タグ:猫又ロシアン
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―――――誰もが、己が目を、己が耳を疑っただろう。
今の今まで、怒り狂っていながらも真面目な口調で、『吾輩』なんて時代がかった一人称を使っていた猫又が。
子供のような笑みを浮かべながら、はっちゃけた喋り方になって、『俺』という一人称を使っている姿に、驚きを隠し得なかった。
「ろ……ロシアンち...ボーカロイド達の慰安旅行(14)~ロシアンとクロスケ‐参【荒ぶる猫又師弟】~
Turndog~ターンドッグ~
『懐かしいっすねぇ……かれこれ300年ですかい!?兄貴!!』
『く……クロスケ……!?お前、本当にクロスケなのか……!?』
ロシアンに親しげに話しかける黒猫又と、混乱しているロシアン。その様子を見て混乱しているルカは、恐る恐るロシアンに話しかけた。
「ね……ねぇ、ロシアンちゃん?あいつのこと...ボーカロイド達の慰安旅行(13)~ロシアンとクロスケ‐弐【ロシアン・過剰疾走(オーバードライブ)!!】~
Turndog~ターンドッグ~
――――――――――――――それは吾輩が、猫又になるよりもさらに前。まだ一歳を少し過ぎた程度の若猫の頃だった。
当時の吾輩はまだ一介の猫(と言っても近所の猫にはタイマンでことごとく勝利していたが)で、仲間も取り巻きも、誰一人いない流浪の身だった。
そんな吾輩のことを――――――――――トコトコ...ボーカロイド達の慰安旅行(12)~ロシアンとクロスケ‐壱【若き日の師弟】~
Turndog~ターンドッグ~
天空塔。八又町で最も高い建物で、日本で二番目に大きな電波塔でもある。謎の地下室が存在すると噂されたこともあるが、その真相は謎に包まれており―――――
「……その謎の地下室が、『黒猫組』のアジトってわけ……か。」
『そういうことだな。さて……。』
天空塔の前に立ったルカたちとロシアンは、静かに...ボーカロイド達の慰安旅行(11)~決戦!!『黒猫組』~
Turndog~ターンドッグ~
「いやいやいやいやいや……さすがルカ先輩っすねぇ!!まさか一晩で事件にケリつけちまうなんて!!」
「あんたらが遅いんじゃないの?」
「えっ、ちょ、ひど!!」
悪之介を署に連行したルカ達は、捜査一課の捜査本部で松田にもてはやされていた。
「それにしても……ひっどい怪我でしたねぇ富岡悪之介は。...ボーカロイド達の慰安旅行(10)~アジト、発見!!~
Turndog~ターンドッグ~
《ピリリリリリリリリリ!!》
突然着信音が鳴り、ルカがポケットから携帯を取り出した。
「あ……ドンキーからだ。」
「あれ?ルカ姉着信変えたの?前『星屑ユートピア』だったんじゃ?」
「ここんとこのごたごたで壊れたのよ……。はい、もしもし?ドンキー、どーしたの?…………え!?ホント!?……うん...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅷ~ルカ、大爆発!!~
Turndog~ターンドッグ~
「ねぇ、ルカ姉……さっき松田警視に言ったことって……。」
ホテルのエレベーターで降りて行く時、ミクがルカに尋ねた。
「……分かってる様ね。……和也君が心の声で言い残したのよ。『がくぽの様な人を見た』って……。」
『……………!!』
一同の間に緊張が走る。
神威がくぽ。嘗て共に歌った仲間で...ボーカロイド達の慰安旅行 Ⅶ~猫又の推理~
Turndog~ターンドッグ~
はぁいどうもぉー!Turndogです!
え、なんで今日は自ら来てるのかって?
いやほんとはね、ロシアンにこれ渡して執筆に戻ろうと思ってたんですがね。
あんにゃろうまだ来てやがらねえ、いったいどこで油売ってやがんd
『誰が油売ってるだって!?』
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO...【Turndogの手紙】ヴォカロ町設定集
Turndog~ターンドッグ~
「……オッケエエエエ―――――――!!クラアアアアアアアアアンックアアアアアアアアアアアップ―――――――――!!!!」
『おめでとうございます監督!!!』
スタジオに狂喜の声と、スタッフの祝いの声が響いた。
ポージングを取っていたミクはその言葉とともに息を大きく吐いて力を抜いた。
「は~...【自己解釈式二次創作風小説】ODDS&ENDS~歌姫《ガラクタ》と僕《ガラクタ》の二重奏《デュエット》~エピローグ
Turndog~ターンドッグ~
やあ諸君、久しぶりだな。吾輩は猫又のロシアンである。
かれこれ……半年ぶりぐらいか?ふむ、懐かしいものだ。
早速だが、Turndogから手紙を預かっておる。ここで読ませてもらおう。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「きゃほお...猫又ロシアンからのお知らせ~Turndogの手紙③~
Turndog~ターンドッグ~
やあ諸君。吾輩は猫又のロシアンである。
…正直言って、あのバカイトの新技を我が清らなるデータファイルに書き込むのは気が引けたのだが…。
情報収集のためと割り切って書いた。読んでもらわねば吾輩の断腸の思いの決断が無駄になってしまうのでな。
読まなかったらどうなるか…ここまで読んできた読者諸君な...ロシアンのデータファイル③
Turndog~ターンドッグ~
碧い焔を撒き散らしながら、空を駆けてゆくロシアン。その背で振り落とされないよう、必死でしがみつくミクとルカ。
眼下は真っ暗。空の星と月だけが煌々と輝くその深淵なる空間に、思わずため息をつくミク。
「不謹慎かもしれないけど…綺麗だね…。」
『人のいない地域はこんなものさ。人が現れたから、夜の星...蒼紅の卑怯戦士 Ⅶ~カイトの優しさとメイコの想い~
Turndog~ターンドッグ~
ボカロマンション五階の一角、ボーカロイド共有部屋。
そこでは、うなされるメイコと、気絶して目を覚まさないミク、リン、レンを前にして、グミが途方に暮れていた。
ふと、グミはそばのテーブルに目をやる。そこには、決闘が始まるときにリリィに投げ渡された『マスターノート』が置いてあった。
(…ルカちゃ...蒼紅の卑怯戦士 Ⅵ~カイト暴走の真相~
Turndog~ターンドッグ~
荒々しいエンジン音を撒き散らしながら、駆けるネルフォンバイク。
ビルの間をすり抜け、大通りを横切り、超高速で走って行ったその先には―――――
『グオオオオオオオオオオッ!!!』
―――――荒々しい咆哮を上げる魔獣と、金色の髪を振り乱しながら大鉾を振り回す娘がいた。
その場で急ブレーキをかけ...蒼紅の卑怯戦士 Ⅴ~救世主ロシアン、参上!!~
Turndog~ターンドッグ~
やあ諸君。吾輩の名はロシアンである。
実は今回、吾輩が作成しているデータファイルを見せてやろうと思うのだが…。
見たいか?いや見たいと言え。というか「見せてください」と跪k
…ゴホン、失礼。特別に見せてやろうではないか。
今日は今回の戦いで現れた新キャラと、新技、そして吾輩のことを紹介しよ...ロシアンのデータファイル②
Turndog~ターンドッグ~
「な…何!?何するつもりなの?」
レンの突然の発言に、リンはただただおろおろしている。
レンは少し期待を込めたような、願いを込めたような、それでいて心なしか焦っているような、諦めているような、そんな複雑な顔で話しだした。
「俺達の音波は、全てを叶える奇蹟の音…ルカさんはそう言ってたよな。」
...紫色の騎士と鏡の音 Ⅸ~死闘の終わり~
Turndog~ターンドッグ~
そこから先はあっという間だった。
最初に標的にされたのはメイコだ。地を蹴ったがくぽは、一瞬でメイコの懐に突っ込んだ。
「なっ!?」
「『酒瓶割』ィ!!」
間髪入れずに楽刀の柄頭がメイコの頭を叩き伏せた。
「がは…!!」
「セイ!!」
奇声と共にがくぽがメイコに蹴撃。メイコは十メートルほ...紫色の騎士と鏡の音 Ⅷ~決戦!!VS神威がくぽ【後編】鏡の音、覚醒!!~
Turndog~ターンドッグ~
「む!?」
がくぽはボカロマンションに向かう足を止め、後ろを振り返った。
常人では何をしているのかと不思議に思うだろう。だががくぽは、確かに感じ取っていたのだ―――――後ろから叩きつけられた、ルカの異常なまでの戦意を乗せた音波を。
(ふん…この拙者に喧嘩を売っているつもりか?あれだけこっぴど...紫色の騎士と鏡の音 Ⅶ~決戦!!VS神威がくぽ【前編】ルカ・グミ・ロシアンの策略~
Turndog~ターンドッグ~
「まさかこんなところでグミちゃんと会えるなんて…びっくりしたわぁ~。」
いつになく興奮した口調のルカ。それほどまでに、グミとの出会いが嬉しいのだ。
「いやぁ~あたしも手当たり次第に探さなきゃダメかなぁ~って思ってたんだけど、それらしい名前のマンションがあったからね…試しに当たってみたらビンゴ!...紫色の騎士と鏡の音 Ⅵ~戦争ガール・グミ!!~
Turndog~ターンドッグ~
「…で!?昨夜はロシアンちゃんとルカ姉一緒に寝たってゆーの―――!!?」
深夜の死闘の翌朝は、ミクの怒声から始まった。それは、ルカの膝の上に座って耳を掻いているロシアンに向けられたものである。
ルカが起きて、ロシアンを肩に乗せて共有部屋に入ったところ、それに気づいたミクが問いただし、現在に至る、...紫色の騎士と鏡の音 Ⅴ~作戦会議とあらわれた少女~
Turndog~ターンドッグ~
「ロシアンちゃん、ありがとう!まさかあなたが助けてくれるだなんて、思ってもなかったわ…。」
マンションに戻ったルカたちは、ロシアンに深々と頭を下げた。
ロシアンは小さく笑いながら応える。
『久々に寄ってみたら、やたらと騒がしい馬鹿がいるから吹っ飛ばしてやっただけさ。まぁ、見知った顔が襲われて...紫色の騎士と鏡の音 Ⅳ~深夜の決闘!!ロシアンVSがくぽ~
Turndog~ターンドッグ~
「…はぁ…はぁ…なんとか…逃げきれたみたいね…。」
ルカたちはがくぽの攻撃から逃れ、草むらに隠れていた。
「ははっ…さしものがくぽも、あれがまさか閃光弾だとは思わなかったみたいだな…。」
「いやだれも思わないから。」
レンの的確な突っ込みはスルーされ、ルカは冷静に状況を整理し始めた。
「...紫色の騎士と鏡の音 Ⅲ~猫又ロシアン、降臨!!~
Turndog~ターンドッグ~
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