タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(94)
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ゆくりさんとホソノさんが、テト・ドールについて、いろいろと話し合っている、その頃。
幕張メッセの「ワンダーランド・ショウ」の会場は、あいかわらず賑やかだった。
れおんさんとルカさんの「ハミングス」のブースは、なかでも一層、盛り上がっていた。
新製品「リンリン・はっちゅーね」を手にしたリンちゃんを、男...玩具屋カイくんの販売日誌(231) リンちゃんドール、ますます加熱!
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幕張メッセで開かれている、「ワンダーランド・ショウ」の会場で。
「ハミングス」のブースでは、リンちゃんを囲んでの、大騒ぎになっている。
その騒ぎの輪からそっと逃れて、ホールを抜け出し、通路のベンチに座ってホッと一息ついたのは、駿河ちゃんだった。
「フー、おっかけ君たちのパワーは、すげぇや」
彼女はつ...玩具屋カイくんの販売日誌(225) 2つの新製品
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れおんさんとルカさんが、会場の自分たちのブースで、商品を裏から出し、積み上げていると。
会場のむこうから、1人の女の子がこちらに歩いてきた。
「あっ! リンちゃんだ!」
めざとくその姿を見つけ、ブースの横にいた男の子たちが騒ぎ出した。
「リンちゃんん!」「うわぁ、本人だぞ!」
ブースに群がっていたお...玩具屋カイくんの販売日誌(224) またまた撮影会、リンちゃん大人気!
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「え、出ちゃった?って、何が?」
テトさんに続いて、レイムさんも目を丸くして、尋ねた。
ぱみゅちゃん、りりィさんも、そろって紙魚子さんの顔を見る。
2×4=8。八つの目に見つめられて、さしもの紙魚子さんも、ちょっとタジタジとなった。
「ニコビレ」の一室には、早くも不思議な雰囲気が漂いはじめたようだ。...玩具屋カイくんの販売日誌(221) ドール、販売合戦開始!
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キャラクター雑貨のお店「ゆっくり」に、お客でやってきた駿河ちゃん。
彼女は、お店でバイトをしているレンくんと、顔見知りだった。
「たまに、ライブハウスで会いますよねッ。へえ、ここでバイトをされてるんですかぁ」
駿河ちゃんの言葉に、レンくんは頭を掻く。
「ええ、雑貨が好きなもんで。ええと…」
「あ、あ...玩具屋カイくんの販売日誌(209) 「ゆっくり」と、駿河ちゃん
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ブースの前で、コヨミ君と、れおんさんは、にらみあって立っていた。
ザワザワ、と騒ぎ出した男の子たち。
それを見て、テトさんは思わず、コヨミ君に声をかけた。
「ねぇ、どうしたの? もめ事はよくないですよ」
フッと我に返ったように、コヨミ君は彼女の方を見た。
「あ、テトさん。ごめんごめん。ちょっと、大人...玩具屋カイくんの販売日誌(194) 新商品で勝負だ!
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霧雨さんのブースの前で、ルカさんとテトさんは久々に声を交わした。
「元気?ルカちゃんのとこの商品、相変わらず、いい調子ね」
「テトのとこの、テト・ドールも可愛いよね」
仲良く話す2人。
じっさいには、テトさんの方がかなり年配なのだが、タメ口を聞く間柄だ。
2人ともその方が、気が楽であるらしい。
意気...玩具屋カイくんの販売日誌(193) リンちゃんキャラの取りっ子に!?
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霧雨さんのブースに向かって、ルカさんがゆっくりと歩いてきた。
「ルカさん!」
「たこるかちゃん、おつかれサマ」
彼女は、たこるかちゃんに向かって微笑んだ。
「あら、れおんさん。どうしたの?」
たこるかちゃんは、ルカさんにこれまでのいきさつを、手短かに説明した。
「そうなの!れおんさん、リンちゃんと“...玩具屋カイくんの販売日誌(192) リンちゃん+“はっちゅーね”の行方は?
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展示会の会場で、霧雨さんのブースの前の、ゴタゴタは、まだ続いている。
「ネエ、たこるかチャーン、ボクが悪者でないことを、皆サンに言ってクダサイヨ」
皆に白い目を向けられたおじさん、ジローラモ・れおんさんは、困ったように言った。
「うん。悪者かどうかは、別としてさ」
皮肉っぽく、たこるかちゃんは片目を...玩具屋カイくんの販売日誌(191) リンちゃん+“はっちゅーね”の新キャラ?
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展示会の、ブースの前で、しつこくリンちゃんにからんでいる、謎のオジサン。
その前に立ちはだかったのは、霧雨さんだ。
「あのねぇ、ここ、うちの出展ブースなのよ。妙にからまれると、みんな困るんだけどサ」
ちょっと気だるそうに、落ち着いてしゃべる彼女。
落ち着いている分だけ、そこに恐ろしさがある。
オジサ...玩具屋カイくんの販売日誌(190) リンちゃん攻防戦、第2ラウンド!
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“はっちゅーね”の人形を持った、リンちゃんに、どこかアヤシイおじさんは、話しかけつづけている。
「アナタもかわいいし、人形もカワイイねー。」
リンちゃんはちょっと困って、でも強気に応戦する。
「でも、おじさん。写真ばかり撮ってるけど、私が目的?人形が目的?」
おじさんは、ニコッと笑って答えた。
「ウ...玩具屋カイくんの販売日誌(189) リンちゃん攻防戦、開始!
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「あのね、ジローラモ・れおんさんって、チャッカリしてるので、業界では有名な人なのよ」
りりィさんは、レンくんの携帯の画像をのぞき込んで、言った。
彼女のお店、「星を売る店・上海屋」で、レンくんがお茶を飲んでいる。
そこに、妹のリンちゃんからメールが届いたのだ。
レンくんが聞く。
「れおんさんって…。...玩具屋カイくんの販売日誌(188) アヤシイおじさんと、熱心なファンと
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「はーい。コーヒー、入りましたよ」
ルコ坊がカップに入ったコーヒーを、レン君たちに運んできた。
ちょっと不思議な雰囲気の、りりィさんのお店「星を売る店・上海屋」
りりィさんを送ってきたレン君は、美味しそうにそれを飲んだ。
「いつも、美味しいね。ルコちゃんの淹れるのって」
「へへ、どーもありがとう」
...玩具屋カイくんの販売日誌(187) 困ったヤツの目的は?
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「はいはい、並んでね。あ、通路にはみ出しちゃダメよ」
会場のブースには、男の子たちの長い列が出来ている。
雑誌をメガホンのように丸めて、それを仕切っているのは、霧雨さんだ。
雑貨とキャラクター雑貨のショー「雑貨&コミックフェア」の会場。
その一角で、時ならぬ“ミニミニ撮影会”が起こっていた。
ちょっ...玩具屋カイくんの販売日誌(186) ミニ・イベント in イベント?
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「雑貨&コミックフェア」の会場は、ますます、お客さんが増えてきた。
テトさんとコヨミ君がいるブースにも、先ほどからたくさん来場者が詰めかけている。
テト・ドールをはじめ、陳列している商品の説明で、2人とも大忙しだ。
ひとしきり、お客の流れがとだえたところで、テトさんはフーッと一息をついた。
「バイヤ...玩具屋カイくんの販売日誌(185) 楽しいナチュラルグッズ、スタート!
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「だんだん、お客さんが増えてきたかしら」
ブースの前に出て、テトさんはコヨミ君に言う。
「そうですね。午後になって、出足が良くなったんでしょう」
コヨミ君はうなずいた。
東京ビックサイトで開かれている「雑貨&コミック・フェア」。
会場のホール1とホール2を使って、いろんな出展者が販売用の机やブースを...玩具屋カイくんの販売日誌(183) リンちゃん ボディーガード発動!?
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ライブハウス「マルクト」の楽屋前で。
楽屋にいるリンちゃん目当てにおしかけた、おっかけの少年たち。
その前に、廊下のイスに置かれた“はっちゅーね”の人形がある。
廊下の向こうから、霧雨さんが走ってきた。
「いっけない。これ、忘れちゃった。大変大変」
顔色を変えた調子でそう言うと、人形を抱きかかえて、...玩具屋カイくんの販売日誌(178) おっかけファン一掃作戦 (その2)
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「じゃあ、ちょっと彼らを外に連れ去ってくるわネ!」
霧雨さんは、そう言って立ち上がった。
「大丈夫?」
そわそわしていたリンちゃんは、心配そうに彼女の顔を見た。
「私がこの部屋を出ていこうか?」
「平気、平気。まあ、見ててよ」
霧雨さんは言うと、“はっちゅーね”を抱き上げた。
そして、何やらちょっと...玩具屋カイくんの販売日誌(177) 押しかけファン 一掃作戦!
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演奏が、全て終わったライブハウス。ホールの中はまだ、ザワザワとしている。
「楽屋に行ってみましょうか」
りりィさんは、レンくんに言った。
「ええ、そうですね」
出口やロビーに向かう観客たちに、さからうようにして、2人は楽屋の方を目指した。
「あれ?テトさん」
レンくんは、ホールの壁に1人でもたれかか...玩具屋カイくんの販売日誌(176) ライブハウスの楽屋で
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わーっ、と歓声が上がって、ステージの上ではリンちゃんが息を弾ませ、ニッコリと笑う。
「じゃあ、次の曲行くよ!」
最前列の観客が、イエイ!と叫んで答える。
ライブハウス「マルクト」は、大入り満員の盛況。
ステージでは、リンちゃんが率いるガールズロックバンド「シグナル」が演奏中だ。
「ちょっと、曲の前に...玩具屋カイくんの販売日誌(174) 「シグナル」のライブで盛り上がる!
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「あ、コヨミさん、こんちには」
「どうも」
りりィさんのお店「星を売る店・上海屋」に入ってきたのは、雑貨コーディネーターのコヨミくんだ。
リサイクルショップ「鑑定団」の店長で、かつ、大手メーカーの「デーエノエー」のプロデューサーもつとめている、彼。
りりィさんと、雑貨デザイナーの重音テトさんと3人で...玩具屋カイくんの販売日誌(173) はっちゅーねの人気のキッカケ!?
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雑貨店「ゆっくり」のお店の片隅。
小さいけれど、お茶を飲めるコーナーが設けてある。
ケータイでの長電話を終えたモモちゃんは、そばにいたりりィさんに言った。
「あら、長電話しちゃって、ゴメンなさい」
りりィさんの方も、いろいろ店内の雑貨やドールを見ていたので、気にせずに微笑んだ。
「いいえ、いいのよ」...玩具屋カイくんの販売日誌(167) テト・ドールと、はっちゅーねと、レンくん。
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雑貨店「ゆっくり」の店の前にやってきた、リンちゃんとモモちゃん。
2人は、店のドアを開けて、中に入ってみた。
雑貨に古書マンガ、アニメのDVD、キャラクター雑貨などが、いろいろと置いてある。
「いらっしゃいませ~」
店の奥から、のんびりした声が聞こえた。でも誰も出てこない。
「ゴメン、ちょっと手が離...玩具屋カイくんの販売日誌(160) デビちゃん、売り出し作戦開始 ~その5。
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「んで、吉さんがウェイターになるの?」
ネルちゃんは、椅子をゆっくり回しながら聞いた。
「うん、まぁ、そういうこと」
「へぇ、吉さんにウェイターの資格があったとはね」
ひやかし半分に、白目をむいて彼女は言う。
ジー出版の、イベント室。
ネルちゃんの同僚の吉さんが、この部署をやめることになった。
新し...玩具屋カイくんの販売日誌(146) オトナの事情
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「リンダ、リンダ~」
ギターを抱えた、リンちゃんが、マイクに向かってシャウトする。
横にいる、リードギターのサナギちゃんが、弦を弾いてのけぞる。
ギュウーンンン...
ベースとドラムがつくる低音のうねりが、ホールに渦を巻いてとどろいている。
「うわ~。あいつ、けっこう激しい曲やるんだなあ」
...玩具屋カイくんの販売日誌 (124) テトさんのドール(ゆくりさんの音楽アート・フェス Part4)
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「♪ミク・ドールをこわきに抱えて去っていく、
彼女は Devil、彼女は Devil!」
ボーカルの、サルタコヨミくんが熱唱する。
いろんなバンドや、画家、雑貨作家たちが参加する、アートのお祭り。
「イースト・トーキョー・フェス」のライブだ。
晴れた日の公園で、ちょっと不思議な演奏が、繰り広げられ...玩具屋カイくんの販売日誌 (123) 悪魔からのラブ・コール (ゆくりさんの音楽アート・フェス Part3)
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お店もハケて(終わって)、従業員がイスをかたづけ始めていた。
店のステージの片すみで、リンちゃんは機材を片づけている。
うしろで「リンちゃん」と声がした。
振り向くと、そこにいたのは神戸ミキ(こうど・みき)さんだった。
「あ、ミキさん!」
お客が、軽い食事をとりながら、ライブを見られる店「ボイス・カ...玩具屋カイくんの販売日誌 (122) ゆくりさんの、音楽アート・フェス (Part2)
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「じゃ、また!」
展示会の会場に飾る小物を買いに、「上海屋」にやってきた、ぱみゅちゃん。
買い物を済ませ、しばらく歩いていると、楽しそうな話し声がした。
向こうから、兄弟のような2人連れが、お店の方にやってくる。
「あ、レンくんとリンちゃんだ」
彼女は思った。
「レンくん、この前あそこで買った“ココ...玩具屋カイくんの販売日誌 (118) りりィさんのマジック (レンくんと、星を売る店Part4)
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「ねぇ、レン、なに見てんの?」
リンちゃんが、うしろから覗きこむ。
「うぇっ、いや、ちょっとね」
急に自分の部屋に入ってきた、妹をにらみながら、レンくんはあわてて答えた。
レンくんの机の上には、小さな半透明のキャンドル入れがあった。
四角いその入れ物の中に、キャンドルが灯されている。
「兄ちゃん、キ...玩具屋カイくんの販売日誌 (117) レンくんの、ココロテレビ ~星を売る店 (Part3)~
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ガラスの大きな引戸のある、明るい感じの店。その前に大きな花輪が置いてある。
デザイナーの湯栗はいり(ゆくり・はいり)さんのお店がオープンしたのだ。
店の名は「ゆっくり」。雑貨と、インテリアっぽいキャラクターグッズを置いている。
大きなお祝いの花輪と同じように、いやそれよりももっとインパクトがあるのが...玩具屋カイくんの販売日誌 (106) 雑貨店「ゆっくり」オープン!