ブクマつながり
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青い匂いが降り注いだ
わざと踏んで歩く水たまり
声を上げて泣きたいとき
なんでかくしてくれないの
色が変わったワンピースから
想いが零れ落ちていく
このまま白い雲になりたい
空は笑う わたしをおいて
花はきらめき光が舞った
広い世界でひとりぼっち...空は笑う
夜宵
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「僕がいなくても世界は回るよ」 そんな戯れ言
笑い飛ばして肩寄せてくれた君はもういない
さよならも言えずに転がる時間が虚しく過ぎてく
君の苦しみをこの身に感じて僕も朽ちたいよ
滲んだ景色が僕を惑わす 甘く誘(いざな)う
飛び立てたとしてまた君と逢う保証もないのに
吸い込まれるような青空に君を見た
泥...スプリング
夜宵
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ビニールハウスで魚は泳ぐ
何れ絶えるとも知らないで
吸い付いたようにわたしの指は
あなたの皮膚から離れない
嗚呼 光る光る群青や
脆い脆い神経が
あなたを繋ぐ管ならば
こんな夜は来ないのかな
群がる列から逃れてみたの
切られたのだとも知らないで...synapse
かぼちゃを下さい
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気付いた不透明 色盲噛みしめて
とびきり鮮やかだ
くらり、くらり眩暈がするの
両手の純粋を 手向けて大人になった
苦いのお似合いね
触れて揺れて騙されたの
我が儘な呼吸抑え込んで
トクベツだってくだらない
ひとつふたつ落ちる
ろくでもないノスタルヂア、さ...マラスキーノ・チェリーの口づけ
ziu
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遠く聞こえる小さな泣き声
耳を澄ませて掬い上げた
星の数だけあなたの
涙こぼれ落ちる気がして
ぽつりとつぶやいた声は
夜の空に消えてしまっても
雨になれば世界を濡らして
僕にも届くだろう
指先で窓ガラス触れる...雨恋し夜の夢
meme
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浮かべた椿が水に良く映えた
沈む躰を纏う温度
負わせた火傷がやけに鮮明で
莫迦げた恋だと嗤ってみる
揺れて、触れて、藻掻いて 御免ね
愛す真似はした
貴方が綺麗だ
35℃8分の無様な体温 嗚呼 救いが無い
嘯く唇
これ以上の拙い言葉は 立入禁止さ...サカナ
かぼちゃを下さい
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段々思い出せなくなる、あなた
まぶたの裏 焼き付いた光景
剥がれず
きっと泣いてしまう
わかっているから離せなかった
きっと最後になる
わかっていたのに離したかった
あの人はどっちだ
ねえこのまま溶けてくんだろ
その内忘れてしまうんだろ...Blind
かぼちゃを下さい
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このアカウントでテキスト作品の投稿を開始してから2年ほど経とうとしていますが、
かねてから療養中の持病(chronic illness)による合併症が悪化(aggravated)したため、
今後突然打ち合わせ(arrangement)が不可能(impossibility)になる可能性も踏まえて
こち...written after words
隅師医 唖漣piaproptBh4V
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A:在り来たり 知ったかぶり
溜息で 太った地球
空は広く 明るい
僕の空は 真っ暗
B:吐いて吸って
吐いて吐いて
僕は少しだけ軽くなる
S:しーおーつー
しーおーつー
今日も元気に吐き出してますか?...【 CO2 】
cocotuki
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声 エコー
メロウ アロー
射て 凍て 居て。
吐露 ドロー
苦労 スロー
ハロハロ ハロー。
師走が云わす寒さか知らん
もういい いい いい 云え、いいから。
うざったいじゃん 野暮ったいじゃん
その手を引いてよ...ジレンマシティ
かぼちゃを下さい
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ふたしかなふしあわせのうえを
ずっとあるいてるんだよ
くちびるのぎりぎりでいつも
なみがゆらいでるんだよ
きみはなんにもしらない
ゆらゆらゆらゆら きりがない んだ
つきうさぎ クロールして
つみのないひとがどこかで ないたりして
ぼくは
むかしむかしのいたずらが...ハッピーエンドの怪獣
かぼちゃを下さい
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前触れもなしに訪れた終わり
今でも受け止められないでいる
思い出すだけで涙が出そうで
上を向いたら笑う星屑たち
君の見つめる未来に私はいたのかな
「ずっと一緒にいてね」って言えなかった
名前で呼ぶことも「愛してる」伝えることも
できなかった小さな自分にため息をつく
「そんなことか」って君はきっと笑う...そんなこと
夜宵
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さよならと手を振るの
そんな合図できみの指、絡めた午後
お別れは切ないの
きみが足りない だから抱きしめて充電
ゆらゆら、と揺れてるの
飛ばした電波が きみのアンテナに届け
くらくら、眩む
ほら拡散中 きみの声でもうあたし
アンテナ伸ばして きみを受信して
好きの電子音飛んだ...電波量ガールフレンド
ziu
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Aメロ
少し離れて歩く
ため息 白く染め上げて
浮き彫りにされるまで
見えないフリをしていたんだ
Bメロ
電話はキライ、メールは面倒
冷めてる私に次は何を求めて
勝手に幻滅して
あなたの「好き」が私のそれを...雪あかりに照らされて
綿飴甘奈
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喉を傷めた曇りの日
音無い声大人しくも
呻き疲れ翳りの陽
映り込んだ窓に自分
何気ない日常はいつでも
無味乾燥、時に甘く
液晶越しの他人事も
ひと瞬き、刹那苦く
知らず突き飛ばした子どものように
不意に知る喉の痛み...はらりらら
一色
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きらめく街 光のペイヴメント
鳴り響いてる 聖なる鐘
ロマンティックに クールなフリしても
粉雪さえ 熱く融けてしまうよ
ねぇ…今夜 叶えたい夢かぞえて
ねぇ…きっと すてきな近未来ね
天使のジュエル抱きしめて SETSUNATIC HEAVEN?(セツナティック・ヘヴン)
未完成でもこわがらないで...【鏡音リン】SETSUNATIC HEAVEN【オリジナル】
なゆたゆな
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潮の移り香 消えて行った
玉虫色の影が 霞んで
耳もと 声はほのか
いつでも砂の底には 隠してた言葉
とおい昔から 変わらぬこの街に
私の色もいつか消えて そっと溶けてゆける
風の手紙に のせた記憶
露草色の朝に まどろむ
足もと 波が寄せる
どこかの知らない国で 擦り切れた想い...Turquoise
優羽
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[Aメロ]
幼なじみって関係に
甘んじて 甘えて ときにもどかしくなって
共に過ごした時間だけ
鮮明で 長すぎて もう、お腹いっぱいで
[Bメロ]
交わること 恐れて泣いていた
これ以上 離れたくないのに
夢の中 何度も言ったんだ
マジで好きだよ…...one's【作曲募集中】
くろまん
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煤けた約束を払う手は
きっと今でも変わりない癖に
傷んだ永遠を補うには
まだ足りないと瞑目する午後
瞼を捲れば蘇る 慈しむべき花壇をなぞって
あなたの不在を誤魔化せると思った
渇いた口実の貰い手は
ずっと全てを知っていた癖に
軋んだ静寂が疎ましくて
まだ気付かないふりをしたんだ...永遠に似た人
かぼちゃを下さい
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古い井戸の底に 甘い蛍の露
夢 いつかに見た淡い蝶々のこと
長い夜が明けても 翅 生えないなら いっそ、
それは醒めない夢の中 ずっと希まれる幻(illusion)
雨にくすんだ透明な花に頬寄せては 願ったんだ
まほろばよ、どうか遠く輝いて
ありふれた幸せを 降らせて
アネモネから 昏い嘘の薫り
夢...まほろばの雨 【曲になりました】
5(ゐつ)
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「眠れないの」 あなた 心配そうに
大きな掌で 髪を撫でたね
やさしくするけれど 痛いんでしょう
似てきた掌で そっと触れたの
ああ ああ
寝付けないと あなた 子供みたいに
何かしら話していたがったよね
面白い話を聞かせて、だとか
怖いのは嫌って 云っても聞かない
煩わしく思えたこと 面倒そうに出...D.D,W.L
かぼちゃを下さい
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醒めない夢のなかで曖昧な希い探せ
だいたいは刹那さだけ見つかるものだからね
褪めない碧のなかで博愛するような風
詩──いま咲いた花の名前
涯てしない呼吸は空虚すぎる
静かな些々めき
宙をただ搖蕩えば聞こえる
月あかり 綻ぶ
透明に甘やぐ馨り 零れてしまいそうな涙
「そうだよ、消えそうだよ」と囁く聲...カムパネルラの涙
さはら
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消えないラインを大事に抱えて
今日も愛情を買いに行くんです
小さすぎるバスケットなんかじゃ
受け皿にもなりゃしないってさ
息継ぎの速度がいつもより早いね
絶え絶え感 浮遊感 このジンセーにそっくりだ
かくれんぼしてあげよう
君の世界をやさしくしてあげよう
「そんなことない」が時間切れなのだ
とっくの...ツギハギライン
かぼちゃを下さい
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悲しいのですか
散らばってる、構造
悲しいのですよ
燻るから、残像
その名前 もう思い出せない
千回も きっと呼んだのに
この記憶 もう増やせないんだ
有り触れた 続きを待つけれど
期待して捲る次の頁
弾けてしまうソーダみたいだ...207頁目のソーダ水
かぼちゃを下さい
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菫色の秋空
雲の行交う波間に
風がふらり
引いては返し漂う
帰る場所も無くした
百舌の飛び立つ合図に
羽がふわり
あなたの耳に落ちる
Ha...
Ha......贈り唄【曲付きました!】
いのん
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伸び過ぎた爪は時の所為にして
削りもせず歩き出した
縫い付けた声を指折り数えて
棘は抜かず嘘を吐いた
沈み出した夕日は極当たり前に美しいね
思い出したい筈のあなたの温度を今日も僕は
描けずに居る
助けてくれなくていい
その心臓は置いてって
失くしてしまってもいい...爪痕
かぼちゃを下さい
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『飾りすぎないで
僕が目立てないから』
悪意で縫った瞳(め)に
ああ また殺されるのか
色錆びた独房(へや)で
ゴミのように転がる
延命治療とか
いい加減、疲れたんだ。
愚者の手品
観客は零(ゼロ)...トラジコメディ
桃華なゆた・灯下箱
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道行くケモノ のけ者だもの
いらないモノの 残り物なの
惨めなケモノ 真夜中だもの
知らんぷりした 女のケモノ
手を取り合って Bye-bye・lullaby
振り向きあって 目を閉じちゃって
冷めた唇 温めあって
互いの隙間に乗っかって
青い項にkissをする
道行くケモノ 軒並みだもの...シタタカダモノ
一色
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ワンピース揺らいだのが合図なら
風の音が熱みたいに攫うだけね
水玉を数えて、ほら誤魔化すの
昨日より青い空を指さした
しゅわしゅわに溶けて
いま、散りばめた夢は
透明なガラスに微笑む
ひとつだけ、あげるね
たまに絡まるゆびに
鼓動隠してみたら...残照ハイヒール
ziu
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A黒縁の君は「 」の中しか
見えない 消えない
雨を飲み込んで
縁無しの君はガラスの向こうで
いけない? 言えない?
星を頬張って さ
*
ハッハッハイヤ ハイヤ イヤイヤ
ハッハッハイヤ ハイヤ イヤイヤ
*...刈り上げ少女と宇宙飛行
あぼ
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聴いてんじゃねえよ
ほらほら 散れ散れ
ショーはおしまい おうちに帰れ
観たいテレビが あるんだろ?
早く帰りな ダーウィンが来ちゃうぞ
私は私のために 歌うんだ
I sing for me I sing for me
風呂場で絶唱 きてるねこれ 響くねこれ
私の歌声が どこにも届きませんように
私...I sing for me
ダ・ヴィンチ・恐山
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余っているからといってどうなんだ
それはどうなんだ どうなんだ
余っているからといって
不自然だ 不自然だ 不自然だ
シチューに餅は不自然だ
とりあわせ 考えろ
減ればいいのか 餅ニスト
作っといて 残すな 自分で
けがれた餅ニスト むしばめ餅ニスト
鉄槌を...リーガルフォース下半期
ダ・ヴィンチ・恐山
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君はまた効かない薬を塗って
痛くなんかないと笑う
僕はどうにか救ってあげたくて
その感覚を言葉に換えた
君が駄目になってしまった
君が駄目になってしまった
君が駄目になってしまったよ どうして?
君に笑ってほしいだけだ
君に笑ってほしいだけだ
君に笑ってほしいだけだよ わかって...依存症
かぼちゃを下さい
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浸かった指 君まで届かず
ぼやけた視界 掌で覆った
何百回目かの強がりを
雨で流して、流して
千切れた青に目が霞む。
沈んでく君が
足りない上肢が
蝕んだ声が
此処で蹲っていて
落ちていく夕日が...水葬
かぼちゃを下さい
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古びたポラロイドに 滲むインク
そっと撫でてみたの
あのときの嘘のこと ばかだねって
遠く飛ばしてほしい
頁を捲る指は 溶けた夏と
ちっとも似ていない
その内また秋が 来るんだって
わかっているのに
使えずに 寂しくなった
むかし色の封筒に...エンドロールと金木犀
かぼちゃを下さい