タグ「応募用」のついた投稿作品一覧(81)
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Botanic lover
ね、内緒の話をしよう
これはつまり お伽噺
君と僕の二人だけの
最後の秘密を覚えてて
『 昔々 あるところに ーーー 』
そんな よくある始まりの
ハッピーエンドの話なら
良かったのに とか思うけど
あの日 君が泣いてた...Botanic lover
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カラスは間抜けな声で鳴く
拙い嘘と寝ぼけた理想だけ
背負(しょ)いこむ僕は また道の途中
あと何回転んで あと何回泣けば良い?
甘ったれな自分を隠し通すんだ
いつかほら 思い描いた未来が
嗚呼 強く背中叩いた
泣きながら目覚める朝を数えながら
生きている僕は今朝も笑えてた
ネガティブなニュースを...■カラスは間抜けな声で鳴く
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堕落と紅月のサバト
狂気を垂れ流し僕等は夜を這う
見下ろした鴉の瞳は揺れ
空蝉を引き裂く痛み
胸に秘める孤独
何一つ確かなものが無いと言うなら…
僕ハ 僕ハ 僕ハ 僕ハ
僕ハ 笑エナイ
君ニ 君ニ 託ス罪ヲ
壁ニ 刻ミナガラ...■堕落と紅月のサバト
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アパッショナート
月夜 パレス・パラディオス
夜を越え 酔い明かす
蠱惑なるルージュキャリオン
甘くないキスを
ほら飲みなよ
まだ朝は来ないから
そのドアの鍵
さっき どっかやっちゃったの
痺れる愛情にほだされたキミ...アパッショナート
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彩 -aya-
俄か雨にしとりと夜は濡れ
水溜まりに照り映える街明かり
雨音潜(くぐ)るような沈丁花(じんちょうげ)が
春を告げた
僕はいつしか忘れてく
燃えるような夏の日に
蝉を追って駆けた野辺の
目を焼くほどの蒼も
僕はいつしか忘れてく...■彩 -aya-
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ガーデン
光と環(わ)を描いて
小さな庭に降り立つ羽根
まばゆい思い出だけ
アルバムに探す日々
二度と叶わぬ恋
過ぎ去りし春のぬくもり
枯れゆく花へと
雪が降り積もる
呼んでも帰らぬ人...■ガーデン
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Glow
どんな無理して足掻いてみたって
いつも誰かに見透かされてる
夢見て傷付いたプライドも
捨てられないから連れて歩いた
Show me how 曇りガラスの向こうにある
ニセモノに興味など無い だから
心のままに生きることを決めた
いつだって後悔だけはしないように
枯れた世界に一粒の雨音...■Glow
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Silver sulfide
Hollow 銀メッキの皿に残した
豪華な愛のディナー
嗚呼 使い慣れたナイフに触れる
指が震えてる
私は何時(いつ)までも変わらずに" 夢見る少女 "で
あなたに手引かれては涙をこらえている
近すぎて遠すぎたあなたと私の
鼓動…現実(せかい)… 酷く脆くて
Sorro...■Silver sulfide
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End of summer
きっと僕らは忘れない
この手を放してしまっても
絵日記の1ページは
決して色褪せない
僕らが大人になる前に
拾った思い出を繋ごう
夜空に咲いた花火は
記憶の夏が終わる合図
「さよなら。」すら言えないまま...End of summer
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Morning glow
「明けない夜は無い」
君が残した言葉が響く
傷だらけの四肢を掻き抱いては
未来だけ見つめる
伸ばした指をすり抜け
希望は粉々に砕けてく
誓いの旗を掲げた
僕らは蕀を進む
放たれた光よ 駆け抜けろ...■Morning glow
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Downpour
いつか見てた夢だって忘れてく
(Can't you see?)
目を逸らした現実に傷付いて
(Can't you see?)
(Can you feel free? yeah.)
君はまだ何も知らない
君が「誰か」さえ知らない
ひとりぽっち 雨に濡れ
傘はどっかに置き去り...■Downpour
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Lost Diary
それは僕らが望んだ孤独
何を視(み)てたの? ねぇ…
命の意味はそんな場所(トコ)に無いのよ
まだ 足掻いていて
乾いた都会(まち)の隅に
堕とされては芽吹く種子(たね)
瞳の奥で燻る焦燥
その理由(わけ)も知らずに
明日を恐れ立ち尽くした...■Lost Diary
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Hangover
重ねた指の温度で確かめてた
希薄な愛の雫 マティーニに沈む
今更 聞こえないフリもできないの
都会は夜に嗤う 二人を隠して
叫び出す心を鳥籠に押し込めて
私は嘘を信じていたの
翼が千切れても
You and me…
これで最後だと言い聞かせて...■Hangover
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さよなら、ユートピア。
アタシ達は 正方形(ましかく)な部屋
捕らわれて眠る愛情(ふぃりあ)
瑠璃アゲハの幻影(ゆめ)を観てるの
『さよなら、ユートピア。』
「サミシイ」と言い棄てて立ち去るピエロ
埃を被ったミライ 在庫セール
綺麗な心(もの)だけ どうか頂戴な
心臓は腐ってしまう生物(なまもの)だ...■さよなら、ユートピア。
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竜眠る地の伝承歌(バラッド)
N
それは気の遠くなるほど過去の物語
悪夢が覚醒と共に忘れ去られるように
古びた物語がその色彩を失っていくように
彼等の存在もまた 歴史の闇へと葬られ
今では散逸した史書の断片にその痕跡が残るばかり
時は 無情にも流れ続けた…
A
対の鐘が響く...■竜眠る地の伝承歌(バラッド)
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手紙
あなたに宛てた手紙
ぐしゃぐしゃになるくらい書いて消して
こんなの渡せないな
午前三時 滲んだ目を擦って笑った
「こんなこと言うと怒るかな?」
いつもあなたのことを思い出すの
遠い遠い心の距離に
少しだけワガママをこぼしながら
あなたのことを追いかけて見つけた...手紙
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パンネ・ファティア
昔 君が言ってた場所
他の事は良く知らない
今は口を閉じて
膝を抱え朝を待つばかり
星がくらくら眩暈して
まわるまわる メリーゴーランド
行き場のないココロ達が
奏で出したミュージック
写世のパンネ・ファティア...パンネ・ファティア
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茜 -Akane-
暮れ燃ゆる陽に黄泉魂捧ぐ
笛の音が裂いた静寂に
移ろいの跡 彼誰は彼我の死
瞳孔の闇 夜を湛え眠る
祈人は辞紡ぎ
茜空へと寄せて詠う
「 サ マ レ 」
数珠繋ぎの命へと渡す記憶と鼓動よ
燃えよ 燃えよ 永久に燃えよ...■茜 -Akane-
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フェアリーテイル
ユラユラ 喋る月と
転がる星のグロッケン
「ナイショよ?」 風の言葉
わかってるそんな事
静かにそよぐ並木に
落とした星屑のラメ
逃げ出す足音は ほら
どこへ行くの?
今夜ロンリネス...フェアリーテイル
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Clockworks Maid Girl
歯車ガール 出会えば Bad End
夜な夜な Midnight 歩き廻る
キリリキュルリ 音を立てて
夜の町をさまよう影
歯車ガール 渾名: BLOODY
錆びた脚に油差して
「貴方ハドコ? 貴方ハドコ?」
彼女の声 聞けば最期(おわり)
Aaaaaaaa...■Clockworks Maid Girl
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Meteor
どうした もう終わりかい?
焦げ付くエゴにバイバイ
真面目ぶった僕らを囲む世界は
チープな嘘にまみれて
それでいいやって嘲笑(わら)ってんだ
僕の存在とか気にしてないだろう?
風の向くまま生きてたいな
鳥より自由に羽ばたきたい
搦め捕られた糸を手繰る症例...■Meteor
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テヅル=モヅル
惹かれた迷宮 謎が謎を呼んでページめくる手
解けて絡まる君の視線(め) テヅル=モヅル
約束を破った鳥籠(へや)には蝋燭の文鳥
沈黙した少年が導く箱庭(へや)は空
誰ひとり罪を質さず産湯に揺蕩う
ねぇ…知ってる?
この世界を覆った花を
ねぇ…知ってる?
その香りの甘ったるさを...■テヅル=モヅル
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ラストシグナル
これからと これまでを 地図に書き込んで眺めながら
考えてた 随分遠い所まで来たんだなって
君に声も届かないなら
手遅れだよと もう遅いんだと 言い聞かせながらも
消せない面影を夢に見ながら泣いた夜
サヨナラの意味は明日を生きること 離れてゆく君へと
この言葉を送ることにした
『君よ...■ラストシグナル
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竜の祈り人
虚空に響く音 孤独な竜は吠える
蒼穹滑る翅 風を纏うハルモニア
散らばる燐光がドミナントを導き
高らかな和音に物語が目覚めるの
(シーエ ラーヴィア) 淡く滲む朝日と
(シーエ デーヴィタ) 風が編んだメロディー
光と影のカンタータを
遥かな君の歌声で私は舞い踊ろう
雨に混じる君の涙...竜の祈り人
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Era of Dawn
その爪で抉った残骸のカタコンベに
穿つ穴こそが真実か
音も無く飛び去る猛禽の残影に
僕らは古びた幻想を重ねた
朝焼けの窓辺に
草臥れた祈りは似つかわしくないと言って
僕らは歌い出す 金切り声で愛の賛歌を
Era of Dawn 時の始まる場所へと
哀しみの花を摘んだら共に手を...Era of Dawn
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tetra
〈信号受信〉
僕ノ 声ガ
聞コエ マスカ?
コノ 記録 ヲ
君 ニ 託ス
##############
day xx. xx. xx
天気は 雨
ついに僕は...tetra
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ミトの図書館
言葉のユートピア
文字ばかりが住む場所で
伏線の意図も忘れて久しい
記憶は不確かだ
眼鏡越しに見る世界
作り物ばかりだと僕は知っていた
書架で微睡んでる
過去は現在(いま)と出会えない
ぽつりぽつり 泪が...ミトの図書館
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Knife
命を抉り取るような痛みは
幻肢を貫く Knife
いつしか僕の心の深くに
住み着いた Devil
腐った現実を平らげても
空っぽの Heaven
嗚呼 知ってたよ
救いなど此処には無いと
響く罵声 劈く雷鳴...■Knife
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片足立ちのエトワール
ステラ 麗しい夜
綺麗なその瞳に いま
アタシは映っているのかしら?
ステラ 笑ってみせて
虚ろなこの胸に春を
芽吹かせて夢を運んでほしいの
歪む感情に躍らされるまま
糸が絡まってゆくマリオネット
月溜まりの部屋 孤独な演目...片足立ちのエトワール
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夜間飛行
星のアーチを潜り抜けた頃
三日月がウインクをするの
「ようこそ、星屑の園へ!」
瞬く声は遠く近く 響き合う光
明日と今日が混ざる時間
歌い出すエンジン
広がる星の海を自由に飛び回る
あの丘離れ 高く高く
夜の彼方まで...■夜間飛行