しるるの投稿作品一覧
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「親子の本音と時間」
私は…甘いのかもしれない……
会社勤めをして30年…あと定年まで10年ない……
仕事一本でやってきた私にとって、それは少し寂しい……
20年前に旦那と離婚……
一人息子を引き取って女手だけで育ててきた……
息子を養うには精いっぱい働かなくてはいけなかった……
そう、私はプライベ...【連想ゲーム】親子の本音と時間【しるる】
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#3「ちびちゃんのおめめ」
ちびめちゃんがやってきて、早3か月が過ぎた
この3か月で
ちずさんのところに「ちびルカさんのるぅちゃん」
ゆるりーさんのところに「ちびゆかりん」
すぅさんのところに「ちびリリィちゃんのリリちゃん」
とお仲間が増えた
近いうちに
りんごのところに「ちびカイト兄」
あゆみんさ...【かなりあ荘】ちびちゃんのおめめ【byしるる】
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私はミクとイアちゃんの読み聞かせを、子供たちの後ろにまわって、一緒になって聞いていた
今日のお話は「白雪姫」
美しい姫が7人の小人と出会い生活していく中で、嫉妬深い魔女に毒りんごをたべさせられ、王子様のキスで目を覚ますという定番と言えば定番なお話
二人とも緊張はあるものの、はじめてにしては、結構出来...図書館は秘密がお好き #12【グミ視点・しるる】
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【しるる】Twitterヘッダー【かなりあ荘】
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「いつも通りのある日」
六月も終盤
今年はまだ梅雨が続く
梅雨が作物にとって必要だっていうのが頭では分かっているが、毎日こう雨が降っていては気が滅入るっていうものだ
私はゴロゴロとベッドを転がる
「なぁ…グミ?何をやってんの?【私のベッド】で…」
その様子を見て、私の幼馴染リリィが私にたずねる
そう...【グミ誕】いつも通りのある日 byしるる
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「Sweet's Date」
かなりあ荘、初夏
梅雨が近づく五月半ば
暑かったり、涼しかったり、暑かったりする時期
どこかまわずひっつく私、しるるは、そろそろ「ええい!くっつくな!暑苦しい!」と言われ始める時期
そんな時期の、とあるお休みの日
午後2時を回ったくらい
「イズミさーん!おひまですかー?...【かなりあ荘】Sweet's Date【しるる】
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#「ちびはロボット?妖精?」
小鳥さえずる爽やかな朝
しかし、私はふとんから出ようとせず、夢の中
しるるさんは、基本的には朝に弱く、夜も弱い
だからといって、昼間が強いわけでもない
じゃ、いつ強いのか
結論「気分」
なんともまぁ、前世は猫だったのではないかというほどのマイペースぶり
「……しるる、し...【かなりあ荘】ちびはロボット?妖精?
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#「ちびのはじめまして」
かなりあ荘のしるるの管理人室、兼お部屋
私、しるるは、いつにもましてルンルンで帰ってくる
実はついさっき、ターンドッグさんのところのネルちゃんに「ちびボカロ」をもらった
私は「彼女」が入ってるバスケットを大事に両手で、ゆっくりと床に置く
私がそっとバスケットをひらくと中にち...【かなりあ荘】ちびのはじめまして
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#10
私がメグミさんたちに読み聞かせの練習に付き合ってもらって、早二週間
付き合ってもらってというか、巻き込まれてというのが正しいのかもしれないが……
今日が、メイコさんが私たちに提示した【読み聞かせ、本番の日】でもある
正直、まだ全然不安でしかない
そもそも、メグミさんの教え方……毎日毎日アドリ...図書館は秘密がお好き#10【イア視点・しるる】
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#「私が言ってほしかった言葉」
私は久しぶりに彼に電話をかける……
先週もしたけど、彼は出てくれなかった
けれど、今週は出てくれた
「あ?ああ、いまは無理」
そんな冷たい一言、ききたくなかった
「こっちだって、色々あんだよ」
そんな言葉が欲しかったわけじゃない
「電話に出なかったくらいで怒んなよ」
...【ヤンデレ】私が言ってほしかった言葉【byしるる】
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【重音テト】雨に負けず、風になりたい【オリジナルカバー】
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#「夕暮れに染まるもの」
「……これ、いいなぁ」
現在、私は街に出て、ウインドウショッピング中
……だって、高校生のお小遣いなんてたかがしれてるでしょう?
目の前にある服だって、これを買ったら、しばらくどこにも遊びにいけないよ?
…………け、決して、友達みんなが忙しくて、誰も付き合ってくれなかったわ...夕暮れに染まるもの【byしるる】
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#「恐怖の時間」
かなりあ荘の管理人しるる
基本的におかしい人ではあるが、この日はさらにおかしかった
いつも通り、かなりあ荘に帰ってきたと思ったら、リビングにいたイズミ、つかさ、雪りんごをみつけて、ゆらりと近づくしるる
「ふふ……みんなぁ?しもべに召使い、下僕、それかペットや奴隷……好きなものを選ば...【かなりあ荘】恐怖の時間
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#「しるると清花の協力」
かなりあ荘には幽霊が住んでいる
およそ100年前、呉服屋の娘として生まれ、当時の死の病である結核によって14歳という短い生涯を終えた女の子
名を清花(きよか)という
そのかなりあ荘のしるるの自室前……
「清花ちゃーん」
私は幽霊が見えるアイテムである星型のイヤリングこと、シ...【かなりあ荘】しるると清花の協力
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#「しるるの悪ふざけ」
かなりあ荘の管理人しるる
一番年上なはずなのに、そんな感じがしないほどの困った人
基本的にお茶を飲み、コタツやお布団でふにゃっとしているのがデフォ
ゆるりーさんのお菓子とったり、つかさくんにちょっかい出したりがデフォ
ターンドッグさんや、イズミさんなんかに、かまってオーラを出...【かなりあ荘】しるるの悪ふざけ
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#「しるるの日常」
かなりあ荘管理人にして、駄目大人の見本
それが私、しるる
年下の女の子に弱く、小さな子供にはさらに弱いという変人
◎しるる&ターンドッグの場合
「はい、ターンドッグさん」
しるるは笑顔でお茶を出す
「どうも」
ずずっと、出されたお茶を飲むターンドッグ
「あ……そうだ、しるるさん、...しるるの日常【かなりあ荘】
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#「こたつむり」
私は共有リビングのコタツに陣取りながら、箱で買ってきたみかんをもぐもぐしている
あったかいコタツでアイスなんていう人もいるが、コタツにはみかん
コタツの上には、いくつかのみかんの皮とパ○の実の空箱
パイ○実に関しては、いまさっき、ゆるりーさんが持ってきてくれたのを、ほとんど私が食べ...【かなりあ荘】こたつむり
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#15「前に進むということ」
翌日、私はいつも通りの朝を迎えた……いつも通り、結構ギリギリ
支度をして、リビングにいくと、すでにアイツがいた
両親もそこにいたが、いつもと変わらない様子だった
「おはよ、リン」
何事もなかったかのように笑顔のソイツ
相変わらずボサボサっとした髪質で、うしろで少しまとめ...私とアイツとあの子 #最終話
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#14「兄と妹」
床に落ちていた鋭利なハサミ
それを自分に向けて、アイツに問う
「私とアンタ……何が違うの?私が女で、アンタが男だから?」
私の手に力がこもる
「ちょ、ちょっと待て!リン!な、何考えてんだ!」
アイツも立ち上がって、私をとめようとする
「いいの……もう、私なんて……いなくてもグミはや...私とアイツとあの子 #14
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#13「崩壊する自我」
私はその日……一限も授業に出ずに学校を早退した……
グミも心配していたけど、精一杯の笑顔で「大丈夫だから」と言って……
そうやって……また嘘をつく……
嘘の積み重ねが、今回の原因なのに、私は結局、グミのように素直になれない……
……仕事で両親はいないし、アイツはまだ学校……
...私とアイツとあの子 #13
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#12「好きと好き」
グミは、やはりグミだった
嘘なんてつけないし、隠す気もなかった
彼女は手袋をアイツにあげたことを正直に話した
それはあまりに彼女らしくて……
怒っていた自分が馬鹿らしくなるほどだった
許した私にいつも通りの笑顔をくれる
それで十分じゃないか
私が彼女に求めているものは、それで十...私とアイツとあの子 #12
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#11「演技と誠意」
私とグミは被服部の部室にやってきた
……全校生徒が登校するまで、まだ時間はかなりある
グミは黙って、私についてきた
私は部室でのいつもの窓のそばに立つ
グミはいつも通りの椅子に座る……
「で?うまくいったの?」
話を切り出したのは私
グミのあの様子からすると、いずれは聞かないと...私とアイツとあの子 #11
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#10「心の傷と目の前の笑顔」
週があけて、月曜日……
当然、まだ一昨日の出来事は、私の心に突き刺さっている……
私は家の中では、具合が悪いとか、眠いとか、適当に理由をつけて、アイツとは会わないように昨日は過ごした……
とてもじゃないが、今は会えない……
そして、今日もアイツが起きる前に家を出た
登...私とアイツとあの子 #10
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#9「光と影」
アイツがグミに想いを伝えた
グミがアイツに想いを伝えた
結果……二人は両想いだった……
嬉しさのあまり、泣いてしまったグミを優しく抱きしめるアイツが、私は憎らしい
あれからどれだけ時間がたっただろうか……外はだいぶ暗くなってきた……
天気が悪いこともあるが、そろそろ部屋の中は、電気を...私とアイツとあの子 #9
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#8「交錯する想い」
被服部の部室……
私が財布を見つけたところに、グミとアイツがやってきた
天気が曇り空のせいか、部室の中が薄暗い
「いま、準備するね。レン君はそこに座って待ってて」
グミは例の衣装を取りにいく
アイツは、いつもグミが座っている場所に座った
私は目線の先にあいているロッカーの空気穴...私とアイツとあの子 #8
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#7「誤魔化してきたもの」
私は部室にやってきた
ここまで走ってきたので、いくら冬間近といっても体が火照る
「あちぃ……」
私はマスクを投げ捨てる
パーカーの前も開ける
「あ、財布、財布っと……」
私はあたりを見渡す
こうしている間にも、あの二人は仲好くしているのだろう……
「ああああ!腹立つ!!」...私とアイツとあの子 #7
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#6「敵意と嫉妬」
翌日、アイツはこともあろうか遅刻しやがった
「ごめん、待たせちゃったね」
噴水の前にアイツが走ってきた
「う、ううん……だ、大丈夫……わわわ、私も今来たところだし……」
グミは顔を真っ赤にしてうつむいた
嘘だ、グミは待ち合わせの時間の30分前からいた
それだけ……楽しみだったとい...私とアイツとあの子 #6
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#5「失態とジレンマ」
私とグミの楽しい空間だったはずの放課後の部室
そこにアイツがやってきたせいで、私のテンションが急降下した
「こんにちは」
そういって入ってきたアイツ
「え、ええ?レ、レ、レン君!」
グミは顔を真っ赤にして、私の方をみた
確実に「今日来てくれるなんて一言もきいてなかったよぉぉ」...私とアイツとあの子 #5
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#4「敵意」
その日、結局……アイツは来なかった
「きっと、何か用事が出来たんだよ……仕方ないよ」
笑ってそういったグミの顔は、どこか寂しそうだった
私は家に入るなり、アイツの部屋のドアを蹴飛ばして中に入る
すると、ソイツは椅子から転げ落ち、ものすごく驚いた表情で音のした方……つまり、私を見る
「び...私とアイツとあの子 #4
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#3「暗がりのシルエット」
部屋の明かりをつける
外は暗くなったというのに、アイツはまだやってこない
「……はぁ」
グミは、さっきからため息ばかりついている
なんとなく、私が嘘をついたようで、罪悪感すら覚える表情だ
「ねぇ、グミ」
「なぁに?」
椅子に座ったまま、力なく私の方を向くグミ
私はグミに近...私とアイツとあの子 #3