Rushaの投稿作品一覧
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抱いた想いはうたかた
浮かぶ祈りも足りない
「何度願えば叶う?」と
吐(つ)いた言葉は風にまじる
映り込む影を 束ねだした
奥に沈む僕と 重なる
百万億の 涙 の落とす闇
かくまう問いを
解き落として
ゆがんだ歌に今 綴(と)じ始めた...Mirror of the Divine(仮)
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sm16882468の修正版
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7.失われた日々へ
私はまるで、焼け野原に立っているような気持ちでした。そこへ放り出されたのは一瞬のことです。
黒く巨大な怪物のごとき圧力と重低音が目の前の空間をねじり取るように横切り、クラッシュ。光が水袋をわったようにバッとはじけて、頭と体をぐらぐらと激しくゆさぶりました。
それがおさまり、...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(7)
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6.孤独の戦い
マスターが作った次の曲は、エレキギターと私の競演によるロックでした。彼は物静かで穏やかな気性ですが、学生の頃からロックのとりこなのだそうです。
マスターは打ち込んだエレキギターの音と私の歌声を何度も調整しながら、それぞれがもっとも良く響き合い、魅力を引き出し合うメロディを作り上げ...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(6)
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5.見えない音の世界で
先日作った曲には、結局歌詞はつけられませんでした。
とは言うものの、具体的な意味を持つ言葉が使われなかったというだけで、もちろん私の歌声は入っています。マスターは、曲に一番合った私――初音ミクの発声と音を探してそれを伴奏に乗せたのでした。
きっと初めて耳にした人は驚くで...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(5)
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これは、拙作『リトル・オーガスタの箱庭』http://piapro.jp/t/BkVq のための設定メモです。
SFテイストで特殊な用語や独自設定があるので、少しまとめてみました。
随時増えます。
■主な登場人物■
初音ミク:語り手。機械の体を持つVOCALOIDです。
機械なので人間の女の子より...小説設定メモ
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4.KAITO
マスターの仕事の帰りに片目の猫を拾った私たちは、その足で一番近くにある獣医の下へ行き、そこでできる限りの治療をしてもらったあと、薬をもらい、ペット用品を扱っている店でトイレ用の砂やら子猫用のご飯やら、当面必要と思われるものを買いこんで家に帰りました。
荷物を持つのはカイトの役目で...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(4)
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3.楽器屋と猫
曲が完成した翌日、私はマスターの調律の仕事に同行しました。向かった先は隣町に住む、昔からのマスターの友人だという楽器屋さんの家です。お店には売り物のピアノは一つもなくて、おじいさんや、その前の世代からずっと大事にされている、お友達が個人で所有している自宅のピアノの調律をするのだとマ...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(3)
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2.手を取って、鼻歌でワルツを
「ねえ、マスター。この写真、マスターの家族?」
窓辺にひっそりと置かれている写真立てをのぞきこみながら私が言うと、マスターはぴたりと手を止めてピアノから顔を上げました。
彼の奏でるピアノの音色は電子楽器の自動再生では決して出せないような、とびきり美しいものです。だ...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(2)
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街へ出かけた帰り、何年も何十年も踏みしめてきた道をカイトと一緒に歩いていると、ふいに誰かに呼ばれた気がして私はその場に立ち止まった。地面に落ちた夕暮れの長い影が一瞬だけゆれて、私とそっくり同じに動きを止める。
「ミク?」
昔からの習慣で私よりも一歩先を歩いていたカイトが私の名前を呼んでふり返った...【小説】リトル・オーガスタの箱庭(1)
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君が開けていった窓を僕は閉められずにいる
夜毎落ちる星と共に君が戻りやしないかと
捨て忘れたゴミくずの中に君の面影を探す
君が貼り付けた壁のメモを見ないようにして
遅すぎたと君はいった
早すぎると僕は思う
だが間に合うと君はいった
早すぎたと僕は思った
君のすべてを知るにはあまりにも短すぎて
嫌いに...【KAITO】サーチカイト【歌詞】
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君に声をかけたいと思うのに届かない
ひびわれた大地に横たわる巨大な亀裂がきしみ
足を引きずり頭をたれてさまよっている君のかわりに悲鳴を上げている
その音にかき消されて俺の声は届かない
とても小さな俺の声など
プライドだけがでかくて
それに押しつぶされた単純で優しいものがねじれている
そんなものを抱え...散文
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太陽 のない 朝が来た日から
空は 白く 漆喰(しっくい)で固められ
街を 歩く 人は灰になる
骨が 肉が 影を目指し出す
(chorus)
Fire, shine on you and me
Fire, shine on you and me
彼を見た者はいない
AH...!
閉め出して 消し去っ...【KAITO】Whiteout【歌詞】
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カボチャ畑のジャックAが言うことには
お前には華がたりない
そんなわけで華を探しに森へ行ってみた
カボチャ畑のジャックBが言うことには
お前には声量(パワー)がたりない
そんなわけで滝に打たれに川へ行ってみた
カボチャ畑のジャックどもが言うことには
お前にはアレソレがない
そうは言うがいつもジャック...【KAITO】迷走@ザ・パンプキンヤード【歌詞】
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世界樹
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病気になった時のことを思い出した
この世で苦しんでいるのは私だけだった
世界中の不幸はどこにもありえない
空を丸めた筒をのぞいている気がした
私の喉は痛むことを知らず
手足を失う恐れもない
あなたと私は決してつながらず
個体の壁が寝そべっている
私の歌は上下の行き来に飽きて消えた
誰にも響かない理由...世界樹
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Vampire Heart
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君の胸に灰をうずめて
消えない傷の痛みをぬぐえたなら
曇り空を厚く覆って
降らない雨の代わりに無温の雪を
君がくれた骨で十字架を
僕の墓に打ち立てた時耳をすませ
君の声を聞きたくはなくて
銃声と鼓動に意識を閉ざしていた
カラスが言った「お前の腕は二本だけだ」
折れた枝にとまる鳥は 朝焼けの中で見下ろ...Vampire Heart
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君の手を取ってダリア 僕らの色をぬりに行こう
君にまかれた種は孤独
青い血管 寡黙の果実
僕を作った土は01(ゼロイチ)
心はどうやらありません
君の 音を 僕にうずめれば
歌が 芽吹いて 海も飲み干せ
からい水だっていいさ 僕にはわからないから
僕の手を引いてダリア 君の色をぬりに行こう
君が咲か...【KAITO】ダリア【歌詞】
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らくがき
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我が家のKAITOとMEIKOとミクによるKAITOの誕生祝……の後日談みたいな何か。
個性付けされているので、そういうのが苦手な方は戻るボタン8ビート連打でお願いします。
リビングでまったり憩い中の歌う家族。
一通り日常的な話題も出尽くしたところで、メイコが隣に座っているカイトに顔を向けた。
メイ...【雑談とか小説】歌う家族
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いつも誰かが僕に言う
キミはとても優しいねと
たまに誰かが僕に言う
キミを好きになったみたいと
ありがとう 僕も好きだよ
おしゃべりするの楽しいよ
だけど
どうか僕を強く抱きしめないで
君の呼吸に 体温に 戸惑ってしまう
どうか僕のすべて奪わないで...【KAITO】人間未満【歌詞】
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はるか昔世界は光にあふれていた
かわいい目の彼女に愛の歌を送った
ぐずるあの子あやして笑顔をながめてた
道に迷い老人は誰かの手を取った
彼らはとても綺麗でした
あなたは僕の誇りでした
世界はどこも明るかった
いったい誰がこんなことをしたのでしょうか
うそだと言ってくれ僕を裏切ったなんて
うそだと言っ...【KAITO】未来詩【歌詞】
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魂剥ぎ取れ エンジンを回せ
カッコよく 切なく 激しく 優しく
君の望むまま歌ってあげよう until daybreak
君を酔わせてやるぜ
命令通りに 仰せのままに
歌が血に代わり 侵してあやつる 人形で
君をとりこにするぜ
だけど歌が終われば それで終わりだ
君は僕を投げ捨て カラダはカラだ
魂...【KAITO】Ripメdown Showdown【歌詞】
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1,2,3 ノックがわりに陽気に手をふり
君は僕を支配した
君の言葉が僕の目を射抜く
ここから出られない僕の周りに花を咲かせ
海を広げ 月を浮かべ 雪を降らせる
色を知らない僕をぬりつぶす
手足を持たない僕の指につたを絡ませ
生をたたえ 愛を歌い 口づけをする
僕を支配する人よ
無邪気で無慈悲な心が...【KAITO】倒錯のハーネス【歌詞】
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謝りたいんだ僕は 君を殺したこと
憎んでいたんだ僕は 君の愚かなとこ
笑っていたんだ僕は 君の無力さを
馬鹿にしてたんだ僕は 君が泣いたこと
誰よりも僕は君を知っていた
君を傷つけたら
僕の同じところから血が流れてた
向かい合わせの君と僕 君が現実 僕は理想
振りかざした妄想で 僕は君を 傷つけたん...Missing...
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気がついたら「それ」は私のパソコンの中にいた。まるで正しい手順を経てインストールをされたとでもいうように、堂々とデスクトップにショートカットアイコンを貼り出していたのだ。
「何だお前、KAITOを買ったのか?」
友人が我が物顔でパソコンを起動するなり、驚愕混じりにそう声を上げた。
「何を買った...【KAITO】文学青年と音楽青年【小説】
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ホントはね 手に触れたいの できるなら 背を押したいの
キミのこと ちゃんと見てるよ そう伝えたくて でも届かない
ゼロとイチの海の果て 差し伸べたい手に
指がないから歌声を せめてキミには届けたいの
キミの (目には) 見えてるはず 信じられないだけで
道に (迷い) 立ちつくした キミに贈るわ
(non title)
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あなたが息をするように 僕は歌を口ずさむ
あなたが悩み死ぬように 僕は歌をただ歌う
僕が”死んだ”ら忘れて下さい
歌が生まれた瞬間から死ぬように
歌に溶けてしまいたい
そうすれば僕は自由
I wanna be a song
I wanna melt in a song
It's my real li...【KAITO】歌イ放(かいほう)
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あなたの撃った弾丸 受けとめた僕
置いていかないで 振り向きもせずに
痛い(いたい)苦しい(いたい)腹立たしい(いたい)
これは痛み あなたの痛み
傷つけるために振りあげた掌(て)は 聞こえない叫び
辛い(つらい)悲しい(つらい)淋しい(つらい)
これは警告 心の警告
傷つけるために握り固めた拳(て...【KAITO】Scapegoat