花信の投稿作品一覧
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だれに伝えたいのか わからない
だれと感じてるのか わからない
だれを守りたいのか わからない
だれを傷つけたのか わからない
ぼくらは 器用に生きようと
背伸びして 身の丈以上のことを
奥歯ギシギシいわせて
心はよそ見してばっかなのに
平気な振りして やろうとする
毎日は あたり前のようでいて...『マントヒヒの常駐 ~心よ!息しろ~ 』
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いつのまにか この薄汚れた社会に身を埋めていた
幼き頃見た薄汚れた大人になどなりたくないと
あの頃の少年が僕を見たのなら 鼻先で笑い飛ばすだろう
偽りか優しさにまみれながら強くなってゆく
this town この街で
僕は生まれて育ってきた
this town いつの日か
きっと誇りに想える...『This Town』
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つよい陽射しを 浴びた花は
いつも やさしく微笑んでいる
あきれるほどに純粋で あたりを輝かせた
立ち尽くすほど かなしいことも
澄んだ瞳で まっすぐみつめ
あきらめることのない かたい意志は
あなたを まもる絆
未来に胸を 躍らせていた
あなたに 芽出る夢を
だれが 奪えるというの?...『ひまわり』
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ぼくらの 向かう先には
喜びや 悲しみ 憎しみが
どのくらい待っているんだろう?
そんなことを 考えながら
信号待ちの バスの車窓から
歩道橋の上をのびる 虹を眺めていた
街や 人々は
数秒ごとに そのイロを変え
通りすがりの人さえ 過去に変わってしまう
ぼくらは いままでいくつ...「ほんのちいさな宇宙」
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「想い出の坂道」
花信
ぼくは 今日も
会えもしないのにキミを待ってる
そして あしたも
わかっているけどキミを待ってる
朝焼けが 歩道橋の
通り過ぎてく人を照らして
それなのに ぼくは立ち止まったままさ
キミが グラスに注いだ...「想い出の坂道」
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「冷水」
花信
小さなことで悩んでいた日が
バカみたいに思える
そんな時がくること祈ってる
きみのように僕は笑えないよ
何度も弱い気持ち捨てようとしても
だれかが耳元で囁く
「なにが必要なのか?」
「そのままでいいよ」...「冷水」
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『Old love -イノチのカタチ- 』
花信
ぼくらは おなじ空の下にいるというのに
そばにいなけりゃ うめられないものがある
あなたの隣にいれないことがこんなにつらくて
体が動かないことをこんなに憎んだことはない
ど...『Old love -イノチのカタチ- 』
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『あなたの旋律』
花信
空の彼方から だれかの声がする
地平線の向こうで 孤独を抱えた
みえない影に 何度も手を振って
まるで子供のように あなたの跡を追う
街はまるで 静けさをごまかすように
ネオンの色を いくつも瞬かせて
行きかう人々は ぼくが見えぬように
足早に...『あなたの旋律』
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『あなたをシバルモノ』
花信
このまま 頼ることが
あなたをしばりつけることになる
そのままの 笑顔で
あってほしいと ぼくは願うから
風の行方のまま 生きてこれたのは
あなたが その手を差し伸べてくれたから
もしも あなたのため息を
吸い込んで幸せになるの...『あなたをシバルモノ』
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『ある日のきみ』
花信
どんなに きみを思っても
届かない時だってある
あんなに わかりあっても
いつかは別離が訪れる
自分だけを まもるウソは
愛を失くしたときに生まれるから
今を生きる意味を
さがしもとめるのは ムダなこと?...『ある日のきみ』
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『キミのウソ』
花信
キミのウソで傷つくなら
僕はそれでもかまわない
でもね これだけはわかっていてほしい
自分にウソはつかないで
キミの大切さ わかってほしいから
僕は心から涙した キミはもうひとりじゃない
かぜをあびよう
キミがつよくなるように...『キミのウソ』
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『ここにいる』
花信
輝きだした街並みに 独り取り残された気がして
ふと気づき雑踏の中立ち止まる
めぐりめぐる時代に ついてゆくことに疲れて
いつまでも そのままで生きていくの?
自分の描いたことが 総てうまくゆくなんて
そんなムダな人生を過ごしたくない
いつの...『ここにいる』
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『また、明日、、、』
花信
あしたも また会えるね
いつもと変わらぬ笑顔が
背中に消えてくなんて思いもしなかった
悲しい夜を ふたり泣き明かした
受話器越しの きみのナミダ声
僕に生きる力をあたえてくれたね
何度も 何度も 思い出す
いつまでも ...『また、明日、、、』
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『ユラユラ♪』
宝石箱を ひらいたように
まばゆい夕陽に 手をかざして
キミとボクの 指の影をかさねよう
ずっと それが続きますように
どんなにきれいな ネオンよりも
毎日 グラデーションの違う
この夕陽の 輝きがきれいだよ
ユラユラ♪ ゆりかごのように
ヒラヒラ★ 夕陽のカーテン...『ユラユラ♪』
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『戯れの後の空虚』
花信
眠れぬ体を持ち寄って 電波で戯れる闇夜
きみの濡れて艶びく唇は 僕を快楽へと導く
画面に映る きみの体をみつめていると
今すぐに壊れるほどに 抱きしめたくなる
ひとときの愛と知りながら きみに魅き寄せられる
我に返りそうな僕の心を ...『戯れの後の空虚』
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『泣き顔』
花信
青い空に響きわたる白い雲に
どこかにいるきみをおもう
細い指にふるえながら触れたぼくは
泪をこらえるのがつらかった
きみの詠む 秋の物語
鮮やかに染まった 紅い稲穂のよう
なにを失くしても なににおびえても
たおれないつよさがほしい...『泣き顔』
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『金魚』
花信
誰もが抱く憧れや恋をしてしまう
そうやって人間はおおきくなるのかな?
夏の蒸し暑い静けさは 僕のこの身を焦がしている
ありとあらゆる道を乗り越えて
愛にあふれた水槽の 金魚さえものぼせさせる
天に昇るような 熱いキスの後で
僕をだまらせる キミの熱いまなざし
今夜...『金魚』
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『君の笑顔』
花信
独り眠れぬ部屋に 優しく灯る
あの日買った お気に入りのランプ
凍えそうな夜 かじかむ手を
古着のポケットの中にいれて歌ったよ
遠くにいたって、僕らはつながっているんだ
キミの腕のキズと 痛みや涙拭ってくれる
大切な仲間 愛する人がいるよ
キミの笑...『君の笑顔』
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『終息』
花信
ため息を ひとつ もらすたび
なにかが 壊れてゆく
ひとつずつ ひとつずつ
最期がちかづいてくるように
心に咲いていた花は
少しずつ 水を失くしてく
なにも 言わないよ
なにも 言えないよ...『終息』
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『僕の歌キミの声』
花信
いつも 陽気な歌を僕に聞かせてくれる
あなたに憧れてるよ
悲しいことがあると涙があふれだすよ
だけど止めることはしない
だきしめたら 消えてしまいそうな
しあわせを今 かみしめる
毎日おなじような暮らしの中で
小さな夢を紡ぎだせること...『僕の歌キミの声』
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『無音の壁』
花信
みえない
みたくない
聞こえない
聞きたくない
腕がない
足がない
声が出ない
また、ひとつ...『無音の壁』
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『終わりのない詩』
花信
もう一度 この声が出せるなら
あなたに想いを歌いたい
もう一度 時を戻せるのならば
あなたに声を聞かせたい
戻らない時を思っても
過ぎゆく瞬間<とき>は止まらない
来るべく痛みや悲しみも
誰にも僕にもわからない...『終わりのない詩』
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『白い影』
花信
ゆらゆらと ささやくように
揺れるカーテンの 片隅に
隠れるような やわらかな影をみた
さらさらと ぼくの肩先を
すり抜けていった 風は
ぼくになにかを 語りかけるようだった
そっと まぶたを閉じると
よみがえる あの街の景色...『白い影』