タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(207)
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晴れた空に 虹の梯子かけて
今日も笑顔見に出動だ
ポケットから夢ばらまき落とす
空を見上げ指差すんじゃねぇ
お使い中か? 見守ってるぜ
宿題頼む? そいつはできねぇ
ほらゴールはそこだ
走れもっと静かに速く
どんな涙も吹き飛ばすほど
お前が笑えばそれで...ロリポップヒーロー
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夜の帳静かやかに落ちて
夜闇が世界そっと包んで
ひとしずく零れた涙が
銀の月明かりに溶けていく
誰も知らない この想いは
風に乗せて消えてしまえ
だけど心はまだ疼きたて
朝を拒み彷徨う
夜露よ 暁に惑え...夜露よ暁に惑え
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夜の静寂に 響いた鼓動
溶けるように 消えた足音
ふれた指が 伝えるものは
あたたかさ それとも
口づけは 微睡の中
優しくて 甘くて 仄かに寒い
ようやく 巡り会えた人
繋がった てのひら解けて...さよなら愛した人
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「ほら、ちゃんとノート取って!」
お前は今日も呆れ顔
教科書よりもお前の仕草
全部暗記しちゃいそうだよ
ちょっと大人で冷たいけど
時々見せる笑顔ズルい
わかってないでしょ、この気持ち
ムカつくくらい好きなんだ!...覚えとけ!
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ふわり風が運んだ
あなたの声が胸
響いてはゆらす
触れる距離見つめあったなら
恋がほどけてく
まばたき忘れて瞳が涙に濡れたら
あなたの指先静かに雫をすくった
どんな時だって僕が君を
泣かすだなんて嫌なんだ
その優しい言葉へと浸っては...恋歌
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街の音が襲いかかる
ドレミの刃が心を裂く
踏み出すで足音さえも
五線譜の上に囚われる
黒板のチョークが悲鳴を上げ
笑い声さえも狂ったメロディ
息を殺して過ぎる時間
静寂だけ望んでいた...ドレミの檻
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キャンバス広げて 花を描く
朝露に濡れた 淡いピンクの蕾
絵の具の香りに包まれながら
静かなアトリエで ひとり夢中になる
先生がくれた言葉の種が
いつの間にか 心で花咲く
「君だけの色を見つけなさい」と
その声が今も耳に残る...シークレット
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森の深い場所にそびえる木々
その隙間からこぼれる月明かり
言葉にならないこの想いを
音符にして紡ぐように歌う
静寂に消える小さなため息
湖面に浮かぶあなたの影
もしもこの瞬間が永遠ならば
どんなに幸せだろうと思うのよ...あなたと森の中
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気づいたら知らない道の上
看板はぐるぐる文字の渦
ウサギが時計片手に走る
「ついておいで」とニヤリ笑った
ふわり浮かぶカードの雨
飛び跳ねる影 どこへ行くの?
不可思議な世界に迷い込んで
でもね、君がいれば
ふたり迷子 (迷子) どこから行こう? (行こう?)
右か左 ウソかホント?...ふたり迷子
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きっと慣れてんだ
仕草が物語ってる
尖らせた口に指あて
意味深に微笑んだ
不穏な約束が
ぐっと心握ってる
もつれてく本能を
形に出せないまま
君のこと知らない
どこかしらが膿んでは痛んで...お手上げ
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静寂に揺れる銀の風
羽ばたく影に祈りを捧ぐ
暁に消えた約束の詩
聖なる調べ、天へと響けよ
紅き薔薇に宿る光
汚れなき雫が舞い降りる
朽ちる運命を受け入れながら
今永遠に口づけを...蝶よ、薔薇の雫に眠れ
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爽やかな午後のこと
僕は記憶を失った
あれあれ?鳥だったかしら
そうときまれば飛んでみようか
羽ばたきできず地面滑る
理由(わけ)はどうやら羽根がない
そんなこんなでジャンプをしてみた
うわぁ鳥じゃないみたい
雨が降る午後のこと
僕は自分がわからない...記憶喪失♢
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教室の窓際 ひとりぼっち
聞こえる笑い声 遠い風景だな
ノートの隅っこ描いた雲
白と青だけの僕の世界
言葉にできない気持ちたちが
鉛筆の先で踊りだす
紙の上に広がる青空は
僕の心そのものみたいだ
スケッチブックに青空を...スケッチブックに青空を
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朝焼けが染める部屋の壁の黄色
目を開けた瞬間、また息をしてた
時計の針は無情に進んで いる
僕を今日も引きずるように起こす
鏡に映るのは疲れ顔とクマ
笑い方も忘れたままのうつろ
乾いたシャツに怠惰を隠し
今日も無機質な日常に飲み込まれる
僕がやりました
大きな案件、...僕がやりました
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握りしめた小さな願い
爪が刺さり滲む赤い跡
この手が触れたものはいつも
壊れていく、残酷な運命
誰かを守る力を欲しがった
それがいつしか刃の形に
触れることすら拒まれるこの手
ひとりで震えるだけに
嫌われ者の手 罪を刻む手
誰かを想うたび傷つけるだけ...嫌われ者の手
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ピンクとブルーのキャンディ選び
迷ったフリして全部ほしいの
カラフルな世界が回る中で
私が主役でしょ、当然だね!
リボン揺らしてスキップ一歩
お気に入りの靴でどこ行こう?
飴玉片手未来を描く
甘いばかりじゃ物足りないの!
HEY!HEY!ロリポップジャンキー 止ま...ロリポップジャンキー
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静寂の海見下ろす丘
君と交わしたあの約束
青い花びら、震える指先
夜の風がそっと奪っていった
誰も知らない秘密の言葉
君が囁く未来の夢
叶えるために離れた背中
青い光だけが導くよ
青のバラード 夜空に歌うよ
君と過ごした日々を抱いて...青のバラード
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1A
君の声は 不思議な声
心の底照らして 解いていく
悲しみも そっと溶かして
優しい熱を運ぶ 魔法みたい
1B
見えない羽根で 抱きしめられる
涙ぬぐう風かのように
どんな人も柔く癒す 優しい羽根
まるで君は 天の使い...天使の調べ■
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人魚が泳ぐ湖の中
目が覚めたら沈む深くまで
何故か息が続いているんだ
ぼくはどうしたのだろうか
魚たちが背中を押してどこかへと
導かれて青の青へ染まってく体は
もがいてもあがいてもピクリとも戻られないな
次の瞬間眩む光の柱現れて
辿り着いた湖底の城に ああ人魚の歌が聞こえる
その声を聴くたびに 心が...メロウ
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拝啓、いつか死ぬわたしへ
覚えていますか、初めて見た空の色
あの頃の夢はどこへ行ったの?
まだ心の奥で光っているかな
忘れてたことを思い出して
走り出す足音が響くよ
まだ遅くないはず、そう言い聞かせて
今すぐ未来に会いに行こう
いつか死ぬその日が来るなら...拝啓、いつか死ぬわたしへ
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拝啓、この手紙を読むとき
あなたはどんな風でしょう
愛する人は見つけられましたか
ひとりじゃないでしょうか
親孝行はちゃんとできていますか
たまには顔を見せてあげてください
仲が悪いなら無理にとは言いません
けれど寂しいなら一歩譲りましょう
拝啓、いつか死ぬあなたへ
きちんと生きてきましたか...拝啓、いつか死ぬあなたへ
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暮れた放課後の窓際でひとり
鉛筆の音だけ響いてた
君は植物の絵ばかり描いて
その瞳の奥は遠くを見てた
声をかけようと決めたのに
君の横顔に飲み込まれて
言葉はいつも喉の奥で
儚く散って消えていった...君が描くもの
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いつも優しい君いつだって
みんなのことばかり気にしてる
疲れてない?大丈夫かな?
そんな笑顔の奥が心配だよ
ふと見つけた君の秘密
髪の隙間に小さな円形
「これってまさかストレスの証?」
ドキッとして胸がざわめく
君の10円ハゲ
誰にも言わない内緒だよ...10円ハゲ
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今日もいっぱい作業作業だ
でも呼んでくれる気配なし
わたしだっているのに
新しい子に浮気中(ぷんす)
PはピーマンのP
いーっだ!怒ってるよ
緑色のタイツでも被ってて
ビタミンいっぱいでいいじゃない
もっと使ってよ!お願いP!
この声だってまだまだ歌えるよ...お願いP!
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霞む空の下で君は
桜の木陰で本を読んでる
ページをひとめくり指先が
まるで春の風のように優しげで
遠くから見つめるだけの僕
話しかける勇気もなくて
ただ君の隣に座る未来を
心の中で描いていた
花曇りの桜の下で
君という謎に恋をした...花曇り
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夕暮れふたり並んで 影もそろい揺れてた
手をつなぐそんな距離が 世界のすべてだったのに
小さなことで笑い合った バカみたいな毎日達
思い出すほど 少しだけ 胸をギュウッとさせるの
あっかんべー、もう泣かない!
君を失った日々も楽しむから
あっかんべー してバイバイ
見返してやるの、最高の明日を
あり...あっかんべー
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教室の隅っこ ひとり座って
視線の先には二人の笑顔
「ごめんね、今日はこうなっちゃって」
軽い言葉が胸をかすめる
わかっているよ 悪気なんてない
だけれどこの場所が少し寒い
三人でいれば笑えるのに
ひとりはどうしてこんなに寂しい?...三人娘は割り切れないー裏ー
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公園のベンチ 放課後トーク
話題はいつもぐるぐる回る
オシャレに恋に将来の夢
三人揃えばカオスなバランス
「あたしはこれで行くって決めた!」
「いやいや、それはないでしょ!」
「まあまあ、仲良くしようよ」
答えが生まれた試しがないの...三人娘は割り切れない
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鏡の前で深呼吸をして
はじめてのリップ 淡い桜色
君に見合うかな?なんて思いながら
いつもよりちょっぴり背伸びした私
ドキドキとね胸の鼓動響く
好きな人に近づけるかな?
笑顔を見せるタイミングだとか
全部がまるで恋の練習ね
初恋リップ この唇に
君への想いそっとの...初恋リップ■
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汗が光る背中を見ていた
言葉はいらない、ただ眩しくて
先輩の一挙一動が
僕にとっての教科書だった
悔しさで滲む視界の向こう
先輩は軽やかに跳んでいく
追いつけないけど追いかけたい
その足跡が僕の地図になる
先輩、先輩、あなたみたいに...いつか並んで