タグ:源氏物語
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紅葉の季節の催しで
練習のときも本番も
何より評判だったのは
源氏の君の舞でした
藤壺さまの若宮が
無事お生まれになりました
源氏の君にそっくりな
光り輝く皇子(みこ)でした
帝はたいそう喜ばれ
源氏は心騒ぎます...7.紅葉の賀・反し
かぎろい灯火
一
十月十日を過ぎた頃
朱雀の院と呼ばれる御殿に
帝がおいでになる予定
はっきりとした記録はないが
そちらにお住まいになっていたのは
どうも帝の父君らしい
臣下が大勢付き従って
舞など披露するのだが
外に出られぬ女御更衣(おきさきがた)は...7.紅葉の賀
かぎろい灯火
病気の治療に訪れた
山で見かけた姫君は
源氏の君が恋い慕う
藤壺さまの姪でした
藤壺さまにそっくりで
おそばに置きたく思ったが
姫はまだまだ幼くて
とても妻にはなれません
源氏の君の奥方は
大臣さまの娘御で...5.若紫・反し
かぎろい灯火
一
源氏の中将 瘧病(びょうき)になって
祈祷を受けに北山へ行く
そこでみつけたある家を
そっと覗けば尼君と
かわいい姫がおいでになった
何故か姫から目が離せない
はっと気づいたその理由
源氏は叶わぬ恋をしていた
帝の妻こと父の妻...5.若紫
かぎろい灯火
むかし帝に愛された
身分の低い桐壺さま
みなの嫉妬にさらされて
はかなくこの世を去りました
忘れ形見の光る君
聡く賢く愛らしく
誰もが笑みを誘われる
後ろ盾こそないものの
桐壺さまを懐かしむ
帝のもとに新しく...1.桐壺・反し
かぎろい灯火
一
いずれの帝の御代であったか
一人の帝に女御更衣(おおくのきさき)が
お仕えしていた頃のこと
まことの后は未だ決まらず
身分の高い女御もいれば
身分の低い更衣もいたが
帝に誰より愛されたのは
父を亡くした一人の更衣
内裏に数ある御殿のうちの...1.桐壺
かぎろい灯火
恋を捨て 僕は「彼女」と出会った
親戚の「彼女」 少し大人の「彼女」
近づきたくても 離れてく
僕の心に 『彼女』が見え
友の心に 「撫子」の女
美しく 咲き誇る 「彼岸花」
僕を埋める 紅の花
娘と私 二人暮らす
暗がりに見えた 一筋の光
枯れかけた花が 再び開く...『源氏物語』 光源氏×六条
kaorusakurazaki
生まれた時からこの僕に叶わないことは何もない
身分に美貌そして才。僕にない物ただ一つ
幼き頃に亡くなった、真の母からの愛が欲しい
ある日目の前に現れた、僕に瓜二つの女
皆は彼女を、母に似てると口を揃える。
帝の父は彼女と僕が遊ぶことを許してくれた。
光る君と輝く日の宮。
皆は僕らをそう褒めそやす。
...『源氏物語』イメージ 光源氏×藤壺
kaorusakurazaki
あの人の愛だけ
それだけが確かな証(もの)
幼い頃から
たくさん愛してくれた
周りなんか
気にしなくていいんだよって
愛は目に見えないから
時々不安になるの
私にはあの人以外
もう誰もいないから...愛という居場所
優羽姫
そろそろ寝なくちゃ そういって君は通話を切った
その後に心にある何とも言えない寂しさ
そうだ、本でも読もうかな
手に取ったのは源氏物語をモデルにした小説で
開くとそこには様々な花たちの物語
潔癖で純粋な葵 幻のように淡く儚げな夕顔
無邪気な日に日に成長してゆく紫草…
それぞれの花たちの恋物語
清らか...私たちの花物語 序章
鈴猫(りんねこ)
移ろふ愛はまどろみの
明石に揺れる宵の舟
君恋しくて
瞼に浮かぶ春のまぼろし
月影美し
望めど叶はぬ夢の跡
垣間見、胸の高鳴りを
いかでか忘れむ
悠久の川面に映る
姿儚し千年蛍...千年蛍
momiji1225
棘を抜いて 頭は垂れて
あなたを待つわ 私は薔薇
夕闇おとない 誰そ彼 誰そ影
流れる辛い涙 命潮の臭は
蘇芳の馨に紛らせ滾るの
影を抱いて 溢れる朱い涙澪つくし濡らして
朱絞りの重ね衣彩るのだわ
脚を崩して 腕は括りて
あなたを待つわ 私は薔薇
宵闇おとない 誰は彼 誰は影...薔薇【僭越ながら曲募集中・イラスト募集中】
アッーー
Aメロ>
薄雲(うすぐも) 蓬生(よもぎう) 花の宴(はなのえん)
草を撫で 花おこす東風(こち)は
誰(た)が為 君がため
少女(おとめ)現る 雲の通い路
舞い飛ぶ胡蝶(こちょう)の視た夢は
君が為 吾(あ)がため
Bメロ>
浮舟のこの世なら 心定まることはなし
篝火(かがりび)揺らぐ恋心 唯一在...雅の風唄
カザミドリ
君が愛でし花を手折りて
落つる花弁を見つめ微笑む
翔けた魂(こころ)が望みしものは
そんなものではなかったけれど
歪むこの愛を 心に閉じ込め
去り行く私を どうか忘れないで
素直になれぬ私と 移り気な貴方と
もしもその身に縋れたなら
違う結末(おわり)があっただろうか
君が衣に抱かれた花よ...恋果て
一加(ichika)