タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(87)
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水槽に浮かぶ
サカナの声のように
瞳は濁りはじめた
檻の中にいても 笑っていたんでしょう
生温い「シアワセ」なら 要らないわ
貴方が踏み躙る 道端の花にだって
夢を見る自由くらい あるはずよ
水槽に沈む
貴方の最期を見た
さよなら、弱虫だったひと...そこから明日は見えますか
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不意打ちに沈んでいく くだらない昨日の涙さえ
抱えて立ち尽くす日々
耳打ちでかすかに触れた 終幕の気配に戸惑って
俯いた
明日をどんなに望んで目を醒ましても
そこは今日でしかなくて 景色が少しだけ滲む
触れられない 世界に手を伸ばし続けようか
君が笑うなら
君の呼吸が今日も続くように...Near Future
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窓の外に広がって 今日もまた他人行儀
雨上がりの五分前 ほら ひとりきり。
人工物は窮屈だ 名前はいくつあるだろう
遣らずの雨は君のため はにかんで笑った。
近付き過ぎて また離れてく
背中合わせと 合わせ鏡は
近付き方が 離れる術が
わからないんだ わからないんだ
走り続ける 迷い...Good Bye and Bye
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雨が降るなら それでいい
傘を差すなら 情けない顔も隠せるでしょう
ああ アタシたぶん ずっとこのままなんだって思ったの
土に埋めたら 芽吹いてく
そんな簡単なことじゃないの
急かされては 起きるなら
またいつかと 同じ今日
だから今日は ふとんから
出ないの なんてね!
誰かとア...ヒトゴトヒトリゴト
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それはそうと 地球は回ってるよ
君が望んでいなくても 僕が望んでいたとしても
君が好きなことが好きで 君が嫌いなことは嫌いだった
そんな単純にはいかないんだけどね
スキット ロケット ポケットに
収まりきらない未来もある
賽の目にゼロがないように
なんにもないなんてことは無い
それは...--------- >8 キ リ ト リ >8 ---------
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テレビに映る日常も
冷めたニュースもどうせヒトゴト 呟いては
鉄の塊が浮かぶ空に 歪なビルが遠く叫んだ
「これでいいの?」
ココロコロガル 傷だらけのヒトゴミ
ちっぽけな僕らを縛るようだ
朝が来るまでに 君はどんなに泣いただろうか
背中合わせに伝わる熱だけが
僕を引き止めてくれている...ココロコロガル
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飲みかけのペットボトル
解いたままのリボン
無造作に転がる 香水のビン
ひび割れた手鏡をやさしく撫でて
そうしたらまた、話をしようか
マスキングテープ 積み重ねたモノ
インクが出なくなったボールペンは要らないでしょう
カレイドスコープ 覗いた先が
色褪せて見えるなら幸せだ
マスキングテープ 値段は要...mt
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夜が明けて 何も無くなって
そんなことが 突き刺さって 積み重なった
僕に寄り添うように 言葉は付きまとって
あの日が忘れられなくて 忘れたくないんだ
見え透いた僕を 見透かす君を
「分かってない」って突き飛ばした
無くしたものがたくさんあって
愛しいものは眩しかった
近付く未来と深...一
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背の高い草に 足をとられては
優しいひざしに笑った
デコボコだからこそかみ合う パズルのような
声を張り上げて 素足で駆け出せ
取り戻せない一瞬を
逃がさないように全力で 走り抜ける
電波が届く 距離よりも
もっともっと 傍にいたい
ふたりを包む 景色より
輝くから 俯かないでよ...Yeah!
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数え切れない後悔と
数え切れない溜め息を背負いながら
出口の無い迷路を歩くんだ
隣に君はいるけれど それだけさ
生きる道は無いよ
生きた道があるだけなんだ
不意打ちに沈む くだらない昨日とか
耳打ちで触れた 今日の日のその先に
触れたくて触れたくて
いつかひとりになってしまうなら ...シュレーディンガーの猫は元気か
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空は繋がってても 飛行機は無くて
途絶えた線路たちは 海を臨んで
隔絶された 陸の最果て
ここはそんな場所 なんにも無くて
最南端の空の真下は
悲しいほど綺麗に晴れていた
この街に希望はもう無くて
朽ちる未来はとめどない
通った学校も 長い通学路も
手垢のついたカーブミラーも...かくれんぼのその後に
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ぱちり 短絡する頭に
かたり 打ち捨てられた 記憶
こつり 叩いてみた頭に
ぐらり 夢から醒めた 景色
もっと 働きたかったなんて
そっと 呟いてみたりして
ゆるり ひとつ ネジが緩んで
かちり ふたつ 欠けた歯車
ぽとり ぽとり 崩れてくわたし
ぱちり ぱちり 胸の奥深く...ガラクタエレジー
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空の青さも 淀む街並みも
いつまで経っても変わらないまま
雲の切れ間に架かる梯子の
その先を知りたいと思うから
変わらないこともキミのせいにして
追いかけては逃げる虹のように
鞄の中 詰め込んだ
キミの街の地図と星の本
荷物はそれだけで充分だね
駅まであと500メートル 進め 進め...アンチ・ヒロイック・ボーイ
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ひとりきりの留守番が
怖かった あの日
あたし宛ての電話の
舌っ足らずの声
「今、あなたの家の前よ」
メリーさんのちいさな嘘
ガラスみたいに響く言葉に
あたしは期待をふくらませたんだ
ひとりきりの留守番が
怖かった あの日...メリーさんのちいさな嘘
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傷付かない 傷しかない
両極端に 凍る冬
あの面影 その残像は
初めて憶えた 物語
春夏秋冬 光の速さで
記憶は薄れてゆくけれど
日進月歩 募っては溢れる
これからのすべてに
だからせめて 枯らさないでよ
凍て付く季節 咲いた花を...傷跡の花
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何も知らなかったと言えば 嘘になる
でも 望んでなんかないことだけは 嘘じゃない
いつまでもきみと手を繋いで
歩き続けるんだと思ってた
ちいさな追いかけっこ
「ごめんなさい」の意味に
傘を傾けて
きみが凍えてしまわないように
擦れ違ったことも 気付かなかったことも
許されると思って...真昼の月
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足跡 掻き消して
押し殺した声は
どんな 些細な音にも
途絶えてしまいそう
無限に繰り返す
白に呑み込まれて
目を醒ます その先にも
あなたは見えなくて
伏せたままの瞳の理由
あなたを追い出した世界に...夜中の花
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ハナビラのような 奇跡もなくて
凍り付いたままの 心が軋んだ
感情振り払って すべてゼロに戻して
出会ってしまったことも 無かったことにしてよ
出会ったことに 意味はあったの?
別れることに 意味があるの?
答えなんて 知らないまま
足枷を砕いて 少しだけ笑った
ダンデライオン
あ...ダンデライオン
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白い雨が 泣く朝の
空は少し やさしすぎて
些細なことば 包む霧に
ひたむきな 涙は道
くるり くるり 傘を回して
雨粒雨音弾いて何もかも
ぽつり ぽつり 零れたしずく
堰を切って溢れ出す ココロ
白い雨が 鳴る午後の
空は少し かなしすぎた...瑞々
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繋いだ手から
ぬくもりが伝わっていたのは
いつのことだっけ
切り捨てた昨日と 手放した明日は
コンクリートに砕け散って
リトリートなんてなくなって
このままでは いられない から
このままでは いたくない から
(たん たん たん たららん)(たん たん たん たららららん)
(たん...こそあどえんど
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ライム ライム ライム そう ゆめをみていた
だれが だれが だれが うん それはあたしね
アイム アイム アイム ねえ えほんをよんで
だれに だれに だれに うん それもあたしね
ゴミ箱には よくわかんないのばっか詰め込んで
破裂しそう 何もかもを巻き込んじゃえばいい
幸せには 種類がふたつ...アイム・ライムライト
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静寂という言葉が良く似合う 午前零時ちょっと過ぎ
呼吸も出来なくなるくらい 広過ぎる部屋に ひとり
まるで大きな穴が開いたみたい この部屋にも 心にも
冷たくなったタオルケット 膝を抱えて眠ろう
切れそうな電球 綻んだままの袖
積み上げたアルバムに収まりきらない笑顔
君とラストダンスを ...君とラストダンスを
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綺麗な放物線を描いて
紙飛行機は空に消えてった
僕らがあの日描いた未来を
今でも君は憶えていますか?
全然揃わない机の波
貸したまま返ってこないノート
辞書のスミ よく似てる似顔絵
ワザと教科書を忘れたこともあったね
全然自信が無かったテスト
せーの、で見せ合ったヒドイ点数...アカルイミライ
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朝を追い越した 鮮やかな月
消えない傷跡 なぞった指の
光を遮る 鋼鉄の窓
錠前が鈍く 輝いて見えた
扉を閉めたのは誰なのか
鍵をかけたのは誰だったのか
もう何も憶えていないんだ
ただひとつ確かなことがある
私はずっと此処から出たかった
Mr.ナイトノッカー...Mr.ナイトノッカー
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要らないものなんて何もないんだよ
道端の小石を必要としないのなら
偶然この広い宇宙に生まれた
僕らの星だって必要としないだろう
膨張と収縮を
繰り返して繰り返して やっと生まれた
君が生きたこの地球は
誰にも分からないように 今 終わろうとしている
ねぇ ライカ
其処からは何が見え...ライカ
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瓦礫の山 揺らぐ陽炎
ささやかな希望さえ 掴むことが出来なくて
怯えた目で 膝を抱えて
僕のこのてのひらの 無力さに涙が溢れた
向かい風に逆らって 立ち尽くした幼い日
風の中で伸ばした手 その先には何がある?
進めないこと 分かっていた それでもまだ一寸先を
踏み出せたら 変われる気が...Against Wind
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例えば昨日
道端の花が咲いてたら
僕はその花を きっと摘んでいた
あまりにも容易い 終わりを描いた
僕はきっと考えたくなくて
重力に惹かれて流れていく あの星の顛末を
例えば今日
道端に花が咲いたなら
僕はその花の 名前を探すよ
あまりにも健気な ひとつの名前を...アイエヌジー
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極彩色の世界で また今日も目が醒めた
通りすがりの誰かさんに 手を振る無邪気さは何処へやら
乳白色の大地は 来たはずの道を隠す
通りすがりの誰かさんに 後ろ指さされてる そんな時代
寝違えた首の痛み
しばらくしたら引くんだろうけど
間違えたキミの痛み
いつまでだって続いてくんだろ
踏み出した...極彩
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消し去りたいはずの面影が 今も消えてくれないの
憶えていることすら痛くて 苦しくてたまらないの
愛することを教えてくれたのに
忘れることは教えてくれないのね
目蓋に焼きつく 笑顔を彩った
鮮やかな色は 今もそのままで
流した涙は 数え切れないけれど
それに意味なんて これっぽっちも無か...スーベニア
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あなたと迎える 初めての春に
素敵な笑顔を 始めての笑顔を
あの日もこんな いいお天気で
澄み渡る空 透明な風
出逢った今日を 出逢えた今日を
きっと忘れない そう誓ったの
季節は巡り 思いは募り
理由もなしに ケンカもしたね
でもその度に 仲直りして
そして今日まで 歩いてきたの...僕らの初めての春に