タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(114)
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#15「前に進むということ」
翌日、私はいつも通りの朝を迎えた……いつも通り、結構ギリギリ
支度をして、リビングにいくと、すでにアイツがいた
両親もそこにいたが、いつもと変わらない様子だった
「おはよ、リン」
何事もなかったかのように笑顔のソイツ
相変わらずボサボサっとした髪質で、うしろで少しまとめ...私とアイツとあの子 #最終話
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#14「兄と妹」
床に落ちていた鋭利なハサミ
それを自分に向けて、アイツに問う
「私とアンタ……何が違うの?私が女で、アンタが男だから?」
私の手に力がこもる
「ちょ、ちょっと待て!リン!な、何考えてんだ!」
アイツも立ち上がって、私をとめようとする
「いいの……もう、私なんて……いなくてもグミはや...私とアイツとあの子 #14
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#13「崩壊する自我」
私はその日……一限も授業に出ずに学校を早退した……
グミも心配していたけど、精一杯の笑顔で「大丈夫だから」と言って……
そうやって……また嘘をつく……
嘘の積み重ねが、今回の原因なのに、私は結局、グミのように素直になれない……
……仕事で両親はいないし、アイツはまだ学校……
...私とアイツとあの子 #13
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#9「光と影」
アイツがグミに想いを伝えた
グミがアイツに想いを伝えた
結果……二人は両想いだった……
嬉しさのあまり、泣いてしまったグミを優しく抱きしめるアイツが、私は憎らしい
あれからどれだけ時間がたっただろうか……外はだいぶ暗くなってきた……
天気が悪いこともあるが、そろそろ部屋の中は、電気を...私とアイツとあの子 #9
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#8「交錯する想い」
被服部の部室……
私が財布を見つけたところに、グミとアイツがやってきた
天気が曇り空のせいか、部室の中が薄暗い
「いま、準備するね。レン君はそこに座って待ってて」
グミは例の衣装を取りにいく
アイツは、いつもグミが座っている場所に座った
私は目線の先にあいているロッカーの空気穴...私とアイツとあの子 #8
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#7「誤魔化してきたもの」
私は部室にやってきた
ここまで走ってきたので、いくら冬間近といっても体が火照る
「あちぃ……」
私はマスクを投げ捨てる
パーカーの前も開ける
「あ、財布、財布っと……」
私はあたりを見渡す
こうしている間にも、あの二人は仲好くしているのだろう……
「ああああ!腹立つ!!」...私とアイツとあの子 #7
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#6「敵意と嫉妬」
翌日、アイツはこともあろうか遅刻しやがった
「ごめん、待たせちゃったね」
噴水の前にアイツが走ってきた
「う、ううん……だ、大丈夫……わわわ、私も今来たところだし……」
グミは顔を真っ赤にしてうつむいた
嘘だ、グミは待ち合わせの時間の30分前からいた
それだけ……楽しみだったとい...私とアイツとあの子 #6
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#5「失態とジレンマ」
私とグミの楽しい空間だったはずの放課後の部室
そこにアイツがやってきたせいで、私のテンションが急降下した
「こんにちは」
そういって入ってきたアイツ
「え、ええ?レ、レ、レン君!」
グミは顔を真っ赤にして、私の方をみた
確実に「今日来てくれるなんて一言もきいてなかったよぉぉ」...私とアイツとあの子 #5
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#4「敵意」
その日、結局……アイツは来なかった
「きっと、何か用事が出来たんだよ……仕方ないよ」
笑ってそういったグミの顔は、どこか寂しそうだった
私は家に入るなり、アイツの部屋のドアを蹴飛ばして中に入る
すると、ソイツは椅子から転げ落ち、ものすごく驚いた表情で音のした方……つまり、私を見る
「び...私とアイツとあの子 #4
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#2「ただそれだけで」
グミと約束した日の夜
私は家に帰って、アイツの部屋にいった
「ん?どうしたの、リン?僕に何か用?」
にこっと私に向かって笑いかけてくる、この寝癖野郎
男のくせに髪を後ろで縛ってて、正直……ない
ほんと、その顔にイラッとする
「……明日の放課後、時間ある?」
「え?ああ、また被...私とアイツとあの子 #2
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#「航宙巡洋艦カナデ」(SFを真面目に書いてみた結果
宇宙(そら)にきらめく光
それは地球上からも見える
遥か遠くの星々の光……もあるが、それだけではなかった
暗い宇宙(そら)を駆ける一隻の大型航宙巡洋艦
その艦めがけて、光が伸びて刺さる
「きゃああああ!!か、艦長!敵主砲、右翼に被弾!」
髪をツイ...【めー誕】航宙巡洋艦カナデ【なんてなかった】byしるる
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#32
施設の東にあらわれたバグの対応にむかったレンとリンは、息のあったコンビネーションを見せる
「リン!崖の上のやつを頼む!」
「まかせて!」
リンが投げ焙烙を崖上に投げる
ボーン!という音と共に崖上の敵の一部が吹き飛ぶ
その間、リンの周りに寄ってくるバグをレンが【黄双】で斬る
「レン!肩かして!...0と1に響く言の刃#32
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#31
カイト、レン、リン、ミクの四人は、カイトの部屋で今後の対策や、敵の狙いについて話し合ったが……
やっぱり、決定的に情報が足りなく、まだ情報が点のままだった
そして……ハクとの戦いから一カ月
その間も敵は絶え間なくやってくる……
前にも増して、敵の攻撃が激しくなっている
ミクもルーキーとはいえ...0と1に響く言の刃#31
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#30
カイトは自分の部屋にミク、レン、リンを呼んだ
ハクとの戦いから得た情報を共有するためだ
カイトはハクがかつての自分たちの師だということを伝える気はなかった
無駄に心配をかけるだけだったから……
「君たちもみたあの人は、おそらく……というより、ほぼ確実にバグの一種だ」
そういいつつも、自分の師...0と1に響く言の刃#30
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#29
カイトは、震えて崩れるメイコを抱きしめた
「めーちゃん……」
こういう時にどんな言葉が正解か……カイトにもわからなかった
「カイトぉ……私…………また何もできなかった……」
カイトの腕の中で震えるメイコ
「僕もだ……結局、あの人に何も恩返しできなかった……」
メイコの気持ちが痛いほどわかるカ...0と1に響く言の刃#29
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#25
レンが自分の部屋に戻ろうとした時だった
「あ、君!」
後ろから聞いた事のない声を感じた
レンが身構えながら、振り返る
「あ……ごめんごめん。驚かせちゃったかな?私、ここに新しく配属になったんだけど……この施設の入口に呼び鈴とかもないし……」
その人は白い長い髪を青いリボンで束ねている女性だっ...0と1に響く言の刃#25
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#24
ルカの体が消えた
それをきいて、みんなはルカの体があった場所に集まった
「そんな!戦闘前に見た時はあったわよ!」
メイコの言葉の通り、戦闘の最中になくなったルカの体
「もしかして……敵の狙いって……これだったんじゃ……」
レンは、敵が弱かった事に関して、ずっと考えていた
そして、メイコもはっ...0と1に響く言の刃#24
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#23
翌日……
「みんな!敵が近くにいる!昨日よりは、数は少ないが油断は禁物だ!」
再び、バグがカイト達に押し寄せる
「もう!どうして、こうも連日!」
メイコが愚痴をこぼすが、それには誰も答えられない
「いい!リンは、あんな状態じゃ出られない!私が前線で戦うから、一歩ひいてレンとミクで援護して!」...0と1に響く言の刃#23
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#22
ミクは一人、自分の部屋の中でメイコに言われたことを考える
『ルカがああなったのは、あなただけのせいじゃないの。それだけは覚えておいて』
メイコはそういった
ミクにも、あれがメイコの優しさであることくらいわかる
けれど、どうしても、ルカがいなくなったのは……
「ミクさん……いますか?」
部屋の...0と1に響く言の刃#22
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#17
突然、メイコに訓練所に連れてこられたミク
そして、いきなりメイコに投げ飛ばされたミク
「いたい……な、何するんですか!メイコさん!」
ミクが涙目でメイコをみる
「目は覚めたかしら?うぬぼれ屋さん?」
メイコはニコニコと笑っている……けれど、それは目が笑っていない
「ど、どういうことですか!」...0と1に響く言の刃#17
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#14
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リンたちは、連日のたび重なる戦闘によって疲弊していた
「もう!なんで、こう毎日毎日!」
リンのイライラもかなりたまっていた
「みんなには、かなり負担をかけてしまった。申し訳ない。」
カイトが頭をさげる
「カイト兄があやまっても、何も変わらないでしょ!そう思うなら...0と1に響く言の刃#14
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#12
バグをなんとか退けた彼ら……
しかし、その代償があまりに大きかった……
ルカの体を施設の奥に運び、その後、カイトの部屋に集まる面々
「レン……リンは?」
カイトが壁によりかかるレンに、まだ姿を現さないリンのことをたずねる
「……自分の部屋から出てこない」
「そうか……無理もない」
その場にい...0と1に響く言の刃#12
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#9
「きゃ!」
ミクが尻もちをつき、刀も落としてしまった
「きえちゃえ……」
ネルの残忍な目がミクを見下す
ミクは目をつむった
(もうだめ!)
ネルの鎌が振り下ろされ……辺りに鮮血が散った……
しかし、ミクに痛みはなく……ミクがゆっくり目をあけると……そこには信じたくない光景があった
目の前にな...0と1に響く言の刃#9
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#7
ミクとレンが、みんなの刀のことを放していると、突然、インカムに通信が入った
「みんな!バグだ!こっちに向かっている!あいつら、突然出現しやがった!」
声の主はカイト
「数は?」
インカムを通してメイコの声が聞こえてくる
同時に複数に通信がいくようだ
「わからない……けど、ここ最近なかった、かな...0と1に響く言の刃#7
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#6
ミクとレンは施設の中を共に歩く
「あの……」
「ん?なに?」
ミクに呼ばれ、レンが振り返る
「リンさんの刀……【白鳴】(しらなり)でしたっけ?みなさん、武器に名前ついてるんですか?」
ミクは自分の【音無】を見つめてそういった
「あぁ……まぁ、俺たちが作られて、最初から持っていたものだからな。俺...0と1に響く言の刃#6
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#5
リンとミクの訓練は、あれから3時間続いた
「ほら!立って!」
「はぁ……はぁ……」
ミクは両手を地面についたまま、立ち上がれずにいた
「このくらいでへばられちゃ、困るんだけど!」
リンの言葉はとげとげしく、ミクを見下す
「ご、ごめんなさい……はぁ、はぁ」
ミクには立ち上がる力も残っていないよう...0と1に響く言の刃#5
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#4
カイトの部屋……部屋と言っても周りは岩壁
この施設自体が洞窟の中なのだから、当然といえば、当然
その中にカイト、メイコ、ルカがいた
「メイコさん……あのミクっていう子……」
ルカが怖い顔で、メイコに意見を求める
「私も最初に見た時は驚いたわ……でも、あの子は【アイツ】とは無関係だと思うわ。」
...0と1に響く言の刃#4
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#3
さっきの集会のあと、リンはミクを外に連れ出した
「ねぇ……あんたさ。つよいの?」
リンが背を向けたままそういった
「え……いや……その私、わかりません」
ミクはまだ戦ったことがない
当然の答え
「あんたの刀は……何?」
「え?」
ミクはリンの言っている意味を理解できないでいた...0と1に響く言の刃#3
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#2
「みんな、そろったね?忙しい所、申し訳ない」
青い髪の長身の男性がそういって、集まった仲間たちに頭を下げる
「ねぇ?カイト兄?一応、私たちの隊長だけどさ……知らない仲でもないんだから、そんなにかしこまらなくてもいいよ?」
リンが頭を下げている男性に向かってため口をきく
「リンは、もうちょっと礼...0と1に響く言の刃#2
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#1
この世界……コンピュータの世界に大量のバグがはびこって、もう5年になろうとしていた
バグたちは、ある時、突然現れた黒い人型のコンピュータウイルス
数多くのワクチンソフトである同胞たちが、彼らの前に散った
バグたちの目的は、世界の破壊……と言われている
彼らはコンピュータから世界中の回線をつたっ...0と1に響く言の刃#1