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「失礼します」
そう言って、ドアを開けて入ってきたのは、おしとやかそうな、背の高い女性だ。
「綾奈さんですね」
「はい。よろしくお願いします」
彼女は、椅子に座った。
ここは、絵本作家の重音テッドさんの事務所、「重音舎」。
女性の前に座るのは、テッドさんと、ちょっと年上の男の人の2人。
彼女は、こん...玩具屋カイくんの販売日誌(141) 新しい「カフェ・つんでれ」は!
tamaonion
「テトさんには、ファンが思わぬところにいるのね」
りりィさんの話を聴いて、ユフさんはうなずいた。
サンストリートのワゴン広場にいる、移動カフェ「ドナドナ号」。
軽食を食べながら、みんなの話に花が咲いている。
「じゃ、彼女は、テトさんのライバル商品...と自分で思いこんでる、その人気の勢いを、にぶらせ...玩具屋カイくんの販売日誌(140) テトさんとカフェ (サンストリートの広場・Part4)
tamaonion
天を突きさすように、青空に向かってそびえているタワー。
タワーの真ん中には、スイカの形をした、まん丸い展望台がある。
これが今、世界で最も高い塔の「東京すいかツリー」だった。
「やっぱり、高いなあ」
パーティの会場の外に出て、テトさんは、タワーを見上げた。
近いうちにオープンをする予定の、「東京すい...玩具屋カイくんの販売日誌(136) 2つのピクニック (天使の雑貨と天使のバッグ ~Part8)
tamaonion
どことなく不思議な雑貨が、いろいろ並んでいる、りりィさんのお店、「星を売る店・上海屋」。
店に来ているのは、ゆくりさんと、ゆくりさんのところでアルバイトを始めたばかりのレンくんだ。
彼女たちが、りりィさんと話しているところへ、別のお客さんが入ってきた。
デザイナーの霧雨さんと、連れの女の子の2人だ。...玩具屋カイくんの販売日誌(134) 霧雨さんと、りりィさん(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part6)
tamaonion
ゆくりさんのお店「ゆっくり」で、アルバイトを始めたレンくん。
彼女といっしょに、お得意先の、「星を売る店・上海屋」にやってきた。
そこで、彼らが店長のりりィさんと話をしていると、一人の女性が現れた。
それは、デザイナーの霧雨さん。
さきほど、みんなで、“この雑貨と、あの雑貨、ちょっと似てるね”と話し...玩具屋カイくんの販売日誌(133) レンくん、霧雨さんに会う(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part5)
tamaonion
「よ、よろしくお願いします」
カチカチに固まった姿勢で、レンくんはあいさつした。
「よろしくねー。あら、そんなに、緊張しなくていいのよー」
やさしく微笑んで、ゆくりさんはうなずいた。
レンくんはこの度、はじめて「アルバイト」をすることにした。
彼は今年の春から、高校に通っている。
このところ、雑貨店...玩具屋カイくんの販売日誌(132) レンくん、バイトを始める(天使の雑貨と、天使のバッグ ~Part4)
tamaonion
下手な言い訳するほど暇じゃない
言葉で示してほしいわたしなの
言っても始まらない
ミントのキスで今夜も
ああ 懐かしいな かすれた声に 腕の体温
忘れちゃったよね 出会いなんて ゴミ星屑
キスはされるより、するほうが性に合うんじゃない?
わかってる 子供じゃないよね 子供でいたいよ 君の...恋愛実験
AdventurerQ
「あ、スマーフだね、これ。かわいいね」
にこにこ笑って、霧雨さんは、棚に置いてある人形を指さす。
「どう?最近はー。いいお仕事、してるー?」
雑貨店「ゆっくり」に、ぶらりと現れた彼女に、店主のゆくりさんは尋ねた。
「うん、それがね!」
目を輝かせて、霧雨さんは言う。
「ちょっと、まとまったお金が入る...玩具屋カイくんの販売日誌 (130) 天使の雑貨と、天使のバッグ (Part1)
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「このオモチャ、面白いですねえ!」
レンくんは、売り場の汽車の玩具を手にとって、ながめる。
「ドイツ製ですよ。ペン立てになってるんです」
トニオさんが言う。
馬喰仮面町にある、トニオ福森さんのお店「マルクト」に、レンくんは来ていた。
ここは、輸入の雑貨や文具を置いてあるお店だ。
このあいだ、りりィさ...玩具屋カイくんの販売日誌 (121) ゆくりさんの、音楽アート・フェス (Part1)
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「え、ミクドールって、私、よく見たことなかったけど」
モモちゃんは、そう言って、店のチラシを、机の上でトントンとそろえた。
「そんなに、ここに展示してる、“アマガエルのフォギー”に似てるの?」
彼女は、不安そうな顔をした。
「うん、なんか似てるみたいだヨ」
テッドさんはうなずいて、店内に並べてある、...玩具屋カイくんの販売日誌 (111) パクリかどうかを探れ!
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伸び盛りの、デザイナーやクリエイターが入っている施設「ニコニコ・デザイナーズ・ビレッジ」。
きょうは、年に2回ほど開かれる、“オープン・ビレッジ”の日だ。
ふだんは入れない、施設の中のデザイナーのアトリエや、仕事場を、一般の人が見学できる。
建物の一室の、一日限定の小さなティールーム。
キッチンで忙...玩具屋カイくんの販売日誌 (108) たこるかちゃんと、オープン・ビレッジ
tamaonion
「は、はじめまして」
失礼とは思ったが、テトさんは初めて彼女を見たとき、ぼんやりと見つめてしまった。
「どうもぉ、はじめましてー」
とてものんびりとした調子で、彼女は会釈した。
駅前の、ドーナルコーヒーで、お昼過ぎのひととき。
テトさんの友人のマコさんが、「会わせたい人がいる」と連れてきた女性。
玩...玩具屋カイくんの販売日誌 (91) ゆっくりしていってね!
tamaonion
この世で一番素晴らしい
ナンバーワンの粉ってわかるカナ?
ご存じないの?馬鹿なの?
まあうどん粉に決まってるんだけど
今は正直どうでもいいんだ
そんなことよりおうどんたべたい
もちもちむちむちちゅるちゅると
そんなことよりおうどんたべたい
早々に胃に入れたいの
不景気?就職難?...そんなことよりおうどんたべたい
異議ありP
いつも僕は思うんだ
悲しい事があるとき
どこかの君も泣いているのかな
いつも僕は考えるんだ
泣きたくなるとき
どこかの君も悲しんでいるのかな
僕は独りで泣いてる雨の中
君には光は射し込んでいるかな
僕が独りになったとき
僕は立っていられるのかな...君に
甚平
明日 僕はこの場所から 大きな世界に向けて
小さな 小さな第一歩を 踏みしめ旅に出る
けれど 君にはまだ 伝えてないんだ
僕の大好きなこの街から 僕がいなくなることを
君は泣いてしまうかな? 街から離れてしまうと
君は泣いてしまうかな? 君の横から消えると
そんなことを考えてるうちに ...旅立ちの唄
みや -MiyaFactory-
不安が胸の中で 渦巻いて 怖いの
見つけたいのに 見つけたくなくて
自分をリセットしたい
進みたくても 怖いから 進めない
進めないじゃなくて 進まないから
自分に負けるの
だってだって怖いの 次に何があるのか わからないから
でもでも気にはなるの 次に何があるのか わからないから
自分の敵は自分だ...(今のところ無題)
猫の目
夜に
傷ついた夜が涙を流し
麗しき朝を覆ってしまう
傷ついた僕は布団の中に
麗しき今日を隠してしまう
会いたいの ねえ
不自然な鼓動が
指先に落ちて
花が開いた
沢山の意味を見つけようとして...夜に
華水
徐々にですけど ゆっくりと着実に成長する
『 羽化音萌 』【ウカノキザシ】
『 羽化音芽生 』【ウカノメバエ】
『 羽化音育 』【ウカノハグム】
ボカロ・亜種・【ウカノ】三姉妹
三つ子さん達を考えたです。
はい。長閑でのんびりと ですけど確実に育っている『 羽化音三姉妹 』三つ子さん達を考案しました
hi_rom09
お嬢さん 私と踊りませんか
夜闇に溶けこんだ 男はそう言った
会場から逃げ出した 14、5の若い娘
甘いその声に誘われて 歩みを進める
さぁ 踊りましょう
今宵は月がきれいだ
貴方の白い肌は
とても映えるでしょうね
音楽は遠く
男は近く...迷夢にて踊る(仮・未)
ロクヅキ
夏が始まって 半ばを過ぎて
いつの間にか秋風に変わっていた事に気づく
体で感じるこの季節が やけに早くすぎてしまって
寂しさを感じました
日差しも少し弱まりました
蝉はまだ 鳴いているけれど
もうすぐ夏が終わるのですね
風鈴鳴らす風に思いを乗せて
君の元へと飛んでいきます
旅路は辛くとも...君の元へ
日向-ひなた-
小さな子供がいました
やりたい事が多すぎて 焦って 転んで
傷だらけになっても その目の色は変わりませんでした
どうしてそこまで、と 理解のできない僕が
ぽつんとベンチに座っていました
次の日も がむしゃらに遊ぶ子がいました
その子供をじっと眺めている 僕がいました
小さな体で一生懸命動く姿が
可愛...心のベンチ
日向-ひなた-
時間に余裕のある朝は
少しゆっくり道を進む
いつも通ってる道だけど
気づかなかった 見知らぬ花を
頭の端で記憶して
休日 ローカル 貸切電車
窓から差し込む 暖かい日差しに眠気を誘われても
目的地は割りと近い
でも あんまり良い天気だから
このままどこかに行ってしまおうか?...オケを待つ歌詞『休日通勤』
marimo8
行く道も分からず 来た場所もあやふやで
電車のつり革掴みながら ずっと外を眺めている
「何処へ行くのですか?」そう聴かれた時に
分からない、と答えている
「では何処から?」また聴かれて
同じ事を僕は答えている
何故生まれたのだろう?
僕等はなんのために、この電車に乗っているのだろう・・・・
自分の体...電車の行く先は。(ストーリー系)
日向-ひなた-
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