タグ「小説」のついた投稿作品一覧(14)
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序
楽園には夢があるんだって。誰もが望む幸せと心のぬくもりの夢。
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ミクは、エデンからの招待状を手に、楽園の庭を歩いていました。
ミクは不思議に思いました。夜でもないのに楽園のいたるところが暗くくすんでいるのでした。
ミクは、楽...初音ミクとエデン交響曲(小説)
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序
その花をてにしたものは、世界の王となるという。
善を支配し、
悪を支配し、
世界の支配者になるという。
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「初音ミク、アクティベート完了。」
とある研究室。
男の研究員と女性研究員が作業している。...〈テキスト〉初音ミクとイービルフラワー
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〈ボイスロイド朗読〉初音ミクとイービルフラワー
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ナイトメア・クイーンは、はぐれナイトメアのメグを見て言いました。
「 メグ、あなたはまだ人間の味方なんてしているんですね?無駄なこと、人は結局、悪夢にむしばまれて死んでゆくだけなのに。」
と冷たく言い放ちました。
ミカエルが言います。
「なぜ、ナイトメアの女王であるあなたが私の邪魔をするのです?...初音ミクと夢の女王 第五章
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ゆらめく色彩の大地に降り立つと、巨大な樹が遠くに見え黒い霧のような瘴気(しょうき)がその樹を取り囲んでいました。
二人がその瘴気の近くまでやってくると、一人の青年が、瘴気(しょうき)をにらんで立っていました。
青年はミクたちに気がつくと言いました。
「ここから先は危険だ。ナイトメアの樹は、悪夢...初音ミクと夢の女王 第四章
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ミクは、ナイト・ダルクにここまで旅をしてきた理由を話しました。すると、ダルクは言いました。
「ミク、私も行くわ。この世界に閉じ込められている人たちを救うためには、闇嵐をどうにかするだけではだめ。このナイトメアの世界そのものを終わりにしないと。」
「ありがとう。ダルク。」
「それじゃ、このはぐれナイ...初音ミクと夢の女王 第三章
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ミクは女王からもらった闇夜花の花びらを首飾りにし、夢かなぶんの光に導かれ、ナイトメアの世界の回廊を歩き始めました。
暗い道の両脇には、壁があるように思えましたが、それが本当に存在するかはわかりませんでした。
壁には色彩が渦巻いていましたが、その色彩が移り変わってゆくうちに壁は消えあたりは様々なもや...初音ミクと夢の女王 第二章
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第一章
目が覚めると、ミクは薄暗い場所にいました。
揺らめく色彩のもやがあたりをただよっていました。
「ここは、どこかしら...」
ミクはそう言うと歩き始めました。
あたりの様子からそこは洞窟のようにも感じました。
「暗いわ、どうにかならないかしら」
ミクはそう言うと、鼻歌を歌い始めました...初音ミクと夢の女王 第一章
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星々は新しき太陽によって、夜空に書きかえられ消えてゆきました。
古き太陽の断末魔の叫びが聞こえます。
新しき太陽によって書きかえられてゆこうとしているのでした。
「汝の名を問う...。 リライト」
新しき太陽の歌うような響きに、果実たちの唱和が加わります。
「汝の名を問う...。 Re(w)ligh...初音ミクと太陽のリライト(小説)
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第六章
「いや、まだだ。
悪夢の力がここをただよっているのを感じる。」
夜の王がみなに注意をうながすと、星空に黒い雲のようなものがわきあがり、夜空の星々を覆い隠していきました。
ミクは叫びます。
「あれは何?」
夜の王が答えます。
「Heaven’s stoneにとりついていた悪夢が大きくなって...初音ミクとHeaven’s stone 第六章
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第五章
夜の闇の中、ミクたち三人と、夜の王と夜の国の人びとはヴォルケーノ火山のダーク・ストーンのもとへ向かいました。
火山に近づくと、あたりにはモンスターたちが歩き回っています。
夜の王がいいます。
「これはひどいね。
確かに世界の危機がせまっている。」
そういうと、王は剣を空にかかげ
「夜に...初音ミクとHeaven’s stone 第五章
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第三章
ミクたち三人は、ダーク・ストーンのあるヴォルケーノ火山へ向かって旅立ちました。
ルビィがミクに教えてくれます。
「女王の話だとダーク・ストーンは世の中の悲しみを集めてその力を増幅しているらしいの。
それがこの世界を闇で覆いつくそうとしてるのよ。」
ミクは言います。
「なんだか、...初音ミクとHeaven’s stone 第三章
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第二章
フラワーワールドには、いろとりどりの花が咲いていました。
女王の謁見の間に案内されたミクとルビィを前にして、美しい女王は言いました。
「ミクさん。来てくれて本当にありがとう。
今、世界に危機がせまっています。
このフラワーワールドだけでなく、ミクさんのいる世界、リ...初音ミクとHeaven’s stone 第二章
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第一章
星がきれいな夜の出来事でした。
ミクは歌の舞台が終わった後、楽屋へ来ました。
鏡を見ながらポーズをきめ、
「ルンルン、やったねミク」
と軽やかに歌います。
今日の舞台も大成功なのでした。
その時、トントンとドアをノックする音が聞こえてきました。
「どなたですか...初音ミクとHeaven’s stone 第一章