laviniの投稿作品一覧
-
a
痒くてたまんないんでしょ 君の心の刺された跡
「どうなっちゃってもいいだろ」で 私が掻いてあげる
痛くてたまんないんでしょ 君の涙で爛れた跡
「もうどうだっていいだろ」で 私が改悪してあげる
b
どうせ君は 自分で 傷つけたくて
辛くて怖くて たまんないんなら
私が代行して 君を壊してあげようか...改悪懲悪ヒステリー
-
a
白く巨大な鳥が、空を飛ぶ
淡く微笑む君を、背に乗せて
b
ぐるりと回した木の棒の先
描いた円の中に、二人で籠る
a
白く細長い壁に、閉ざされて
強く響いた音を忘れゆく
b...走馬灯
-
a
まっくらな僕の基地(こころ)に 違う色した生き物が来た
そんなとこで何してんのって 妄想主義の
愉快な子どもは笑っていた
現実とは常に非情 優しさのまるでない酷い奴でさ
隣に来た賑やかな 君も知ってるんだろう?
異色は仲間外れなのさ
b
傍らに現れた非日常は 「遊ぼうよ」って
そんな優しい話 あ...秘密基地
-
a
甘い蜜が欲しいなら 手を伸ばせばいいじゃない
そこに住む蜂ならば 貴方を刺したりしないわ
苦い水を吸いすぎて 臆病になったのかしら
幸せを躊躇えば 何も手には出来ないのに
b
貪欲に求め 賢く謀り
順風満帆な未来予想図
そんなものを 一人きりで
描けるほど貴方は器用じゃないわ...honey trap
-
a
暗号化したラブレター 一見すれば怪文書
吟味欠乏症の 君ならば解けないだろう
明日には私は空気です まっさらな部屋を残します
そうして私をデリートします
b
1を望めば 10が欲しくなるから
叶わない夢を見るのは 喉が渇くから
飢えるくらいなら 全てを投げ出して
新しい箱の中で 生きてゆこう...猛暑
-
a
そんな愛の注ぎ方じゃ 無駄がありすぎるんだ
水ぶくれした体がいつしか 腐ってゆくよ
こんな愛の求め方じゃ 異論がありすぎるんだ
批判の種を植えられた場所から
どんどん育って行くのさ
b
広い水槽に飛び込んだ 体ばたつかせ
死にたいよ、もがいても もがいても もがくのに
勝手に引き上げんの 「やめ...水槽×水葬=水草
-
通報しますた!
-
a
処方されたエンドルフィン 夢の世界に潜って
電気信号ハイジャックしたら 四肢の力を切り捨てて
b
廻廊を巡る 罪人探し
務まらないのは 憂鬱の仕業
瞳を閉ざしたら ぐらりと揺れる
s
真っ暗な巨大ホールの 床に生えるのは人の腕
ゆらゆらと揺れて波のように 引いては戻る...rave ard
-
a
あなたのそのDQNネーム とってもとっても気になるの
それってどうやって読むんですか?
え?そうですか?本気ですか?
あなたのそのキャラ設定 とってもとっても気になるの
それって伝説ポ○モンかなんか?
え?マジですか?人間ですか?
b
永久凍土のまじゅちゅし(エターナルフリーズドライマジシャン)...永久凍土のまじゅちゅし(エターナルフリーズドライマジシャン)
-
a
昏い日々を抜けて いざ出陣です
昏の空を眺めて 真実出所です
昏々と眠る母君 思い出して
黄昏背負ってみても 馬鹿の面影
b
ヒーロー気取りで 善行成してみようと
迷子の美幼女 助けたら
「顔が悪い」と 通報されました
s...昏君
-
a
廃棄物はナニ? 問い掛けて虚しい
ゴミ箱に溜め込んだ 雑種と傷舐め合って
不要物はドレ? 書き示し悔しい
道端に省かれた 古物と嘲り合って
b
鼓膜を破壊するよに イヤホンから 爆音響かせたって
ノイズは止まない 止まらない
途切れてしまいそうだ
s...「それが欲しかっただけなんです」
-
a
ぽたりぽたり 落ちる朝露を
涙の代わりに 降らせては
君の眦を掠めて 今雲に還る
b
見得てますか? 見得てますよ
絵には写せず 筆では描けず
君がそこにいる証
私の心に 遺すんだ
s...夢
-
a
君の世界は どんな 色をしているの
きっと鮮やかで 美しい
あの花は君に どう 映ってるの
きっと繊細で そう、「生きている」
b
知ったふりをしていて 実は知ったか
ソースは大体 ウィキペディア
知らないふりをして 実は知ってる
ソースはきっと 君の瞳の 世界...放置プログラム
-
a
苦しいんだ見えない 手の圧力感じて
首に遺る跡が こんなにも痛い
悔しいんだ食えない 笑みを浮かべる人が
遺したものへは まだこんなにも遠い
b
殺してほしい、と 願った日が オワリ
ああ、ああ、叫んでも
響く声は一つ
s...vxs
-
a
ガタガタと揺らされて 夜の空気に透けている僕
向かい合った顔色は
陰鬱なグレー 線路の上メランコリー
今日も明日も変わらない 進化のない人生を走る
行ったり来たりの線路上
電車はグレー 感情の波モラトリアム
b
その僅かな段差を 少々ちょっと踏み外しては
やってしまったとばかりに舌を出して...無彩色列車
-
1a
掌に 招き入れた ホタル
狐の面 照らし 舞い上がり
月明かり ほどけ溶け崩れては
寂しげに ふらり立ち 手を引く
1s
ゆら ゆら ゆれる水面に
君と二人 私も揺すぶられ
ゆら ゆら このまま共に ありたいものだと...夢に騙された狸と狐
-
a
チラチラ奪いたい clear / umbrella
風速強めtrapで ココロの隙間dash dash
ピリピリしてるんだ serious / heart battle
電波度高めfaceで ココロの弱点cover cover
b
淡くて 気弱な感じの
内気傾向girlも 弾けるのです
本日は唐...candy liar
-
ひまつぶし部
-
Syacry am mea ol pia tyelye kyrie
Ikris ia peasoro hody vax row
Lysir ol joyne, lysir ol kenis
Piaroy quaw rystiua meuty
a
時計の秒針が ある日人に捕まった
チクタ...秒針と双子
-
a
エピローグ綴る筆先 完全凍結にて
終焉を迎える双影 ゆらゆら揺れて朧気な存在
セットアッププロセスの指令 完全抑圧した
画面の奥の映像記録 ざりざりと砂嵐揺れる
b
凍り付くリアリティ 脆く剥離する肖像
僕らの影はいまどこにあるんだろう
ばらり響くサウンドに 淡く脱落する意識
後戻りはもう 出来...ナンバー0
-
a
ミルクのように なめらかに白く光る
星の海を渡り 君の元へゆけたらなあ
淡く灯る想いを 今の私に重ねたならば
君は眉を下げ 困ったように はにかんだ
b
ああ、逢いたい
時間を超えて 君に逢いたい
かの鉄道を往く切符は一体
どのようにして 手に入れるのだろう...親友がいないんです
-
a
渇ききった 喉奥に
体温を頂戴と 引き寄せた
呑みこむ腕は 優しく
私の胎を 撫ぜていた
縋りついた 残像の
泉は枯れて 罅割れていた
引き攣れていた 君の疵
裂いてまた 泣いている
b...化物と配下
-
a
幻の蛍が 飛行する
灯篭の灯りが 離れていく
繋いだ掌の 熱までも
このまま 霧散しそうだ
水辺に映る 二人の顔
月と星を 朧に透かし
胸の奥に 秘めたものを
形にしようと 歪んでいた
b...失
-
a
リアリティの無い 世界観
やったもん勝ちの 最終型
理想とエゴの セッション
ボロボロと崩れて行って
イデオロギーを 踏襲した
イニシアチブ革命 混戦
イデアは見えないようだ
立て籠ったのは 隠匿したのは
君と僕との核シェルター...ミステリ・サークルワークスワールド
-
Hello. Hello. And say adieu.
カランコロラ 音鳴らし
チクタク進むんだ 螺旋を巻き戻しながら
Hello. Hello. who are you.
ポロリポロリ 雨垂れる
カチカチ戻るんだ 心音巻き戻しながら
tears and rain. Adieu, adieu,
...喪われたイレギュラー
-
a
拾い上げた絵が 崩れていく
掌から零れていく 涙はひとつ ふたつ
壊れかけた猫が 歌っている
心から滲んでいく 希望はひとつ ふたつ
b
あなたが見えない 舟の上はがらんどう
海に漂う舟 ひとつ 僕ひとつ
s
あなたはどこでしょう...葬送
-
-A
憂鬱な色した 僕のカンバス
隣で並んで描く 君も同じで
明日の見えない陰気な 教室の風景
狭い世界で 管理されている
-B
自由が欲しいと 願えば願う程
誰かの願いと 絡まって よじれてくよ
うまく行かないなあ 本当にこの世界は
僕の生きる世界なの? 誰かの夢じゃないの…...歪んだ世界
-
-A
雫の垂れる音が 響いてく 細い管と針と 視線が添う
衰えた喉では 伝わらない それでも空気 震わせていた
この萎んだ腕は 昔々 愛する人のため 花を編んだ
お前の瞳にもいつか 見えるだろう 美しい草原の 景色が
-B
祝福された 人生とはとても言えないような 汚い路を
歩いてきた 進んでた 僕...花冠
-
-A
誰かの目線が気になって チラチラ背後を伺って
だあれもいない背景に 眉尻下げていたのさ
ホントは止めて「ほしいクセ」で ダラダラ崖っぷちで叫び
必死で止める知らん顔に 親友の名前呼んでいた
誰しもホントは誰かに ジメジメ依存して生きてたい
だあれも見てくれない、だから 自分も見るのをやめるのさ...全裸で親友に迫った人
-
-A
ゆらゆらり 揺れる白服の影から
覗く君の 横顔、似過ぎている
嗅ぎ分けて 深く吸い込んだ鼻孔には
夏の青葉の 香りが 留まった
「日差しには 滅法弱い」という君に
日傘を渡して 涼(りょう)を、差し上げましょう
命を宿した 空っぽの愛情を
満たした真夏の ほの明るい想い出
-B...似姿