タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(104)
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
最寄の集落は、海を越えて九箇所。
そのすべてに、船を出して、情報を届ける。
そこから先は、情報を伝えた集落が、次の最寄の集落へ伝えてくれるだろう。
海を越え、山を越え。
パイオニアたちの足跡の網がこの星を覆う頃、自分たちは救われる。
これ...小説 『創世記』 12
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
lem ar shella da soffir emio
レム アール シェラ ダ ソフィーアル エミオ
“身も心も捧げよう”
senn ar iya tire ssa lutiya
セヌ アール イヤ ティレ サ ルティヤ
“この素晴らしき世界に...小説 『創世記』 11
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
翌日の朝。
パイオニアの花畑で、またひとつ、黒くしぼんだ花が散った。
サナファーラの部屋の花は、健康に息づいている。
「あたし」
サナファーラは、黒くくすんでゆく花畑を、日よけのショールの下から見つめた。
「がんばらなくちゃ」
夏の日差しは...小説 『創世記』 10
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
巫女達が村の広場に現れた時点で、広場は怒号に包まれた。
「どうなっている! 」
「イネの花がおかしいぞ! 」
「秋には神様が降りてくるんだろう? 何とかならないのか!」
太陽は中天に昇りつつあった。
照りつける日差しの中で、集落のパイオニア達が...小説 『創世記』 9
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
「ミゼ! 」
二人の出会いから二年後。
相も変わらずサナファーラはミゼレィのお付きとして暮らしており、二年前にもまして二人は仲良くなっていた。
「サナ! 」
ミゼレィが、がばりと体を起こした。
彼女が寝そべっていたのは、例の金色の『パイオニア...小説 『創世記』 8
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
ひやりと風が動いた気がして、サナファーラが目を覚ますと、頭上の穴からのぞく空はすっかり暗くなっていた。
ミゼレィはまだ眠り込んでいる。
「ミゼル。ミゼル」
揺り動かすと、ミゼレィはゆるりとまぶたをあげ、うーんと体を天地につっぱるように伸ばした。...小説 『創世記』 7
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
すっかり晴れ渡った空の下、金色の『開拓者の花』の丘を駆けおり、麓の藪を付き抜け、砂浜に降り立ち波打ち際につき抜けるまで、ミゼレィの勢いは止まらなかった。
花の陰で雨のしずくに乾き残った葉を踏みつけ、腕が藪の枝にひっかかれ、砂に何度か足をとられても...小説 『創世記』 6
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
「サナ! いいところに連れて行ってあげる! 」
ミゼレィは食べ終わるのも早い。あっという間に朝食を平らげると、さっそく席を立つ。
「うん。待って。あたしあと半分食べるから」
しぶしぶ席につくミゼレィに、同席していた先輩巫女が、くすりとほほ笑む。
...小説 『創世記』 5
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
「サナファーラ」
目を閉じたまま、誰かに呼ばれた気がしてサナファーラは意識を取り戻した。
「あたたかい。気持ちいい」
さらりと乾いた感触が、手と素足に伝わってくる。
「あたし、風になれたのかな」
「サナファーラ! 」
確かに声がした。
はっと...小説 『創世記』 4
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
小さな足跡が、湿った林道を森の中へと進んでゆく。
サナファーラは、迷いなく夜の森の中へ歩いていった。
この日は満月。この星には、何とちょうどよい大きさの衛星まで回っていた。
「神様の星とおんなじだから、神様がこの星をみつけたときは、ずいぶんお喜...小説 『創世記』 3
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発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様『創世記』
田植えが終わった夜は、祭りだ。
どの『パイオニア』たちの集落も、この素晴らしい行事は欠かせない。
サナファーラの住む集落も、その日の夜は、それは盛大な祭りが行われた。
祭りは、まず、自分たちの労働と、自然を讃える歌か...小説 『創世記』 2
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小説 『創世記』
発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
si! yara tufary tereya
スィ ヤーラ トゥファリ ティレヤ
“謳え 創世の詩を”
cety durtia lofida
セティ ダルティア ロフィダ
“与えられた命”
shenna sado pa...小説 『創世記』 1
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小説 『創世記』
発想元・歌詞引用:U-ta/ウタP様 『創世記』
音楽 http://piapro.jp/content/mmzgcv7qti6yupue
歌詞 http://piapro.jp/content/58ik6xlzzaj07euj
……この歌を聴いたとき、すごく、心を揺さぶ...小説 『創世記』 表紙
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『海の民の海を渡る唄』
作詞:wanita
#1
夜の海を渡り行け ヨーエイヨ ヨーエイヨ ヨーエイヨーエイヨーエイヨーエイヨ……
風咆(ほ)える声を聞け ユーエイユ ユーエイユ ユーエイユーエイユーエイユーエイユ……
星明りは 白兎星(しろとぼし) さぁ
ヨーエイヨーエイヨーエイヨーエイヨ
水の先...海の民の海を渡る唄