ブクマつながり
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何度も読み返した小説に書いてあった
「愛とはこの世で最も美しい存在」
だから僕はその小説に火を点けた
でもやっぱり灰しか残らなかった
愛が砂漠で獲物を待ち続ける蟻地獄ならば
諦めるしかないね
僕もいつか死ぬ ただ早いか遅いかの違いだけさ
ただ後悔があるとすれば
もう一度で良いから君と一緒に冬の星空を...snow by snow ~ショート・ストーリー~
AsakiNo9 【0-9】
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CAUTION 悪ノシリーズとは関係はありません
かぶるところもありますが…
本当に関係ありません
昔々あるところに、1つの王国がありました。
皆心優しいとてもよい国です。
そこに君臨する王女様の名をリン、
双子の弟である召使の名をレンといいました。
とてもとても仲のよい二人...ある王国の物語
ku-yu
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高校の卒業式を控えた3日前にタカシの死を担任から知らされた。
高校2年のときだった。古文の授業を受けていた時に、
私の2つ後ろの席に座っていたタカシが何の前触れもなく倒れた。
全身を激しく痙攣させ、口からは白い泡を吐いていた。
その日以来、タカシが学校に来ることはなかった。
今思えば、それが私が最後...忘却心中 ~ショート・ストーリー~
AsakiNo9 【0-9】
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<少年Aの証言>
人が生まれ変わるとして
僕は今まで何回くらい死んだのかな?
そもそも僕は僕で居続けられたのかな?
ある時は貧しい国で生まれ幼いまま死んだり、
ある時は激しい戦争の最中で志半ばで死んだり、
顔や性格や時代や生まれ育った国だとか、様々な違いはあるだろうけど。
どれだけ愛し合ったのかな?...美しき代謝 -ショートストーリー-
AsakiNo9 【0-9】
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とある昔のお話
金色の狐と姫の物語
狐の名を子狐レン。
姫の名をメイコ姫。
狐が恋をしたのは、人間の姫でした。
そんな物語。
― 出会いそして・・ ―
ある昔のたいそう大きい屋敷暮らしの姫がいました。
姫は、屋敷の中だけではなく村や町へと行き見聞をしていました。
そんな時、見聞をした帰りに...― 出会いそして・・ ―
虎龍
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1969年。
「そう遠くない過去の話でしょ? でもそうね、あなたには歴史的に遠すぎる過去かもしれないわね」
母親の姉が乾いた笑みを浮かべながら言った。
学生運動が盛んだった1月、母親の姉が当時付き合っていた男が逮捕された。
「そんなに珍しいことじゃないわ。だってあの現場にいた殆どの学生は逮捕されたの...Ace Kileer '69 ~ショート・ストーリー~
AsakiNo9 【0-9】
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昔、この町にも鬼を愛する人が居た。
町の人々から疎まれ避けられていた。
しかし鬼を愛する人は、とても優しくとても笑顔が素敵な女性だったと言う。
毎年夏が来る度に祖母はどこか遠くを眺めながら寂しそうに話してくれた。
この町の近くにある郡山という名の山に山賊が居た。祖母は山のある方角を指す。
しかしここ...鬼を愛する人 ~ショート・ストーリー~
AsakiNo9 【0-9】
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A
最近、情緒不安定に苛まれているんだ
何のための人生かを考え過ぎちゃって
もう慣れたはずなのに
最近、情緒不安定に飼いならされてるんだ
誰のための人生か分からなくなっちゃって
夢の中でも殺し合った
B
ハートのエースがジョーカーに変わる瞬間
独り善がりしている最中に気付いて泣いた...Ace Killer '69 -歌詞-
AsakiNo9 【0-9】
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本を置いて駆け出した 幼さ残す少女が一人
時計ウサギは案内人 片道だけの案内人
赤い瞳が笑ったら それは警告 さあ逃げろ
帽子屋の友には甘美なティーポット
琥珀の紅茶 一口目には猛毒を
二口目には 帰ることを許さない
グラス片手に落ちたら終わり キングが掴んで放さない
そしてそこにはナイトメア 君を...Nightmare Paradise Ver0.1
Syoue
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機械的じゃない 人間的じゃない そんなの誰が決めるの?
嫌われても良い 消されても良い 私は私で居たいだけなの
愛なんてただの言葉で その言葉さえ色あせていく
罪なんてただの行為で その基準は誰が決めてるの?
死よりも冷たい世界で 私は願い続ける
偽善と悪意の この涙乾くま...チイサナセカイ
AsakiNo9 【0-9】
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小さなテレビ ノイズの向こうで誰かが
押し殺した声で 垂れ流すニュース
水もないのに 咲き乱れてるバラの花
何がそんなに嬉しいの? 誰か教えてよ
未来を託してほしいとか 潰れた喉で謳わないで
どうせ朝になったら もう忘れているんでしょ?
呼吸をするように嘘を 口ずさむひとたち
私たちを見下ろす目...Bye-bye My Blue Bird
mak.kanz@wa
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A1
黒い雪が降り積もる頃 裸で深い樹海 彷徨えば
人間だって獣になる 生命の為に獣になる
A2
崇高だけ取り除いても それを生きていると 言えるのか
今の教育に問い掛けて 無視されただけまだマシだった
B1
いつからか決められた 他人に決められた
私の個性では誰も慰められない
...道徳の樹海 (歌詞)
AsakiNo9 【0-9】
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1、
僕は灰猫
黒くも白くも無ァい
汚い色ねと指差されても
尻尾をひらり
悔しくない
だって前脚日に透かし
きらきらちらちら
(きらきらちらちら)
見える?光ってる...僕は灰猫
裏花火
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綺麗にカールした睫に縁取られた、アーモンド形の黒目がちの瞳。形の良いアーチ型の眉に筋の通った鼻。口角の上がった唇は果物のように甘くてつややか。手入れの行き届いた長い髪はトレードマーク。まだ幼さのある輪郭に、少女と大人の境目を行き来するうなじ。細い肩にすらりと伸びた華奢な手足。ちょっと胸元が貧弱なの...
Cafe・我侭姫と無愛想王子・1~WIM~
sunny_m
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この物語は、一人の少年と手違い(?)で届いたVOCALOIDの物語である。
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やっとだ。
息を大きく吸って、吐く。
そして、
「やっと届いたああ!」
と、思いっきり叫んだ。
隣の住民からうるさいぞーと、声が聞こえた気がしたが、気にしない。
やっと、届いた!VOCALO...【到着】二人三脚-1- 【えっと、お前誰?】
ティーヴ
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「メイコさんっ」
五月五日の昼食後。居間で食事を終え、部屋に戻ろうと廊下を歩いていたところ、唐突に背後から呼び止められた。
「カイト?」
駆け寄ってくる足音に振り返る。声で分かった。呼びかけてきたのは青い髪の「弟」だ。私の間近で足を止めて、じっと私を見つめてくる。
頭ひとつ高い「弟」のカイトを...メイコの日【カイメイ】
西の風
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開店時間のほんの少し前に森はコックコートに着替えて髪をひとつにまとめて、厨房に立っていた。
「おはようございます。」
先に作業をしていたスタッフの女の子のあいさつに、森もおはようございます。と声をかけながら、手を洗った。
先に作業していた女の子は最近入ったばかりの専門学生だった。短い前髪に小柄な...Cafe・ロータス・イーター 1
sunny_m
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誇りと覚悟
メイコ率いる民衆は足止めを食らっていた。数人の兵士が槍を交差させて道を塞ぎ、通れないようにしていたのだ。その指揮官らしい人物は老兵ではあるが、その風格から地位のある人間なのが分かる。
「そこをどいて下さい!」
「ならん! 暴動を止めろと命令が出ている。通す訳にはいかんのだ!」
要求...むかしむかしの物語 王女と召使 第8話
matatab1
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朝、寒くて目を覚ました。
ベッドから起きてカーテンを開けると、隣の家の屋根が真っ白。
驚いて、隣のベッドで寝ていたレンを起こす。
「レン、レン!起きて!」
「ん…何だよリン…まだ早いじゃんか…」
一体どうしたのかと眠そうにしながらも起きるレンに、リンは笑顔で窓を指差す。
「見て!雪が降ったの...音雪-otoyuki-
咲宮繿
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これは、人柱アリスの「夢」がもしカイトなら。
と思ってかいた小説です。
1.メイコ。2.ミク。3.リンレン。4.カイト
の順でかいていこうと思います。
それでは、どうぞ。。。
「ようこそ…アリス」
「!…あんた、誰!」
「僕に名前なんてないよ。でも、そうだなぁ…呼び名がないと不便だし
……カイト。僕...カイトがもし人柱アリスの夢ならば。メイコ編
にぱ(元:狼ひめ)
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※ 注 意 ※
当小説はmothy_悪ノP様の「悪ノ娘」、「悪ノ召使」の二次創作です。
mothy_悪ノP様には全く関係はございません。
言うなれば勝手な妄想です。
独自の解釈を多く含みますので、それを嫌悪する方は見ないことをお勧め致します。
何か問題等ありましたら言ってください。...【二次小説】悪ノ国ノ物語~Ⅰ~
MiKё
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悪ノ召使
昔々亜麻色の髪色をした可憐な王女様がいました。その横にいつもいるのは顔のよく似た召使い。とても悲しき双子の兄弟。
~14年前(0歳)~
僕たちが生まれたのは14年前。期待の中僕たちは生まれ、祝福の鐘の音。このときは...悪ノ召使~小説~
癒月悠里
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うらがわにいるきみを
うしろの目でみるよ
ただみてるだけ
なにもしないよ
前にしか目のない君は
気づかない
気づかないで
きっと悲しいことしか
おきないから
うしろの目で見てるよ...うしろ目
ユウEX
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ふと目覚めると、僕はひとりだった。
まわりを見回すと、そこは黒く塗りつぶされた真っ暗な部屋。
何も見えない、何も聞こえない、本当に何もない闇の空間。僕はひとりで震えた。
目が慣れてきたのか、天井に大きな穴が見えた。
もっとよく見れば、その穴には巨大なぜんまいがあった。
何故こんな所にこんな巨大なぜん...Re_birthday
明未
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暗闇の空、降り頻る冷たい滴、雨。
しかし、それとは対照的である商店街の雑踏の中を、俺は足早に進んでいる。
人々の話し声、波打つ雑踏、どこからとも無く流れ来る音楽。
焦燥する俺のことなど気にも留めない商店街は、相変わらず疲れを知らないような賑やかさで沸き立っている。
首を回して視界を巡らせ、...I for sing and you 第一話「雨天の迷子」
FOX2
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この作品には、かの Oster project さんの名バラード、『片想イVoc@loid 』の歌詞を(勝手に)引用させて頂いております。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
【カイトとミクのお話11】 ~ 受難曲(パッショーネ)・ 後篇 ~
時給310円
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僕らがマスターに会って一ヶ月くらいのことだった
綺麗な湖にキャンプに行った
マスターがテントとかを張っている間
僕らは湖の周りを歩いてた
綺麗な湖だけど底が深くて
溺れて沈んだら死ぬまで浮かんでこないらしい
僕は...泳げないだから気を付けていたけど
リンが足を滑らせて湖に落ちた
とっさのことだった...黄色と水色
ku-yu
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オッス、オラ鏡音レン! それじゃまた来週!
……おーい、そこまでドン引きしなくたっていいだろ。軽いジョークじゃねえか、傷つくなぁ。
まあ、いつも通りの鏡音レンだよ。ひとつよろしく。
今日はミク姉ぇの誕生日。我が家は朝から準備でみんなてんてこ舞いだ。
メイコ姉ぇとルカ姉ぇは今夜のごちそうの下ごしらえ。...Happy Birthday, Dear Our DIVA !
時給310円
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椿首落ちる その先の闇
微かな泣き声 水面を震わせた
目の前にゆらり 霞む幻想(まぼろし)
その中で君は ただ歩き続けていた
漏れ出づる光 哀しく切なく
そっと手を伸ばし 触れる命の輪廻
君が弱り傷つき疲れ果てて
立ち止まりそうならば
癒してあげる支えてあげる
抱きしめてあげる...*春風*
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