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愛とか何言っているの?
そんな顔して本当に傷付いているの?
僕は僕を否定している
悲しい顔ってどんな顔?
本当のこと言って笑ってるって変?
悟られたくなくて、でも心は泣いていた
僕は真剣に話を聞いている時、首を傾げる癖がある
左耳が聞こえやすいからそうしてるだけ
それを「分からない」と思い込んでいる...理解者なる自分
猫老
あるところに「世界」があって
あるところに人が二人
自分達が何者なのか分からないけれど
とりあえず服を作った
すぐ隣に貴方がいて
すぐ隣で息をしてる
自分達が見えてる物こそが全てだと
信じて進んでいました
雨が降ったら身を潜めて
空が晴れたら遊びに出よう...名付け師の輪廻
凪揺
コレリスじゃなかった
話題をみんな見てたんだって
気がつけたんだ
レコード大賞ありがとう
ミセス、Adoちゃん、ありがとう晴天
megumily
滲む青と夏風の慰め。
丘の上の教会で
猫を撫でて君が笑った。
笑っていた、昔はずっと。
黒い屋根と十字架が目立つ
丘の上の教会で
君と子供達が笑った。
笑っていた、楽しそうに。
集まっていた子供達は孤児で
だからこそ、みんな家族で。...弔い、晩夏の教会
凪揺
お母さんは今日も帰りが遅いよ
寂しいな 僕のクリスマス
ケーキ買ってないしプレゼントもない
悪い子は来ないサンタさん
そんな時髭の長い妖精
おじいさんみたい
コンコ コンコ 雪が降った
雪の妖精だったよ
ミニチュアの箱の中のお菓子
食べたら僕も小さくなった...ワクワクドキドキクリスマス
megumily
帰る場所にあるよりもどこにもない君の居場所
探し続けて数知れず 望まぬ答えは君の声もういいよ
猫老
何も無い部屋の真ん中
オルゴールの音が響いてる
見かけだけ綺麗に飾り付けられた
天使のいない楽園に独りぼっち
期待だけ肥大して裏切られた
爪も剥がれて目も見えない
許す事に慣れ過ぎて
許されてる事にも気付かない
伽藍堂のこころを埋めてくれないか?
私を見つけてくれないか?...天使のいない楽園
凪揺
陽も焼かない廃墟の片隅に座って
顔も分からない誰かをずっと待っている
揺らいだ花の香は私の身体をすり抜けて
錆色の世界に溶けて消えた
待っている
手を伸ばしても掴めるのは枯れた夏の大気だけ
閉ざされた廃墟
眠れる繭 或いは揺り籠の中
誰かをずっと待っている
冷たさも暖かさも感じないこの場所に...廃墟の胎動
凪揺
もしあなたと可愛い小さな家で
一緒に暮らせるように
なるとしたなら
毎日手紙を書くようにお互いに
小さな詩を書くような毎日を送りたい
日差しを見て目に光を溜めているあなたや
緑を見て綺麗だと言っているあなたのこと
遠くで誰かがタバコの煙をふかすのが見える
わたしは彼が幸せであることを願っています
毎...tu sei la mia poesia
sari
星の欠片が落ちてさ、僕に笑えって言うんだ
空と海が蜃気楼に似た夢のような気がして
季節が過ぎ去って殺せないだろう?
溶けて仕舞えば何も残らない
銀河瓶に閉じ込めた星の丘、陰り
明日、空は濡れ羽色 痛みと食傷の縫合に
言葉は要らない 形も無いから
ただ空が眩しい
幻覚でも良い
見え透いた嘘、その価値も...銀河瓶の箱庭
凪揺
僕が誰か分からない
誰でもないから僕なだけ
取り敢えず人間
優しそう?
だから優しいの?
あの人は悪い人
よく分かるね
自分の事の様に
否定も肯定も正解じゃない
他人も自分もどこにもいない...魂の話
猫老
夢を見ていた
誰かを好きになって一緒になる幸せな未来
憧れの職業になって送る充実した日々
何でも話せる心強い友人達との日常
どれもこれもうまくいかないから
あきらめた
だから夢を見るなら
絶対に自分を裏切らない夢をみたい
例えば
何か自分の好きなことをひたすら努力して、...未来の夢
ラピスラズリ
鳥籠に入られて奴隷みたいだわ
結婚させてくれない 過保護かよ 畜生
ねえ?どうすればいいの?
幸せになりたいんだよ
なれない感情が脳まで覆してしまう
ねえ?どうすればいいの?
こうすればいいとかわかんないよ
もう嫌だよ 蝕まないでよ どうか過保護かよ!畜生!
megumily
出産はギャンブルで
健康か病人を生むかは
まだわからない
わからないけど
健康でも病人でも
幸せに生きて
幸せに生活してる人
たくさんいるよ
家庭が崩壊しても
子どもがどこかで生きていたら...私なりの出産や家庭の考え
megumily
どんな人でも結婚は出来るよ
1万円しか貰えないB型作業所で
結婚してる夫婦がいるくらい
生活指導員に教えて貰った保険が
鍵を握ってる
旦那さんが手取り15万円で
専業主婦の人もいる
2000万円の家を買って借金した男も
理解のある奥さんと結婚して
何年もかけて払った夫もいる...どんな人でも出来るよ
megumily
初めは些細なこと
誰でも間違うのに
たったの一度だけで
どうして私だけが
休み明けの朝に
髪型変えて来たあなた
間違った一言
「前の方が好き」
ただそれだけのこと
けど空気は凍り付いて...被害者
かげつ(佳月)
希望代替症自暴癖
功利的孤高感情欠落性
情報統制理論上乖離的不可逆ト再生成
絶対多数仮説検証幾何学構造ト感情論
相対後退主義ニ何ヲ願エバ良イノカ
空想ニ縛ラレテル 意味ノナイ文字列抱イテ
誰カガ定メタ 未定世界的理想郷
定義サレタ幸福感 連鎖 連理
思考スル描写 有罪判決
空想科学ニ身ヲ捧ゲヨ...思考管理局
凪揺
数が少ないなりに楽しんでいこうぜ
この世界を
消えていく居場所
確かに存在していたあの場所も
いなくなってく 見なくなってく
必要にしている人が(いるんだ)
やりたいからさ
選んだ道はどこへ向かおうと
数が少ないなりに楽しんでいこうぜ
悲しいなりに進んでいこうぜ...なりに
megumily
何かを失ったんだ あの日、あの時、あの場所で
君には気づかれない 此の感情
いつの日かポエジィに、成って
後悔はしない。 悔やまない。
夢迄、未来迄、後少し。
だった事 きっと君には 暴露ていたのに
是以上は、もう。 この日にまではもう
総て消え去っていた 未来だった。
雨も、未来も、戦争も、何時...ブルゥポエジィ
ぐうすうぴい
海岸の白砂が月の光を反射する
銘々の夜、夜光虫の海の静けさを患い
弔った残り僅かな残滓に捧げる
水葬の夢、漂う泡沫の隙間
月の繭で楽園が孵化した
祭典の刻は眼前にまで迫っている
灯台の灯りが点滅した頃
全てを忘れ、告別の言葉を
教会の鐘が鳴った
極彩色の魚の群れ 空に満ちて游ぐ...或る夏、箱庭と月面描写
凪揺
さめない悪夢をずっと見ている
何度もつまずきそうになって 泣いたよ
今回はかなり厳しい悪夢だ
それでもできる限りは立ち向かうけどさ・・
正直、辛すぎて自信をなくす
あきらめることばかり考えるよ
人生最大の強敵にはさすがに敵わない
勝てなくても立ち向かうことが大切
結果がわかっていてもまだあきらめたく...星が見える場所へ
ラピスラズリ
「それ」に気づいた時には遅かった
いつものように「会おうね」と約束をして
久しぶりに2人で出かけて
これからも最高の友達でいたかったのに・・
あの日 いつもと君は違った
1年ぶりに会った君には「あの頃の君」が少なかった
あんなに楽しかったおしゃべりも
なんだか私が辛いと思う言葉ばかり言うようになった...物語の結末
ラピスラズリ
心臓は月
胎盤は花
指先は蝶
愛しいあなた
同じ月を見上げながら口づけを
わたしたち夢で結ばれましょう
ふたりの愛の結晶よ大地に降り注ぎ
どこまでも花を咲かせ続けて
ふたりの見た夢のように
母なる月に花の緒と胎児...月と花の胎盤
sari
楽園に近い庭の片隅に林檎の木
燃やしてみればいい
幸福が梳かれたアムリタの一雫が
願っても叶わない夢に溺れた人の口に触れた
火鉢に入り込んだ蝶に帰道を示したい
狂ったフリして守って貰いたかったんだろう?
どうか一匙の幸福が意味を成すように
鍵をかけた
足跡を辿って、「善は閉じ込めろ」と叫んでいた
標...第一標本世界
凪揺
朝は然る事乍ら、窓辺に傾いだ花が冷たい月を待っていた。
一瞬の永遠を統べる様な画伯が擦る。
生まれ落ちた時から、世界は目を背けて笑っていた。
巡り合わせの螺旋、或いは運命の悪戯について
花を抱えていた。荒んだ瞳で何を考えていた?
呟いたんだよ。
「分かり合えると思ったのに
分かり合えると思ったのに...或る画伯の愚作
凪揺
記憶
それはひどく曖昧で、不確かで
正解もなければ、不正解もない
言った言っていないなど
不毛な論争をしたとしても
どちらの記憶が正しいのか
確かめる術はない
そして厄介な事に
ひとたび忘れてしまえば
誰かに昔話を聞かされたとしても...記憶
R.祈月
天蓋が開いて身体が曝される
眠り姫の夢、誠の言葉
造花で埋め尽くされた顔が傾いて
朝日の色と薬の匂いがした
揺れる、揺れる 白露の花
揺れる、揺れる 贋物の身体
触れる
冷たい指先でなぞる窓越し
太陽と月が混ざって溶けた
揺り籠の中、眠っていたんだね...眠り姫の寓話
凪揺
君がここにいるのなら
教えてよ ここに来た理由
君がここにいるのなら
信じていいかな? 存在を
当たり前のことが当たり前になって
当たり前のことが信じられないまま
生きてきたの 想像と現実の間で
どうして選んだ理由を教えて思い出して恋の前を全部書こうとしたら失敗した
megumily
一人で独身謳歌か
若い女の子捕まえて結婚か
どんな道に行くかわからないけれど
後者を選んでよ
君らしい人生でしょ?いいでしょ?
今からだと迷惑をかけるから
年取っておじさんになったら
勝ち組になってよ
知らない世界が見てみたい
もう平気でしょ?違う?...内側の君へ
megumily
ゆるしてください なにものこせずに
あのはなのように ちってしまうことを
からすがないたら さあ、かえろう
みじめなこころすら とりになれるよ
わかってください いえにかえらずに
べつのどこかに かえってしまうことを
ゆうひをやいたら さあ、もどろう
どうけしみたいに えがおがはりつく
あかねにとん...Rooftop Clown
凪揺