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4月15日
程よい風で学園内外のソメイヨシノの花びらが舞っている。そろそろ桜花の季節も終わりのようだ。
女子だけの特別授業が終わって、ハク先生が数名の生徒に囲まれお喋りをしている。ネルはといえば、終わるや否や窓を開けてケータイのカメラを起動していた。男子がグラウンドでサッカーをしていたのだ。
...【小説 桜ファンタジア】 オトメゴコロに愛の手を
petnoka
ソレが何であるのか、ソレが意味する事とか、ソレはどうでもいい事で……ただ、ソレに心を惹かれたのだ。
ソレが何故惹かれるのか? ソレが何だったのかも覚えていないけど、ソレはきっと素敵なことで、だからソレが弾んでいるのだろう。
― ソレの中に過ぎる思い、ソレ自身は気付いていない。
ただ、そこにいるだ...オトノミ Flavor.txt #2 『 it ...』
nico_mac
これは、ある旅人が最後に残した言葉を記録したものである。
私にはその内容の真偽を調べる術も、その恐ろしさの想像さえも出来ない。
ただ、こうしてなんらかの形で記録を残す必要があると感じたのだ。
私自身が、彼と同じ道を辿るとも限らないのだから……
彼が私に告げた事は3つ
1つは、オトノミについて
1つは...オトノミ Flavor.txt
nico_mac
4月5日
清明な朝。
クリプトン学園の校門へとつづく坂道の桜並木は、そこを通る者の目をしばし留めさせるに充分なくらいに咲き誇っているが、その桜に目もくれず必死に坂道を駆け上がる、中学生用の鞄を背負った少年と少女がいた。
走りながら、遅刻しそうになっている原因をお互いなすり合っている。
「…...【小説 桜ファンタジア】 今ここに始まる
petnoka
らすとすまいる(小説)
(Image:KAITO)
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「マスター、桜の木にツボミができてますよ」
「そう、冬も、もう終わりか」
僕は、マスターのベッドの横に立って、包帯の巻かれた瞳にそっと触れた。
マスターの体が、びくんと震える。...らすとすまいる
星来
3.賢くても馬鹿は馬鹿
小説「二人のカイトとあたし」
saggy
僕は春が嫌いだ。
そんなことを言ったら異端だと罵られてしまうかもしれない。
けれどどうしたって好きになれないのだ。
春といえば厳しい冬が終わって緑が芽吹き始め、
人々は新しい季節に心を躍らせるものである。
新しい学校、新しい職場、新しい友達。
春を称え喜ぶ様子はそれこそ歌にも歌われるほどにたくさんあ...【小説】桜の花びらなく頃に【桜ファンタジア】
鳥野ささみ
月影が森を照らす。
森の中に、そびえ立つは荘厳な城。
城の主は、青い髪と青い瞳を持つ青年。
名を、カイザレと言う。
使用人もいないこの城は、昼も夜も、ひっそりとしていた。
カイザレは、この静けさを好んでいた。
今日も一人、森を見渡せる最上階の窓辺で、
月を愛でながらグラスを傾けていた。
コン、コン。...囚われたのは誰なのか (カンタレラ妄想小説)
youki ゆうき
2.再会
いつかのミクとメイコの会話。
「めーちゃん、めーちゃん、って呼び方、羊みたいだね」
「ミク、それは思っても言わないで。それともみーちゃんって、呼ぶ?」
「可愛い。猫みたい」
小説「二人のカイトとあたし」
saggy
いつかの2人の会話。
「ねぇ、ますたー。こいってなんですか?」
「こい?」
故意か?鯉か?濃いか?それとも、恋?
「あー。魚だ。魚。淡水魚だから川に居る魚。六六魚ともいうらしい」小説「2人のカイトとあたし」
saggy
うまく歌えなくてごめんなさい。
わたしのせいであなたが傷付いているなんて知らなかった。
毎日一緒に過ごしてくれるあの時間が嬉しかった。
ずっとずっと傍にいられたらなって思ってたよ。
リンちゃんたちがうちに来た時のあなたの嬉しそうな顔が忘れられない。
初めてわたしを起動してくれた時と同じ顔だった。
う...【小説】初音ミク
アヤセ
5月10日
昼休み、校舎の屋上。
屋上では、特に友達との約束事がなければ、レンはたいがいキャンパス中央の桜を眺めている。桜から最も近い場所を定位置として。
レンは腕組みをした状態で120cmほどの高さのコンクリートフェンスの上に腕を預け、顎を交差した腕の上に乗せて桜を眺めているのが好きだ。もうすっ...【小説 桜ファンタジア】 届きそうにない想い
petnoka
今私は小さい国のお姫さま けれどつまらなくて城を抜け出したー 城の兵達は私を探すけどわたしは赤いベレー帽をかぶってさぁ冒険だ!といってもなんにもアテがない私しかたないからギルドに行ってみる。そして流れに流されて入団しちゃった・・・ 困る私けれどもっと困ったのはパートナー・・・仕方なくそのギルドの...
君と私
卍戦人卍
7月4日
クリプトン学園中等部では期末考査真っ最中で、生徒は皆頭を抱えているが、下旬に始まる中体連の準備に追われている生徒たちは、もっと頭を抱えている。勉強しなければ高等部への進学は難しくなるし、練習しなければ大会は後悔の大海だ。記録か、成績か。なかなか二兎を追うのは難しいものだ。
そんな中、レ...【小説 桜ファンタジア】 0.06
petnoka