タグ「和風」のついた投稿作品一覧(23)
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〔字幕〕
この街にひっそりと語り継がれる
『百年桜』の云い伝え――
桜の老木の根元に
亡くした想い人の骨灰を撒くと
百年後、その桜に魂が宿るそうだ。
桜は再び巡り逢う日を待つかのように
百年、千年と鮮やかに花を咲かせるという。
A1(11 6-7 11 11)
春を迎え思い出す...百年桜
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A1
雪を照らす弓張月(ゆみはりづき)を
翳(かす)ませ 花魁道(おいらんどう)
百燈(ひゃくとう)灯した 大籬(おおまがき)で
さぁさ 甘い夢を見て
B1
“闇の夜(よ)は 今宵も、
吉原ばかり 月夜かな”など
誰かが歌う
云い得て妙な話に...雪花火
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A1(7.9.9 7.9.9)
忘れ去られた
鎮守の杜(もり)を抜け
そこは 花の社(やしろ)
誰もいないが
ほら ごらん もうすぐ
秋の盛りがくる
B1(7-5.8 7-5.8)
伸びる参道 縁取るの
朱い 曼珠沙華...花の社
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A1(10.11.13.13)
葉桜萌ゆる砌(みぎり)
如何お過ごしでしょうか
打ち水 砂滲ませる日々
カラカラ回して生きてます
B1(7.11.11 6.12)
隣のあの娘(こ)
恋焦がれに見舞われて
丑の時に詣でゆく
あさなあさな...ひとあい無常の世花
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A1(7.9.6/8.9.7/2.10.9)
花冷える午後
あなたの残香(のこりが)が床をすべる
眩暈を覚えて
横になると甘い余韻に咽(むせ)た
ねぇ あなたの指の味を 忘れてしまったわ
B1(4.4.8/4.4.8/6.6/12)
悠然 友禅 あの袖を引いて
安寧 あのねの あの角を曲がれ
意味は...花腐し
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A1(6.8/6.4.4)(6.9/6.4.4)
花筏(はないかだ)は紫を交ぜて
爪弾いて 流せば 宵々(よいよい)
春告げ鳥 番(つがい)見付けられず
長々し世(よ) 渡れや 方々(ほうぼう)
B1(5.2.8/5.2.8)(3.4/10.9/5)
満ち満ちて 嗚呼 春の泡沫(うたかた)に
引き引...花筏
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A1(6-7 3-3-8)
華嵐(はなあらし)は止むこと知らず
めくるめくる暦だけ重ね
A2(6-7 3-3-9)
人は皆(みな)が 口を揃えて
何もかもを 忘れなさいと言う
B1(15-18)
忘れてしまえば楽になれるの
忘れることほど哀しいものはないわ
S1(7-11 7-3-5 / 7-11 ...華嵐
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A1
そこ退(の)け そこ除(の)け
白雪(しらゆき) 畦道(あぜみち) 踏むはよいよい
神様だけの 通りゃんせ
A2
そこ退(の)け そこ除(の)け
冬間(ふゆま)の 随(まにま)に 歩む宵々(よいよい)
神様だけは 通りゃんせ
B1
雪の盛りに手向けたまへ...冬の神様
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A1(5.7 6.8)
昔、ある男ありけり
恋の多き 季節(とき)を色付ける
B1(7.6.10 7.7 4.8)★☆
月に叢雲 花を背負い 花盗人(はなぬすびと)のごとし
「あれは何か」と つゆも聞かずに
行(ゆ)きつく ここは芥川(あくたがわ)
A2(5.7 14)
秋来ぬと 目にもさやかに
花...露答へ
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A1
愛し生けるものを 一つ 二つ 三四(みよ)と黄泉(よみ)へ
今宵も 唯(ただ)務めを果たしてゆく
逝(ゆ)く先は決まって 彼岸花の河原
B1
知らぬ 存ぜぬ 御喋り雀の舌は抜かれる
私語(ささめごと)には戸を立てろ
好(す)くも 厭(いと)うも 浄玻璃鏡(じょうはりかがみ)の仰る通りに
これか...彼岸花の路
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modern
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A壱
ぶち撒けろ 極彩色の鳥
灰色 伽藍堂の街を翔けてゆけ
A弐
掻きむしれ 濡羽烏の鬼
闇色 伽藍堂の地下を這ってゆけ
B壱
「この地の下には 一体何があるの?」
「コノ血ノ上ニハ 一体何ガアルンダ?」
見えないよ 分からないよ 知らなくていいはずの『何か』...無残色
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S0
ひとひらと ふたはらと
花笑む 今日を折り重ね
嗚呼、
手を合わせ わずか開けば
咲く 蓮華の顔(かんばせ)が覗く
A1
たなびく 二心(ふたこころ) 寄せ合い
花筏(はないかだ) 想い託し漕がし
沈むことは露も知れず...花笑み
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壱。
A1
結んだ 結んだ
赤く染めた 縮緬割いて
A2
伸ばした 伸ばした
私 あなた 結ばれました
B1
私の心が 沁み出して
あなたに想いが 染み込んだ...愛染メ縮緬
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壱。
白銀の雪に足跡が
わずかばかりに残っている
ららら(未定)
カラリカラカラ風車
ららら(未定)
春の色
弐。
帰り花 散るのを忘れて
わずかばかりに咲いている...春の色
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サビ0
貴女の花心 蜜吸いあげて
たおやかに しな垂れに 接吻け
気付けば、もう
甘美な残り香 ひとつ置いて
私はまた 花から花へ 花盗人
A1
初霜に疼く 紅葉ちりぢり
秋雨が縛る 御簾奥の秘恋
もう戻りはしない。...花盗人
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サビ0
淡く囁き合った
愛ひとつ
埋めてしまおう 紫陽花の根元
A1
通り雨のような恋だった
瞬きするくらいの 一瞬で
攫われた 胸の花
B1
水をあげましょう...花葬
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A0
ゆらり ゆらり
堕ちる金魚の
至福肥やせし鱗腹(うころばら)
裂いて 咲いた 滲む
徒花色(あだはないろ)
A1
きらり きらり
廻る金魚は
至極満たした鱗腹...徒花と金魚 *
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サビ
「離れる」なんて 云わないで
薬指になって ついてゆきたいよ
散る花の 私を乗せて
貴方は流れてゆけばいい
果てなく 遥かまで。
A
心の錆を どうか伝えて
私の歌で 落としてあげる
B...落花流水
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壱。
ほら、あちらの彼の岸
紅い曼珠沙華が揺れる
ほら、こちらの此の岸
蒼い雛罌粟もなびき揺れる
ほらほら、あちらへ?
ほらほら、こちらに?
「ホラホラ、これが僕の骨――」
愛してる、だなんて
たやすく云うんだ人間は...『骨』 *
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花籠めの わらわ歌姫に
差し出せよ 望みの宝物(ほうもつ)〈を〉
手を翳(かざ)せば手を引きたもれ
言わずともわらわの趣旨汲み
足を乱せば包み温(ぬく)め
そちの懐にて愛でたもれ
あちらこちらに艶(つや)の眼(まなこ)
ひらりひらりと男袖に
飽き空(あきぞら)羽ばたく鳥になり
鳥飼(とりかい)のそち...戯姫(たわむれひめ) 〈済〉
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花籠(はなご)めに 小唄響かせて
古(いにしえ)の 恋ふ(こふ)る鳥共に
天地(あめつち)は星空(ほしそら) 幾年(いくとせ)に
山川(やまかわ)永久に 峰谷(みねたに)築き
雲霧(くもきり)霞み 室苔(むろこけ)茂る
人は犬を 上に末に結ぶ
あめつちの詞(ことば)
歌え 伝え
星降(くだ)り 小唄...天地(あめつち)の謳 〈済〉
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[Intro]
[A-1]
雷鳴聞けよ淡き春
桜浮かべた花酒に
千本吉野を拝みましょう
君と出会う春
[B-1]
君と踏みしめて廻(めぐ)る季節
並ぶ影が偲ぶ
想いを届けて月よ...四季謳歌 【初+追加版】 〈済〉