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こんにちは、私は鏡音リン。この頃は収録のみならず、マスターのところに行くのが日課になってるんだー♪ なんでも、絵日記描くのを始めたらしくて・・・まぁ、リンさんとしては、マスターに会えるからとってもすっごく嬉しいんだけどw 足取り軽く、マスターのいるところへ。・・・あー、どこでもドアほしいなー。あれあ...
日常的環和 36話 ミクちゃんのひみつ
もごもご犬
俺は鏡音レン。世間では超かっこいいイケてるやつとかいう印象を受けている。・・・そう、俺は。
「超かっこいいイケてるやつになりたいんだ・・・!!」
「何1人でぶつぶつ言ってるの? レンきゅんー」
鏡の前で言い聞かせるように言っていると、リンが後ろでみかんを食べながら聞いてきた。ちなみにリンは姉。俺は弟...日常的環和 35話 イケレンになりたい。
もごもご犬
「はぁ・・・」
俺は、ため息をつく。あれからメイド服に着替えたのだが、途中で「細いわねー」だの「可愛いわねー」だの散々ルカに言われて、ついには押し倒れそうになった。
「可愛いわねー」
その張本人は、にこにこ笑顔で座り込む俺を見ていた。
「っていうか、スカート丈・・・」
「いいじゃないの。可愛いわよ」...日常的環和 34話 ルカと一緒に、レッツ・メイド!
もごもご犬
しばらくして、結局、俺はカフェ・カフェに行くことにした。直接会って、バナナがたくさんもらえるなら何でもやろうという、妙に心地よい開き直りという考えに至ったからだ。
しかし・・・。
この先に待ち受ける過酷さを見たら、回れ右をしてそそくさとダッシュで逃げるだろうな、絶対。
「こんにちはー」
おしゃれな木...日常的環和 33話 メイドなんて、ごめんだ!
もごもご犬
ある日、電話がかかってきた。本当なら、電話かかってきても絶対取らないけど、今現在家居るの俺だけなので、仕方なく受話器を持ち上げた。
「・・・もしもし」
電話に出ると、どうしても不機嫌な声になる。
『きゃー! 低い声のレンきゅん、きゃわいーい!!』
その声で分かった。これは絶対、マスターだ。
「・・・...日常的環和 32話 仕事を選べない俺。
もごもご犬
・・・博士が、隣にいる。
今はメイコっていう可愛らしい名前になっているけど。
そういえば、博士の本当の名前って、何だろう。
いつか、聞いてみたいな・・・。
「結局、眠れなかったわね」
そう言って、苦笑いする博士もといメイコ。
「そうですね。・・・でも、全然眠くないです」
夜が更けゆく空を眺めながら、...日常的環和 31話 夜明けが来て、そのあとのはなし・・・
もごもご犬
「る、ルカちゃーーーーーーーーーーーーーーーん!!」
「え、何々、どうしたの?」
叫びながら店内に走ってくるミクに、制服でエプロン姿のルカはにっこり笑いかける。
「あ、あのね、リンちゃんが、ま、ま、マスターと、いちゃついてるのーー!!!」
「えっ・・・」
「ふえーん!」
目を丸くするルカに、抱きつく...日常的環和 30話 それぞれの夜
もごもご犬
そんなこんなで、今。
「・・・それで、マスター。この子が『朝のぐっさんお天気』のお天気キャスターの、めぐっぽいどって名前の子なんです」
「へぇ、この子が・・・」
私の隣に青いのが居て、テーブルをはさんで向かい側に、その青いののマスターさんが座っている。マスターさんは、私が見た限りでは、私とそんなに年...日常的環和 24話 物語は再びどこかに進んでいく・・・
もごもご犬
今日も、空は綺麗だ。
こんにちわ、私の名前はめぐっぽいど。知ってる人は知ってると思うけど、お天気キャスターのお仕事をしています。それで今、青い空を見上げながら、VCL放送局に向かっているところなんだー♪
「あ、なんか見たことある顔でござるな」
「・・・相変わらず、侍というよりは忍者のような気がする。...日常的環和 23話 キャスター同士の仲は普通だよ!
もごもご犬
「・・・・・・」
外はすっかり暗くなり、それでも身じろぎせずにずっと何かを考え込んでいた博士は、意を決したように机の上に置かれている内通電話に手をやり、受話器を上げた。
数分後。呼び出されたカイコは、博士の部屋のドアを2回ノックする。
「どうぞ」
中からの返事を聞いてから、ドアを開けて中に入る。
「...日常的環和 22話 物語は終わることは無くまた続きは訪れる その3
もごもご犬
「博士、準備が整いました」
「分かったわぁ。それじゃあ、早速取り掛かって頂戴ねぇ」
「分かりました、博士。・・・結果が出てき次第、報告に参ります」
「・・・せいぜい、失敗しないようにお願いしますわぁ。せっかくの研究材料を死に至らしめることの無いようにぃ。・・・このチャンスをしっかり我が物にしなくては...日常的環和 22話 物語は終わることは無くまた続きは訪れる その2
もごもご犬
「これって、何て読むか分かる?」
私はカイトに、二字熟語を見せる。
「かいこ、ですよね? これぐらい僕だって読めますよ」
少し怒ったような目で、こっちをみてくるカイト。・・・やっぱり、可愛いw
「そうそう。はいよくできましたー♪」
「・・・子ども扱いしないで下さい」
カイトは、ますます怒ったようにこ...日常的環和 22話 物語は終わることは無くまた続きは訪れる その1
もごもご犬
「意地悪するのは楽しいわぁー。・・・でも、もう時間がないから答え合わせタイムね♪」
また<博士>は可愛く言って、
「答えは・・・・①番の<人>でしたぁ♪理由は、あとの単語を見ればすぐに分かるわ。②番の<人間>は<人の間>って書いて<人間>っ」て読むわよね。③番も<人の生きる道>と書いてその中から人と...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その10
もごもご犬
「・・・あたしは、悪亜の言う通り人間だった。学校にも通ってたし悩みもたくさんあってどれも、ささいな悩みだった。あと、友達とか・・・彼氏もいたんだけど・・・15歳のとき受験が終わってほっとした帰り道これから彼氏の家に行こうと交差点を曲がって、そこで曲がってきたトラックにぶつかって・・・・事故死だった。...
日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その9
もごもご犬
「・・・・リン、大丈夫だといいけどな。でも相当ショック受けてるからな・・・」
グルトは独り呟いた。
「・・・一応あの3人は行かせたけど・・・レン、急げよな」
今の状況を打破できるのはレン一人しかいない。・・・少なくともリンにとっては。
グルトは、どうしようもなくてため息をついた。
あたしは部屋に入れ...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その8
もごもご犬
「・・・リンちゃん?・・・咲だけど・・・久しぶり。今日はね遊びに来たの。・・・ね、入ってもいい?」
あたしは驚き怖くなって叫んだ。
「・・・・い・・・いやだっ!開けちゃダメ!!」
「・・・え」
ドアの向こうから戸惑いの声が聞こえた。
「何で・・・?」
・・・・3人とは顔が合わせづらいとは口が裂けても...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その7
もごもご犬
今回、特別説得班に選ばれた咲、斬、俺はリンの部屋のドアの前にいた。
「どうしようか・・・」
咲はぼやいた。どう説得すればいいのか分からない。
「・・・まずは、普通にいくしかないだろ」
俺は、そう言ってドアをノックしようとした。
「待て、悪亜」
斬は俺を制止した。犬に「待て」と言う時と同じ言い方だ。
...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その6
もごもご犬
「・・・・へえ、そんなことが・・・。じゃ、グルトさんが言ったことは本当なんですね」
リビングに集まりお客様用のミルクティーをみんなで飲みながら状況を話すと咲は言った。
「え、グルト?」
カイトが聞くと悪亜が
「ああ。さっき電話があってさ<ボカロのみんなが落ちこんでるから励ましてやってくれ>ってグルト...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その5
もごもご犬
(・・・あ)
ふとあたしの目に映ったそれ。思わず手にとる。
「・・・」
それというのは、悪亜と斬と咲と・・・あと一人<博士>としてのあたしの4人が映っている写真だった。あたしはとても楽しそうだけど・・・・あとの3人はなんだか表情が暗かった。
(・・・・どうして・・・)
あたしは思いかけて
思い出した...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その4
もごもご犬
「・・・へぇ、何でだろうね」
グルトは普段と変わらない口調で言った。
「・・・・」
対するレンは沈みきっていた。それも無理はないとグルトは思ったが、
「・・・でもだからって、お姉ちゃんを置いていくなんてそれはないんじゃないのか?リンはお前のこと必要としているのにお前ときたら。・・・・きっと今頃お前に...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その3
もごもご犬
「・・・・・」
あたしは暗い部屋に座って、さっき言われた一言を思い返す。
<リン、お前は1人じゃないからな>
「・・・・」
<向き合える勇気が出たら、来てくれ>
「・・・・」
<リビングで待ってるから、な?>
「・・・・」
あたしは、いつの間に涙が出ていることに気づいて、そっと涙を拭った。
・・・こ...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その2
もごもご犬
あれからリンは無言で自室へと引きこもってしまった。
「「「・・・はぁ」」」
リビングに3人のため息が響いた。
「・・・この状況を打開する方法はただ1つ」
カイトは言った。
「・・・・僕たちがレンという存在を思い出すこと」
ミクとアカイトは黙って聞いていた。
「じゃないと、この状態がいつまでも続くこと...日常的環和 21話 記憶喪失と想像推理と その1
もごもご犬
「リンっっ!!!」
バンっと勢い良くドアを開けてきたのは
「・・・レンっ!!」
あたしは、その姿を見て嬉しくて、つい顔がほころんでしまう。
「・・・・っていうかグルト。リンに何もしてないだろうなっ!?」
「・・・・・」
グルトは意味深に笑みを浮かべてレンを見た。
「・・・何か、したのか・・・・?」
...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その7
もごもご犬
重たい空気が流れているなぁと人事のようにあたしは思った。
「・・・・」
グルトはあたしの言葉に黙って思案していたが、やがて
「・・・・うん」
と、小さく頷いて
「それが何だ?・・・リン」
と尋ねた。
「・・・グルトって、カイトとアカイト知ってるよね」
「うん」
「あの2人のこと、どう思う?」...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その6
もごもご犬
「・・・・はぁ、どこ行ったんだぁ・・・あいつ」
それからの20分後。あちらこちら走り回っていたせいで動悸・息切れ・気付け(←ん?)が激しかった。
「・・・もしかして、あっちか・・・!?」
レンは1つ場所を思い出して疲れも気にせず、駆け出した。
・・・間に合えばいいな。
その頃。
「本当にグルトって、...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その5
もごもご犬
「・・・・そうか」
何か落ち着かないあたしに気づいてないのか、あたしから話を聞いたあともグルトはただ頷いただけだった。
「とりあえず、レンはいつかここに来るからさ,それまでゆっくりしていけよなっ」
相変わらずグルトとあたしが重なってブレて見える。
「・・・・うん」
対するあたしは依然として落ち着かな...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その4
もごもご犬
「・・・・・はあ、はぁ」
「・・・・・」
13分ちょうどとはいえない中途半端な時間、あたしとグルトは走ったあと、
「ねぇ、ってここどこ?」
「ここは、俺の家の前」
グルトは、ポケットから鍵を出しながら平然と言う。
確かにアパートだし、まあ、一応納得はできるけど・・・
「・・・ねぇ、レンはっ!?」
「...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その3
もごもご犬
必然とは、偶然をいくつも積み重ねてそのことを指す。
今が、それなのかなとあたしはぼんやりと心の片隅でそう思っていた。
「・・・リン」
「・・・レン」
目の前に、今とても会いたい人がいた。これって、夢・・・?
思わず、そう思ってしまう程。
だって・・・
「・・・レン、あのときから行方不明で、・・・あた...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その2
もごもご犬
「・・・・ふふぁ」
窓から差し込む朝日に優しく照らされてミクは目が覚めた。
「・・・うう、もうこんな時間・・・・」
時計を見ると、本来起きるはずの時刻より2時間オーバーしていた。
「・・・でも、まあいっか」
ミクは、昨日のことを思い返しながら、自然と口元が綻ぶ。
さて、今日もまたいつもと変わらない<...日常的環和 20話 リンの失跡×レンの失跡=悲劇 その1
もごもご犬
夏祭りに出かけていた、ミクとアカイトとリンとカイトは結局自宅に帰った頃には午後11時になろうとしていた。
「おかえり、みんなっ!」
玄関では、マスター(作者)がいた。
「ただいま、マスター(作者)」
「ただいまっ、マスター(作者)」
「たっだいまっ!マスター(作者)!」
「・・・ただいま、マスター(...日常的環和 19話 帰宅と・・・・話
もごもご犬
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