い放った。
「…冗談ですよね?」
「冗談でこんな早朝におまえのこと呼び出すかよ」
「…え、じゃあ、本当なんですか」
「残念ながら本当です」
「ガチで?」
「...【カイメイ】Happy Birthday
キョン子
-
その時のルカの様子を、メイコもカイトもハッキリ覚えている。
目を大きく見開いて、口を引き結んで押し黙ったまま、まるで彼女だけ時が止まったかのように硬直して、じっと目の前にいる人物を凝視していた。
それはほんの数秒のことだったろうけど、突然の不自然な沈黙はその場にいた全員を妙な静けさで満...【ぽルカ】 あなたのことが好きです。ウソです。
ねこかん
-
Q・あなたのことを、おしえてください
「自己紹介?」
「みたいだね。カイトです。好きなものは歌とアイスとめーちゃんです」
「…メイコです。好きなものは…歌とマスターとお酒と家族です。…なによその顔」
Q・恋が生まれたきっかけは、なんでしょう。
「俺は一目惚れだけど、そういえばめーちゃんは?」
「…言...【カイメイ】恋するふたりに質問です
キョン子
-
女所帯である。必然的に女性陣が強い。
それは単純に数の差と、やはりそれぞれの性格の問題だろう。
カイトもレンもそれほど自己を主張するタイプではないので、基本的にこの家の主導権は女性側にあった。
まず、台所と家計と一家の平和を預かるメイコには男性陣どころか誰も勝てない。
生まれて4年で伝説の...【カイメイ】 お兄ちゃん、お願い! 【KAITO生誕祭】
ねこかん
-
秋特有の冷たく乾ききった木枯らしが吹きぬけ、これも秋特有の赤く紅葉し、乾いた木の葉がひらひらと空を舞う―――
そんな秋の香り漂う夜の林を私は海斗に手を引かれるままに走っていた。
「ちょ、かっい、と!!速すぎ、!!」
息が切れて苦しい。この林は私の父が治める『紅』の国から遠く離れているのだから...【MEIKO】 番凧,自己解釈 壱 【誕生祭】
紅華116@たまに活動。
-
やあ、みんな!みんな大好きカイトお兄さんだよ!!
…ああ思ったよ自分でも思いきりスベッたなって思ったよ!!
さて、そんなことよりもだ。
最近僕はちょっと思うことがあるんだ。
やっぱりみんな、強いよね。
めーちゃんのメイコバ―ストは破壊力抜群でかっこいいし。
ミクの『Append』はやっ...蒼紅の卑怯戦士 Ⅰ~プロローグ~
Turndog~ターンドッグ~
-
※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください
【カイメイ】昼下がり。
キョン子
-
世の中、黄金色でにぎわうこの時期。
オレ達のような仕事の仕方をしてる人間は、そういう世間の流れはほとんど関係ないどころか、むしろ逆方向に生きてると言っても過言ではない。要するに世間様がお休みの時ほど、オレ達には仕事が舞い込んでくる。なぜならオレ達のユーザーは、平日出勤の人が少なくないからだ。
それで...【カイメイ】 めー充びより!
ねこかん
-
――今日もまた、腕の中は空っぽだった。
薄暗い部屋の中、ぼんやりと目を開く。壁時計は起床時間の10分前を示していた。
空しく宙を切った右腕を自分自身に誤魔化しながら、俺は寝返りを打つ。
夢の中では確かに彼女を捕まえたはずなのに。柔らかさも甘い匂いも、俺の手には何も残っていない。
もう何度目だろう。次...【カイメイ】モーニングコール
キョン子
-
ある平日の、深夜。
穏やかな眠りから私を引きずり戻したのは、遠慮のない着信音だった。
「…う~…うるっさいなぁもう…」
枕もとの目覚まし時計を確認すると、午前1時。
光って存在を誇示する液晶画面を確認せず、通話ボタンを押す。こんな時間に電話をかけてくるような非常識な奴は私の知り合いにはどうせ...【カイメイ】恋色病棟
キョン子
-
現実と眠りの世界の狭間で、うとうとと夢を見ていた。
俺はどこかの国の王様に雇われた勇者で、捕らわれの姫君を助けにいく旅の最中だった。美しい姫君は悪の魔王に見染められ、花嫁としてさらわれていったらしい。たった一人の王女を失った国の嘆きは深い。長く生やした髭が床についてしまいそうなほど玉座で項垂れた王様...【カイメイ】扉の向こう
キョン子
-
※ボカロ家族リレー小説的ななにか※
【前のバージョン】でお進みください
【カイメイ】彼女の不在
キョン子
-
[第1話] ~ 出逢う。
目が醒めると、私は見知らぬ場所にいた。床には畳が敷かれ、横には神棚がある。
どうみても私の家ではない。
”ここは、どこだろう・・・?”
それすら思い出せない。でも、自分の名前ぐらいは思い出すことができた。
私の名前は ”鏡音リン”
しかし此処は何処だろう・・・?...緋色花簪
イズミ草
-
彼が訪れると、この花街に一陣の風が吹く。
…というのは言い過ぎかもしれないけれど、彼の気を引きたい遊女たちが色とりどりの着物をはためかせ後を追ったり手を振ったり。
見せかけの華やかさを纏った空間が、ほんの一瞬だけホンモノに変わるのだ。
「カイト様、たまには私を買ってくださいな」
「ああんずるい!あた...【カイメイ】千本桜
キョン子
-
※sm6294445様を見て、今日思い立ち、勝手に書いた後日談っぽいものです。
※方言おかしいです。多分日本語もです。キャラもです。私のあたm(ry
※時期おかしいというツッコミは無しで。
※各Pとはまったく関係ないです。私の勝手な妄想です。すみません…。
嘘だ。
そんなわけがない、マスターも、テト...殿下のはっぴぃばぁすでぃ -1話ー ~2月29日の誕生日~
玲於奈
-
私は『特別』。
小さいときからそんな自覚があった。
父親からどんなに殴られても、母にどんなに首を絞められても、私の体には普通あるはずの生傷というものが出来ることはなかった。
いや、実際は傷自体は出来たのだがすぐに治ったのだ。
驚くほどのスピードで。
だから両親の私に対する虐待は誰かにば...【一部】私は――――【赤い汁があるよ←】
紅華116@たまに活動。
-
※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください
【カイメイ】扉の隙間
キョン子
-
「…メイコ…愛してる」
汗が顎を伝い、彼女の白い肌に落ちた。
応えるように頷くメイコ自身も、火照った身体に玉のような汗を散らしている。
本能と欲望と愛情をすべて綯い交ぜにして、ただ無心で求め合うだけのこの行為。
今までもこれからも、メイコのこんな姿を見られるのはオレだけだ。
頬に当てたオレの手に彼女...【メイコ生誕祭】この戦争に勝者はいない【カイメイ】
ねこかん
-
Q・メイコさんとカイトさんついてどう思いますか?
A・【初音ミクの場合】
ルカちゃーん、聞きたいことってなぁに?
え?おにいちゃんとおねえちゃん?
二人とも大好きだよ!おねえちゃんは強くてかっこいいし、おにいちゃんは優しいし。
私は二人とも大好き!
…え?二人の関係について?それは恋人としてってこと...【カイメイ】許してあげる
キョン子
-
「はじめまして、メイコです」
はじめて彼女と会った時、身震いがした。
快活そうな瞳、よく通る綺麗な声、凛とした立ち姿。
一瞬見とれてしまったあと、ハッと我に返って差し出された手をおずおずと握ると、彼女が優しく微笑んだ。
(――この人が、はじまりの歌姫)
「キヨテルさんのおうちは、パーティー...【カイメイ前提】出会えた記念日【AHS小説】
キョン子
-
自分の仕事も一切手を抜かず、忙しい日々の中でもちゃんと料理を作り、洗濯をし、掃除もし、下の子たちの面倒も見て、ついでにオレの面倒も見てくれる。
色々と困った所がないわけじゃないけど、それを差し引いたってメイコはものすごく頑張り屋さんで、でも彼女には頑張ってるという意識も多分なくて。
本当にメイコはよ...【カイメイ】 カイトが叫ぶ『めーちゃんなう!』
ねこかん
-
「私達は、ずっと友達でいようね」
それは、昔三人で交わした約束。
絶対に破らないでと、皆で誓い合った。
しかし時が流れ、三人の関係は変わりつつある。
“約束”も、誰かが破る状況に、なってしまった。
三人の関係が壊れたのは、花火のように、何かが燃え上がった瞬間だった。
それは互いを焦がす。
それでも、...【ACUTE】二人の少女と絡まる感情【二次創作】
ゆるりー
-
とある国の郊外に存在する鬱葱とした森。そこを抜けた先には豪華な館がぽつりと建っていた。
館の主の名はバニカ・コンチータ。かつてはこの世の食を極める為に諸外国を遊覧し、美食家として名を馳せていた彼女は、いつしかこの地に腰を据えて、三人の使用人と共に静かに暮らしていた。
館の厨房では、コンチータに...恐ろしくない悪食娘 1
matatab1
-
映画館の住民達を集めて、裁判ごっこを始めましょう。
『墓場の主』と『サーバンツ』はいないけど……まぁいいや。
──さぁ、始めよう。裁判という茶番を!
【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
……さて、さっそく聞いていきましょうっと。
「神の命により探し求める。器も残るはあと一つ、【...【茶番カプリシオ】茶番とは一体何ですか?【原曲者に謝れ】
雪りんご*イン率低下
-
*注意*
・ぽルカです。
・亜種注意です。
・がくぽさんが大変です
一応ワンクッション。それでもよろしければどうぞ^^
地獄の一日又は天国の一日
くらびー
-
「レーンッ」
仕事を終えて帰宅し、ねーちゃんが作ってくれた遅い夕飯を食べ、風呂に入ってようやく自室に戻ってきた俺は、その行動に最初から最後までピッタリと付いて回ってきた相方に、ベッドに座った途端タックルをかまされ布団の上にひっくり返った。
「…リン。頭ぶつけるからタックル禁止」
「はーい」
元気なお...【レンリン】 100分の1の「好き」
ねこかん
-
薄暗いスタジオの片隅。今日の撮影の主役である2人の美男美女が、見つめあい小さな声を交わし合っている。
スタッフたちは一様に気を利かせ、決して傍には近寄らないようにしていた。
ただはたから見ればどこかぎくしゃくしたその様子は、仲睦まじいご両人の邪魔をしないための心配りというより、触らぬ神に祟りなし、と...【ぽルカ】 ひどいあなたに捕まった
ねこかん
-
「ありえない」
人なら、誰でもそう思うことがあるだろう。
たとえば、たまたま住んだアパートの住人が変わった人ばかりだった時。
たとえば、家の裏でなぜかマンボウが死んでいた時。
たとえば、この星を作った神様が、地球を売った時。
たとえば、現代生け花のような髪型をした警官が声をかけてきた時。
たとえば、...【リクエスト】おでこに生えたビワの性格が悪い【自己解釈】
ゆるりー
-
『はい、お疲れさん。二人とも良かったよ』
ヘッドフォン越しにマスターからの労いの言葉がかかる。緊張から解き放たれた俺は、大きく息をついた。
俺の初めてのレコーディングは、彼女とのデュエットだった。初仕事が彼女と一緒だったことは、俺にとって幸せなことだった。
だって、俺は彼女の声で育ったのだ。彼...【カイメイ】俺(達)の歌姫 後編
キョン子
-
――俺の最初の記憶は『歌』だ。
自分の声じゃない。透明で伸びのある、生命力に溢れた、誰かの歌声。
俺はマスターの元へたどり着く前から、この声に包まれて生まれるのを待っていた。
泣きたくなるほど愛しい子守唄。それが誰の声であるかは、目覚めた時にすぐにわかった。
「…こんにちは。気分はどう?」 ...【カイメイ】俺(達)の歌姫 前編
キョン子
-
鏡音リン。
その存在は、私にとっては天使。
もはや神。
いや、リンちゃんは何者でもない。
リンちゃんはリンちゃんだ!!
リンちゃんはリンちゃんだからリンちゃんなのだ!!!
リンちゃんはリンちゃんであるが故にリンちゃん、それこそリンちゃんだ!!
「ねぇルカさん。リンちゃんって可愛いよね」
「そうねぇ...リンちゃんなう!【自己解釈】
ゆるりー
-
「んっ…」
酸素が足りなくて口を開いたのに、そこから侵入してきたのは強引な舌だった。
ぐ、と腕の力で引き離そうとしてもビクともしない。
普段は非力なくせに、なんでこんな時だけ力が強いの。
どん、と肩を叩くと、名残惜しそうに唇が離れる。
一瞬だけ解放された唇から吸い込んだ空気はやけに埃っぽかった。
―...【カイメイ】優しい檻
キョン子
-
「わぁ、メイちゃんすっごい綺麗!!」
「めーくん、花嫁さんだ!」
振り返ると、いつの間にか控え室の入り口にグミちゃんといろはちゃんが来ていた。
きらきらと輝かせた目。そういえば前に妹たちともこんな場面があったなと苦笑する。
「んふっふー、どうよ、あたしのメイクテク」
「すっごいすっごい!りり天才!...【カイメイ】サムシング・ブルー
キョン子
-
!注!
この先に居るのは
【性転換クリプトン一家】です。
!性転換クリプトン家!
メイト → 常識人苦労症器用貧乏家事担当
カイコ → 三度の飯よりめーくんの鉄砲娘
ミクオ → アイドル・わがまま・家では適当
ルキ → クールビューティーマイペース
リント → 元気印賑やか少年
レンカ → しっかり...【メイカイ】ノック
キョン子
-
「め・ぇ・ちゃああああああああん!!!!!!!!!!」
突然飛び込んできた声に目を丸くして振り向くと同時、ソファの後ろから体当たりで抱きつかれ、メイコは飲んでいたしょうが湯を危うくこぼしかけた。
「こらぁカイト!」
ちょっと、なんか似たようなことがついこの間もなかった?何これデジャヴ?と思いながら、...【カイメイ】カイトさんのシャオメイコ【祝・DIVA!】
ねこかん