IOの投稿作品一覧
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遠慮もせずに言いたい放題で
話も聞かずに一丁前に真似して
何かあったら誰かのせいにして
道に座り込んで歩けないと喚く
まるで小さな子供だね
選手も政治家もみんな無責任
言い訳だらけのタラレバ毎日
それでも何にも悪びれることはない
叱るなんて御法度 貴重な子供さ
だけど大人は使い潰される...甘えんぼうワールド
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人類は進化しているか
賢くなっているのか
電気仕掛けの都市と近づく仮想
菲薄化する現実
糧食にもならぬ貨幣を
共食いで奪い合う
ある意味正当か?ヒトの本能への回帰
退化という進化 あるいは 乖離
何の意味があると?
この矛盾だらけの生に...たとえ3秒後に世界が壊れても
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か細いような赤い心拍の 1ビット通信を辿って見つけた君は
砂漠の下手なオブジェのように 刺さった機体の傍らで笑ってた
“いつまでも夢を見てんなと 現実に撃ち落とされたよ”と血を拭う
砕けた片翼のパネルはあの日と 変わらない遠い空の色を映す
鳥はなぜ空を飛ぶの 自分が鳥だからさ
天翔ける翼も持たない僕...夢幻未来フライタ
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君は碧空を見つめる 三日月を瞳に抱いて
漏刻の水銀は干上がり 時さえも止まる夜
糸を切られた星が 稲穂のように降るよ
銀の茨の鳥籠で 僕は真紅の薔薇を吐きながら 夢を見ていた
追い求めなくても幸せになれたのに
今はもうガラスの中の世界を覗くだけ
羽なんて見えないのに 飛べるって知ってた
裸の僕たちは...Ad libitum.
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信じてたんだろう 何でも出来るって
子供の頃みたいな無邪気な夢さ
そのうち目は覚める 嫌でも大人になる
ラクして息することを覚える はずだった
あんなに転んで痛い目に遭ったのに
世界と同じ何にも変わっちゃいないね
あの冷たい明けの明星が僕らを捕らえてしまう前に
世界中の希望をかき集めて旅に出よう
“...dreamer's high
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Can you hear my voice?
I sing a song of life with prides.
You think how, and sympathize it or not?
Try to sing with me?
だから I never cry!
I never regre...流星ロッカー -Wings of Bravery Passion-
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小さなビリー・ウィリー
泣かないでおくれ
そんなに泣くと 涙がこぼれるよ
可愛いお目々が真っ赤に膨れるよ
目玉もまぶたもみんな溶けて流れてしまうよ
小さなビリー・ウィリー
この世にはたくさんの
どうにもできない 物事があふれてる
だから泣いても仕方ないんだよ
届かない星も摘めない花も諦めておやすみ...ビリー・ウィリーと涙の海
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そんな棘のある言葉で この夜を汚さないで
風露草(ふうろそう)の涙が 静かに丘を伝う
青く広がる宙(そら)から 零れる星のため息
この地上を見つめる、焼けただれたこの地を
願っても祈っても 想いなど届くはずがない
ここへ届く流れ星は皆この惑星(ほし)が呑み込んでしまった
月明かりに目覚める、失われた...今宵哀しみと共に月へと向かう船に乗って
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地球は水槽だ 狭くてビョーキも蔓延
世の中の大半が気がふれてるか無関心で
愛国憂国を叫び道に溢れるデモ隊の足の下で
アスファルトに咲いた花がぺちゃんこに潰れていった
正義の実現のためには多少の犠牲は必要だと
幸せと呼ばれる 限られたパンを取り合う
誰かと分け合えば増える裏技を知らずに
誰もが端末を軸...Goodbye, the loveless world. ~くだらない世界に花束を~
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セツナデモクラシィ
ちょっとの寄り道で夢が見れるよ
セツナデモクラシィ
誰でも“正義の味方”になれる
自由とネットワークが可能にした
最先端にして本物の民主主義
近所のスーパーに行くような感覚でも
行進に参加できる 「いい世の中」
わりと生存に関わる事態です
多少の騒音や欠勤は無礼講...セツナデモクラシィ
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あなたの瞳の中には 澄み渡る空がある
心奪うような 目に染みる青色
どんなに暗い夜が来ても 寒さに震えても
ただ静かに笑って希望を見据えてた
優しいだけの言葉ならきっといくつもある
確かな温もりをくれた あなたの その手のひら
暖かい日差しが 錆びた手を温める
鳥籠から脱け出て 生きる歓びを
歌うよ...Remenbrance Blue
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明日が見えない 暗闇の中で
ただこの身体が朽ちて死ぬのだけを待っていた
理不尽な潮流に心は食い潰され
時代錯誤(アナクロ)な象りは 鋼鉄の 魂の棺へと変わる
愛されたかった 必要とされたい
それ以外に生きる意味や理由など持たない
狂疾愛(マニア)に成された愛玩、さもなくば奴隷
ひとたびそれを失えば ...レジスタント・エンジン
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賢いヒトは言う、この世は正しくて幸せな普通の世界だと
大多数の“まとも”な人間の幸福に合わせたからそうだと
それに外れてしまったり疑いを持つようなヤツは
きっと人間でない 獣(けだもの)かモノだろうと
黙っていれば いいように遊ばれる
嫌悪も面倒も押し付けられる世のごみ溜め
馬鹿らしくなるほどに ヒ...サヨナラディプライバー
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こんなにも穏やかな日に
君は行こうというのか
空は青く青く晴れて風も無いというのに
地上では鳥が鳴いてる
紫陽花ももうすぐ咲くよ。
夏は幾度幾度巡り来年も来ると思っていた
突然現れた終着駅
古びた汽車に乗って 南十字まで
君一人、避暑旅行
そんなにも僕を置いて...銀河鉄道は晴天なり
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街頭テレビの中では
朝から国会の野次が映る
「小学生のケンカみたい」と
通りすがりの老爺が言った
流行りの服を掴まされた
見た目はこぎれいだったんだけどな
値段だってそれなりにしたのに
一週間で穴が開いたよ
「マスコミを懲らしめる」って誰かが言ってた
どっこいもうみんなあんたらの言いなりだ...さよなら独裁者
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どいつもこいつもエブリデイ
クスリと殺人衝動漬け
賢い顔してアハッハー
みんなが前頭葉停止さ
ヒトらしさの欠片もない
馬鹿がスマホをいじる
適当なことを垂れ流す
同じレベルのマスゴミと評論家
それに付け込んじゃう国会はなんかケンポーまで変えちまおうってわけさ
「早く質問しなさい」...絶対主義的☆傾国ガール
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涸れた都会の片隅にも 死は転がっている
液晶画面と黄ばんだ 新聞の活字の向こう
見えないだけで絶え間なく 生と死の交錯は続く
そこら辺のウィルスで 簡単に人は死ぬ
ふらつく 足で自分を運ぶ
凶暴な獣に追われる そんな白昼夢(ゆめ)を見た
血に飢えた狼の群れに 狙われて逃げるような夢だ
命は刻 与えら...Wanderers
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なんかどっかの町には 鯨で生計立ててるおっちゃんたちがいて
21世紀に入った今でも 鯨を獲って食べているらしい
そこにやってきた 海の向こうのうるさいロビイ犬
鯨を獲るのは残酷だからって 「こんなに可愛い生き物きゅんを獲るなんてふじこふじこ」って
鯨の親類をハンバーガーにして食ってるくせに何のジョー...ある日の入り江
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僕は君じゃない 僕以外の誰でもない
君の大事な人形でも 君が求めていたあの人でもない
僕は君じゃない 君の望むものじゃない
僕は僕としてだけ ここにあることを許される はずなのに
君は僕の何を見ていた?
過ぎ去った人の面影か
いつからか道を違えて どこにも依れない 迷子
大事なプロセスをいくつかすっ...僕は君じゃない
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君は目を離すと すぐにふわふわ消えてしまう
繋いでおけない風船みたいさ
ほんの少しだけだよ 僕が手を離したのはさ
だけどなんでさ そんなところにいるの
気付けば視界の端 ふらふらふわふわ
あっちこっちうろついて 油断が出来ない
だから もう疲れたんだ! ずっと探してるのは
うっかりよそ見も出来やしな...ふーせん がーる ~Unchained Love~
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「さあ目覚め動き出せ」と 呼びかける声がする
私の中の内燃機関が 音もなく激しく燃えている
迷い眠る時は過ぎた 衝動は満タンだ
情熱が錆び付くその前に 行かなくちゃ 境界を超えて
今溢れ出る感情に心委ねて
私の中の自分に耳を澄まして
刻さえも切り裂いて 紅く刹那を止めて
燃え尽きる彗星のように一瞬だ...走れ
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オレンジに燃えて染まる空から 星がひとつ落ちるのを見た
さっきまで群れていた白い雲は晴れて 雷鳴と共に黒い夜が来る
待ち望んでた時代の黄金(きん)色も やがては黄昏に成り代わる
錆びついた風見鶏と 人の声と 信号灯が告げたんだ“終わり”をさ
「栄光の時は過ぎたのさ 君の未来はもう来ない」
永遠に更新...落日蒸機帝国とイカロスの羽根
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暁が虹色に染まったら 裸足のままで降りてきてね
照り始めたばかりの金色の線を辿って あの日の海へ還ってきてね
巡り巡る夜と朝のように 生き死には満ち干を繰り返す
刻々と変わりゆくその美しさに打たれ 少しだけ呼吸を止めてみる
青く柔らかなゆりかごを離れて 歩く魚たちの足は傷だらけだ
私達は何度も泣きな...やがて 海へと至る道
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思いがけない 優しさに 出会った時に
戸惑うのは 長い間それを忘れていたから
朝焼けの葉からしたたる雫
世界がもう一度動くよ
梢通して降る木漏れ日 悲しみを超えて吹く風
止まっていたはずの時は 意味を持ち動き出した
今長い暗い夜を超えて 響け明日を告ぐベルの音
誰の目にも確かに 希望が映るよう
顔も...evergreen refine
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群青のパトスが続く
原始の海がこぼしだすモノローグ
深海の窓をくぐって
未来も過去も今もない旅へ
両翼は沈んでいる
在りし日の黄金(きん)の彩りは何処へ
今では時も何も錆びついたまま
いつの日か朽ち果てて 終わりを迎えるの
深海の大空を 私は飛んでゆく
限りなく無重力が支配する冷たい空を...リリエンタール深海飛行
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前線は無責任と悲しみだけを
残して砂漠の彼方へと消えた ああ
影さえも失くした命の死骸が
針のような三日月を見上げていた
パラダイムは勝者の旗の下(もと)へ傾(かし)ぎ
賞賛は瞬時に非難へと変わる ああ
唯一残された貧弱な通信機器は
「送信」を放ったっきり黙り込んだまま
立てよ 羽ばたけ 打ちひしが...ブラスヘミーの昴の鳥の歌
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折り重なる市街 折り重なる死骸
何をこんな馬鹿なことを繰り返しているのか
暇つぶしの思想を 色づける二枚舌
安売りの正義おまけに着飾って 自分以外の駒(だれか)から殺してく
人類は利口だ 無駄な物も作れる
意味も宗教も国境も階級も武器も
人類は馬鹿だ 同じ生き物を殺す
くだらん差異でつまらん区別を付...紅涙の弾丸でこの曇天と暗雲を打ち抜け
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この世に神はいるのですか?
ならば何故暴挙を許すのですか?
神の名の下ならすべて許されますか?
人が“神”を名乗っても良いのですか?
世紀末、人は惑い 飽きもせず繰り返す“理想”の輪廻
崩壊=法改の影、祈る声も助け求める手も
意味もなく絶えて――――
世界とは救いのない物語だ
どれほどのものが叶った...Generation×Revolution~やがては生まれ来る次の時代の者のために~
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十二時ちょうど 時報とコンクリ噛んで走り出す二輪の猛獣
真夜中の音、それはこよなく安眠掻き消す素敵な合図
手に手に、楽器(ぶき)を携えて 野ネコは闇から闇へ暗躍だ
馬鹿になりたきゃ、来るがいいさ 右手の爪はピカピカだ
回せ本能と無謀のイグニション・キー
こぎれいで賢いふりした常識人がドッキリするほど...千刃ロック -with the scarlet kit-
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世界が死にかけて 迫りくる末期に怯え
せめて終わりは一緒と、嘆きあう者たちへ
契りあったって無駄さ、三途の川は厳しい
天の梯子は細い ふたりでは渡れない
みんな 独りだと覚悟を決めているさ
人だけが滑稽にもがき、手にしがみつく
ご覧、野良猫がふらり傷ついて歩く
ゴミ溜めのような街角、人知れず死んでい...死ぬ時はたった独り