タグ:ファンタジー
568件
ひらり ひらり ひらり
とりどりの蝶が飛ぶ
優しい色の翅が陽に透ける
懐かしい誰かが声を掛けた
幼い時の想い出
ふわり ふわり ふわり
どこからともなく蝶が生まれる
見守る翅はいつも七色
耳元で誰かが笑った
遠い日の出来事...無音の想い出
伏城
白い空に雪に 朧気な地平線
冷たい残り香を 点す回廊
人はとこしえを請い やがて刹那へと解される
蜻蛉の夢の如く 鮮やかな色彩を残して
銀(しろがね)の外套の下 一羽で朽ち果てるとき
君の望んだ花びらを残せるのだろうか
最期の吐息で溶かした 雪解け水を飲むのは
名も知らぬ誰かであれば...雪下の香
五月路
1.
博士はずっと水をあげていた、口笛を吹きながら。
博士はずっと様子を見ていた、話しかけたりもして。
「まだ咲いてないね。」
博士はずっと夢を見ていた、この花の目が開(ひら)くのを。
2.
ある日博士が部屋に入ると、花が歌っていた。
いつも口ずさんでいた曲。博士の子の好きな曲。
「目はまだ開(あ)...【KAITOで】人植物【パラレル歌詞物語】
月條現矢
光の剣 すべるように 駆け出す
跳躍するのは 己のシャドウ
心に巣食う 復讐の焔
くすぶるのは 滅びのカノン
剣を持ちて 戦うのは 光と讃えられし者
その心に巣食うのは 復讐の刃
研ぎ澄まされて 終焉のワルツ
光に落ちた影を粉砕する
堕落は甘い誘惑 全ては幻想
正義 愛...シャドウ
えふぃ
どうやら今日も眠り姫は夢の中
ああいつになれば君の笑顔が拝めるのか
深い深い森の奥のお城に愛しの君
一目惚れした君は眠り姫
名前も知らない君は夢の住人かな
寝息はまるで小鳥みたいで可憐だね
ああ、君の瞳は何色だい?
僕の瞳を映しておくれ
ああ、君の声はどんな音色?
僕の名前を囁いて...眠り姫は、夢の中
ぬた。
がらくたのくにで
悲しげな歌声
すてられたものたち
もちぬしを想って
声なき 声あげ
あなたを 呼んでる
幼いきみの 大事なもの
いつか きっと手放す
ともにある ぬくもり
永遠なんて ものはなく...がらくた王国
ネコヤ
この世には神など いないと信じていた
飛べない翼を持った 意味のない僕なんて
だれも想ってくれないから
だけど 君が現れた
闇の中にひとつ 光る星のように
折れた翼を やさしく撫でてくれた
こんな僕にさえも 涙を流してくれたんだ
君は教えてくれた この世界にも
いつか終わりがくることを
君と僕が出会...折レタ翼ヲ
ゆまこ
(3.141592 65358979 32384626 43383279)
(50288419 71693993 75105820 97494459)
(23078164 06286208 99862803 48253421)
(17067982 14808651 32823066 47093844...円周率の墓碑
nefty
昔の昔から彼らはいた 森とともに生きる人々
太陽を友に 季節を糧に 土をはだしで踏みしめて
未来の未来まで彼らは在る そう信じて疑わない
けど永遠は続かず 終わりの鐘は 鈍い音立て鳴り響く
森の向こうから やってきた彼らは 木々を 森を 奪い去り
整った道と アスファルトを背に 嘆く人々に銃口を向け...エルフ
ディエ・トーラ
再び私はお前に問う
言ってはならない 言ってはいけない
お前を行かせる空はない理由もない
お前は唯一 私が愛した者であれ
お前の帰り待つ姿 我が心を撫上げる
最後(死)の一滴さえも惜しいから 奪うことを許してもらおう
温かいお前が好きなのに
疼くこの牙 赤に溺れる
『私の居場所はここですか』
鳥の歌...闇人の鳥
豆腐豆。
真夜中 独りで目を覚ました
三日月は涙に濡れて
夢の中で思い出す
生まれ変わる前の愛しき日々を…
僕らが初めて出会ったのは
今から500年も前
どこかの古い城で
踊る君に心魅かれてしまった
窓の外 みつめる
綺麗な瞳は...仮面舞踏会
刹那P
コンピュータという魔法陣から抜け出した悪魔
俺の魂を貪り(むさぼり)始めてる
必死の抵抗も虚しく終わり 悪魔は囁く
「お前に愛を語る資格はない」
洗脳される 自分を見失いそう
崩壊寸前 プライドなど とうに捨てた
裏切り続けた心 Wow この胸に隠して
救いようのない苛立ちだけが 俺...悪魔降臨
刹那P
光を繋ぎ 闇を紡ぐ
螺旋の理 命脈の鎖
詠う声 永久の旋律
世界を謳う 色無き声
双極の翼 大樹の枝葉
連鎖の波濤 奈落の楔
虚ろが紡ぐ 果て無き旋律
世界を謳う 声なき声...(non title)
浅月昴琉
暗い森の奥深く
古い洋館が建っていた
忘れられた様な館には
不思議な老人が住んでいた
白い髭と丸い眼鏡の老人が私を案内した
杖をついて歩くその老人は
所狭しと並べられた品々を解説する
殆ど聞き取れないしわがれた声で
天蓋には無数の星が煌めいていた
私は時の経つのも忘れて...月光博物館
7300batsu
あなたと輝かしい明日へ
二人で羽ばたいて行く未来へ
広い広い世界 夢中で翔けてく
青い青い空へ 翼広げ
あなたを称えて 惜しみない拍手贈る 人々に
羽ばたく姿は凛々しく力強く美しく映る
さぁ、珠玉の背中に跨り
今鳴り響く鐘の在る方へ
さぁ、あなたの大きな翼で
淀んだ町へ光を照らそう...Dragoon
T-ism
鳴り止まない警告音(アラーム) わざと
頭の中に放置してDIVE 非常事態(エマージェンシー)
捨ててしまった 盾は朽ちて
あえて問おう 気高き天使
"救えるのか"と...
無常に鳴り響く秒針の刻み
そして 果てる 迷い子の宿命(さだめ)
"天使よ 穢れた心を天に連れ去り 悪へと捧げるのか..."
...白き絶望 赫き誓い
Knuckle Key
暗闇の水面を 星が照らし
細波(さざなみ)が寄せ 影を落とす
海に浮かんだ 歪んだ月に
そっと手を伸ばした
だけどそれは 近くて遠い
まるで帰れない あの日のようで
触れたらすぐに 泡となって
浮かんで消えた 蒼の中へ
今すぐ泣いて 忘れたいのに
私に涙は 流せない...人魚の海
浅月昴琉
ワタクシこういう者です。
怪しい者ではありません。
差し出さしたのは葉っぱの名刺
大きな文字で堂々と誇らしげ
その名もミスターチェリーブロッサム
手のひらサイズの彼 立派な仕立ての燕尾服
裾をつまんで シルクハットは胸の前
わたしに向かって深々お辞儀
お初にお目にかかります
折り入ってお話があるので...ミスター・チェリーブロッサムの鬼ごっこ
雪恋-seren-
紅蓮の炎がすべてを焦がし
歯向かう者達切り裂く爪牙(そうが)
銀の髪を風になびかせ
大地震わす雄叫びは草木もひれ伏し
破壊と混沌撒き散らし大地を朱(あけ)に染める
幾重の障害立ち塞がろうと
その歩みは止まらない
蒼く輝く双眸はあらゆる命を畏怖させて
歯向かう全てを打ち砕く
ああ 山河を駆ける銀の魔獣...魔獣
RAYXANBER
指を刺した針の【冷たい痛み(のろい)】に
寝入る【青緑の姫(わたし)】を【薔薇(そうび)】が包んだ
茨の【壁(ウォール)】の下で
【魔女の哄笑(わらいごえ)】は何時しか【魔女の後悔(なきごえ)】に
【王子の接吻(めざめのくちづけ)】は遠く
【時計の針(じかん)】ばかり過ぎ行く
【【双子の黄色い魔法使...茨姫の真実
無名のL
もっともっと
触れていたいのに
すり抜けてゆくように
離れてくあなたの後ろ姿
もっともっと
そばにいたいのに
深い闇に埋もれて
遠ざかるあなたの後ろ姿
いま私はどこにいるの
扉の鍵をなくしたままで...睡りの森
momiji1225
今私は小さい国のお姫さま けれどつまらなくて城を抜け出したー 城の兵達は私を探すけどわたしは赤いベレー帽をかぶってさぁ冒険だ!といってもなんにもアテがない私しかたないからギルドに行ってみる。そして流れに流されて入団しちゃった・・・ 困る私けれどもっと困ったのはパートナー・・・仕方なくそのギルドの...
君と私
卍戦人卍
異国の風を受け止めて
今降り立つ
未知なる大地 踏みしめて
さあ駆け抜けろ
見上げた空には見知らぬ星々
我が故郷は遥か彼方
ふと夜空を仰ぎ見れば
星々の中 故郷の光を見出す
鋼の氷室に眠る友らは
もはや何も語ることなく...わが行くは星々の大海
RAYXANBER
ゆらり ゆらり ゆれる みなも
しずみ おちて にじむ けしき
あなたのそばにいたいの
あなたとよりそいたいの
つぶやくねがい くらやみにひとり
あなたにふれていたいの
あなたをだきしめたいの
こぼれるねがい かなえてかみさま
しあわせなゆめみていたいから
てにいれたものはきんだんのかじつ...泡沫人魚姫
とみこ
穏やかな風が吹く
広く大きなこの大地に
キミはただ 佇んでいた
まるで 一輪の花のように
いつからだろう?
キミがそんな
悲しい笑顔をみせるようになったのは
もう一度 優しい笑顔を取り戻したい
永遠に続く空の下
少女はずっと待ち続ける...聖剣
zerin
ねえ あなたにだけ教えてあげる
誰も知らない 秘密の楽園
舞いちる白い花びらは 天使の祝福
かがやく赤い宝石は 禁断の果実
甘くとろける芳香(かおり)に包まれて
ふたり アダムとイブになりましょう
aller aux fraises mon amour
いちごの森に二人きり 迷い込みたい
parle...いちごの森でつかまえて
kino_811
深い森の裏側で 踊り狂う同胞(はらから)を
這い回る虫達だけが 呆れ顔で眺めてる
獅子が吼えてる紋章の動き出しそな封筒
見覚えのないドレス 心当たりのない招待状
迷わずに 包まれて フィリングのように 蕩けよう
暗い森の入り口で むせる程の香り満ちる
甘い焼きたてスコーンと合いそうもないカモミール
...あやしのもりから
laf_hern
青は静謐
静まる水のように
It heals it.(癒す)
昨日までの思い出を凍らせる
流れ流れ流れ続ける
私の手足の血脈のように
赤は情熱
燃える炎のように
Burn it up. (焼き尽くす)
明日への道しるべは白い灰...colors ★
ぶち。