タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(32)
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朝、クラスに登校すると、窓際の一番後ろ──つまり私、緑埜めぐみの席に知らない女子が座っていた。
その右隣の席には同じく見知らぬ女子と、前の席には確か同じクラスの女子が座って、昨日のドラマに出た俳優がカッコよかったなどと盛り上がっていた。
どうやら前の席に座る彼女が違うクラスの二人を呼んで、たまたま後...【GUMI誕】憧る
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昼休みに、いつものように3人で教室で昼食を食べていたときだった。
「明日はバレンタインかー」
蓮がバナナジュースの紙パックのストローを口に離してからそう呟いた。
きょとんと呟く僕らに、レンは無邪気な子どものように目をキラキラさせた。
「去年みたいに女子からチョコをたくさん貰ったせいで、グミにあらぬ疑...【カイト誕】フォンダンショコラ【カイメイ】
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雪の降った日
手袋を持ってこなかったボクに、キミは自分の手袋の片方を貸してくれた
手袋をつけてないボクの右手と君の左手をギュッと握って、「これで寒くないね」と言ったキミの笑顔が、ボクの心を不思議とポカポカと温めた
ボクは家につくまで、キミにこの「ドキドキっ」ってうるさい心拍数が聞こえないかとっても不...【カイト誕】始音という少年が青が好きという世界での2月14日
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「…………」
12月27日。
私は自分の部屋に籠り、ミカンの形のテーブルの上に置かれたホール型のフルーツケーキに手もつけず、じっと窓の外の雪を見つめていた。
このテーブルはカイト兄がくれたもの、このケーキはメイコ姉、ミク姉、ルカ姉が作ってくれたものだ。
四人は今日は運悪く仕事に出来てしまい、「一緒に...【リンレン誕】ハッピーバースデートゥーウィー
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目を開けると、僕は見知らぬ場所に立っていた。
上を見上げると紫がかった空には白い星や月がチカチカと光っていた。
それを見ているうちに僕の目もだんだんチカチカしてきた。
僕は見上げるのをやめて目を擦る。
すると、突然何処からか声が聞こえてきた。
「──ようこそいらっしゃいました。ドリームランドへ」
「...ドリームヒーロー
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鬱陶しかった梅雨が明け、水色の空にギラギラと太陽が照りつけていた。日光を浴びない体育館にいるにも関わらずおれの額から玉の汗が次々と浮かび上がり半袖の袖口でそれを拭う。しかしそれでも汗は止まらず、ポタポタと床に流れ落ちた。
──何故ならおれらは今バスケットボールをしていて、そのうえ他校と練習試合を...【GUMI誕】結論:こいつらはバカップルだ
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「「「「「「「Happy Birthday!!」」」」」」」
≪Birthday with a......≫
ぱーん! と高い破裂音が部屋中に響き渡り、僕の視界が一瞬「色鮮やか」になる。
そして「色鮮やか」はそれがクラッカーの紐だと気づくのに、僕は数秒かかったのだった。
僕は頭をふるふると横に振って...【カイメイ】Birthday with a......
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「おいコラミク姉、ルカ姉ェ──ッ! お前らにけっとぉうを申し込む!」
昨日降っていた真っ白な雪が今朝には溶けてなくなっていた、よく晴れた昼下がり。
俺は、リンの部屋のドアを蹴破る勢いであけた。(ノックは一応した)
そしてそこにいたのは、口と手足を布で縛られて涙目のリンと、そんなリンを襲おうとしていた...【リンちゃんなう!】リンは俺の嫁。おk?←【二次創作】
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昔々あるところに、ルシフェニアという王国がありました。
その王国には齢14の王女様と王子様がいました。
彼女たちの両親はグーラ病という病で死んでしまったため、大臣達の支えのもと、国を治めていました。
そして今回のお話は、双子の平和で、のどかで、グダグダで、いろんな意味でありえないお話です。
──心の...【悪ノ娘】双子と平和な国での恋仲戦争【二次創作】
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「──私は、あなたが好きでした……」
それはどうしようもないほどに。
自分の運命を歪めてしまうほどに。
そんな私は、もうすぐ泡となって消えてしまうのだろう……
さようなら……
私の愛しい人。
この青い海と蒼い空に溶けて、あなたをいつまでも見守っています。
<人魚姫>
「いい? 私たち人魚は15歳にな...人魚姫【自己解釈】
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──一言いうと、
≪Birthday with a cat≫
時々、「自分の誕生日を忘れていた」などのお話を、マンガや小説などで見たことがある。
そういうのは非常にマヌケだと思うが、少しだけ羨ましいと思ってしまう。
だってその分嬉しさが何倍にも膨れ上がるし、それに……焦ったり、不安にならなくていいか...【カイメイ】Birthday with a cat
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「ぐはっ……!」
「ねぇ父さん、僕を褒めてよ。僕、魔女の子分も倒したんだ」
大人と子供の差があるというのに、力で負けてしまったとは……どれだけ自分は体力がないんだろう。
膝から崩れ落ちる体が嫌というほどに自分の非力さを語った。
そして、そんな僕を嘲笑うように見下ろしてくる少年少女は、飽きたかのように...【茶番カプリシオ】歯車と彼女の恋愛事情【二次創作】
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深い深い森の奥、月をバックに聳え立つは「不思議の館」。
わたくしはその館の主人と奥方の愛する娘である。
《お嬢様と狂ってる住人達》
「……はぁ」
今日何度目かわからない溜息を小さく吐く。
一体自分はどうしちゃったんだろう。最近は溜息ばかり吐いている。
確か、自分が変になり始めたのは一週間ぐらい前だっ...【Bad ∞ End ∞ Night】お嬢様と狂ってる住人達【二次創作】
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……今宵の犠牲者は誰だろう?
わからない。それは富豪の誰かであるということ以外は。
さぁ、わけのわからない言葉を発する太った豚にナイフを突き立てて。
黒から、赤へ─────
【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
「──アンタ、よくあんな冒頭文書けたわね。勇気あるわー」
「あれ、そんな...【五番目のピエロ】今宵の犠牲者は……【原曲者に謝れ】
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◇レンディside◇
「「レンディ様」」
わたくしはふいに呼ばれ、私を呼んだ二人の紳士のほうを向く。
「はい・・・・・・何でございましょう? カムイ、カイト」
【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
「世界の何処かで、今日も誰かが恋をする。」
それがわたくしの座右の銘...【LOVELESS×××】「愛してる」~Ⅰ.伝えたいこと~【自己解釈】
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「レンッ!レンッ!ねぇ、レンってばっ!」
私はレンの頬を叩き続ける。
しばらくすると「う~ん」という、レンの呻き声。
あ、気絶しただけなんだ、と気づき、私は叩くのをやめる。……レンの頬が赤く腫れてるのは気にしないでおこう。
とりあえずレンをベッドに運ぼうと、レンを抱き起こした。
その時、レンの部屋の...【リンちゃんなう!】続・リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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俺はいつものように、自分の部屋でだらーっとしていた。
そんなときだった。
ガチャッと、ドアの開く音に俺は向くと、そこにはミク姉とルカ姉。
「どうしたの?」
俺は二人に訊く。
「ねぇねぇレン君」とミク姉。
「あのねぇレン君」とルカ姉。
「「リンちゃんのアルバム写真とか……くれないかな?」」
あぁ、なん...【リンちゃんなう!】リンちゃんは誰にも渡さない!←【自己解釈】
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「あぁ、勉強なんて死ねばいいのに…」
「レンディ様、暴言はおやめください。無礼にもほどがあります」
「だってぇー」
「『だってぇー』じゃありません」
「……お、終わりましたわ」
「それじゃあ、読み聞かせをしましょう」
「やったぁ!」
レンディは広い机に四方に散らばっていた勉強道具をわずか0,1秒で片...【LOVELESS×××】ⅶ.「二人が好き」【自己解釈】
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「レンディ様…」
「カイト!?どうしてここに……」
「いや。レンディ様を探してたらここに着きました」
「なるへそ」
「レンディ様。そのような言葉はレディには似合わないかと」
それはさておき、とカイトは出入口のほうに向いて、
「レンディ様。お勉強に行きますよ」
「えー。絶対嫌ですわ」
「だめです」
「...【LOVELESS×××】ⅵ.再び、お勉強の時間【自己解釈】
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-サーバンツ(グレーテル)side-
「「お待たせしました。我らが偉大なる主」」
EVILS FORESTの墓場にて。
私たちは出来上がった料理の数々を偉大なる主にお出しする。
「今夜のメニューは何かしら?」
「【大人の都合により掲載できません】と【大人の都合により掲載できません】です。
デザー...【茶番カプリシオ】10、「人生」という名の茶番【自己解釈】
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「ここは…?」
唐突だが、レンディは今、見知らぬ部屋にいる。
何故こんなことになったかというと──────。
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「ふぅ~、やっと到着しましたわ!」
レンディは猫を超えた身体能力で壁をよじ登り、窓枠で休憩していた。
このまま「太●の達人」をやろうと思ったのだが…
[▼レンディは へんな けはいを...【LOVELESS×××】ⅳ.消えた理由【自己解釈】
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「さぁ、残さず食べなさい」
親から言われたこと。
『どんなものも残してはいけない。』
だから私はどんなものも食べた。
あら、もう“最後の晩餐会”の時間だわ。
今日はどんな“美味しい”お料理を喰えるかしら────一…
【悪食娘コンチータ】偉大なるバニカ様と超☆肉☆食☆系コック【原曲者に謝れ】
「それで...【悪食娘コンチータ】偉大なるバニカ様と超☆肉☆食☆系コック【原曲者に謝れ】
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「オーホッホッホッホ。さぁ、跪きなさい!」
私は我侭を言い放題だった。『悪ノ娘』と云われるほどに。
嗚呼、私の周りは敵ばかりだった。
それでも、君は傍にいてくれた。ずっと───一……
【悪ノ娘】ブラコン王女様と忠実な召使【原曲者に謝れ】
私と彼の出会い。
「王女様、新しい召使をお連れしました」
大臣...【悪ノ娘】ブラコン王女様と忠実な召使【原曲者に謝れ】
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「オーホッホッホッホ。さぁ、跪きなさい!」
民衆達は云う。彼女は正に『悪ノ娘』だと。
嗚呼、君の周りには敵が多すぎる。
だから、僕が君を守ってあげる。ずっと────……
【悪ノ召使】可愛い王女様とシスコン召使【原曲者に謝れ】
「王女様~~~!!!」
僕は時速12㌔で26㍍の階段を駆け上がる。
そして...【悪ノ召使】可愛い王女様とシスコン召使【原曲者に謝れ】
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-イレギュラーside-
──この黒い部屋。僕はずっとひとり。
黒く塗り潰された部屋。僕はそこで、じっと座っていた。
これが僕の日常。───とはいっても、どれほどの時が流れたのかはわからない。
始まりは…不気味な声。
声は確かにいったんだ。「永遠に、この部屋から出られぬ」と。
僕はその瞬間、思い出...【茶番カプリシオ】8、独りの少年【自己解釈】
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レンディは今、部屋に行くための壁を登っていた。
「フフフ、ココから行けば、部屋でゆっくりゲームをすることができる…」
とりあえず、最初は「太●の達人の」でもやろうかなッー、と思いながら壁を登る。
因みに、この壁は垂直に建っていて、猫は勿論、カメレオンも登れないようになっているらしい。
何故、レンディ...【LOVELESS×××】ⅲ.猫を越えた少女【自己解釈】
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「はぁ~、疲れましたわ~…」
やたら長い名前の学校を帰宅したレンディは、部屋に入るとすぐさまにソファに寝転ぶ。
レンディの部屋は6畳を3部屋繋げた──つまり、子供部屋が3部屋あるという、庶民は勿論、そこらへんのお嬢様やお坊ちゃまも羨ましがるほどの令嬢だった。
しかも見た目といい、身体能力といい、頭の...【LOVELESS×××】ⅰ.お勉強の時間【自己解釈】
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これは、
「「レンディお嬢様」」
あるところに住む、
「「今日からお嬢様にお仕えいたします」」
お嬢様と、
「カムイと、」
二人の執事の、
「カイトと、」
切ない恋の───
「「申します」」...【LOVELESS×××】プロローグ【自己解釈】
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-呪われた庭師side-
「『待つ者』・・・お前に一つ、聞きたいことがあるのだが」
まだ「裁判」という会議が開かれている最中。
我は『待つ者』に、ずっと前から聞きたかったことを質問する。
「何よ、『雑用係』の分際で」
「『雑用係』って呼ぶのはやめてくれ」
「じゃあ何?『我らが偉大なガモン様』とでも...【茶番カプリシオ】7、二人の人間の違い【自己解釈】
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-侵入者side-
「ここがEVILS FOREST・・・」
独り言を呟きながら森を歩く我。
手には地図も何もないから、直感で進むしか術はない。
木々にはカラスが住み着いており、さっきからカーカー五月蝿い。
今夜は満月、月明かりが見事に森とマッチして不気味さが増している。
しかも隣には雲があり、何...【茶番カプリシオ】6.5、森の侵入者【自己解釈】
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