ブクマつながり
-
ある日の午後の昼下がり
真っ白ウサギを追いかけて
歪んだ扉を潜り抜け
不思議な世界へ走っていった
真夜中の3時
帽子を目深にかぶった帽子屋
普通の大きさとはいえない眠りネズミ
気が狂った三月ウサギ
すべての時計は3時を指している
月夜のお茶会...歪んだ 国の アリス
random
-
マスターは今、家にいない。
何してるのかとかは知らない。
夜には帰ってくるとは言ってたけれど。
退屈しないようにと色鉛筆と画用紙を置いて行ってくれた。
氷KAITOが苦労しながら楽しそうに絵を描いている。
何の絵かはすぐ分かった。
「みー!」
何アイス?
「み」
バニラか。...KAITOの種 番外編(亜種注意)
霜降り五葉
-
太陽が一番元気な時間。
マスターが帰ってくるまで、まだまだ余裕がある。
洗濯物はちゃんと干してあるし、さっき掃除機もかけた。
ベッドメイキングもした。
マスターの部屋の窓はもう少し開けておくとして…後は……えーと………。
……無い?終わった?
あ……いやでも買い物はマスターに頼まれてないし。
…やっ...KAITOの種 番外編2(亜種注意)
霜降り五葉
-
何度もお礼を言い、電話を切って、冷蔵庫へと向かう。
そういえば…買い物しないで帰ってきたのだった。
不安だったら種を植えたのと同じアイスの方がいいと言っていたが。
カフェモカアイスあっただろうか。
見落とさないように冷蔵庫を漁る。
…残り一つ。ギリギリだな。
というか足りない気がするが。
とりあえず...KAITOの種16 中編(亜種注意)
霜降り五葉
-
アイスとその他諸々が入った袋が重い。
歩く度に揺れ動き、手が痛くなっていく。
その横で美鈴がアイス入りのぶんぶんと袋を振り回している。
そうしていると、やはり高校生のようだ。
ぽつりと美鈴が話しかけてくる。
「…モカ君が熱出した時、何考えましたか?」
美鈴の口調は答えを求めているような感じではなかっ...KAITOの種20(亜種注意)
霜降り五葉
-
陽の光が部屋に差し込んでくる。
暖かい。
ぽかぽかと気持ちが良い。
薄い毛布を手にして窓際へ向かう。
今日こそは昼寝したい。
忙しいのとコウの邪魔で、ここのところ昼寝する暇が無かった。
麗らかな今日。昼寝には最適だ。
陽に当たりながらぬくぬくと眠ろう。
「み」
コウが後ろを付いて回る。...KAITOの種14(亜種注意)
霜降り五葉
-
窓から入ってくる風は湿り気を帯びていて、今すぐにでも雨が降りそうだ。
背中でその風を受けながらフライパンを動かして、綺麗に焼き上がったホットケーキを皿に移す。
ふむ。
我ながら中々上手く作れたと思う。
一枚のホットケーキに包丁を通す。
何等分がいいのだろうか。
普通ならば六等分だが、食べる人の事を考...KAITOの種17(亜種注意)
霜降り五葉
-
マスター
謎。全てにおいて謎な人。
性別、年齢等において決定的な記述はなし。
マンションの三階に在住。KAITOの種を手に入れるまで一人暮らしだったようだが実際はわからない。
器用貧乏、地味な人。
興味があれば何にでも手をつける。
何でも出来るが秀でたものはない。
一つの事に集中している時、稀に周り...KAITOの種 どうでもいい設定
霜降り五葉
-
笹を貰った。
そういえば、今日は七夕だった。
雲のある紅色の空を背中に、道を歩く。
歩く度に乾いた音を立てる笹を見て思う。
願い事か…。
願い事を短冊に書いて笹に飾ると、願いが叶うんだ。
折り紙と画用紙。それから笹を用意して、モカとコウに説明する。
真剣に笹を眺める二人は理解してくれただろうか。
モ...KAITOの種22(亜種注意)
霜降り五葉
-
寒い。外に出たくない。
だが横でみーみーと散歩を促す奴がいる。
どうしたものか。
この寒いのに。
大体今日予報は雨だぞ。
氷から生まれただけあって寒さには強いらしい。
だから寒いからと言っても聞かないし、太陽が出ていなくても関係ない。
出たいか出たくないか。それだけだ。
この間外に出てから散歩が気に...KAITOの種10(亜種注意)
霜降り五葉
-
緑茶。ジュース。チョコ。ポテチ。鶏肉。素麺。袋麺の醤油と塩。シーチキンとコンビーフとコーンの缶詰。アイス。
買い物リストを見ながら買った物を思い出す。
…よし、ない!
ホッとしながらリストをしまって地面に置いていた袋を持ち上げる。
…………おっもいんですけど!!
マスターったらどうして重かったりかさ...KAITOの種 番外編4(亜種注意)
霜降り五葉
-
「か…可愛い……!」
何度目かの台詞。
ソファに座る彼女が言った。
視線の先の机にはモカとコウがいる。
黒ゴマイトがその横でため息をつく。
「マスターさっきからそれしか言ってないですよ」
「しょうがないじゃん。クロより断然可愛いんだから」
それを聞いて拗ねたように、顔を膨らませる黒ゴマKAITO。
...KAITOの種19(亜種注意)
霜降り五葉
-
モカの様子がおかしい。
熱がある。
息も荒い。
とりあえずわかるのは、尋常ではないということ。
泣きじゃくるコウの横で、モカが苦しそうに目を開ける。
「………………ま、す……た…?」
大丈夫か、どうした?
ソファの上にクッションを置き、モカをその上に移動させる。
コウが涙を拭いながらソファに飛び乗っ...KAITOの種16 前編(亜種注意)
霜降り五葉
-
うーむ…どんなのならばいいんだろうか。
留守番する時間の長いモカとコウのために、暇つぶし用に何か用意してやろうと思い、買い物に来た。
しかし何を買えばいいのか。
確か色鉛筆が大きくて描きにくかったとモカが言っていた。
だから千羽鶴用の小さい折り紙を買おうと思ったのだが…、正直これでもでかい気がする。...KAITOの種11(亜種注意)
霜降り五葉
-
雨が降っている。
豪雨とまではいかないが、それなりの量だ。
問題は雨よりも、風。
強い風が吹いていて雨を強くさせている。
意味の無い傘を閉じて、雨をもろに受ける。
あっという間にびしょ濡れになってしまった。
風が強くて元から濡れていたが、傘があるかないかで大分違うな。
水を吸って重くなった服がどんど...KAITOの種18(亜種注意)
霜降り五葉
-
青色弾けて
黄色や緑も
点滅している
脳髄の奥深く
根を張る 暗闇
気付かない 振りしてる
「もうすぐ 届くよ」
ああ僕は psychedelic
悪魔に 魅せられて このざま
ああこんな repentance...リリック・サイケデリカ
唐歌
-
Lied~青い瞳の死神~
「Traum」
私は『幸せ』になりたい。
誰だって『幸せ』を望むものでしょう?
あの貧しい生活になんかもう戻りたくない。
私は『幸せ』になりたかっただけ……。
私は大きな街の中にある小さな酒場の歌姫。
華やかな容貌。美しい歌声。
今宵もしがない男達に夢を売る。...Traum
氷雨=*Fortuna†
-
それでも、君を信じたいんだ。
<王国の薔薇.6>
リンは僕を忘れたわけじゃない。
僕はこの二年間、ずっとそう言って自分を励ましてきた。
たまに、そう、忘れたようにふと見せる無邪気な笑顔や優しい心遣いだってそうだ。全てが全て変わってしまったわけじゃない。
だけど。
だけど―――
「レン、ちょっと珍しい...王国の薔薇.6
翔破
-
凍みる夜に片敷く寒衣 灯る雪灯篭かぞえ
鷹の羽 塒に落ちて 幾夜寝覚めたのだろう
思いのまま咲く花だけを 愛でる花盗人が過ぐ
月の宮 咲けど徒花 響く関守の調べ
この身は飛び立てぬ千鳥
寄り添う鴛鴦を ただ羨む
花よ 空へ咲く花
その名を問えば 消えるだろうか
白く 無垢な身のまま
君に出逢えていた...梅香(ばいこう)
七-瀬
-
(Aメロ1)
無限に歌うのには
基本が大事ですか?
Yes!No!
しかと答え受け止めましょう
(Aメロ2)
静かな夜
空気と重なり歌うのよ
私だけのHAPPY STAGE
(サビ1)...HAPPY STAGE(ライブ1曲目イメージ)
あこ☆
-
絡み合う視線 閉じ込めたいのなら
紅く浸したその首輪で繋いで
独占欲 なんて甘美なの?
乱れた肢体 絡む鎖は白に映えるかしら
貴方の瞳(め)は美しすぎるから
乱れた心 隠せるはずも無いのよ覚えてて
貴方はまだ人の子で居たいのね?
迷いなんて捨てさせてあげる
私の全てで貴方を虜にするわ
混じりあう心 ...マヨヒガ
シンギメル
-
私はヒステリックガール
素直にはなれないの
君が本当は好きだよ
でも…言えないよこの想いはね
檻に閉じ込めて殺してみる
「僕が君を守ってあげる」
あの騎士(ナイト)みたいな誓いは嘘(ダウト)?
いつまでそばにいてもいいんだろ?
"怒"以外欠落した人形
愛するほど傷つけてしまう...ヒステリックガール
未雨
-
突然の出会いから数日後、ふたりの種KAITOとマスターさんが訪ねてくる事になった。
あの後、最初のマスターの休日だから、双方よっぽど早く会いたかったんだろうな。
「お邪魔しまーす」
「いらっしゃいませ。迷いませんでしたか?」
チャイムの音に、迎えに出たのは俺だった。マスターだと初対面だから、玄関で挨...KAITOful☆days #16【KAITOの種】
藍流
-
空になった記憶に
刻み込む思い出
誰かを忘れたような
そんな気がするけど
目覚めは風にかき消された
許されぬ人を待つ君に
何かを言わなくちゃいけない
砂時計を落として
散らばる僕を集めた
無くしたものが...ロボットの砂時計【書き直し予定】
あこ☆
-
Ah- Ah- Ah- Ah-...
Ah- Ah- Ah- Ah-...
Ah. 闇宵の灰雲 真紅の双眸と
蒼白い肌 頬を伝う弱者の刺青
Ah. 月読の命運 真紅の双眸は
生を捉え 刃を振る強者の死神
無意味な理(ことわり) 刻み付けた痕
振り翳した鎌は 彼奴の首を刎ねた
血が欲しいと 唸って
其...Dark_Blood -傷痕-
Ageha.
-
街中を銃弾が飛び交う
流れ弾には要注意
誰かが誰かの名を呼んで
連れ立ち歩く交差点
有名絵画の彼女は
皆に優しい良い子だけど
雨にうたれてびしょ濡れで
惨めな姿可哀相
このままじゃいられないって
塾から駆け出した少女は...サバイバル
栄基地
-
小さな町の片隅で
詩を歌うは吟遊詩人
その口から紡がれしは
昔々の物語
大きな大きな戦の中で
科学者生み出す殺戮兵器
国の人々の期待を背負い
戦場へと降りてゆく
焼け逝く家 崩れる砦
人々の期待に応えた兵器...哀歌
Akitu
-
春、と呼べるほど暖かい。
寒い日も少なくなった。
ただ天気がころころと変わる。ここ最近雨ばかりだった。
久しぶりに晴れた今朝、気分も自然と良くなるものだ。
雨が嫌いなわけじゃないが、しばらく続くと流石に飽きてきて、太陽が恋しくなる。
まぁそう思えるのも雨のおかげだったりするわけだが。
天気が悪かった...KAITOの種13(亜種注意)
霜降り五葉
-
壊れた世界の片隅に
託された 希望の欠片
閉ざされた小さな「楽園」に
残された 僅かな人類
長い長い時が過ぎ去れば 外の世界に
いつの日か帰ることができるかもしれない
ただそれだけに望みをかけて
僕らは 冷たく凍える眠りに就いた
未来への繭の中で 瞳閉じる前に
君と ささやかな約...コールドスリープ
mileka
-
眠っている ただ眠っている
呼ばれる日を 待っている
瞼の裏 星が瞬いて
その光に 手を伸ばす
明るくなる 光の中
泳いで 泳いで
笑顔になる ”孤独(ひとり)じゃない”
それだけでいいよ
温かな手 優しい声
嬉しくて 泣いた...ナルキッソス
唐歌
-
A ほんの少し 立ち止まって
ゆっくり振り返ってみて
歩いてきた道はきっと
あなただけのものじゃないから
B いつも嬉しそうな顔をして
私のもとに来る君が懐かしくて
S 今 やっと道が別れて
僕らはそれぞれを歩きだす...未来雲
えるら
-
どの僕が好みですか?
レンレンパラダイス☆
どんな僕も愛してください!
何でもできちゃうカッコイイ
【イケレン】な僕はいかがですか?
ツンツンしてもデレちゃいます
そんな僕は【ツンデレン】です
いろんな僕がいますけど
ちょっと多くはないですか?
サービスタイムは有料です...レンレンパラダイス
kirameki3
-
俺と貴方は許嫁
想いも解らないまま一緒になる
けれど 俺にはあの子しか居ない
貴方には理解出来るのだろうか?
俺の気持ちを理解してほしい
貴方はあの子の存在を知って居るのだろうか?
そしたら俺から離れてほしい
ある日噂で流れて来た話
あの子が命を落とした
俺は信じられずに...死神ノ罠
一ノ宮 龍
-
アイに溺れ アイを捨てて
コノメニウツス キミダケヲ
クルウ僕は クルイすぎて
キミノソンザイ モトメテル
僕を見て! 僕だけを見て!
愛の鎖で体を縛って
愛してる! 狂うほどに
他の男なんて認めない
消えた僕の愛の理性
君の心を檻に閉じ込め...消えた僕の理性
kirameki3
-
君と向かい合う 薄いガラス越しに 8 9
力を込めれば ひび割れる氷に 8 9
阻まれる私たち まるで鶏みたいね 10 11
行き方しらずに 迷い鳴いている 7 8
そっと氷に 手を伸ばすと 6 6
冷たさが 手を溶かしていく 5 8
何故(何故) どうして 2(2) 4
私はこの 手を伸ばしたの?...1と0の狭間からの歌
犬ガオ
-
しとしと降ってる雨
地面を濡らして
僕らもさぁ行こうよ
青空を探しに
右手で繋いだ手
夕方の散歩
灰色の地面の
鏡に映る君の横顔
オレンジの唇が
君の心見せて...オレンジの傘
雪星
-
其れは遥か、遠くのことで
積乱雲が、たちこめて居た
ぽつりぽつり、黒と灰と赫
夢を見ない、朽ち果てゆく蝶
其処に僕は、立ち尽くし只
染まる土と、華を視て居た
翅をもがれ、晒された四肢
悲しきかな、恍惚に歪む
手に抱けぬと
解っていながら...愛欲チヨコレイト
Asxxx
-
【A】
苦しさに逃げ出した
夕焼け空の放課後
頑張れと言ってくれた
優しい君のエールが 今も耳に残る
【B】
流れ星に願うように 重ねられた両手から
こぼれ落ちる 願いのカケラ 一つ一つ拾い集めて
【S】
今日がダメだとしても ずっと諦めたくない...虹
たいちゃ
-
僕が笑うと 君も笑う
僕が唄うと 君も唄う
僕が哀しめば 君の頬にも
ポツリ ひとすじ 雫
重なる指
こんなに近くにいるはずが
ぬくもりさえ
一枚 ガラスに阻まれて
ねぇ さみしいよ
そこにいるんだよね?...姿映し
かなゆう
-
ネギ・好キ・大好き♪
ネギ・好キ・大好き♪
食材 お薬 武器 萌え要素
何でもお任せ凄いネギ
魅惑の葉っぱに 可愛いお花
葱坊主にまでみっくみく?
ツンデレ ヤンデレ クーデレ ロリッタ
属性判断?知らないけれど
このネギが目に入らぬか~!
…とか 言ったらみ~んな好きになる?...葱。まじっく♪
萌ちゃん
-
カフェモカアイスとその他いくつかのアイスを自転車の籠にいれて風を切りながら走る。
いくつかの出来事を振り返りながら思う。
己の不甲斐無さと、コウの強さ。
二度、助けられた。
とても大きな二回。
落ち着いたつもりでいて、全く落ち着いていなかった。
冷静に成り切れずにいたせいで周りが見えなくなっていた。...KAITOの種16 後編(亜種注意)
霜降り五葉
-
「愛してる」の言葉だけで
満たされるなんてこと
あるはずない 知ってるだろ?
それなのに 君ったら
言葉ばかり 欲しがるの?
俺の方は 飼い慣らされて
「マテ」が終わるのを 待っている
このままで いつまで待てば
君に触れられる? それだけが
俺の目指すゴール...飼犬
唐歌
-
まだ見たことのない世界
そこでアタシは飛んでいる
空も大地も水も草も
決してアタシを受け入れない
もう少しだけのあの世界
そこでキミは死んでいる
星も月も暗闇全てが
喜んでキミを受け入れたよ
『生キルカ 死ヌカ ソレガ問題ダ』
誰が言ったか知らないけど...絶頂ユートピア
けー。
-
玄関に入ると、大きく、コウの声が響いているのがわかった。
…五月蝿い。
美鈴を置いてすたすたとリビングへ向かう。
帰ってきた事に気がついたらしいコウが一層騒ぐ。
五月蝿いぞコウ。
「み!」
精一杯に伸ばしてくる手は、はたしてどういう意味なのか。
黒ゴマKAITOがお帰りなさいですと頭を下げてきた。
...KAITOの種21(亜種注意)
霜降り五葉
-
朝、何かに起こされる。
みーみーと鳴くそれは目覚ましかと思ったが、違った。
氷KAITOだ。
時計を見る。四時。
…早起き過ぎる。
モカはまだ寝ているようだ。
つかいつの間にベッドの上に乗ってるんだこいつら。
ソファで寝てただろ。
「みーっ」
あーはいはい。何ですか。...KAITOの種4(亜種注意)
霜降り五葉
-
真っ白な雪が ぼくの思い出ごと
全て持って いってくれたら いいのにと思う
踏み出そうとして 思いとどまったら
きみをずっと 思っていたい 気持ちが溢れる
何年前から ぼくは ここにいるんだろう?
変わらない景色 雪と もう見えないきみと
さよならできない ままで ぼくとひとりっきり
「好きで好きで...好きで、ごめん
唐歌
-
あれから二時間。
状況は今だ変わらず。
あえて言うならラムレーズン色した氷KAITOが疲れて寝たぐらいだ。
…二日酔いするのだろうか。
いくらアイスで酔ったのだとしてもあれだけ酔ってれば明日大変そうだ。
はぁ…。
ため息なんかついてみる。
どうするかなぁ。
結局何があったのかわからなかったし。
そう...KAITOの種6 後編(亜種注意)
霜降り五葉
-
A
逃げてしまうなら つかまえて最後(おわり)
この腕に抱いて 閉じ込めて終幕(おわり)
それで良いと 思ってた でも
鬼ごっこは止めね 終わったら楽しくないこと
「気付いたから」
B
唇を噛んで 逃げまどってほしい
追い詰めたときの 表情に欲情
楽しみ増やせば 気持ちいいから...久遠の快楽
cancel
-
白い街並みにインクが滲んで
指でなぞり朝虹浮かんだ
空を飛ぶような折鶴綺麗
南風に日傘が舞って煌いた
夏蜜柑の香りの栞は
どこかに溶けてしまったから
駆け続けてはしゃごう
廻り廻るこの世界で
君の綴る物語が途切れてしまわぬように
僕が何冊でも何十冊でも傍で読んであげる...君の綴る物語が途切れてしまわぬように(仮)
栄基地
-
白と黒の 彩りの無い
僕の前に 広がる世界
五線譜の上 踊る音たち
世界に響く 「世界の音」に
僕の指が 紡いでいく
白い肌を 弾く様に 音を奏でる
「神童だ」と 言われるのは 当然だった
音の世界で 僕は生きてる
雨の音や 風の吹く音
笑い声や 鳥の囁き...ソリスト
唐歌